JP2524302Y2 - サーマルプリントヘッド - Google Patents

サーマルプリントヘッド

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JP2524302Y2
JP2524302Y2 JP1989013438U JP1343889U JP2524302Y2 JP 2524302 Y2 JP2524302 Y2 JP 2524302Y2 JP 1989013438 U JP1989013438 U JP 1989013438U JP 1343889 U JP1343889 U JP 1343889U JP 2524302 Y2 JP2524302 Y2 JP 2524302Y2
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JP
Japan
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layer
lead
bonding layer
protective film
print head
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JP1989013438U
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JPH02104240U (ja
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弘朗 大西
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Rohm Co Ltd
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Rohm Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は感熱印刷装置などに使用するサーマルプリ
ントヘッドに関する。
(従来の技術) 周知のようにこの種装置に使用されるサーマルプリン
トヘッドは、基板の表面に突状のグレーズ層を形成し、
その表面に抵抗層からなる発熱部およびこれに通電する
ためのリードを設け、これらの表面を保護膜によって被
覆することによって構成されている。
このような構成のサーマルプリントヘッドにおいて、
前記発熱部をヘッドの端部に極力接近させて構成するこ
とが要求されることがある。その場合にはグレース層を
ヘッド端部に接近して形成するとともに、更にヘッド端
部からグレーズ層の裾部に至る部分までカットするよう
にしている。
しかしこのように構成すると、カット端面において保
護膜とグレーズ層との接合面が露出するようになる。
一般的にグレーズ層はセラミックスによって形成さ
れ、また保護膜は高硬度の窒化膜系の材料によって構成
されているため、保護膜とグレーズ層との密着性は極め
て悪い。そのため保護膜とグレーズ槽との接合面におい
てクラックが入り、保護膜がグレーズ層から剥離するこ
とがある。このような剥離が生ずると、通電用のリード
が腐食し、導通不良に至ってしまう。
これらを解決するために提案されたのが第3図、第4
図に示す構成である。この構成を説明すると、1はセラ
ミックスなどの絶縁性材料からなる基板、2はその表面
の端部にあって、突状に形成されている、セラミックス
からなるグレース層、3は少なくともグレーズ層2の表
面を覆うように形成されている抵抗層、4は複数の個別
リード、5はコモンリード、6は保護膜である。なお第
3図には保護膜6が省略してある。
各個別リード4とコモンリード5はグレーズ層の表面
で互いに相対するようにしてあり、この相対する間の抵
抗層3がプリント用の発熱部7となる。そしてコモンリ
ード5と選択された個別リード4との間に通電すること
によって、各発熱部7を選択的に発熱させることができ
る。
以上の構成において、グレーズ層2の裾部までカット
したとすると、保護膜6とグレーズ層2との接合面が露
出し、その接合面からクラックが入ってしまうことは、
前述したとおりである。
そのためにリード、ここでは基板の端部に現れるコモ
ンリード5と基板1の端縁1Aとの間に、グレーズと保護
膜との両方に対して接着性の高い接合層(たとえば金属
層で、具体的にはリード4,5と同じ材料からなる金属
層)9を、この接合層9の側縁が基板1の端縁1Aに露出
するように設置する。
このような接合層9を設置しておくと、この接合層9
はグレーズ層2にも、また保護層6にも強力に密着する
ようになり、これによって保護膜6がグレーズ層2から
剥離することが阻止されるようになる。
(考案が解決しようとする課題) しかしこのような構成によると、接合層9が独立して
設置されているため、記録紙との摩擦などにより発生す
る電荷が接合層9に蓄積し易くなる。このように電荷が
蓄積すると、その電荷によって静電破壊などの発生原因
となることがある。
これを避けるために、従来では第3図に示すように、
接合層9とコモンリード5とを連結部10を介して連結し
て、電荷をコモンリード5に逃すようにしている。
しかしこのようにすると、接合層9になんらかの原因
によって腐食が発生したとすると、その腐食がコモンリ
ード5との連結部10を経由して、コモンリード5へと腐
食が進行してしまう恐れがある。
この考案は接合層での電荷の蓄積が生じないように、
しかもリードへの腐食の進行がともなわないようにする
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) この考案は基板の端縁に、接合層をリードに対して独
立に設置するとともに、この接合層を抵抗膜を介してコ
モンまたは個別リードのうちのいずれかのリードに接続
したことを特徴とする。
(作用) 接合層はコモンリード、個別リードなどに直接的には
連結されていない。そのため万一接合層が腐食したとし
ても、各リードに腐食が進行することはない。
接合層に電荷が蓄積しようとしても、その電荷は抵抗
膜を介してこれに接続されているリードを通じて放電さ
れてしまう。そのため接合層に電荷が蓄積されるような
ことはない。
(実施例) この考案の実施例を第1図によって説明する。なお第
3図、第4図と同じ符号を付した部分は、同一または対
応する個所を示す。この考案にしたがい、接合層9とコ
モンリード5とを抵抗膜11によって接続する。
抵抗層11は基板1の表面に形成され、この抵抗膜11の
両端部の表面に、接合層9、コモンリード5を形成する
とよい。そのための具体的手段としては、抵抗層3から
発熱部7を作成するときの、各リードのエッチング時
に、同時に連結部となる抵抗膜11のためのリードエッチ
ングを行なうようにすればよい。
これによれば、この種ヘッドの作成のための全フロー
を変えることなく製作することができるようになって、
都合がよい。
以上の構成によれば、接合層9のコモンリード5に抵
抗膜11を介して接続されることになる。そのため接合層
9にチャージされる電荷は、抵抗膜11を介して放電され
るようになり、接合層9には電荷は蓄積されないように
なる。
また接合層9が腐食するようなことがあっても、接合
層9はコモンリードから分離して設置されているため、
リード4に腐食が進行するようなことは起らない。
そしてこの接合層9の存在によって、保護膜6が基板
1の端縁から剥離することが回避されることは、第3図
の構成と同じである。
なお以上の実施例では接合層9をコモンリードに抵抗
膜11を介して接続しているが、これに代えて個別リード
に抵抗膜11を介して接続するようにしてもよい。
(考案の効果) 以上詳述したようにこの考案によれば、接合層への電
荷の蓄積は回避され、もって静電破壊の発生を確実に回
避することができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す平面図、第2図は第1
図の拡大断面図、第3図は従来例の平面図、第4図は第
3図の拡大断面図である。 1…基板、2…グレーズ層、4…個別リード、5…コモ
ンリード、6…保護膜、7…発熱部、9…接合層、11…
抵抗膜、

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の表面にグレーズ層を設け、前記グレ
    ーズ層の表面に、リードと、前記リードを通じて発熱さ
    れる発熱部を形成し、表面を保護膜で覆うとともに、前
    記基板の端縁に前記グレーズ層および保護膜の接合面が
    露出するように形成されたサーマルプリントヘッドにお
    いて、前記基板の端縁にあって、接合面が露出している
    前記グレーズ層とその表面の保護膜との間に、前記グレ
    ーズ層および保護膜に対して密着性が高く、かつ導電性
    の接合層を、その側縁が前記基板の端縁に露出するよう
    に、かつ前記リードに対して独立して設置し、前記接合
    層を抵抗膜を介して前記リードに接続してなるサーマル
    プリントヘッド。
JP1989013438U 1989-02-07 1989-02-07 サーマルプリントヘッド Expired - Lifetime JP2524302Y2 (ja)

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JPH02104240U JPH02104240U (ja) 1990-08-20
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JPS62162561A (ja) * 1986-01-13 1987-07-18 Alps Electric Co Ltd サ−マルヘツド

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