JP2525644Y2 - 机用の空調機能付き配線ボックス装置 - Google Patents

机用の空調機能付き配線ボックス装置

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JP2525644Y2
JP2525644Y2 JP1991035916U JP3591691U JP2525644Y2 JP 2525644 Y2 JP2525644 Y2 JP 2525644Y2 JP 1991035916 U JP1991035916 U JP 1991035916U JP 3591691 U JP3591691 U JP 3591691U JP 2525644 Y2 JP2525644 Y2 JP 2525644Y2
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幸博 北田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は、机の背面に取り付
けるを空調機能付き配線ボックス装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】最近の事務所では、事務室内に小型コン
ピュータやワードフロセッサ等のOA機器を設置するこ
とが多くなった。この場合、室の床面に配線コードが這
い延びていると、歩行する人にとって邪魔になるので、
本出願人は、先に実開平1−81931号公報や実開平
1−152530号公報等において、机の後端に沿って
左右長手の配線ボックスを設けることを提案した。
【0003】他方、実開平2−114357号公報に
は、机の背面に、当該机の背面と同じ大きさで中空状箱
状のパネルを配置し、このパネル内に、上端に調和空気
の噴出口を設けたダクトを1個又は複数個上方から挿入
し、更に、前記ダクトの背面板を、後方に向けて凹とな
るように屈曲することにより、当該ダクトの背面の箇所
に配線スペースを設けることが記載されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記実開平2−114
357号公報の構成によると、パネルが空調機能と配線
処理機能とを併有するため、室の空調と配線処理とを効
率良く行える利点がある。しかしその反面、前記実開平
2−114357号公報のものはダクトの背面の箇所に
配線用空間を形成したに過ぎないため、パネルの中空部
全体にダクトを収納した場合には、コードを机上に引き
出すことができなり、また、パネルの側面からコードを
引き出すことができないため、左右に並設した机の間に
コードを通す場合等に配線が面倒であると言う問題があ
った。
【0005】また、パネルは床面に設置したものである
ため、机の高さを調節等したり床面に凹凸等があったり
すると、ボックス本体と机との高さが食い違って外観が
悪化する虞があると言う問題もあった。本考案は、これ
らの問題を解消することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、『机の背面に
着脱自在に取り付く中空箱状のボックス本体17を備
え、 .ボックス本体17に、当該ボックス本体17の前面
板17aと適宜の間隔を隔てて対向する左右広幅状の仕
切り板18を固着し、それら前面板17aと仕切り板1
8との間の部位を空調ダクト19と成す、 .空調ダクト19に空調空気の導入口20を連通し、
ボックス本体17の上面に、前記空調ダクト19に導入
された空調空気の吹き出し部27を設ける、 .仕切り板18の上下中途部を側面視で前向き凸状に
屈曲することにより、後向きに開口する左右長手の後部
配線用空間A1を形成する、 .ボックス本体17の背面に、前記後部配線用空間A
1を塞ぐカバー31を着脱自在に装着する、 .ボックス本体17の左右両側部に、前記後部配線用
空間A1に連通した側部配線用空間A2を、ボックス本
体17の上面に開口するように形成し、左右側部配線用
空間A2の間に前記空調ダクト19が延びるように設定
する、 .側部配線用空間A2の上面開口部に蓋板40を着脱
自在に装着する、 .前記ボックス本体17の左右両側面に、前記側部配
線用空間A2に連通する配線コード挿通用の挿通溝35
を形成する』と言う構成にした。
【0007】
【実施例】次に本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は全体の斜視図、図2は後方から見た一部破断
部分斜視図、図3は右側面図、図4は図3の一部破断IV
−IV視平面図、図5は図4のV−V視断面図、図6は図
4のVI−VI視断面図、図7は図4のVII−VII視断面図
であり、先ず、図1に基づいて概略を説明する。
【0008】符号1は金属板製等の机の天板、2は偏平
な脚体であり、該脚体2は、その上端から前向きに突出
して天板1の下面を支持する腕2aと、下端から前向き
に突出した脚支持部2bとを有する。符号3は複数段の
抽斗を備えた袖キャビネットで、机の前方に向かって引
き出すことができる。符号4は天板1の背面に設けた後
幕板で、該後幕板4は、前記左右脚体2の間、脚体2と
袖キャビネット3との間、若しくは左右両袖付き机にお
ける両袖キャビネット3間に上方からの差し込み式にて
装着している。後幕板4は、その上端面と天板1の後端
下面との間に上下適宜寸法の隙間5が空くようにして取
付けられており、該隙間5には配線コードを出し入れす
ることができる。
【0009】例えば図5に示すように、後幕板4の前面
には、配線コードを収納処理するため、左右長手の受樋
7が着脱自在に取付けられている。この受樋7は薄金属
板等にて断面U字状に形成されており、横向きコ字型の
接当部を後幕板4の前面に接当させ、その上部下向き鉤
部9を後幕板4における係止部10に着脱自在に係止さ
せている。受樋7の前縁には、軟質合成樹脂製や軟質ゴ
ム製等の屈伸自在なひれ片11を、天板1まで延びる状
態で上向きに突出している。従って、ひれ片11を撓ま
せることにより、受樋7内に配線コードを挿脱できる。
また、受樋7の後縁側にも軟質ゴム製等の屈伸自在なひ
れ片12を設けている。
【0010】受樋7の左右両側縁と、前記脚体2及び袖
キャビネット3の内側面との間に適宜隙間を空け、配線
コードを机1の下面から前方向に引き出すことが可能と
なるようにしても良い。例えば図1に示す符号13と符
号14は、前記袖キャビネット3及び脚体2の後端上面
角部に各々形成した切欠き部である。この各切欠き部1
3,14は、前記後幕板4の上端と天板1の下面との間
の隙間5と連通するように同じ高さ寸法としており、ま
た、奥行き寸法は、前記受樋7の前縁箇所と略同じ位置
となるようにしている。
【0011】袖キャビネット3における切欠き部13に
は、その左右両側板に前記受樋7と略同じ形状の上向き
U字状の切り溝を設け、該両切り溝に跨るようにU字状
断面の樋状枠体(図示せず)を嵌挿する一方、脚体2に
おける切欠き部14の切り溝にも前記受樋7と略同じ断
面形状のU字状の樋状枠体を嵌挿することにより、受樋
7に連通可能な配線コードのための挿通空間を形成して
いる。そして、図1や図3に示すように、机の外側面に
連通する箇所に、前記各樋状枠体の端部を塞ぐための合
成樹脂製のキャップ体15を着脱自在に装着する一方、
各キャップ体15の下端部には摺動自在に支持された合
成樹脂製の副キャップ片16を下向き取り外し自在に装
着している。
【0012】図1〜図3に示す符号6は、机の背面に着
脱自在に装着した配線ボックス装置である。この配線ボ
ックス装置6は、中空箱状(直方体状)で且つ机の横幅
と略同じ左右幅のボックス本体17を備えており、この
ボックス本体17を机の背面に着脱自在に装着してい
る。次に、配線ボックス装置6の詳細を説明する。
【0013】例えば図5に示すように、中空状のボック
ス本体17内には、当該ボックス本体17の前面板17
aと対向する仕切り板18を、ボックス本体17の左右
両端寄りまでの延びるようにした状態で固着しており、
この仕切り板18と前面板17aとで囲われた空間を空
調ダクト19と成している。図2や図4に示すように、
仕切り板18の左右両側を前面板17aに向けて屈曲さ
せて仕切り側板部18aと成すことにより、ボックス本
体17の左右両側部に、上方及び後方に開口した上下長
手の側部配線用空間A2を形成している。従って、空調
ダクト19は左右の側部配線用空間A2の間に延びてい
る。
【0014】例えば図2に示すように、ボックス本体1
7の下面板の一端部には空調空気の導入口20が開口し
ている。また、仕切り側板部18a,18aは、空調ダ
クト19と前記導入口20とが連通するように、下方に
向けて末広がり状に屈曲形成されている。図3に示すよ
うに、机はアクセスフロア(二重床)上に設置されてお
り、床板21の下方空間22に温度や湿度等が調整され
た空調空気が導かれ、その空調空気は、床下からフレキ
イシブルパイプ等の導入管23を介して前記導入口20
に送気される。なお、別の空調ユニット(冷暖房ユニッ
ト)を床上に設置して、それから送られた空調空気を導
入口20に導入するように構成しても良い。また前記導
入口20は、ボックス本体17の下面板17bの左右端
部または、前面板17a乃至後面板17cの下部に設け
ても良い。
【0015】図1〜3等で示す符号24は、空調空気を
ボックス本体17の下方から噴出させるため下部吹き出
しユニットであり、図11でも示している。この下部吹
き出しユニット24は、前記ボックス本体17の下面板
17bに連設しており、下面板17cに穿設した通孔2
5を介して前記空調ダクト19と連通している。下部吹
き出しユニット24には、吹き出し口26が前後両方向
に向けて開口している。これら前後吹き出し口26は選
択的に開閉できる。その具体的手段は後述する。
【0016】図1〜図6等に示す符号27は、ボックス
本体17の上面に着脱自在に設けた上部吹き出しユニッ
トで、請求項に記載した吹き出し部の具体例である。空
調ダクト19が前記上部吹き出しユニット27に連通す
るように、仕切り板18の上端板18bを屈曲し、通孔
28を穿設してある。この上部吹き出しユニット27の
詳細も後述する。
【0017】図2及び図5に示すように、前記仕切り板
18の上下中途部18cは、ボックス本体17の前面板
17aに向けて凸となるように屈曲しており、これによ
り、ボックス本体17に、後向きに開口した左右全長の
後部配線用空間A1を形成している。該配線用空間A1
には、配線コードを這わせるたりコネクタ等の補助機器
或いは電気機器を載置できるよう、左右長手で断面コ字
状のトレー29を適宜段数装着している。
【0018】例えば図2に明示するように、後部配線用
空間A1と側部配線用空間A2とは自由に配線コードを
挿通できる状態に連通している。前記ボックス本体17
の背面の開口部30には、前記両配線用空間A1,A2
を覆うカバー体31を着脱自在に装着している。図5に
示すように、前記カバー体31は、ボックス本体17の
背面に形成した上下の係合溝部32,32′に対して嵌
脱することにより、ボックス本体17に着脱するように
している。
【0019】ボックス本体17の左右両側板34は合成
樹脂又は木製であり、各側板34に、配線コードを側部
配線用空間A2と外部とに出し入れするための上向き開
口の挿通溝35を形成している。この挿通溝35には、
上下長手の一対のキャップ板36,37を各々摺動自在
に嵌挿している。この場合、上方のキャップ板36は、
その左右両側の突条が広巾で、下方のキャップ板37が
ない状態でも一定位置までしか落下しない構成である。
図7に示すように、上方のキャップ板36の下部に凹み
部38を設けることにより、当該キャップ板36を指で
引き上げ得るように構成している。
【0020】例えば図1及び図2に示す符号40は、ボ
ックス本体17の上端に形成された左右長手の開口部4
1のうち側部配線用空間A2の上面を覆う着脱自在な蓋
板である。この蓋板40の端部には、指を差し込んで取
り外すための引手孔42を切欠き形成している。図8は
上部吹き出しユニット27の斜視図、図9は図8のIX−
IX視断面図、図10は部品の分離斜視であり、これらの
図を参照しながら上部吹き出しユニット27について説
明する。
【0021】符号43は上部吹き出しユニット27の本
体であり、該本体43の下面には左右長手の通気孔44
が形成され、長手一側に沿って放出口45が開口してい
る。この本体43は、ボックス本体17における上面の
開口部41の段部に上方から着脱自在に嵌め込み装着し
ている。前記通気孔44と放出口45との間の空間内に
は、断面円弧状で左右長手の遮蔽板46を配設してい
る。該遮蔽板46の左右両端に操作円盤47を取付け
て、これを支軸48(図9参照)にて本体43の左右両
側板43aに回転可能に支持している。従って、操作円
盤47を回転操作して遮蔽板46にて前記通気孔44の
開口面積を増減調節することにより、上部吹き出しユニ
ット27からの風量を調節できる。
【0022】符号49は前記遮蔽板46の内側に隣接し
て配置した風向制御体で、左右長手の中空円筒状に形成
されている。この風向制御体49には、前記通気孔44
に連通する左右長手の導入部50と、前記放出口45に
連通する左右長手の放出部51とが開口している。ま
た、風向制御体49の左右両端部は前記一対の支軸48
で回動自在に支持されている。
【0023】前記風向制御体49の中空内部には、側面
視略円板状の多数枚の制御羽板52が配置されている。
各制御羽板52には上下一対の回動支軸53を突設して
おり、この回動支軸53を風向制御体49の内面に回動
自在に嵌め込んでいる。更に、各制御羽板52に突設し
た後端支持部54に、風向制御体49の長手方向に延び
る連結板55における平面視略U字状の切欠き部56を
遊嵌している。更に、前記各制御羽板52のうち任意の
一枚乃至2枚の前端間を操作ハンドル57で左右回動自
在に連結している。
【0024】従って、操作ハンドル57を上下に動かせ
ば、風向制御体49が回動して空調空気の風向を上下方
向に変更調節できる。且つ、操作ハンドル57を左右方
向に動かすと、連結板55を介して各制御羽板52が回
動支軸53を中心にして一斉に回動するため、風向を左
右に変更調節できる。なお、前記遮蔽板46を、前記風
向制御体49の放出口45の外側を完全に塞ぐ位置まで
回動させ得るようにすると、上部吹き出しユニット27
の不使用時にホコリが溜まることを防止できる。
【0025】図1に示す符号58は、前記上部吹き出し
ユニット27における本体43と略同じ断面形状であっ
て吹き出し孔を備えない盲ボックスである。この盲ボッ
クス58も、ボックス本体17の上端に形成された左右
長手の開口部41に着脱自在であり、装着すると、前記
空調ダクト19の上向き開口部の一部が塞がれる。この
盲ボックス58と前記上部吹き出しユニット27との装
着位置を左右に変更することにより、吹き出し位置を任
意に設定できる。また、上部吹き出しユニット27を、
その風向制御体49のある側が前向きとなったり後ろ向
きとなったりするように姿勢を変えて装着することによ
り、空調空気の放出方向を前後逆向きに切り換えること
ができる。
【0026】次に図2、図11及び図12を参照して下
部吹き出しユニット24について説明する。これらの図
で符号59は、ボックス本体17の下面に固着した左右
長手の枠体であり、該枠体59は、側断面が下向き窄ま
りとなる中空状の略台形状を呈している。前記枠体59
の上面板60には、前記下面板17bに穿設した通孔2
5と連通する平面視略矩形状の通孔61が形成されてい
る。また、枠体59の左右両端は端板62(図2参照)
で塞がれている。枠体59の前後両面板59a,59b
には、各々上下長手の吹き出し口26が枠体59の長手
方向に一定ピッチPで多数穿設されている。
【0027】前記枠体59の内部には、その前面板59
a及び後面板59bの内面に個別に密着する開閉板64
が配置されている。両開閉板64は、前記吹き出し口2
6と一致するピッチで且つ吹き出し口26と同じ形状の
内部吹き出し孔63が穿設されている。また、この開閉
板64は各々断面内向き略コ字状に形成されていて、そ
の上部は、前記枠体59における上面板60の屈曲によ
る上部レール65に嵌挿している。従って、開閉板64
は、前記前後板部59a,59bの内面に沿って左右方
向に摺動自在となる。
【0028】各開閉板64は、各々前後板部59a,5
9bから外向き突設したハンドル66を操作することに
よって左右動させることができる。開閉板64の内部吹
き出し孔63と、枠体59の吹き出し口26とを完全に
重ね合わせたり、部分的に重ね合わせたり、完全に不一
致の状態にしたりすることにより、吹き出し量を増減し
たり遮断したりすることができる。
【0029】なお、図11及び図12で示す符号67
は、前後開閉板64の下部の対面部に互いに反発する方
向に押圧しつつスライド可能にする摩擦係数の小さい合
成樹脂製のスライダである。符号68は、前記上部レー
ル65の内面に当接して開閉板64を前後板部59a,
59bの内面に各々押圧することにより、開閉板64と
枠体59との間の隙間をなくすための摩擦係数の小さい
スライダである。図12で示す符号69は、各開閉板6
4の下部を摺動自在に支持する摩擦係数の小さいスライ
ダである。
【0030】配線ボックス装置6を後幕板4に対して着
脱自在に装着する取付け手段は、図5〜図7に示されて
おり、これは、ボックス本体17の上端部から前向きに
延びる側断面下向きコ字状の係合鉤体70と、該係合鉤
体70を配線ボックス装置6方向に引き寄せる螺合ボル
ト等の挟持手段71とから成っている。ボックス本体1
7の前面板17aのうち、左右の側部配線用空間A2の
箇所に孔72を穿設し、この孔72から前向きに突出し
た係合鉤体70の先端鉤部を、天板1と後幕板4の上端
との隙間5に挿入して、これを後幕板4の上端角縁に係
止させ、きの状態で、挟持手段71にて係合鉤体70を
ボックス本体17内部方向に引き寄せることにより、配
線ボックス装置6を落下不能で且つガタ付かない状態
に、後幕板4に対して強固に取付けている。
【0031】なお、図5,6に示す符号72は、ボック
ス本体17の前面板17aに取付けたクッション材で、
該クッション材72の先端面を後幕板4の後板または脚
体2若しくは袖キャビネット3の後端面に当てている。
以上の構成において、アクセスフロアにおける床板21
の下方空間22を介して空調空気が空調ダクト19内に
導かれ、その空調空気は、空調ボックス装置6の上下か
ら選択的に噴出させることができる。その場合、一般に
は、暖房空気の場合は空気が軽いため、下部吹き出しユ
ニット24から噴出させることによって作業者を足元か
ら温め、冷房空気の場合は重たくて下降気味になるた
め、上部吹き出しユニット27から噴出させることが多
い。また、カバー体31を開いて、内部の後部配線用空
間A1,A2に配線コード33を通すことができると共
に、トレー29等に中継器等の電気機器を載置したり、
配線コード33の余長部分を収納したりすることができ
る。
【0032】更に、蓋板40を外して配線用空間A1,
A2から配線コードを机上に引き出すことができると共
に、挿通溝35から机の横の方向に引き出せる。机を左
右に並設した場合は、コードを、外部に露出することな
く、左右の机の配線ボックス6に挿通できる。
【0033】
【考案の効果】以上のように、本考案は、一つのボック
ス本体内に空調ダクトと配線用空間とを設けて空調と配
線処理とを効率的に行うことができる。その場合、ボッ
クス本体内に設けた後部配線用空間と側部配線用空間と
が互いに連通しており、且つ、側部配線用空間は上方と
側方とに開口しているから、ボックス本体の上面のどの
位置から空気を噴出させる場合であっても、配線用空間
からコードを机上に簡単に引き出すことができると共
に、コードをボックス本体の側面からも引き出すことが
できる。
【0034】また、ボックス本体を机の背面に取付けた
ものであるから、机の高さを調節等したり床面に凹凸等
があった場合でも、ボックス本体と机との高さが食い違
うような現象は生じず、外観を良好に保持できる。従っ
て本考案によると、空調機能の自由性を損なったり、机
と配線ボックス装置との高さの食い違いによる外観の悪
化を招来したりすることなく、コードを美麗に処理する
ことができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】机及び配線ボックス装置の斜視図である。
【図2】配線ボックス装置の一部切欠き斜視図である。
【図3】机の後端に配線ボックス装置を装着した状態の
側面図である。
【図4】図3のIV−IV矢視一部切欠き平面図である。
【図5】図4のV−V矢視断面図である。
【図6】図4のVI−VI矢視断面図である。
【図7】図4のVII −VII 矢視断面図である。
【図8】上部吹き出しユニットの斜視図である。
【図9】図8のIX−IX矢視断面図である。
【図10】上部吹き出しユニットの内部構造の一部を示
す斜視図である。
【図11】下部吹き出しユニットの断面構造を示す一部
切欠き斜視図である。
【図12】下部吹き出しユニットの断面図である。
【符号の説明】
1 机の天板 6 配線ボックス装置 17 ボックス本体 18 仕切り板 19 空調ダクト 20 導入口 23 導入管 24 下部吹き出しユニット 27 上部吹き出しユニット 31 カバー体 35 挿通溝 40 蓋板 A1 後部配線用空間 A2 側部配線用空間

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】机の背面に着脱自在に取り付く中空箱状の
    ボックス本体17を備え、このボックス本体17に、当
    該ボックス本体17の前面板17aと適宜の間隔を隔て
    て対向する左右広幅状の仕切り板18を固着し、それら
    前面板17aと仕切り板18との間の部位を空調ダクト
    19と成し、 該空調ダクト19に空調空気の導入口20を連通し、ボ
    ックス本体17の上面に、前記空調ダクト19に導入さ
    れた空調空気の吹き出し部27を設ける一方、 前記仕切
    り板18の上下中途部を側面視で前向き凸状に屈曲する
    ことにより、後向きに開口する左右長手の後部配線用空
    間A1を形成し、ボックス本体17の背面に、前記後部
    配線用空間A1を塞ぐカバー31を着脱自在に装着し、 前記ボックス本体17の左右両側部に、前記後部配線用
    空間A1に連通した側部配線用空間A2を、ボックス本
    体17の上面に開口するように形成し、左右側部配線用
    空間A2の間に前記空調ダクト19が延びるように設定
    し、 前記側部配線用空間A2の上面開口部に蓋板40を着脱
    自在に装着し、 更に、前記ボックス本体17の左右両側面に、前記側部
    配線用空間A2に連通する配線コード挿通用の挿通溝3
    5を形成したこと、 を特徴とする机用の空調機能付き配線ボックス装置。
JP1991035916U 1991-05-21 1991-05-21 机用の空調機能付き配線ボックス装置 Expired - Lifetime JP2525644Y2 (ja)

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