JPH06294546A - 空気調和機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 空気を通風する通風ダクト４と、通風ダクト
４の上部に通風ダクト４からの空気を室内へ吹き出す吹
出口６と、吹出口４に吹出口からの空気の吹き出し方向
及び吹き出す位置を調節する可撓性を有する吹出ダクト
６とから構成したものである。 【効果】 吹出口からの空気が家具に遮られることがな
く、室内に効率よく循環させることができ、効率よく室
内の冷暖房を行うことができ、しかも、吹出口から吹き
出される空気の量も減ることがなく、効率よく室内の隅
々まで冷暖房を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、吹出口からの空気の吹
き出し方向及び吹き出す位置を調節し得る空気調和機に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の空気調和機は、例えば、
実開昭５０−７４１５４号公報に開示されているものが
知られており、この空気調和機は図４に示すように、熱
交換器（図示せずに）と、該熱交換器の出口側に位置し
て冷暖房すべき室内へ空気を吹き出す空気吹出方向調節
装置１とを接続する通風ダクト２がほぼ直角に屈曲する
ように形成し、該通風ダクト２内の屈曲部に屈曲方向に
湾曲した風向案内羽根（図示せずに）を着脱自在に取り
付け、該風向案内羽根の両側に室内の空気を吸い込む吸
込口３を設けて構成したものである。

【０００３】上記のように構成した空気調和機は、熱交
換器で熱交換された空気が通風ダクト１を通って室内に
吹き出されて室内の空気調和が行われる。そして、上記
室内に吹き出される時、空気吹出方向調節装置２にて吹
き出される空気の方向の調節を行うものである。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成した空気調和機おいては、床に吹出口を設け
た際に、該吹出口の近傍に椅子、テーブル等の家具が置
かれる場合には、空気吹出方向調節装置にて熱交換器で
熱交換された空気の吹き出し方向を調節するだけでは、
十分な空気の吹き出し方向の調節を行うことができず、
家具にて吹き出される空気が遮られ、そのために、吹出
口からの空気は室内に循環されず、効率よく冷暖房を行
うことができないという問題点があった。

【０００５】また、暖房を行う場合は、上記空気吹出方
向調節装置にて熱交換器で熱交換された空気の吹き出し
方向を調節するが、上記吹出口が床に位置している場合
は、上記空気吹出口方向調節装置にて空気の吹き出し方
向を調節するだけでは、暖められた空気の上昇力にて室
内の隅々まで行き渡らせることができず、室内の隅々ま
で暖房を行うことができないという問題点があった。

【０００６】この問題点を解決するために、上記空気吹
出方向調節装置にて室内の下部に空気を吹き出すように
調整すると、該空気吹出方向調節装置にて吹出口の吹き
出し面積が減少し、該吹出口から吹き出される空気の量
が減り、効率よく室内の暖房を行うことができないとい
う問題点があった。

【０００７】本発明の空気調和機は上記のような問題点
を解決したもので、吹出口からの空気が家具に遮られる
ことがなく、室内に効率よく循環させることができ、効
率よく室内の冷暖房を行うことができ、しかも、吹出口
から吹き出される空気の量も減ることがなく、効率よく
室内の隅々まで冷暖房を行うことができる空気調和機を
提供することを目的とするものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明の空気調和機は上
記目的を達成するためになされたものであり、請求項１
記載の発明は、空気を通風する通風ダクトと、該通風ダ
クトに該通風ダクトからの空気を室内へ吹き出す吹出口
とを備えた空気調和機において、該吹出口に該吹出口か
らの空気の吹き出し方向及び吹き出す位置を調節する可
撓性を有する吹出ダクトを備えたものである。

【０００９】また、請求項２記載の発明は、上記吹出ダ
クトを上記通風ダクト内に収納できるように形成したも
のである。

【００１０】

【作用】上記請求項１記載の発明の構成にて、吹出ダク
トにて吹出口からの空気の吹き出し方向及び吹き出す位
置を調節して、吹出口からの空気が家具に遮られること
がなく、室内に効率よく循環させることができ、効率よ
く室内の冷暖房を行うことができ、しかも、暖房時に室
内の床に沿って吹出口からの空気の吹き出し方向及び吹
き出す位置を吹出ダクトにて調節して、吹出口から吹き
出される空気の量も減ることがなく、効率よく室内の隅
々まで冷暖房を行う。

【００１１】また、請求項２記載の発明の構成にて、空
気調和機を使用する場合は、吹出ダクトを通風ダクト内
から取り出し、空気調和機を使用しない場合は、上記吹
出ダクトを上記通風ダクト内に収納する。

【００１２】

【実施例】以下、本発明の空気調和機の一実施例を図１
乃至図３と共に説明する。本発明の空気調和機は図１乃
至図３に示すように構成するものであり、図１乃至図３
において、熱交換器（図示せずに）で熱交換された空気
を通風する通風ダクト４と、該通風ダクト４の上部に該
通風ダクト４からの空気を室内へ吹き出す吹出口５と、
該吹出口５に該吹出口５からの空気の吹き出し方向及び
吹き出す位置を調節する蛇腹構造の可撓性を有する吹出
ダクト６と、上記吹出口５の両側に室内の空気を吸い込
む吸込口７とを設けている。

【００１３】そして、吹出ダクト６の下部の外面に掛止
部８と、吹出口５の側面に上記掛止部８を着脱自在に挟
持する挟持部９とを設け、空気調和機を使用しない時、
上記吹出口５に蓋１０を載置する。

【００１４】上記のように構成した本発明の空気調和機
の使用状態について説明する。まず、上記吹出ダクト６
を上記通風ダクト４内から取り出す場合は、上記蓋１０
を上記吹出口５から取り外し、上記吹出ダクト６を上記
通風ダクト４から取り出し、上記吹出ダクト６の掛止部
８を挟持部９に挟持し、上記吹出ダクト６により熱交換
器で熱交換された空気の吹き出し方向及び吹き出す位置
を調節して空気調和機の運転を行う。

【００１５】次に、吹出ダクト６を通風ダクト１内に収
納する場合は、空気調和機の運転を止め、上記吹出ダク
ト６の掛止部８を挟持部９から取り外し、上記吹出ダク
ト６を通風ダクト４に収納し、吹出口５に該吹出口５か
ら埃等が入らないように蓋１０がされる。

【００１６】

【発明の効果】本発明の空気調和機は上記のように、吹
出ダクトにて吹出口からの空気の吹き出し方向及び吹き
出す位置を調節して、吹出口からの空気が家具に遮られ
ることがなく、室内に効率よく循環させることができ、
効率よく室内の冷暖房を行うことができ、しかも、暖房
時に室内の床に沿って吹出口からの空気の吹き出し方向
及び吹き出す位置を吹出ダクトにて調節して、吹出口か
ら吹き出される空気の量も減ることがなく、効率よく室
内の隅々まで冷暖房を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の空気調和機の一実施例を示す斜視図で
ある。

【図２】図１の空気調和機の使用状態を示す要部断面図
である。

【図３】図１の空気調和機の不使用状態を示す要部断面
図である。

【図４】従来の空気調和機の一実施例の斜視図である。

【符号の説明】

４ 通風ダクト ５ 吹出口 ６ 吹出ダクト

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 空気を通風する通風ダクトと、該通風ダ
   クトに該通風ダクトからの空気を床下から室内へ吹き出
   す吹出口とを備えた空気調和機において、 該吹出口に該吹出口からの空気の吹き出し方向及び吹き
   出す位置を調節する可撓性を有する吹出ダクトを備えた
   ことを特徴とする空気調和機。
2. 【請求項２】 上記吹出ダクトを上記通風ダクト内に収
   納できるように形成したことを特徴とする請求項１記載
   の空気調和機。