JP2525473B2 - 粉状薬剤施薬容器 - Google Patents

粉状薬剤施薬容器

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は粉状薬剤施薬容器に関し、更に詳しくは、粉
状薬剤を該容器内に保持した鼻腔またはその他の患部に
粉状薬剤を噴霧又は吸入投与するための、携帯に便利
で、且つ使用時の操作が簡便な粉状薬剤施薬容器に関す
る。
本発明はまた乾燥剤を容器内に封入することにより薬
物の安定化を計った粉状薬剤施薬容器に関する。
背景技術 鼻アレルギー、喘息、扁平苔鮮、広範囲びらん性口内
炎などの患者に対し、粉状の薬剤を鼻腔または口腔内に
投与して治療する方法が採用されている。
このような治療法において用いられる粉状薬剤の施薬
装置としては、粉状薬剤を充填したカプセルを用い、こ
のカプセルの2点ないしそれ以上の点に穿孔する要素、
および穿孔されたカプセルに空気流を送り込んで空気中
に粉状薬剤を浮遊せしめるための要素をもつ器具が知ら
れている。
例えば、特開昭59−34267号公報には、(1)患者に
吸入させるためのカプセル内への空気流の導入手段、
(2)カプセル中の粉状薬剤を患者の鼻または口腔内に
入れるためのハウジング、及び(3)該ハウジングのキ
ャップからなる装置であって、(4)カプセルを穿孔す
る手段である針が、キャップの長さより短くなるように
キャップ中に取り付けられた装置が記載されている。
かかる装置にあっては十分小型化されているとはい
え、粉状薬剤を含有するカプセルとかかる装置とを常に
一緒に携行しなければならない不便さを持っている。
また、患者が特に老人、子供である場合には、装置に
カプセルを入れてから噴霧するまでの使用時の操作が繁
雑であるために、手間がかかったり、装置の部品を元に
戻し忘れ易い等の難点を有している。
従来技術のその他の問題としては、従来の装置ではゴ
ム球などの押圧する要素を使用しているため小型化に制
約があったり、カプセルに含有される粉状薬剤が吸湿に
よって不安定となるのを防止する目的でカプセル中に乾
燥剤を共存させるとカプセル中の水分が乾燥剤に移行
し、針でカプセルを穿孔する時にヒビ割れなどのトラブ
ルを生じて適正な穿孔ができないという難点もあった。
発明の開示 従って、本発明は前述の従来の粉状薬剤施薬装置の問
題点、即ち携帯可能性、操作の簡便性および迅速性など
の問題点を解決し、一回または数回の使用量だけの粉状
薬剤を収容し、使用時には薬剤粉末の噴霧孔又は前記噴
霧孔及び空気導入孔を設ける操作のみで鼻腔または他の
患部に粉状薬剤を空気の供給又は吸入によって投与する
ことができ、また使用後には廃棄するか、あるいは再使
用することができる装置を提供することを目的とする。
本発明の別の目的は、一回または数回の使用量だけの
粉状薬剤を収容し、使用時には薬剤粉末の噴霧孔を設け
る操作のみで鼻腔または他の患部に粉状薬剤を投与する
ことができ、また使用後には廃棄するか、あるいは再使
用することができ、かつ乾燥剤の共存によって薬剤の安
定化を計った場合にもカプセルの穿孔性の問題のない粉
状薬剤施薬装置を提供することを目的とする。
本発明に従えば、粉状薬剤が封入され、且つその頭部
には該粉状薬剤噴霧又は吸入用の開孔部が形成されるよ
うに構成されている薬剤保持部と、可撓性材料からなる
空気溜部からなる空気導入手段とから成り、該薬剤保持
部の底部が、該粉状薬剤不透過性で通気性の隔壁を介し
て該空気導入手段と連設せしめられている粉状薬剤施薬
容器であって、粉状薬剤噴霧用の開孔部が、薬剤保持部
の頭部に連設された摘部をねじり取ることによって形成
されるように構成されている粉状薬剤施薬容器 図面の簡単な説明 第1〜7図は薬剤保持部との少なくとも底部に粉状薬
剤不透過性で通気性の隔壁を有する装置を示す。第1図
〜第7図において: 第1図は粉状薬剤噴霧用の開孔部が、薬剤保持部の頭
部に連設された摘部をねじる取ることによって形成され
る容器の断面図を示し、 第2図は、開孔部が内側中心に突起を有するキャップ
を薬剤保持部の頭部にかぶせることによって形成される
容器とキャップの断面図である。
第3図は粉状薬剤噴霧用の開孔部が、薬剤保持部の頭
部に連設された摘部をねじる取りことによって形成され
る容器の断面図を示し、 第4図は、開孔部が内側中心に突起を有するキャップ
を薬剤保持部の頭部にかぶせることによって形成される
容器とキャップの断面図であり、第3図及び第4図にお
いて、乾燥剤は隔壁と隔壁または隔壁と網の間に保持さ
れている。
第5図は開口部の形成方法は第1図に同じであるが、
リング状の乾燥剤が空気溜部(=乾燥剤保持部)内周に
固定されている容器の断面図である。
第6図は粉状薬剤吸入用の開孔部が薬剤保持部の頭部
に連設された摘部をねじり取ることによって形成され、
空気導入用の開孔部が空気導入部の底部に連設された摘
部をねじり取ることによって形成される容器の断面図を
示し、 第7図は開孔部が内側中心に突起を有するキャップを
薬剤保持部の頭部および空気導入部の底部にかぶせるこ
とによって形成され、そして乾燥剤が空気導入部に含ま
れている容器とキャップの断面図である。
発明を実施するための好ましい形態 本発明の第一の態様に従えば、前記粉状薬剤施薬容器
の空気導入手段は可撓性材料からなる空気溜部からな
り、薬剤保持部の底部は、粉状薬剤不透過性で通気性の
隔壁を介してこの空気溜部と連設せしめられている。
本発明の第二の態様に従えば、前記粉状施薬容器の空
気導入手段は可撓性材料からなる空気溜部からなり、こ
の態様では、粉状施薬容器は、前記薬剤保持部、乾燥剤
保持部および可撓性材料からなる空気溜部とからなり、
該薬剤保持部の底部は、該粉状薬剤不透過性で通気性の
隔壁および乾燥剤保持部を介して該空気溜部と連設せし
められている。この容器は乾燥剤を空気溜部に含んでい
てもよい。
本発明の第三の態様に従えば、前記粉状薬剤施薬容器
の空気導入手段は、その底部に空気導入用の開孔部が形
成されるように構成された空気導入部とからなり、該薬
剤保持部の底部は、該粉状薬剤不透過性で通気性の隔壁
を介して該空気導入部と連設せしめられている。
本発明の第四の態様に従えば、前記粉状薬剤施薬容器
の空気導入手段はその底部に設けられた空気導入孔を有
する空気導入部であり、そして乾燥剤保持部を更に有
し、そして薬剤保持部の底部が粉状薬剤不透過性で通気
性の隔壁および乾燥剤保持部を介して空気導入部へ連設
されせしめるか、又は乾燥剤が空気導入部に含まれてい
る。
本発明の薬剤保持部は、その内部に粉状薬剤が封入さ
れているもので、使用前においては密封状態にある。か
かる薬剤保持部の形状は、鼻腔内又は薬剤を投与しよう
とするその他の患部に適応し易い形状で、且つ封入され
ている薬剤が噴霧又は吸入される際に支障のない形状で
あればいずれの形状でも良く、例えば筒状等の形状が挙
げられる。
かかる薬剤保持部には粉状薬剤として通常5〜500mg
の粉状薬剤が前もって機械的に充填されている。
更に本発明の薬剤保持部は、その頭部に粉状薬剤噴霧
又は吸入用の開孔部が形成されるように構成されてい
る。かかる開孔部を形成する構成としては、例えば、こ
の薬剤保持部の頭部に連設された細頚部をもつ摘部をね
じり取り薬剤保持部の先端まで通じている小経口端を露
出させて開孔部を形成する方法、あるいは例えば内側中
心に突起をもつキャップをこの薬剤保持部の頭部にかぶ
せ開口させる方法がある。
薬剤保持部の頭部は肉薄であるほうが、かかる開孔部
を形成するのにより簡便なので好ましい。
この薬剤保持部は、通常、ポリエチレン、ポリスチレ
ン、ポリプロピレン、スチレン・アクリロニトリルポリ
マー、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンポリマ
ー等のポリマーで形成されるのが好ましい。
また、この薬剤保持部の大きさは、鼻腔、口腔、咽
頭、肺、その他の患部等の投与部位に応じて適宜定める
ことができる。
本発明の第一及び第二の態様における空気溜部は、粉
状薬剤を噴霧するのに必要な空気を押圧するための要素
であって可撓性材料からなる。かかる可撓性材料として
は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等の弾性を有
するプラスチック及び天然あるいは合成ゴム等が挙げら
れる。
また上述の薬剤保持部の素材を、この空気溜部の素材
と同一のものとすることもできる。
かかる空気溜部の大きさは、この空気溜部を1〜10回
押圧することによって、薬剤保持部に封入されている粉
状薬剤をほとんど全部排出できる程度の空気の排出量を
有するものが好ましい。該空気溜部への空気の流入は使
用時には、薬剤保持部の頭部の開孔部からのものに限ら
れる。
本発明においては、上述した薬剤保持部の底部は、粉
状薬剤不透過性で通気性の隔壁(第二の態様の場合には
更に乾燥剤保持部)を介して、この空気溜部と連設せし
められている。
本発明における前記隔壁としては、例えば目開き5〜
37μm、好ましくは5〜10μmのふるい用網が用いら
れ、あるいは例えば孔径5〜75μm、好ましくは5〜25
μmのメンブランフィルターが用いられる。
ふるい用網としては、例えばナイロン、ステンレス製
等のものが、又メンブランフィルターとしては、例えば
ポリプロピレン、コットン、レーヨン、グラスファイバ
ー製等のものが挙げられるが、上記の目開きの範囲のも
のであれば、これらの素材に限定されるものではない。
本発明の第一及び第二の態様では、開孔後薬剤保持部
から空気溜部への空気の流入の際に、かかるふるい用網
またはメンブランフィルターを通して薬剤保持部に封入
されている粉状薬剤が逆流することが一般的に考えられ
るが、粉状薬剤がその約90重量%以上の粒子が有効粒子
径約20〜200ミクロンである場合には、粉状薬剤の逆流
は全く起きない。
本発明の第二の態様においては、乾燥剤保持部の乾燥
剤は何らかの方法で乾燥剤保持部に保持されていること
が望ましい。例えば乾燥剤保持部の空気溜部側は、粉状
薬剤不透過性で通気性の隔壁であっても良いし、乾燥剤
が空気溜部へこぼれ落ちない程度の目開きの網状のもの
であっても良いし、更にリング状とした乾燥剤が乾燥剤
保持部内壁に固定されるようになっていても良い。
本発明のかかる乾燥剤保持部の空気溜部側の隔壁また
は網状物としては、例えば目開き5μm〜1mm、好まし
くは5〜200μmのふるい応用が用いられ、あるいは例
えば孔径5〜75μm、好ましくは5〜25μmのメンブラ
ンフィルターが用いられる。
ふるい用網としては、例えばナイロン、ステンレス製
等のものが、又メンブランフィルターとしては、例えば
ポリプロピレン、コットン、レーヨン、グラスファイバ
ー製等のものが挙げられるが、上記の目開きの範囲のも
のであれば、これらの素材に限定されるものではない。
本発明に用いられる乾燥剤としては、板状または粒状
のシリカゲルまたは塩化カルシウムなどが挙げられる
が、安全性が高く乾燥能力のあるものであればこれらに
限定されるものではない。
また、本発明においては乾燥剤に加えて酸素吸収剤を
用い、薬剤の安定化効果をより高めることもできる。
また、本発明の第三の態様における空気導入部は、そ
の底部に空気導入用の開孔部が形成されるように構成さ
れている。かかる開孔部を形成する構成としては、例え
ばこの空気導入部の底部に連設された細頚部をもつ摘部
をねじり取り、空気導入部の後端まで通じている小経口
端を露出させて開孔部を形成する方法、あるいは例えば
内側中心に突起をもつキャップをこの空気導入部の底部
にかぶせ開孔させる方法がある。
本発明の第四の態様においては、乾燥剤保持部又は空
気導入部の中には前述の場合と同様乾燥剤を保持するこ
とが出来る。かかる乾燥剤の共存により、薬剤保持部に
封入された薬剤が吸湿により不安定となる場合には、該
薬剤の安定性を向上させることが出来る。また乾燥剤に
加えて酸素吸収剤を保持させ、薬剤の安定化効果を一層
高めることもできる。
また、本発明の第三の態様に係る粉状薬剤施薬容器
は、容器自体に薬物を収容し、ゴム球などの押圧する要
素をもたないために、十分な小型化が可能であり、携帯
が便利である。
本発明の粉状薬剤施薬容器は、容器自体に薬物を収容
しているために携帯が便利であることを第1の特徴と
し、また1回又は数回の使用量の薬剤粉末を収容させて
おくことにより、使用後は直ちに廃棄することも、ある
いは再使用もできることを第2の特徴とし、また部品点
数がきわめてわずかであって安価に製作できる特徴をも
もつ。
本発明の第二の態様に従えば、更に、乾燥剤を保持す
るように設計してあるために、薬剤保持部に封入された
薬剤が時に吸湿により不安定となる場合には該薬剤の安
定性を向上させることが出来るという特徴をもつ。
実施例 以下、添付図面を参照して本発明を更に具体的に説明
するが本発明の範囲をこれらの実施例に限定するもので
ないことはいうまでもない。
実施例1 第1図は粉状薬剤を収容できる薬剤保持部1に粉状薬
剤7が充填された状態を示している。使用時には薬剤保
持部頭部5をねじりとり、小経口端4を露出させ開口す
る。その後空気を押圧する空気溜部3を押しつぶすこと
により、空気溜部内の空気が、空気溜部から隔壁2を通
って薬剤保持部に流入し、薬剤保持部に封入されている
粉状薬剤が患部に噴霧される。2回以降の噴霧に要する
空気は薬剤保持部の頭部開孔部から逆流して空気溜部に
入るが、このとき未噴霧の粉状薬剤は隔壁によって逆流
が防止され、空気溜部中に入ることは全くない。このよ
うにして、粉状薬剤を損失することなく、そのほぼ全量
を噴霧することができる。
第2図は薬剤保持部1の頭部に開孔部を形成するため
に、内側中心に突起をもつキャップ6を用いる場合を示
したもので、薬剤保持部1の頭部にこのキャップをかぶ
せることにより開口する。以下の操作は第1図で例示し
た場合と同様である。
なお、この態様の際は、完全に噴霧せず、薬剤の残量
があるときには、容器をキャップで密閉して保存できる
ようにすれば、再使用可能な容器とすることもできる。
実施例2 第3図は粉状薬剤を収容できる薬剤保持部1に粉状薬
剤7が充填された状態及び隔壁の間に保持された乾燥剤
を示している。使用時には薬剤保持部先端の摘部5をね
じりとり、小経口端4を露出させ開口する。その後空気
を押圧する空気溜部3を押圧することにより、空気溜部
内の空気が、空気溜部から乾燥剤保持部9および隔壁2
を通って薬剤保持部に流入し、薬剤保持部に封入されて
いる粉状薬剤が患部に噴霧される。2回以降の噴霧に要
する空気は薬剤保持部の開孔部から逆流して空気溜部に
入るが、このとき未噴霧の粉状薬剤は隔壁によって逆流
が防止され、乾燥剤保持部中や空気溜部中に入ることは
全くない。このようにして、粉状薬剤を損失することな
く、そのほぼ全量を噴霧することができる。
第4図は薬剤保持部1の頭部に開孔部を形成するため
に、内側中心に突起をもつキャップ6を用いる場合を示
したもので、薬剤保持部1の頭部にこのキャップをかぶ
せることにより開口する。以下の操作は第3図で例示し
た場合と同様である。
なお、この態様の際は、完全に噴霧せず、薬剤の残量
があるときには、容器をキャップで密閉して保存できる
ようにすれば、再使用可能な容器とすることもできる。
第5図は、乾燥剤が空気溜部の内周に沿ってリング状
に固定されているもので、この場合には、空気溜部が乾
燥剤保持部を兼ねている。
実施例3 第6図は粉状薬剤を収容できる薬剤保持部1に粉状薬
剤7が充填された状態を示している。使用時には、薬剤
保持部1の頭部の摘部5をねじり取り、小経口端4を露
出させ開口する。また空気導入部10の底部の摘部5をね
じり取り、空気導入用孔を開孔する。その後、薬剤保持
部1の頭部の小経口端を鼻腔または口腔に当て、呼吸運
動の吸入動作により、薬剤保持部に封入されている粉状
薬剤を患部に吸入する。2回目以降の吸入も全く同様に
なされるが、このとき小経口端を鼻腔または口腔に当て
たままでも、これらから吐出され空気によって、未吸入
の薬剤粉末が薬剤保持部1の底部から空気導入部10にこ
ぼれ出ることは全くない。このようにして、粉状薬剤を
損失することなく、ほぼその全量を吸入することが出来
る。
第7図及び第8図は薬剤保持部1の頭部および空気導
入部10の底部に開孔部を形成するために、内側中心に突
起をもつキャップ6を用いる場合を示したもので、薬剤
保持部1の頭部および空気導入部10の底部にこのキャッ
プをかぶせることにより開口する。乾燥剤8は乾燥剤保
持部9(第7図)又は空気導入部10(第8図)に含ませ
ることができる。以下の操作は第6図で例示した場合と
同様である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉状薬剤が封入され、且つその頭部には該
    粉状薬剤噴霧又は吸入用の開孔部が形成されるように構
    成されている薬剤保持部と、可撓性材料からなる空気溜
    部からなる空気導入手段とから成り、該薬剤保持部の底
    部が、該粉状薬剤不透過性で通気性の隔壁を介して該空
    気導入手段と連設せしめられている粉状薬剤施薬容器で
    あって、粉状薬剤噴霧用の開孔部が、薬剤保持部の頭部
    に連設された摘部をねじり取ることによって形成される
    ように構成されている粉状薬剤施薬容器。
  2. 【請求項2】前記空気導入手段が、その底部に空気導入
    用の開孔部が形成されるように構成されている空気導入
    部からなり、粉状薬剤吸入用の開孔部および空気導入用
    の開孔部が各々薬剤保持部の頭部および空気導入部の底
    部に連設された摘部をねじり取ることによって形成され
    るように構成されている請求の範囲第1項記載の粉状薬
    剤施薬容器。
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