JP2524384Z - - Google Patents
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Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、紙幣、カード等の比較的軽量のシート状物品を搬送するシート状物
品搬送用ベルトに関する。 (従来の技術) 近時、銀行等にて使用される現金自動支払機、あるいは公衆電話等では、カー
ドを機器内に取り込んで、該カードに書込まれた情報を読出している。また、自
動販売機では紙幣を機器内に取り込み、所要の物品や釣銭と交替している。この
ように、カードや紙幣を機器内に取り込む場合には、通常、一対の搬送用ベルト
が使用され、両搬送ベルトにてカードや紙幣等のシート状物品を挟み込んで、機
器内へ搬送している。 従来、このような搬送ベルトには平ベルトが用いられている。しかし、平ベル
トは蛇行が生じやすく、プーリから逸脱しやすいという欠点がある。例えば、搬
送すべきシート状物品に何らかの抵抗が作用して該物品が搬送されない場合等の
ように、急激な負荷が増大した場合には、平ベルトはプーリから容易に逸脱して しまう。しかも、平ベルトはプーリとの摩擦により走行されるため、高張力を付
与した状態で、走行させなければならず、そのために、プーリ軸および径等を大
型化し、ベアリングおよびその支持方法等を十分に考慮する必要がある。現金自
動支払機、公衆電話、自動販売機等では、カードや紙幣等を取り込むためのスペ
ースに限りがあり、プーリを大型化することは困難である。このような、平ベル
トよりも走行安定性に優れたベルトとして、プーリに当接する内周面の全周にわ
たって、断面V字状のリブが幅方向に並設されたリブ付ベルトが知られている。 (考案が解決しようとする課題) しかし、該リブ付ベルトは、通常、伝動用ベルトとして用いられており、高張
力が付加された状態で走行し得るように、抗張体としてコードが内部に配設され
ている。そのため、ベルト全体の厚みが増加し、しかも抗張力が付加されている
ため、該ベルトを駆動するためのプーリが大型化する。従って、該リブ付ベルト
は、コンパクトさが要求されるシート状物品の搬送に用いることができない。ま
た、抗張体としてコードが用いられるために、各リブ間の薄肉となった部分とコ
ードとが平行になり、その薄肉部がコードに沿って引き裂かれるおそれがある。 本考案は上記以来の問題を解決するものであり、その目的は、低張力で安定的
に走行することができるため、プーリ等を含めて機構全体を大型化する必要がな
く、しかもプーリから逸脱するおそれがなく、さらには長手方向に沿って引き裂
かれるおそれもないシート状物品搬送用ベルトを提供することにある。 (課題を解決するための手段) 本考案のシート状物品搬送用ベルトは、全周にわたる環状のV溝が軸方向に複
数形成されたプーリ間に巻き掛けられる無端状のシート状物品搬送用ベルトであ
って、一側面が搬送面となった平板状本体部の該搬送面とは反対側側面に、前記
複数のV溝に係合する断面V字状をなし、その先端部は広がり角度が50〜65
度の範囲内であるように形成されているリブが幅方向に複数、かつ全周にわたっ
て該本体部と一体形成されており、該各リブの並設ピッチが2.5mm以下であり
、該平板状本体部内に抗張体として袋織りした織布を配設しており、そのことに
より上記目的が達成される。 (実施例) 以下に本考案を実施例について説明する。 本考案のシート状物品搬送用ベルトは、第1図に示すように、平板状の本体部
11と、該本体部11のプーリに当接する内周側面に幅方向に並設された複数の
リブ12,12,…とを有する。 本体部11は、各リブ12が設けられた内周面と反対側の外周面(背面)が物
品搬送面11aとなっている。該本体部11の幅方向寸法は、搬送すべきシート
状物品等により異なるが数mm〜数cm程度である。 各リブ12は、平板状本体部11の内周側面の全周にわたって環状に形成され
ている。 該本体部11内には、抗張体として環状の織布20が、該本体部11の全周に
わたって設けられている。該織布20は、例えば、ポリエステル繊維、ポリアミ
ド繊維、芳香族ポリアミド(アラミド)繊維、ガラス繊維、金属繊維等を、袋織
りしたものが用いられる。 本体部11および、各リブ12は、例えば、合成ゴム、合成樹脂等により、一
体的に形成されている。各リブ12は、先端部の広がり角度αが50〜65度の
範囲内にあるような断面V字状をしており、その各先端は平坦になっている。そ
して、各リブ12のピッチpは2.5mm以下に設定されており、各リブ12の高
さHと、本体部11の厚さhとを合計したベルト全体の総厚さbは2.5mm以下
とされている。 該シート状物品搬送用ベルトの駆動には、周面に該ベルトのリブが係合し得る
凹部が形成されたプーリ30が用いられる。 本考案のシート状物品搬送用ベルトの各リブ12の先端部の広がり角度αを、
例えば、60度にする場合には、メートルネジの国際規格に準じて、各リブ12
の高さおよびピッチを定めれば、メートルネジの国際規格の呼称により各リブ1
2の高さおよびピッチが理解されるため、便利であり、しかも国際的にも同一規
格にて、本考案のシート状物品搬送用ベルトが製造される。この場合には、該搬
送用ベルトを駆動させるプーリ30も、メートルネジの国際規格に準じて製造さ れるため、一層便利である。このような構成の本考案のシート状物品搬送用ベル
トによるカード、紙幣等のシート状物品の搬送には、同様の構成のシート状物品
搬送用ベルトを、その各搬送面11aが相対方向するように配設して、各搬送面
11aにて、搬送すべき物品を挟持させ、両シート状物品搬送用ベルトを走行さ
せることにより、該物品が搬送される。このとき、該ベルトの各リブ12は、プ
ーリ30の凹部に係合された状態で走行されるため、蛇行するおそれがない。し
かも、該ベルトに負荷が加わった場合にも、該ベルトは、プーリ30から逸脱す
るおそれがない。 (考案の効果) 本考案のシート状物品搬送用ベルトは、このように、全周にわたる環状のV溝
が軸方向に複数形成されたプーリ間に巻き掛けられる無端状のシート状物品搬送
用ベルトであって、一側面が搬送面となった平板状本体部の該搬送面とは反対側
側面に、前記複数のV溝に係合する断面V字状をなし、その先端部は広がり角度
が50〜65度の範囲内であるように形成されているリブが幅方向に複数、かつ
全周にわたって形成されており、該平板状本体部内に抗張体として袋織りした織
布を配設した構成を有しているので、プーリとベルトとの協働によって平ベルト
では考えられない、Vベルトに準じる伝達特性を得ることができる。即ち、大負
荷伝達が可能になる。それ故、このシート状物品搬送用ベルトによれば、搬送力
を大きくできるので、その分、ベルトのテンションを小さくできる。この結果、
プーリ等を含む機構全体を大型化する必要がないので、カードや紙幣などを取り
込むためのスペースに限りがある現金自動支払機、公衆電話及び自動販売機等に
使用されるシート状物品搬送用ベルトとして、好適なものになる。また、各リブ
とプーリ溝との形状により、各リブがプーリ溝内に完全に嵌まり込んだ状態でベ
ルトの駆動が行われるので、ベルトの横振れ、即ち蛇行を確実に防止できる。ま
た、ベルトがプーリ溝から逸脱するおそれがないので、一対のプーリの軸心ずれ
(オフセット)を大きくできる。従って、一対のプーリの取り付け精度が若干ラ
フであっても、支障を来すことがないので、シート状物品搬送用ベルトが適用さ
れる装置の組み付け作業を効率よく行える。それ故、装置の製造効率を向上でき
、 コストダウンにい大いに寄与できる。更には、ベルトに負荷がかかった場合に、
各リブに略均等に負荷が作用するため、特定のリブが異常に摩耗する事がない。
従って、ベルト全体の摩耗を低減でき、その寿命を向上できる。 加えて、上記の織布は、袋織りされているので、以下の効果を奏する。まず袋
織りにすれば、縦糸と横糸からなる織布の組織により、ベルトに好ましい伸縮性
を持たせることができる。従って、まず、第1に、プーリに対するベルトの巻き
掛け作業、即ち取り付け作業性の向上が図れる。このことは、プーリの軸心間距
離が若干ラフであっても、支障なく取り付け作業が行えることを意味している。
また、プーリの軸心間距離を微調整するための調整機構が不要になるので、装置
構成を簡潔化できる。更には、運転時に、プーリ間に軸心のずれが存在している
場合であっても、このずれに起因するベルトの張力変動を容易に吸収できるので
、この点においても、ベルトのプーリからの逸脱を防止できる。 第2に、縦糸と横糸が複雑に交差する織布の組織により、ベルトのベルト長方
向のみならず幅方向における機械的強度を向上できる。従って、縦割れのない、
即ち長手方向に引き裂かれにくい、耐久性に優れたベルトを実現できる。 また、リブの先端部は、広がり角度が50〜65度の範囲内であるように形成
されているので、該広がり角度が60度に選ばれる場合、メートルネジの国際規
格に準じて、各リブの高さおよびピッチを定めれば、メートルネジの国際規格の
呼称により、各リブの高さおよびピッチが理解されるため、便利であり、しかも
、国際的にも同一規格にて、本考案のシート状物品搬送用ベルトが製造される。
この場合には、該搬送用ベルトを駆動させるプーリも、メートルネジの国際規格
に準じて製造されるため、一層便利である。
品搬送用ベルトに関する。 (従来の技術) 近時、銀行等にて使用される現金自動支払機、あるいは公衆電話等では、カー
ドを機器内に取り込んで、該カードに書込まれた情報を読出している。また、自
動販売機では紙幣を機器内に取り込み、所要の物品や釣銭と交替している。この
ように、カードや紙幣を機器内に取り込む場合には、通常、一対の搬送用ベルト
が使用され、両搬送ベルトにてカードや紙幣等のシート状物品を挟み込んで、機
器内へ搬送している。 従来、このような搬送ベルトには平ベルトが用いられている。しかし、平ベル
トは蛇行が生じやすく、プーリから逸脱しやすいという欠点がある。例えば、搬
送すべきシート状物品に何らかの抵抗が作用して該物品が搬送されない場合等の
ように、急激な負荷が増大した場合には、平ベルトはプーリから容易に逸脱して しまう。しかも、平ベルトはプーリとの摩擦により走行されるため、高張力を付
与した状態で、走行させなければならず、そのために、プーリ軸および径等を大
型化し、ベアリングおよびその支持方法等を十分に考慮する必要がある。現金自
動支払機、公衆電話、自動販売機等では、カードや紙幣等を取り込むためのスペ
ースに限りがあり、プーリを大型化することは困難である。このような、平ベル
トよりも走行安定性に優れたベルトとして、プーリに当接する内周面の全周にわ
たって、断面V字状のリブが幅方向に並設されたリブ付ベルトが知られている。 (考案が解決しようとする課題) しかし、該リブ付ベルトは、通常、伝動用ベルトとして用いられており、高張
力が付加された状態で走行し得るように、抗張体としてコードが内部に配設され
ている。そのため、ベルト全体の厚みが増加し、しかも抗張力が付加されている
ため、該ベルトを駆動するためのプーリが大型化する。従って、該リブ付ベルト
は、コンパクトさが要求されるシート状物品の搬送に用いることができない。ま
た、抗張体としてコードが用いられるために、各リブ間の薄肉となった部分とコ
ードとが平行になり、その薄肉部がコードに沿って引き裂かれるおそれがある。 本考案は上記以来の問題を解決するものであり、その目的は、低張力で安定的
に走行することができるため、プーリ等を含めて機構全体を大型化する必要がな
く、しかもプーリから逸脱するおそれがなく、さらには長手方向に沿って引き裂
かれるおそれもないシート状物品搬送用ベルトを提供することにある。 (課題を解決するための手段) 本考案のシート状物品搬送用ベルトは、全周にわたる環状のV溝が軸方向に複
数形成されたプーリ間に巻き掛けられる無端状のシート状物品搬送用ベルトであ
って、一側面が搬送面となった平板状本体部の該搬送面とは反対側側面に、前記
複数のV溝に係合する断面V字状をなし、その先端部は広がり角度が50〜65
度の範囲内であるように形成されているリブが幅方向に複数、かつ全周にわたっ
て該本体部と一体形成されており、該各リブの並設ピッチが2.5mm以下であり
、該平板状本体部内に抗張体として袋織りした織布を配設しており、そのことに
より上記目的が達成される。 (実施例) 以下に本考案を実施例について説明する。 本考案のシート状物品搬送用ベルトは、第1図に示すように、平板状の本体部
11と、該本体部11のプーリに当接する内周側面に幅方向に並設された複数の
リブ12,12,…とを有する。 本体部11は、各リブ12が設けられた内周面と反対側の外周面(背面)が物
品搬送面11aとなっている。該本体部11の幅方向寸法は、搬送すべきシート
状物品等により異なるが数mm〜数cm程度である。 各リブ12は、平板状本体部11の内周側面の全周にわたって環状に形成され
ている。 該本体部11内には、抗張体として環状の織布20が、該本体部11の全周に
わたって設けられている。該織布20は、例えば、ポリエステル繊維、ポリアミ
ド繊維、芳香族ポリアミド(アラミド)繊維、ガラス繊維、金属繊維等を、袋織
りしたものが用いられる。 本体部11および、各リブ12は、例えば、合成ゴム、合成樹脂等により、一
体的に形成されている。各リブ12は、先端部の広がり角度αが50〜65度の
範囲内にあるような断面V字状をしており、その各先端は平坦になっている。そ
して、各リブ12のピッチpは2.5mm以下に設定されており、各リブ12の高
さHと、本体部11の厚さhとを合計したベルト全体の総厚さbは2.5mm以下
とされている。 該シート状物品搬送用ベルトの駆動には、周面に該ベルトのリブが係合し得る
凹部が形成されたプーリ30が用いられる。 本考案のシート状物品搬送用ベルトの各リブ12の先端部の広がり角度αを、
例えば、60度にする場合には、メートルネジの国際規格に準じて、各リブ12
の高さおよびピッチを定めれば、メートルネジの国際規格の呼称により各リブ1
2の高さおよびピッチが理解されるため、便利であり、しかも国際的にも同一規
格にて、本考案のシート状物品搬送用ベルトが製造される。この場合には、該搬
送用ベルトを駆動させるプーリ30も、メートルネジの国際規格に準じて製造さ れるため、一層便利である。このような構成の本考案のシート状物品搬送用ベル
トによるカード、紙幣等のシート状物品の搬送には、同様の構成のシート状物品
搬送用ベルトを、その各搬送面11aが相対方向するように配設して、各搬送面
11aにて、搬送すべき物品を挟持させ、両シート状物品搬送用ベルトを走行さ
せることにより、該物品が搬送される。このとき、該ベルトの各リブ12は、プ
ーリ30の凹部に係合された状態で走行されるため、蛇行するおそれがない。し
かも、該ベルトに負荷が加わった場合にも、該ベルトは、プーリ30から逸脱す
るおそれがない。 (考案の効果) 本考案のシート状物品搬送用ベルトは、このように、全周にわたる環状のV溝
が軸方向に複数形成されたプーリ間に巻き掛けられる無端状のシート状物品搬送
用ベルトであって、一側面が搬送面となった平板状本体部の該搬送面とは反対側
側面に、前記複数のV溝に係合する断面V字状をなし、その先端部は広がり角度
が50〜65度の範囲内であるように形成されているリブが幅方向に複数、かつ
全周にわたって形成されており、該平板状本体部内に抗張体として袋織りした織
布を配設した構成を有しているので、プーリとベルトとの協働によって平ベルト
では考えられない、Vベルトに準じる伝達特性を得ることができる。即ち、大負
荷伝達が可能になる。それ故、このシート状物品搬送用ベルトによれば、搬送力
を大きくできるので、その分、ベルトのテンションを小さくできる。この結果、
プーリ等を含む機構全体を大型化する必要がないので、カードや紙幣などを取り
込むためのスペースに限りがある現金自動支払機、公衆電話及び自動販売機等に
使用されるシート状物品搬送用ベルトとして、好適なものになる。また、各リブ
とプーリ溝との形状により、各リブがプーリ溝内に完全に嵌まり込んだ状態でベ
ルトの駆動が行われるので、ベルトの横振れ、即ち蛇行を確実に防止できる。ま
た、ベルトがプーリ溝から逸脱するおそれがないので、一対のプーリの軸心ずれ
(オフセット)を大きくできる。従って、一対のプーリの取り付け精度が若干ラ
フであっても、支障を来すことがないので、シート状物品搬送用ベルトが適用さ
れる装置の組み付け作業を効率よく行える。それ故、装置の製造効率を向上でき
、 コストダウンにい大いに寄与できる。更には、ベルトに負荷がかかった場合に、
各リブに略均等に負荷が作用するため、特定のリブが異常に摩耗する事がない。
従って、ベルト全体の摩耗を低減でき、その寿命を向上できる。 加えて、上記の織布は、袋織りされているので、以下の効果を奏する。まず袋
織りにすれば、縦糸と横糸からなる織布の組織により、ベルトに好ましい伸縮性
を持たせることができる。従って、まず、第1に、プーリに対するベルトの巻き
掛け作業、即ち取り付け作業性の向上が図れる。このことは、プーリの軸心間距
離が若干ラフであっても、支障なく取り付け作業が行えることを意味している。
また、プーリの軸心間距離を微調整するための調整機構が不要になるので、装置
構成を簡潔化できる。更には、運転時に、プーリ間に軸心のずれが存在している
場合であっても、このずれに起因するベルトの張力変動を容易に吸収できるので
、この点においても、ベルトのプーリからの逸脱を防止できる。 第2に、縦糸と横糸が複雑に交差する織布の組織により、ベルトのベルト長方
向のみならず幅方向における機械的強度を向上できる。従って、縦割れのない、
即ち長手方向に引き裂かれにくい、耐久性に優れたベルトを実現できる。 また、リブの先端部は、広がり角度が50〜65度の範囲内であるように形成
されているので、該広がり角度が60度に選ばれる場合、メートルネジの国際規
格に準じて、各リブの高さおよびピッチを定めれば、メートルネジの国際規格の
呼称により、各リブの高さおよびピッチが理解されるため、便利であり、しかも
、国際的にも同一規格にて、本考案のシート状物品搬送用ベルトが製造される。
この場合には、該搬送用ベルトを駆動させるプーリも、メートルネジの国際規格
に準じて製造されるため、一層便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のシート状物品搬送用ベルトの横断面図である。
11・・・平板状本体部,11a・・・搬送面,20・・・織布。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 全周にわたる環状のV溝が軸方向に複数形成されたプーリ間に
巻き掛けられる無端状のシート状物品搬送用ベルトであって、 一側面が搬送面となった平板状本体部の該搬送面とは反対側側面に、前記複数
のV溝に係合する断面V字状をなし、その先端部は広がり角度が50〜65度の
範囲内であるように形成されているリブが幅方向に複数、かつ全周にわたって該
本体部と一体形成されており、該各リブの並設ピッチが2.5mm以下であり、該
平板状本体部内に抗張体として袋織りした織布を配設したことを特徴とするシー
ト状物品搬送用ベルト。 【請求項2】 前記各リブの先端部の広がり角度が60度である請求項1に記
載のシート状物品搬送用ベルト。 (54)【考案の名称】 シート状物品搬送用ベルト 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 全周にわたる環状のV溝が軸方向に複数形成されたプーリ間に
巻き掛けられる無端状のシート状物品搬送用ベルトであって、 一側面が搬送面となった平板状本体部の該搬送面とは反対側側面に、前記複数
のV溝に係合する断面V字状をなし、その先端部は広がり角度が50〜65度の
範囲内であるように形成されているリブが幅方向に複数、かつ全周にわたって該
本体部と一体形成されており、該各リブの並設ピッチが2.5mm以下であり、該
平板状本体部内に抗張体として袋織りした織布を配設したことを特徴とするシー
ト状物品搬送用ベルト。 【請求項2】 前記各リブの先端部の広がり角度が60度である請求項1に記
載のシート状物品搬送用ベルト。
Family
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