JP2524649Y2 - 押し回し式ガスコック - Google Patents

押し回し式ガスコック

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JP2524649Y2
JP2524649Y2 JP1990002936U JP293690U JP2524649Y2 JP 2524649 Y2 JP2524649 Y2 JP 2524649Y2 JP 1990002936 U JP1990002936 U JP 1990002936U JP 293690 U JP293690 U JP 293690U JP 2524649 Y2 JP2524649 Y2 JP 2524649Y2
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lever
screw
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push
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JP1990002936U
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達雄 萩原
保次 伊藤
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大洋技研工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、レバーの押し回しを制御する安全装置を
具えた押し回し式ガスコックに関する。
(従来技術) 押し回し式ガスコックの開栓操作は、レバーを軸方向
へ押し下げ、この状態のままレバーを回動させる方法に
よる。そして、このようなガスコックにおいて、ガス出
口と燃焼器具とを接続していないときなどに誤って開栓
操作をすることがないようにする安全装置を具えたもの
がある。実開昭55-166966号公報記載のものがその一例
であり、これを第14図及び第15図に従って説明する。
(16)(17)は、止め輪と固定環とを示し、これらに
より安全装置が構成されている。止め環(16)は、両端
にそれぞれ固定部(18)と鉤形(19)とを有する変形C
字状である。加えて止め輪(16)は、押し回し用のレバ
ー(20)が軸方向に運動する範囲の厚さをもっている。
そして、コック本体(21)上部の外周に設けた段部(2
2)とレバー(20)の下端(23)との間に、止め輪(1
6)を広げながら装着するとともに、固定環(17)を固
定部(18)に取り付けることによって、安全装置がガス
コックに装着される。このとき、固定環(17)により、
止め輪(16)がひとりでに開いてしまったり、コック本
体(21)から脱落したりすることがないようにされてい
る。
このようにして止め輪(16)が装着されていると、レ
バー(20)を第15図の矢印方向に押し下げることができ
ない。従ってこの状態では、開栓操作はできない。開栓
操作をするには、固定環(17)を取り外したうえで、止
め輪(16)をレバー(20)下端(23)と段部(22)との
間から抜き取ることが必要となる。
(考案が解決しようとする課題) 以上で説明したような押し回し式ガスコックを使用す
る場合は、安全装置〔止め輪(16)・固定環(17)〕を
コック本体(21)から取り外さなければならない。この
ため、安全装置を紛失してしまったり、その保管場所を
忘れてしまったりする恐れがある。そして、何らかの事
情でそのガスコックを使用しなくなり、再び安全装置を
装着しようとしたとき、安全装置の装着ができないとい
う事態を招くこととなる。このような場合、誤って開栓
操作することを防ぐことができず、非常に危険である。
(課題を解決するための手段) そのような課題を解決するものとして、この考案にお
いては、次に説明するような押し回し式ガスコックを採
用した。
それは、レバーの押し回しを制御する安全装置を具え
た押し回し式ガスコックにおいて、 ビス挿通孔(3)を有する安全片(1)と、この安全
片(1)をレバー(9)近くのコック本体(4)に固定
するべくビス挿通孔(3)に挿し通したビス(6)とで
安全装置を形成し、 (イ) ビス(6)を緩めることにより、ビス(6)と
ビス挿通孔(3)とに規制される範囲で安全片(1)が
運動でき、 (ロ) 安全片(1)の運動範囲内の一位置では、押し
回しに伴うレバー(9)の昇降軌跡内に安全片(1)の
一端が位置し、 (ハ) 他の一位置では、レバー(9)の昇降軌跡外に
安全片(1)が位置することとなる、 ようにするものである。
また、以上の構成に加えて、安全片(1)・コック本
体(4)のいずれかに凸部(5)を、他方には凹部
(2)をそれぞれ設け、これら凸部(5)と凹部(2)
とを嵌め合わせた状態でビス(6)により安全片(1)
を固定するようにもできる。
(作用) この考案に係る押し回し式ガスコックの作用は、以下
の通りである。
レバー(9)の昇降軌跡内に安全片(1)の一端を位
置させ、ビス(6)の締め付けにより固定すると、安全
片(1)の一端に遮られて押し回しのためのレバー
(9)下降が不可能となる。従って、開栓操作はできな
い。(ロック状態) ついで、ビス(6)を緩め、レバー(9)の昇降軌跡
外に安全片(1)を位置させて再び固定すれば、レバー
(9)の下降が可能となり、開栓操作ができる。(アン
ロック状態) 加えて、凸部(5)と凹部(2)とを嵌め合わせた状
態でビス(6)を締め付ければ、安全片(1)はより強
固に固定される。
(実施例) まず、第1図から第6図に示すこの考案の第1実施例
を説明する。
(1)は、安全片を示す。この安全片(1)には凹部
(2)を設けるとともに、この凹部(2)のほぼ中央に
ビス挿通孔(3)を貫通させてある。加えて、コック本
体(4)外面に、上下に延びる帯状の凸部(5)を設け
てある。そして、この凸部(5)と前記の凹部(2)と
を嵌め合わせた状態で、安全片(1)がビス(6)によ
りコック本体(4)に固定されている。加えて、ビス
(6)を緩めると、凸部(5)と凹部(2)との嵌め合
いを解除でき、ビス(6)を軸に安全片(1)を回動さ
せることができる。
さらに、安全片(1)の一端をロック制御部(7)、
これと対向する端部をアンロック側端部(8)とし、 (い) ロック側端部(7)をレバー(9)側に向けて
安全片(1)を固定すると、ロック側端部(7)がレバ
ー下端(10)に当る。(ロック状態=第5図) (ろ) アンロック側端部(8)をレバー(9)側に向
けて安全片(1)を固定すると、アンロック側端部
(8)とレバー下端(10)との間に、押し回しに伴うレ
バー(9)下降量以上の隙間ができる。(アンロック状
態=第6図) ように、ビス挿通孔(3)からロック側端部(7)、ア
ンロック側端部(8)までの距離を相違させて設定して
ある。
このようなものの作用は、以下の通りである。
第5図に示すロック状態では、安全片(1)のロック
側端部(7)がレバー下端(10)に当っている。このた
め、レバー(9)を図の矢印方向に押し下げることがで
きない。従って、押し回しによる開栓操作はできない。
ついで、ビス(6)を緩め、安全片(1)を180°回動
させて再び固定したアンロック状態(第6図)では、安
全片(1)のアンロック側端部(8)とレバー下端(1
0)との間に、押し回しに伴うレバー(9)下降量以上
の隙間がある。これにより、レバー(9)を図の矢印方
向に押し下げることができ、押し回しによる開栓操作が
可能となる。
ついで、第7図から第13図に示す第2実施例を説明す
る。
これは、安全片(1)をロック本体(4)の段部(1
1)に取り付けるものである。安全片(1)は、円筒部
(12)と、この円筒部(12)から一方向に延びるロック
部(13)とからなり、円筒部(12)には、円筒の軸方向
にビス挿通孔(3)を貫通させてある。この安全片
(1)の裏面には、円筒部(12)の中心軸を通り、ロッ
ク部(13)の延びる方向に沿った溝状凹(14)と、円筒
部(12)と同軸の円筒状凹(15)とからなる凹部(2)
を設けてある。加えて、この凹部(2)と嵌まり合う凸
部(5)をコック本体(4)の段部(11)に設け、これ
ら凸部(5)と凹部(2)とを嵌め合わせた状態で、安
全片(1)をビス(6)によりコック本体(4)に取り
付けてある。また、ビス(6)を緩めると、凸部(5)
と凹部(2)との嵌め合いを解除でき、ビス(6)を軸
に安全片(1)を回動させることができる。
さらに、 (い) ロック部(13)をレバー(9)側に向けて安全
片(1)を固定したとき、レバー下端(10)とコック本
体(4)段部(11)との間にロック部(13)が位置す
る。かつ、このときのレバー下端(10)とロック部(1
3)との間の距離は、押し回しに伴うレバー(9)下降
量より小さい。(ロック状態=第11図及び第12図) (ろ) 安全片(1)を前記(い)の状態から180°回
動させた位置で固定したとき、レバー下端(10)とコッ
ク本体(4)段部(11)との間に安全片(1)が位置し
ない。(アンロック状態=第13図) ように、ロック部(13)の長さ及び厚さ、凸部(5)の
位置を設定してある。
ついで、以上のような構成の第2実施例の作用を説明
する。
第11図及び第12図に示すロック状態において、レバー
下端(10)とロック部(13)との間には、押し回しに伴
うレバー(9)下降量より小さい距離しかない。このた
め、レバー(9)を図の矢印方向に所定量押し下げるこ
とはできるが、押し回しが可能となるまでには至らな
い。従って、押し回しによる開栓操作はできな。つい
で、ビス(6)を緩め、安全片(1)を180°回動させ
て再び固定したアンロック状態(第13図)では、レバー
下端(10)と段部(11)との間に安全片(1)が位置し
ない。従って、押し回しによる開栓操作が可能となる。
(効果) 以上で説明したようにこの考案に係る押し回し式ガス
コックにおいては、安全装置によるロック状態・アンロ
ック状態の切り換えが、ビス(6)を緩めて安全片
(1)を運動させることによって行われる。つまり、ロ
ック状態を解除する際、安全装置をコック本体(4)か
ら取り外さなくてもよい。従って、安全装置を紛失する
恐れがない。このため、再び安全装置によりロックした
いとき、確実に安全装置を作動させることができ安全で
ある。
また、安全片(1)・ロック本体(4)のいずれかに
凸部(5)を、他方に凹部(2)を設ければ、安全片
(1)をより強固に固定できる。これにより、ロック状
態で強引にレバー(9)を押し下げようとしたときの安
全性が確保される。
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図は、この考案の第1実施例を示す。ま
ず第1図から第3図は安全片を示し、第1図は表面図、
第2図は第1図のA−A断面図、第3図は裏面図であ
る。第4図は、コック本体の正面図。また第5図及び第
6図は、この実施例に係る押し回し式ガスコックの正面
図の要部であり、第5図はロック状態、第6図はアンロ
ック状態をそれぞれ示す。 ついで第7図から第13図は、この考案の第2実施例を示
す。第7図から第9図は安全片を示し、第7図は表面
図、第8図は第7図のB−B断面図、第9図は裏面図で
ある。第10図は、コック本体の正面図である。また第11
図から第13図は、この実施例に係る押し回し式ガスコッ
クを示す。このうち、第11図は平面図、第12図及び第13
図は正面図の要部であり、第11図及び第12図はロック状
態、第13図はアンロック状態をそれぞれ示す。 加えて、第14図及び第15図は従来技術を示す。第14図は
止め輪と固定環の斜視図、第15図は使用状態の側面図で
ある。 1……安全片、2……凹部 3……ビス挿通孔、4……コック本体 5……凸部、6……ビス 9……レバー

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】レバーの押し回しを制御する安全装置を具
    えた押し回し式ガスコックにおいて、 ビス挿通孔(3)を有する安全片(1)と、この安全片
    (1)をレバー(9)近くのコック本体(4)に固定す
    るべくビス挿通孔(3)に挿し通したビス(6)とで安
    全装置を形成し、 (イ) ビス(6)を緩めることにより、ビス(6)と
    ビス挿通孔(3)とに規制される範囲で安全片(1)が
    運動でき、 (ロ) 安全片(1)の運動範囲内の一位置では、押し
    回しに伴うレバー(9)の昇降軌跡内に安全片(1)の
    一端が位置し、 (ハ) 他の一位置では、レバー(9)の昇降軌跡外に
    安全片(1)が位置することとなる、 ようにしたことを特徴とする押し回し式ガスコック。
  2. 【請求項2】安全片(1)・コック本体(4)のいずれ
    かに凸部(5)を、他方には凹部(2)をそれぞれ設
    け、これら凸部(5)と凹部(2)とを嵌め合わせた状
    態でビス(6)により安全片(1)を固定する請求項1
    記載の押し回し式ガスコック。
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