JP2524593Y2 - 車両検知装置 - Google Patents

車両検知装置

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JP2524593Y2
JP2524593Y2 JP11482290U JP11482290U JP2524593Y2 JP 2524593 Y2 JP2524593 Y2 JP 2524593Y2 JP 11482290 U JP11482290 U JP 11482290U JP 11482290 U JP11482290 U JP 11482290U JP 2524593 Y2 JP2524593 Y2 JP 2524593Y2
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JP
Japan
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road
lane
vehicle
magnetic
magnetic sensor
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JP11482290U
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JPH0473299U (ja
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俊浩 中谷
知男 白石
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Seiwa Electric Mfg Co Ltd
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Seiwa Electric Mfg Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、道路を通行する車両を検知するための装置
に関する。
〈従来の技術〉 車両が移動すると、その近傍の地磁気の変化が生じ
る。これは、車両に磁性体を多く使用しており、その磁
性体が地磁気を切ることによって生じるものである。こ
のような現象を利用して、従来、道路の上方位置に磁気
センサを配置し、このセンサによって車両通過による磁
気の変化を検出して、その検出値から車両通過の有無を
判別している。そして、磁気センサの検出感度をよくす
るために、その受感面を、道路が延びる方向と交差する
方向もしくは道路と対面する方向に向けていた。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところで、磁気センサを上述のような配置とすると、
隣接車線を通行する車両による磁気変化も検出すること
がある。例えば隣接車線にトラックやバス等の大型車両
が通過した際、センサの出力レベルが、検知すべき車線
に一般の乗用車が通過した場合と同じレベルなることが
あり、このような場合には、検知すべき車線か、あるい
はその隣接車線の、いずれの車線に車両が通過したのか
判別することが困難であった。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、上記の従来の問題点を解決すべくなされた
もので、その構成を実施例に対応する第1図を参照しつ
つ説明すると、本考案は、車両が通過することにより、
その近傍に生じる磁気変化を検出し、その検出値から車
両通過の有無を判別する装置において、上記の磁気変化
を検出する磁気センサ1を、少なくとも二車線の道路の
互いに隣接する第1および第2の道路(レーンIおよび
レーンII)の、第2の道路の幅方向中央の上方位置か
ら、この両者の道路の境界上方位置までの間における所
定高さ位置に配設するとともに、その受感面1aを、第2
の道路の幅方向中央を通りかつ道路が延びる方向に沿う
平面上に沿って第1の道路側に向くよう配置して、この
磁気センサ1を第1の道路の磁気変化の検出に用いるよ
う構成したことによって特徴づけられる。
〈作用〉 第1の道路(レーンI)の磁気変化を検出するための
第1の磁気センサ1を、上記のような配置とすることに
より、隣接する第2の車線(レーンII)に車両が通過し
ても、その磁気変化を第1の磁気センサ1では捉えるこ
とは殆どない。すなわち、車両は、通常、車長方向に磁
化されており、第2の道路に車両が通過しても、その磁
気変化からの磁束が第1の磁気センサ1の受感面1aと交
差することは少なく、これによって、第1の磁気センサ
1の検出値には、第2の道路の車両通行による影響はほ
とんどなくなる。一方、検知対象道路である第1の道路
に車両が通過した際には、その磁束は第1の磁気センサ
1の受感面1aと交差する。従って第1の磁気センサ1は
第1の道路のみの磁気変化を捉えることになる。
〈実施例〉 本考案の実施例を、以下、図面に基づいて説明する。
第1図は、本考案実施例の構成図である。
レーンIIの中央上方位置に第1の磁気センサ1が配置
されている。このセンサ1の受感面1aはレーンIIの幅方
向中央を通り、かつ道路が延びる方向に沿う略鉛直面に
沿って配置されており、その受感面1aはレーンI側に向
いている。
また、レーンIの中央上方位置には第2の磁気センサ
2が配置されている。このセンサ2の受感面2aは、レー
ンIの幅方向中央を通り、道路が延びる方向に沿う略鉛
直面に沿って配置されており、さらにその受感面2aはレ
ーンII側に向いている。
第1および第2の磁気センサ1および2の出力信号
は、それぞれ、増幅器および波形成形回路等を有する信
号処理回路3もしくは4に入力される。そして、この各
信号処理回路3,4の各出力信号がそれぞれ車両検知信号
として供される。
なお、レーンIおよびレーンIIの車線の幅を、それぞ
れ3.5mとした場合、第1および第2の磁気センサ1およ
び2を架橋5等によって、例えば高さ約5m程度の位置に
保持する。
次に、本考案実施例の作用を述べる。
レーンIIに車両が通過したときには、第1の磁気セン
サ1は、その磁気変化を検出しない。これは、車両は車
長方向に磁化されていることが多く、このため、第1の
磁気センサ1の直下を通過する車両によって生じた磁気
変化からの磁束は、第1の磁気センサ1の受感面1aと交
差することはなく、従って第1の磁気センサ1では、レ
ーンIIを通行する車両はほとんど検出されることはな
い。また、同様に第2の磁気センサ2では、レーンIを
通行する車両は検出されることはない。
以上のことから、レーンIに車両が通過したときに
は、第2図のタイミングチャートに示すように、第1の
磁気センサ1のみが検出出力を発生し、信号処理回路3
からは矩形のパルス信号が出力される。そしてその信号
から車両通過を知ることができる。一方、レーンIIに車
両が通過したときには、第2の磁気センサ2のみが検出
出力を発生して同様にその車両の通過を知ることができ
る。さらに、レーンIおよびレーンIIそれぞれに、車両
が通過した際、第1および第2の磁気センサ1および2
がともに出力を発生して、それぞれの車線に車両が通過
したことを知ることができる。以上のように、信号処理
回路3および4の出力信号から、レーンIあるいはレー
ンIIのいずれの車線に車両が通過したかを容易に判別す
ることが可能となる。
第3図は本考案の他の実施例の構成を示す図である。
先の実施例では、レーンIの磁気変化を検出する磁気
センサ1をレーンIIの中央上方位置に、またレーンII検
出用の磁気センサ2をレーン位置の中央上方位置に、そ
れぞれ配置しているが、この例では、第1のおよび第2
の磁気センサ1および2を、レーンIとレーンIIとの境
界上方位置に配置して、それぞれの受感面1a,2aが、レ
ーンIIもしくはレーンIの幅方向中央を通る平面上に沿
うよう配設している。このような配置とすることによっ
て、検知すべき車線に隣接する車線を通過する車両によ
る影響はさらに軽減され、また検出信号も増大するの
で、より感度の高い車両検知を行うことが可能となる。
なお、以上の本考案実施例においては、互いに隣接す
る二車線道路の車両検知を、それぞれ個別に行う場合の
例について説明したが、本考案はこれに限られることな
く、二車線道路のうちいずれか一方の車両のみを検知す
る場合にも適用可能であることは勿論で、さらには二車
線以上の道路にも適用可能である。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案によれば、磁気センサ
を、検知すべき道路の隣接道路の幅方向中央の上方位置
からその両者の道路の境界位置上方位置までの間に配設
するとともに、その受感面を隣接道路の車両通過によっ
て生じる磁束が交差しないように配置したから、隣接道
路に車両が通行してもその磁気変化は検出されることは
ほとんどなく、これによって、例えば二車線道路におい
て、検知の必要がない車線の磁気変化による影響を除去
でき、検知すべき車線のみの車両通過データを得ること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の構成図で、第2図はその実施例
の作用を説明するためのタイミングチャートである。ま
た、第3図は本考案の他の実施例の構成図である。 1……第1の磁気センサ 1a……受感面 2……第2の磁気センサ 2a……受感面 3,4……信号処理回路 5……架橋

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両が通過することにより、その近傍に生
    じる磁気変化を検出し、その検出値から車両通過の有無
    を判別する装置において、上記磁気変化を検出する磁気
    センサを、少なくとも二車線の道路の互いに隣接する第
    1および第2の道路の、第2の道路の幅方向中央の上方
    位置からこの両者の道路の境界上方位置までの間におけ
    る所定高さ位置に配設するとともに、その受感面を、上
    記第2の道路の幅方向中央を通りかつ道路が延びる方向
    に沿う平面上に沿って上記第1の道路側に向くよう配置
    して、この磁気センサを上記第1の道路の磁気変化の検
    出に用いるよう構成したことを特徴とする車両検知装
    置。
JP11482290U 1990-10-31 1990-10-31 車両検知装置 Expired - Lifetime JP2524593Y2 (ja)

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JPH0473299U JPH0473299U (ja) 1992-06-26
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