JP3872686B2 - 車両検知装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路を走行する車両を検知して交通流量を測定するための車両検知装置に係り、特に、センサ近傍を走行する車両によって引き起こされる磁気の変化を捉える磁界感応型の車両検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
道路上のある地点で地磁気を計測した場合、時間的にある一定の値が得られる。道路上を磁性体の塊である車両が移動する場合には、車両に磁気が集中するため、磁気の強度が時間的に変化する。また、車両が磁化している場合には、その磁化の方向と地磁気の方向が等しい場合には強め合い、反対の場合には弱め合うため、より大きく変化する。このような磁界感応型の従来の車両検知装置が、例えば、特開平6−325288号公報に開示されている。
【0003】
この従来の車両検知装置では、車両が磁気センサの設置点を通過していくと、磁気センサの出力が変化する。このときの磁気センサの出力波形を捉えて車両が通過したことを検出する。2つの磁気センサが道路に沿って間隔をおいて設置されているので、1台の車両の通過に対して2つの磁気センサから時間差のある車両検知信号が生じる。この時間差のある車両検知信号により、道路上を走行する車両の台数と速度を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の車両検知装置では、検知したい車両が走行する車線(自車線)地中または橋梁部裏側に磁気センサを設置し、その直上を走行する車両を検知しようとしたときに、大きく磁化された車両や、鋼材を搭載した車両が隣接車線を通行した場合、これらの車両が引き起こす磁気変化が大きいため、隣接車線であっても、磁気センサで検知する磁気が自車線と同様に変化してしまい、車両が自車線を走行したと誤検知するという問題がある。
【0005】
したがって、実際の車両の通行量よりも多くカウントしてしまい、車両を検知する精度が低くなってしまうという問題がある。
【0006】
そこで、本発明の目的は、検知したい車両が走行する車線を決定でき、その車線を走行する車両のみを検知できる車両検知装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために創案されたものであり、請求項1の発明は、道路地中または橋梁裏側、もしくはガントリー上に設置され、走行する車両による磁気の変化を計測すると共に、隣接する車線の影響を除去して予め決められた車線を走行する車両を検知する車両検知装置において、検知したい車線の道路地中または橋梁裏側、もしくはガントリー上に設置された磁気センサと、磁気センサの出力を微分し整流する演算装置と、その演算装置の演算出力が、検知したい車線を車両が通過したときの出力より小さく隣接車線を車両が通過したときの出力より大きい値に予め設定した閾値以上のときパルスを出力する判定装置とを備えた車両検知装置である。
【0008】
請求項2の発明は、少なくとも磁気センサを、車線の走行方向に一定間隔をおいてそれぞれ設け、判定装置が出力するパルスの時間差を演算して速度を求める速度演算装置を備えた請求項1記載の車両検知装置である。
【0009】
請求項3の発明は、判定装置が出力するパルスの時間差を演算して速度を求めると共に、求めた速度を判定装置にフィードバックする速度演算装置を備え、フィードバックされた速度に対応させて閾値を変化させる請求項2記載の車両検知装置である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
【0011】
まず、本発明に係る車両検知装置に備えられる磁気センサの設置の一例を図2で説明する。
【0012】
図2に示すように、道路20は、片側が2車線20a,20bからなっている。各車線20a,20bの幅はwである。幅wは、通常の道路の場合、約3.5mである。一方の車線20a上を車両(乗用車)21が走行しており、他方の車線20b上を車両(大型車)22が走行している。
【0013】
本発明に係る車両検知装置の磁気センサ2は、一方の車線20aを走行する車両21を検知したい場合、通常の道路であれば、例えば、一方の車線20a中央の地中に、センサの検知軸が道路20表面に対して鉛直上向きとなるようにして設置される。磁気センサ2としては、例えば、ホール素子を用いることができる。
【0014】
図2では、道路20の走行方向をx軸にとり、道路20の幅方向をy軸にとり、磁気センサ2の検知軸(感度軸)をz軸にとっている。以下の説明では、検知したい車両21が走行する一方の車線20aを自車線とし、他方の車線20bを隣接車線とする。
【0015】
磁気センサ2を図2のように設置した場合において、磁気センサ2の近傍を車両が走行する際の磁気変化を図3および図4で説明する。
【0016】
車両は磁性体の塊であり、構造上前後方向に磁化している場合が多い。また、磁化していない場合であっても、磁性体に地磁気が集中するため、等価的に磁化している場合と同等の影響を周囲磁気に与える。なお、磁界の強さは、車両の磁性体含有量や磁化の履歴により、車両の寸法や車種によらない。
【0017】
車両が磁化した場合の一例を、図3(a)、(b)で説明する。図3(a)は、車両21による磁気分布を示す正面側の説明図である。図3(b)は、車両21による磁気分布を示す側面側の説明図である。
【0018】
図3(a)、(b)に示すように、前後に磁化していることは、前後に長い磁石31と同等であると見なすことができる。このような磁石31である車両21が磁気センサ2近傍を走行した場合の車両21による磁気変化は、以下のようにして得ることができる。図3(a)、(b)では、磁気センサ2の中心点(設置点)Pから磁石30の中心位置までの高さをhとしている。図中の点線は、磁束線を示している。
【0019】
図4(a)は、隣接車線を走行する車両の仮想磁石32による磁気強度を示す正面側の説明図である。図4(b)は、自車線を走行する車両の仮想磁石31による磁気強度を示す側面側の説明図である。図4(a)、(b)では、磁石31,32の前方側をS極とし、後方側をN極としている。点Pと磁石31のN極とを結ぶ直線が、磁石31の長手方向とつくる角度をθ1とし、点Pにおける磁石31のN極に対する磁化の強さをHNとする。また、点Pと磁石31のS極とを結ぶ直線が、磁石31の長手方向とつくる角度をθ2とし、点Pにおける磁石31のS極に対する磁化の強さをHSとする。
【0020】
図4(b)に示すように、磁石31の磁化の強さをmとすると、磁気センサ2の点Pにおける磁化の強さHN,HSは、数1で与えられる。
【0021】
【数1】
【0022】
ここで、r1とr2は数2で示される。
【0023】
【数2】
【0024】
これにより、点Pのz方向の磁界Hzは鉛直下向きであり、数3により求めることができる。
【0025】
【数3】
【0026】
また、図4(a)に示すように、隣接車線に車両がある場合には、図2の車両22が磁石32と見なせるので、数2のr1,r2の代わりに数4のr1,r2を用いる。図4(a)では、点Pと磁石32とを結ぶ直線が、磁石31と磁石32間距離(車線幅w)である直線とつくる角度をφとし、点Pにおける磁石32に対する磁化の強さをHrとする。
【0027】
【数4】
【0028】
この数4を用いて数5により、隣接車線に車両がある場合の点Pにおけるz方向の磁界Hznを求めることができる。この磁界Hznも鉛直下向きである。
【0029】
【数5】
【0030】
したがって、数3のHzと数5のHznから点Pにおける磁気変化を求めることができる。数3と数5から明らかなように、車両が前後方向に磁化されている場合には、自車線車両による磁気信号と隣接車線による磁気信号との差異は、磁気センサ2が検知する軸への投影する角度と、距離による減衰量だけである。
【0031】
さて、図1は、本発明の好適実施の形態である車両検知装置のブロック図を示したものである。
【0032】
図1に示すように、本発明に係る車両検知装置1は、主として道路を走行する車両を検知して交通流量を測定するためのものであり、磁気センサ2と、磁気センサ2の出力を微分し整流する演算装置3と、その演算装置3の演算出力が予め設定した閾値以上のときパルスを出力する判定装置4とを備えている。
【0033】
磁気センサ2は、走行する車両による磁気の変化(上述した磁界Hz,Hzn)を、センサ出力信号aとして演算装置3に出力する。磁気センサ2として、例えば、ホール素子を用いた場合、センサ出力信号aは、走行する車両による磁気の変化に比例した電圧となる。
【0034】
演算装置3は、センサ出力信号aを微分し、微分出力信号bを出力する微分回路5と、微分出力信号bを整流し、演算出力信号cを出力する整流回路6とからなっている。後述するように、センサ出力信号aを微分すると、センサ出力信号波形は、より曲線の特徴が明確となった微分出力信号波形となる。
【0035】
判定装置4には、予め設定された閾値が記憶されており、演算出力信号cが設定された閾値を越えると、車両検知信号であるパルス信号dを出力する。判定装置4から出力されたパルス信号dを、例えば、カウンタを備えた表示手段に入力すれば、走行車両の台数などを表示手段で表示することができる。
【0036】
本実施の形態の作用を説明する。
【0037】
図2〜図4で説明したように、前後に磁化された車両21が、一定速度で自車線20aを走行し、同様に、前後に磁化された車両22が、車両21と並んで一定速度で隣接車線20bを走行している。車両21は、磁気センサ2の遠方から近づき、センサ2上を通過し、センサ2から遠ざかる。一方、車両22は、センサ2の遠方から近づき、センサ2の近傍を通過し、センサ2から遠ざかる。ただし、車両22は大型車であるので、乗用車である車両21の40倍に磁化されているものとする。
【0038】
このときのセンサ出力信号波形、微分出力信号波形、演算出力信号波形を、それぞれ図5〜図7に示す。図5〜図7では、両車両による各信号波形を、時間変化の中心位置に合わせて、一つの図に示している。横軸は車両位置(m)にとり、縦軸は各出力(AU)にとっている。各波形図は、自車線を走行する車両によるものを実線で、隣接車線を走行する車両によるものを点線でそれぞれ示している。
【0039】
図5に示すように、磁気センサ2の設置してある点Pにおける磁気変化は、自車線によるものがセンサ出力信号波形51、隣接車線によるものがセンサ出力信号波形52となる。これは、両車両がセンサの遠方から近づくとき、図3および図4で説明したように、磁界Hz,Hznが鉛直下向きとなり、逆に、両車両がセンサの遠ざかるとき、磁界Hz,Hznが鉛直上向きとなるので、左側が下に凸の波形、右側が上に凸の波形となる。また、自車線を走行する車両からの磁気変化の方が隣接車線を走行する車両からの磁気変化よりも大きいので、波形51の方が波形52よりも変化が大きい。
【0040】
ここで、本発明に係る車両検知装置1との比較のために、微分回路がなく、整流回路のみからなる演算装置を備えた車両検知装置を考える。その他の構成は、車両検知装置1と同じとする。
【0041】
比較例の車両検知装置では、演算装置が磁気センサの出力を整流したものを演算出力として出力するので、図8に示すように、負の出力が正に反転され、自車線によるものが演算出力信号波形81、隣接車線によるものが演算出力信号波形82となる。比較例では、それぞれの信号波形の大きさの差異が少ないため、閾値T8による判別が困難となり、判定装置が出力するパルスには、隣接車線によるものも含まれることになる。
【0042】
そこで、本発明に係る車両検知装置1では、センサ出力信号を演算装置に入力し、演算装置内でセンサ出力信号を微分し、整流したものを演算出力信号とする。
【0043】
センサ出力信号を演算装置の微分回路で微分すると、図6に示すように、図5の波形51は微分出力信号波形61となり、図5の波形52は微分出力信号波形62となる。センサ出力信号を微分することにより、センサ出力信号波形は、より曲線の特徴が明確となった微分出力信号波形となる。
【0044】
さらに、微分出力信号を演算装置の整流回路で整流すると、図7に示すように、負の出力が正に反転されるので、図6の波形61は演算出力信号波形71となり、図6の波形62は演算出力信号波形72となる。図7からわかるように、波形71と波形72の両者に明らかな差が現れるため、予め設定された閾値をTとすれば、閾値Tによる判別が容易となる。判定装置は、波形71,72が閾値Tを越えたときにパルス信号を出力するので、判定装置が出力するパルスには、隣接車線によるものは含まれない。
【0045】
また、図8で説明した比較例では、信号波形の大きさの差異が少なくなるので、閾値T8の設定できる範囲が非常に狭いが、本発明に係る車両検知装置1では、信号波形の大きさの差異が大きくなるので、閾値Tの設定できる範囲が非常に大きい。
【0046】
すなわち、車両検知装置1は、閾値を適切に設定することにより、自車線と隣接車線を走行する車両による信号を判定装置で容易に判別でき、自車線車両による磁気変化のみを、判定装置がパルス信号として出力することができる。このパルスをカウンタを備えた表示手段に入力すれば、自車線を走行する車両の台数などを表示手段で表示することができる。
【0047】
したがって、車両検知装置1は、磁気センサの出力を演算装置で微分して整流し、その演算装置の演算出力が予め設定された閾値以上のとき、判定装置がパルスを出力するので、検知したい車両が走行する車線を特定でき、しかも、磁気変化から車両の通過を判断する場合に、磁気センサを設置した車線を走行する車両でなく、隣接車線などを通行した車両により変化した磁気変化を誤検出する頻度が低減し、高精度の車両検知が可能となる。
【0048】
このように、本発明によれば、磁気センサの検知軸を少なくとも道路垂直成分を検知できるように設置し、磁気変化の微分値を演算すると共に、通過した車両群の微分値を最大値で規格化する演算装置に、磁気センサの出力が接続され、判定装置に、演算装置の出力が接続され、判定装置にて予め決められた閾値との比較により走行車線を判断し、判定装置が予め決められた車線を走行する車両に対応した車両信号のみを出力するようにしたため、走行する車両の車線を判断でき、磁気センサ上を走行した車両のみを検知でき、車両検知精度を大幅に向上することができる。
【0049】
次に、第2の実施の形態を説明する。
【0050】
図9に示すように、第2の実施の形態では、磁気センサ2a,2bは、一方の車線20aを走行する車両21を検知したい場合、通常の道路であれば、例えば、一方の車線20a中央の地中に、センサの検知軸が道路20表面に対して鉛直上向きとなるように、車線20aの走行方向に一定間隔をおいてそれぞれ設置される。
【0051】
図10に示すように、第2の実施の形態である車両検知装置100は、磁気センサ2a,2bと、磁気センサ2a,2bのセンサ出力信号a1,a2をそれぞれ微分し整流する演算装置3a,3bと、演算装置3a,3bの各演算出力c1,c2が予め設定された閾値以上のときパルス信号d1,d2をそれぞれ出力する判定装置4a,4bと、判定装置4a,4bが出力するパルス信号d1,d2の時間差を演算して速度を求める速度演算装置101とを備えたものである。
【0052】
速度演算装置101は、自車線を走行する車両の台数および速度の情報を有する速度演算出力信号eを出力する。速度演算装置101から出力された速度演算出力信号を、例えば、カウンタを備えた表示手段に入力すれば、走行車両の台数や速度を表示手段で表示することができる。演算装置3a,3b、判定装置4a,4bの構成は、図1で説明した車両検知装置1と同じである。
【0053】
車両検知装置100では、隣接車線の影響を除去して自車線を走行する車両の台数を検知できるだけでなく、自車線を走行する車両の速度をも検知できる。その他の作用効果は、図1で説明した車両検知装置1とほぼ同じである。
【0054】
図10では、2つの磁気センサ2a,2bの出力を、2つの演算装置3a,3bと2つの判定装置4a,4bでそれぞれ処理する例で説明したが、磁気センサ2a,2bの出力を、1つの演算装置と判定装置で処理するようにしてもよい。
次に、第3の実施の形態を説明する。
【0055】
一般の高速道路のように、走行する車両の速度がほぼ一定である場合には、判定装置の閾値は一定であってもよい。ところが、一般道路や都市高速道路などでは、車両の速度が不定であるため、閾値を速度に応じて可変にする必要がある。このような道路状況に対応した構成を図11に示す。
【0056】
図11に示すように、第3の実施の形態である車両検知装置110は、判定装置4a,4bが出力するパルス信号d1,d2の時間差を演算して速度を求めると共に、求めた速度を判定装置4a,4bにそれぞれフィードバックする速度演算装置111を備えたものである。
【0057】
速度演算装置111は、自車線を走行する車両の台数および速度の情報を有する速度演算出力信号eを出力すると共に、判定装置4a,4bに速度信号f1,f2を出力する。判定装置4a,4bは、フィードバックされた速度信号f1,f2に対応させて閾値を変化させ、新たに設定した閾値に基づいて新たなパルス信号d1,d2を出力する。その他の構成は、図10で説明した車両検知装置100と同じである。
【0058】
この車両検知装置110は、図10で説明した車両検知装置100に比べれば、閾値が一定でなく、閾値を速度に対応させて変化させているので、より精度良く、自車線を走行する車両の台数および速度を検知できるという利点がある。その他の作用効果は、図1で説明した車両検知装置1とほぼ同じである。
【0059】
上記実施の形態では、磁気センサを道路地中に設置した例で説明したが、磁気センサを設置する場所は道路地中に限らず、例えば、高架橋・橋梁部であればその裏側に、また、ガントリー上であれば、車両の上方となるガントリーの渡し部に設置してもよい。また、本発明が適用される道路として、片側2車線の例で説明したが、本発明は、いかなる車線を有する道路にも適用することができる。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、本発明によれば次のごとき優れた効果を発揮する。
【0061】
(1)隣接する車線の影響を除去して検知したい車両が走行する車線を確実に決定でき、その車線のみを走行する車両を検知できる。
【0062】
(2)車両検知精度が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施の形態を示すブロック図である。
【図2】磁気センサの設置の一例を示す平面図である。
【図3】図3(a)は、車両による磁気分布を示す正面側の説明図である。図3(b)は、車両による磁気分布を示す側面側の説明図である。
【図4】図4(a)は、車両の仮想磁石による磁気強度を示す正面側の説明図である。図4(b)は、車両の仮想磁石による磁気強度を示す側面側の説明図である。
【図5】センサ出力信号の波形図である。
【図6】本発明に係る演算装置の微分出力信号の波形図である。
【図7】本発明に係る演算装置の演算出力信号の波形図である。
【図8】比較例における演算装置の演算出力信号の波形図である。
【図9】磁気センサの設置の一例を示す平面図である。
【図10】第2の実施の形態を示すブロック図である。
【図11】第3の実施の形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 車両検知装置
2 磁気センサ
3 演算装置
4 判定装置
5 微分回路
6 整流回路
Claims (3)
- 道路地中または橋梁裏側、もしくはガントリー上に設置され、走行する車両による磁気の変化を計測すると共に、隣接する車線の影響を除去して予め決められた車線を走行する車両を検知する車両検知装置において、
検知したい車線の道路地中または橋梁裏側、もしくはガントリー上に設置された磁気センサと、
磁気センサの出力を微分し整流する演算装置と、
その演算装置の演算出力が、検知したい車線を車両が通過したときの出力より小さく隣接車線を車両が通過したときの出力より大きい値に予め設定した閾値以上のときパルスを出力する判定装置とを備えたことを特徴とする車両検知装置。 - 少なくとも磁気センサを、車線の走行方向に一定間隔をおいてそれぞれ設け、判定装置が出力するパルスの時間差を演算して速度を求める速度演算装置を備えた請求項1記載の車両検知装置。
- 判定装置が出力するパルスの時間差を演算して速度を求めると共に、求めた速度を判定装置にフィードバックする速度演算装置を備え、フィードバックされた速度に対応させて閾値を変化させる請求項2記載の車両検知装置。
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