JP2524992B2 - ビデオ信号処理装置 - Google Patents

ビデオ信号処理装置

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JP2524992B2
JP2524992B2 JP62045079A JP4507987A JP2524992B2 JP 2524992 B2 JP2524992 B2 JP 2524992B2 JP 62045079 A JP62045079 A JP 62045079A JP 4507987 A JP4507987 A JP 4507987A JP 2524992 B2 JP2524992 B2 JP 2524992B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/44Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
    • H04N5/60Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards for the sound signals
    • H04N5/62Intercarrier circuits, i.e. heterodyning sound and vision carriers

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  • Multimedia (AREA)
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  • Television Receiver Circuits (AREA)
  • Color Television Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、ビデオIF(中間周波数)信号チヤンネル
と復調されたベースバンド・ビデオ信号路とのそれぞれ
に音声トラツプを有する。例えばテレビジヨン受像機の
ようなビデオ信号処理装置に関するものである。
テレビジヨン受像機では、受像機のチユーナからのIF
信号はテレビジヨン信号を構成するビデオ成分と音声成
分に復調される前に、IFチヤンネルで濾波される。「準
並列(quasi−parallel)」IFと呼ばれることのある1
つの型式のIFチヤンネルでは、IF信号の音声及びビデオ
の信号成分は復調に先立つて別々のチヤンネル中で別々
に濾波される。音声IFチヤンネルでは、ビデオIF搬送波
信号は音声IF搬送波信号と混合されて、4.5MHzのインタ
キヤリヤ音声信号が形成される。このインタキヤリヤ音
声信号はこの後で復調されてオーデイオ信号が生成され
る。ビデオIFチヤンネルは、41.25MHzの音声搬送波信号
周波数を減衰させるためのトラツプを含むのが普通であ
る。ビデオIFチヤンネルの出力はベースバンド・ビデオ
信号を形成するビデオ復調器に供給される。このベース
バンド・ビデオ信号はカラーテレビジヨン受像機の場合
はルミナンス信号処理回路とクロミナンス信号処理回路
とに結合される。
テレビジヨン受像機のIFチヤンネルに表面弾性波(SA
W)フイルタを用いると、サイズが小さく、低価格であ
りかつ調整しなくても再現性のある性能を持つていると
いう点で有利である。SAWフイルタは2重チヤンネル装
置、即ち、ビデオIF・SAWフイルタチヤンネル及び音声I
F・SAWフイルタチヤンネルの両方を持つ装置の形で利用
でき、そのために、準並列IF原理を採用する受像機にお
いて特に有用である。2重チヤンネルSAW・IFフイルタ
の1つの例は、三洋電機(株)より市販のTSB2201型のS
AWフイルタである。
ビデオIFチヤンネルにおいては、SAWフイルタは41.25
MHzの音声搬送波周波数でトラツプ応答、即ち周波数ナ
ルを呈するのが普通である。このSAWフイルタ音声トラ
ツプは通常41.25MHzの音声搬送波信号を約−25db〜−35
db減衰させるが、普通、この減衰では、音声情報が復調
されたベースバンド・ビデオ信号中に含まれるビデオ情
報に干渉しないようにする、即ち、ビデオ情報を損うこ
とがないようにするには不充分である。音声情報は、ビ
デオチヤンネル中で、ベースバンド・ビデオ信号通路中
に設けられている、ビデオ信号復調処理の結果として生
成される不所望な4.5MHz音声インタキヤリヤ成分を減衰
されるための比較的簡単な構成で安価な4.5MHzトラツプ
装置により更に減衰させることができる。これらの2つ
のトラツプにより、ビデオチヤンネル中の音声情報を全
体として−50db又はそれ以上減衰させることができる。
一般に、ビデオIFチヤンネル中の音声トラツプの振幅
対周波数応答特性は理想的なものではない。というの
は、帯域消去領域におけるスロープが非常に急峻(ほぼ
垂直)で帯域通過領域が平坦であるような理想的なトラ
ツプ応答を得るためには、複雑かつ高価なIFフイルタを
用いる必要があるためである。発明者は、ビデオIFチヤ
ンネル中の音声トラツプの上述のような非理想的応答特
性は41.75MHzの近傍にあるIF周波数の不所望な減衰を生
じさせ、また、このような不所望な減衰は高周波ベース
バンド・ビデオ信号情報、特に、4.08MHzのベースバン
ド・クロミナンス信号の近傍の信号情報の付随的減衰を
引き起してしまうことを知つた。これと同時に、4MHz近
傍のルミナンス信号にも不所望な減衰が生じてしまう。
〔発明の概要〕
従つて、この発明の原理に従うと、ビデオチヤンネル
において、有効な音声信号トラツプ作用を与えるが高周
波ベースバンド・ビデオ信号情報に対する減衰は小さな
ものとなるように、ビデオIFチヤンネル中の音声トラツ
プとベースバンド・ビデオ信号路中の音声トラツプとが
組合わされる。この発明の推奨実施例においては、テレ
ビジヨン受像機のビデオIFチヤンネル中の第1の音声フ
イルタは、41.25MHzの音声IF搬送波信号周波数から偏位
した周波数でナル応答を呈する。復調されたベースバン
ド・ビデオ信号は、4.5MHzのインタキヤリヤ音声周波数
から偏位した周波数でナル応答を呈する第2の音声フイ
ルタにより濾波される。第1の音声フイルタが、復調さ
れたベースバンド・ビデオ信号中で最終的に表わされて
いる高い周波数の情報を保持しつつ、ビデオIFチヤンネ
ル中の音声搬送波信号を公称値だけ減衰させる。第2の
音声フイルタが第1の音声フイルタを補助して、ベース
バンド・ビデオ信号中の音声情報が適切に減衰されるよ
うにする。
〔実施例の説明〕
第1図において、アンテナ10によつて受信された放送
RFテレビジヨン信号はチユーナ12に供給される。チユー
ナ12は選択されたテレビジヨンチヤンネルのRF信号を、
例えばNTSC方式ではそれぞれ45.75MHzと42.25MHzのビデ
オ(映像)搬送波と音声搬送波とを含む中間周波(IF)
信号に変換する。ビデオIF搬送波は複合ビデオ情報を含
む振幅変調された(AM)残留側波帯信号である。音声IF
搬送波は周波数変調された(FM)信号である。
チユーナ12からのIF出力信号は回路網14に供給され
る。この回路網14は前置増幅器を含み、さらに、受像機
の自動微同調(AFT)回路(図示せず)が受像機が同調
された搬送波信号ではなく、その隣接したチヤンネルの
音声搬送波信号にロツクされないように働く隣接チヤン
ネル音声トラツプを含んでいる。
回路網14の出力からのIF信号は、準並列原理に従つて
別々に音声及びビデオ情報処理を行うために、2つの帯
域通過フイルタ15と16に加えることにより、2つの別々
のチヤンネルに分割される。回路網14の出力信号はビデ
オ信号復調チヤンネル中のフイルタ15に、又、音声信号
復調チヤンネル中のフイルタ16に供給される。この例に
おいては、フイルタ15と16は表面弾性波(SAW)型フイ
ルタである。
フイルタ15は、後述するように、第2図に示す41.25M
Hzの音声搬送波信号を減衰させるビデオIF通過帯域応答
特性を持つている。フイルタ15からの差動出力信号はビ
デオ復調回路20の差動入力に供給される。この例では、
ビデオ復調回路20は集積回路18、例えば、(株)東芝製
のタイプT2899、に含まれている。ビデオ復調回路20と
関連動作するように設けられている帯域通過フイルタ・
タンク回路21は45.75MHzのビデオ搬送波周波数に同調さ
れている。復調回路20は、帯域通過フイルタ21と同期検
波器を形成して、出力ベースバンド・ビデオ信号を生成
する回路を含んでいる。後述するように、帯域消去音声
トラツプ26によつて濾波された後、ベースバンド・ビデ
オ信号はビデオ・プロセツサ29中のビデオ信号処理回路
に供給され、周知のように、R、G、Bカラー画像表示
信号が生成される。
大多数の受像機では、音声トラツプ26は、ビデオ・プ
ロセツサ29によつて処理されるベースバンド・ビデオ信
号からインタキヤリヤ音声信号を除去するための4.5MHz
インタキヤリヤ音声トラツプで、このインタキヤリヤ音
声信号はビデオ信号復調(混合)処理によつて生成され
る不所望な信号である。FM復調された4.5MHzインタキヤ
リヤ音声信号がそのままビデオ・プロセツサ29で処理さ
れてしまうと、このインタキヤリヤ音声信号とベースバ
ンド・ビデオ信号のルミナンス及びクロミナンス成分と
の干渉のために、表示された画面に目障りなビートが見
えるようになつてしまう。
音声IFチヤンネル中のフイルタ16は、第1のピーク振
幅応答を41.25MHzの音声搬送波周波数に有し、第2のピ
ーク振幅応答を45.75MHzのビデオ搬送波周波数に有する
複同調応答特性を呈する。あるいは、この第1と第2の
ピーク振幅応答は、特願昭60−252781号に記載されてい
るように非対称なオフセツト特性を呈するようなもので
もよい。
フイルタ16からの差動出力信号は、同じく集積回路18
に含まれている音声復調回路22の差動入力に供給され
る。音声復調回路22と関連して動作するように設けられ
ている帯域通過フイルタ・タンク回路25は41.25MHzの音
声搬送波周波数に同調している。復調回路22は帯域通過
フイルタ25とミクサを形成して、音声及びビデオ搬送波
から4.5MHzのFMインタキヤリヤ音声信号を生成する回路
を備えている。インタキヤリヤ信号の4.5MHzの中心周波
数に関して実質的に対称な振幅特性を有する帯域通過フ
イルタ23が復調回路22の出力からの4.5MHzのFMインタキ
ヤリヤ音声信号をFM復調器24に供給する。FM復調器24の
出力からの復調されたベースバンド・オーデイオ信号は
音声信号プロセツサ28に供給される。音声プロセツサ
は、例えば、オーデイオ増幅器(図示せず)に対してL
(左)及びR(右)ベースバンドオーデイオ信号を供給
するステレオ・デコーダを含んでいる。
SAWフイルタ15に相当する、消費者用テレビジヨン受
像機に使用されているビデオIF・SAWフイルタの振幅対
周波数特性は、典型的には、正規の減衰量を41.25MHzの
音声搬送波周波数で呈し、41.75MHz近傍のIF周波数で不
所望な減衰を呈する。41.25MHzで正規量の減衰を与える
が、41.75MHzでは微小な又は0の減衰しか与えないよう
なSAWフイルタ応答を得るためには、比較的大きくかつ
高価なSAWフイルタを使用する必要がある。しかし、こ
のようなSAWフイルタを消費者用テレビジヨン受像機に
用いるのは不経済である。
この発明の実施例のビテオIFチヤンネル中のSAWフイ
ルタ15は第2図の周波数(f)に対する振幅(A)特性
に示されるようなトラツプ応答特性を持つている。すな
わち、周波数ナルが音声搬送波信号の周波数41.25MHzよ
り僅かに低い周波数(例えば約41MHz)にある。従つ
て、41.25MHzの音声搬送波は、それがSAWフイルタ15の
ナル点にある場合に受けるであろう減衰量よりも少い量
の減衰しか受けないことになる。しかし、同時に、41.7
5MHzの近傍のIF信号が受ける減衰量も小さくなる。これ
は望ましいことである。というのは、上記のようなIF周
波数は、復調されたベースバンド・ビデオ信号の4.08MH
zのクロミナンス信号成分近傍の周波数と、ベースバン
ド・ビデオ信号の高周波ルミナンス信号成分とに付随す
るものだからである。
このように、上述したSAWフイルタ15の音声トラツプ
周波数応答特性では、ビデオIFチヤンネルにおける望ま
しくない41.25MHzのIF音声搬送波信号に対する減衰は少
いが、一方、望ましいことには、41.75MHz近くの信号周
波数の減衰量も小さくなる。この例においては、41.75M
Hzの信号周波数(ベースバンド・ビデオ信号中の4.0MHz
に相当)は約−5db減衰されるが、これは、SAWフイルタ
15のナル点が41.25MHz音声搬送波信号周波数にある場合
よりも数db少い。上述したフイルタ15のトラツプ応答特
性の効果として、ベースバンド・クロミナンス信号情報
と高い周波数のルミナンス信号情報の過剰な減衰を防止
できる。
上述したフイルタ15のトラツプ応答特性のために生じ
た41.25MHz音声搬送波周波数に対する減衰量の減少は、
ビデオ復調回路20から供給される復調されたベースバン
ド・ビデオ信号を濾波するオフセツト音声トラツプ26に
よつて補償される。このオフセツト音声トラツプ26は、
例えば、4.5MHzのインタキヤリヤ音声信号周波数から僅
かに偏位(オフセツト)した4.46MHzのナル周波数を持
つ比較的簡単で安価なタンク回路又はセラミツクフイル
タを備えるものである。オフセツト音声トラツプ26は、
ビデオ・プロセツサ29に供給されるベースバンド・ビデ
オ信号中の音声成分が充分に減衰されるようにするため
に必要な付加的な減衰を与える。フイルタ15とトラツプ
26の音声トラツプ特性は、ビデオチヤンネル中で、全体
としてのベースバンド・ビデオチヤンネルの音声トラツ
プ応答特性を4.5MHzを中心として実質的に対称に維持し
つつ、所要量(約−50db)の減衰を音声情報に与える。
この対称応答特性は、普通期待される音声情報の対称エ
ネルギ分布を得るためには必要なもので、第2図及び第
3図に示すような総合オフセツト振幅対周波数特性によ
り得られる。
41.25MHzの音声搬送波周波数から僅かに偏位した周波
数にナルを持つビテオIFチヤンネル中のフイルタ15と、
ベースバンド・ビデオ信号路中にあつて4.5MHzのインタ
キヤリヤ音声周波数から僅かに偏位した周波数にナルを
持つトラツプ26との上述した組合わせにより、クロミナ
ンス及びルミナンス成分に付随している高周波のベース
バンド・ビデオ情報は保持しつつ、ビデオチヤンネル中
の音声情報を所要量減衰させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の原理に従う装置を備えるカラーテレ
ビジヨン受像装置の一部のブロツク図、第2図は第1図
の装置のビデオIFチヤンネル中に含まれている音声搬送
波トラツプの振幅対周波数応答特性を示す図、第3図は
第1図の装置のベースバンド・ビデオ信号路中の音声ト
ラツプの振幅対周波数応答特性を示す図である。 20……ビデオ復調回路(ビデオIF出力信号を復調するた
めの手段)、29……ビデオ・プロセツサ(ビデオ信号利
用手段)、15……SAWフイルタ(第1のフイルタ)、26
……オフセツト音声トラツプ(第2のフイルタ)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビデオIF信号処理チヤンネルと、このビデ
    オIF信号処理チヤンネルからのビデオIF出力信号を復調
    してベースバンド・ビデオ信号を生成する手段と、上記
    ベースバンド・ビデオ信号をビデオ信号利用手段に供給
    するためのビデオ信号路とを備え、更に、 上記ビデオIF信号処理チヤンネル中にあつて、IF音声搬
    送波信号の周波数と異なる周波数でナル応答を呈する第
    1のフイルタと、 上記ビデオ信号路中にあつて、インタキヤリヤ音声信号
    の周波数と異なる周波数でナル応答を呈する第2のフイ
    ルタと、 を備えているビデオ信号処理装置。
JP62045079A 1986-02-28 1987-02-26 ビデオ信号処理装置 Expired - Fee Related JP2524992B2 (ja)

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US834911 1986-02-28

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FR2595176A1 (fr) 1987-09-04
DE3706242C2 (ja) 1990-02-15
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