JP2524245B2 - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
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- JP2524245B2 JP2524245B2 JP2136114A JP13611490A JP2524245B2 JP 2524245 B2 JP2524245 B2 JP 2524245B2 JP 2136114 A JP2136114 A JP 2136114A JP 13611490 A JP13611490 A JP 13611490A JP 2524245 B2 JP2524245 B2 JP 2524245B2
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Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、透過形の液晶表示装置に関する。
(従来の技術) 一般に、車両、航空機などには、その作動状態に対応
する複数の情報量を文字、図形などとして表示する液晶
表示装置が用いられている。
する複数の情報量を文字、図形などとして表示する液晶
表示装置が用いられている。
従来、カラー表示を行う液晶表示装置として、赤色、
緑色、青色のそれぞれのフィルタを有する液晶表示素子
と、該液晶表示素子の背面を照明する照明手段とを備
え、前記照明手段は赤、緑、青、それぞれの波長を含む
光を発する蛍光管を有するものがある。
緑色、青色のそれぞれのフィルタを有する液晶表示素子
と、該液晶表示素子の背面を照明する照明手段とを備
え、前記照明手段は赤、緑、青、それぞれの波長を含む
光を発する蛍光管を有するものがある。
液晶表示素子装置の稼動時、液晶表示素子には電気信
号が与えられ、液晶表示素子内の液晶の光学的性質は電
気信号に応じて変化する。蛍光管から発せされる光は液
晶表示素子の背面から液晶表示素子内に入射する。液晶
の光学的性質の変化に応じて液晶表示素子への入射光の
一部は液晶表示素子を透過し、他の入射光は液晶表示素
子を透過しない。液晶表示の透過光は電気信号によって
制御され、電気信号が示す文字、図形などは透過光の変
化によって表示される。また、液晶表示素子のカラーフ
ィルタで文字、図形などはカラー表示される。
号が与えられ、液晶表示素子内の液晶の光学的性質は電
気信号に応じて変化する。蛍光管から発せされる光は液
晶表示素子の背面から液晶表示素子内に入射する。液晶
の光学的性質の変化に応じて液晶表示素子への入射光の
一部は液晶表示素子を透過し、他の入射光は液晶表示素
子を透過しない。液晶表示の透過光は電気信号によって
制御され、電気信号が示す文字、図形などは透過光の変
化によって表示される。また、液晶表示素子のカラーフ
ィルタで文字、図形などはカラー表示される。
(発明が解決しようとする課題) 車両、航空機などの利用目的が夜間監視であるとき、
車両、航空機には暗視装置が用いられる。暗視装置とし
て、微弱な光像を電子的に増強し、該光像をそれに対応
するイメージ信号に変換するものがある。
車両、航空機には暗視装置が用いられる。暗視装置とし
て、微弱な光像を電子的に増強し、該光像をそれに対応
するイメージ信号に変換するものがある。
しかし、液晶表示装置に文字、図形などが表示されて
いるとき、暗視装置は使用される。液晶表示装置の表示
文字、図形などに対応する透過光が暗視装置の視野内に
入いるとき、透過光が有する波長帯域と暗視装置の感度
波長帯域との間には、互いに重なり合う波長帯域(波長
が約600nm以上である波長帯域)があることにより、暗
視装置は600nm以上の波長を有する透過光を感知するか
ら、該感知された透過光は電子的に増強され、透過光が
示す像に対応するイメージ信号は暗視装置で検知される
微弱な光像に対応するイメージ信号より強くなる。その
結果、暗視装置のイメージ信号のS/N比が悪化し、暗視
装置の視野内の像を明瞭に視認することが困難でなる。
いるとき、暗視装置は使用される。液晶表示装置の表示
文字、図形などに対応する透過光が暗視装置の視野内に
入いるとき、透過光が有する波長帯域と暗視装置の感度
波長帯域との間には、互いに重なり合う波長帯域(波長
が約600nm以上である波長帯域)があることにより、暗
視装置は600nm以上の波長を有する透過光を感知するか
ら、該感知された透過光は電子的に増強され、透過光が
示す像に対応するイメージ信号は暗視装置で検知される
微弱な光像に対応するイメージ信号より強くなる。その
結果、暗視装置のイメージ信号のS/N比が悪化し、暗視
装置の視野内の像を明瞭に視認することが困難でなる。
暗視装置の視野内の像を明瞭に視認するために、液晶
表示素子の前面側に約600nm以上の波長を有する光を透
過しないカットフィルタを配置することが提案されてい
る。
表示素子の前面側に約600nm以上の波長を有する光を透
過しないカットフィルタを配置することが提案されてい
る。
しかし、液晶表示素子からの透過光の一部すなわち60
0nm以上の波長を有する透過光はカットフィルタを透過
しないことにより、カットフィルタを透過した光量は低
下するから、発光源の光量を増す必要がある。その結
果、液晶表示素子の照明光として用いられる発光源の光
の利用効率が低下する。
0nm以上の波長を有する透過光はカットフィルタを透過
しないことにより、カットフィルタを透過した光量は低
下するから、発光源の光量を増す必要がある。その結
果、液晶表示素子の照明光として用いられる発光源の光
の利用効率が低下する。
本発明の目的は、暗視装置に感度を与えることなく、
また照明光の利用効率を低下させることなく文字、図形
などを表示することができる液晶表示装置を提供するこ
とにある。
また照明光の利用効率を低下させることなく文字、図形
などを表示することができる液晶表示装置を提供するこ
とにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、赤色、緑色、青色のそれぞれのフィルタを
有する液晶表示素子と、該液晶表示素子の背面を照明す
る照明手段とを備える液晶表示装置であって、前記照明
手段は、600nm以下の波長の光を発する第1の発光源
と、赤、緑および青の波長を含む光を発する第2の発光
源と、前記第1の発光源の点灯と前記第2の発光源の点
灯とを交互に切り換える切換スイッチとを有する。
有する液晶表示素子と、該液晶表示素子の背面を照明す
る照明手段とを備える液晶表示装置であって、前記照明
手段は、600nm以下の波長の光を発する第1の発光源
と、赤、緑および青の波長を含む光を発する第2の発光
源と、前記第1の発光源の点灯と前記第2の発光源の点
灯とを交互に切り換える切換スイッチとを有する。
前記照明手段は、前記第1の発光源からその周囲に発
せられる光および前記第2の発光源からその周囲に発せ
られる光を前記液晶表示素子の背面に向けて反射する反
射板を有することが好ましい。
せられる光および前記第2の発光源からその周囲に発せ
られる光を前記液晶表示素子の背面に向けて反射する反
射板を有することが好ましい。
前記照明手段は、前記液晶表示素子の背面側に配置さ
れ、前記液晶表示素子の背面に向けて進行する光を拡散
する拡散板を有することか好ましい。
れ、前記液晶表示素子の背面に向けて進行する光を拡散
する拡散板を有することか好ましい。
前記照明手段は、400nm以下の波長の光を発する紫外
線光源と、波長が400nm以下である光を400nm〜600nmの
波長帯域の光に変換する蛍光体が反射面に設けられ、該
蛍光体が発する光を前記液晶表示素子の背面に向けて反
射する反射板とを有し、前記紫外線光源と前記反射板と
によって前記第1の発光源を構成することができる。
線光源と、波長が400nm以下である光を400nm〜600nmの
波長帯域の光に変換する蛍光体が反射面に設けられ、該
蛍光体が発する光を前記液晶表示素子の背面に向けて反
射する反射板とを有し、前記紫外線光源と前記反射板と
によって前記第1の発光源を構成することができる。
前記照明手段は、前記液晶表示素子の背面側に配置さ
れ、前記液晶表示素子の背面に向けて進行する光を拡散
する拡散板を有し、波長が400nm以下である光を400nm〜
600nmの波長帯域の光に変換する蛍光体が前記拡散板に
設けられていることが好ましい。
れ、前記液晶表示素子の背面に向けて進行する光を拡散
する拡散板を有し、波長が400nm以下である光を400nm〜
600nmの波長帯域の光に変換する蛍光体が前記拡散板に
設けられていることが好ましい。
前記照明手段の第1の発光源はエレクトロルミネセン
スパネルからなることが好ましい。
スパネルからなることが好ましい。
他の本発明は、600nm以下の波長の光を透過するフィ
ルタを有する液晶表示素子と、該液晶表示素子の背面を
有する照明手段とを備えてなり、600nm以上の波長帯域
に高感度波長帯を有する暗視装置の近傍に配置され、該
暗視装置の視野方向に応じては該暗視装置の視野内に表
示面が入る液晶表示装置であって、前記照明手段は600n
m以下の波長の光を有する発光源を有し、該発光源から
発せられる該600nm以下の波長の光は紫、青、緑等の複
数の色に対応する波長帯を含み、前記フィルタは、前記
発光源から発せられる前記光の内の少なくとも2つの色
に対応する波長の光を透過させる。
ルタを有する液晶表示素子と、該液晶表示素子の背面を
有する照明手段とを備えてなり、600nm以上の波長帯域
に高感度波長帯を有する暗視装置の近傍に配置され、該
暗視装置の視野方向に応じては該暗視装置の視野内に表
示面が入る液晶表示装置であって、前記照明手段は600n
m以下の波長の光を有する発光源を有し、該発光源から
発せられる該600nm以下の波長の光は紫、青、緑等の複
数の色に対応する波長帯を含み、前記フィルタは、前記
発光源から発せられる前記光の内の少なくとも2つの色
に対応する波長の光を透過させる。
(作用) 本発明の液晶表示装置の使用時、暗視装置の使用の有
無に応じて前記第1および第2の発光源の内から1つの
発光源が選択される。発光源の選択は前記切換スイッチ
で行なわれる。
無に応じて前記第1および第2の発光源の内から1つの
発光源が選択される。発光源の選択は前記切換スイッチ
で行なわれる。
暗視装置が使用されているとき、前記第1の発光源が
前記切換スイッチの切換によって選択され、前記第1の
発光源は点灯される。前記第1の光源から発せられる光
の波長は600nm以下であることにより、前記液晶表示素
子からの透過光は緑色のフィルタを透過可能な波長また
は青色のフィルタを透過可能な波長を有する光であるか
ら、前記液晶表示素子で表示される文字、図形などに対
応する透過光の波長帯域は暗視装置の感度波長帯域に含
まれず、また、表示される文字、図形などの色は緑色系
の色、青色系の色になる。
前記切換スイッチの切換によって選択され、前記第1の
発光源は点灯される。前記第1の光源から発せられる光
の波長は600nm以下であることにより、前記液晶表示素
子からの透過光は緑色のフィルタを透過可能な波長また
は青色のフィルタを透過可能な波長を有する光であるか
ら、前記液晶表示素子で表示される文字、図形などに対
応する透過光の波長帯域は暗視装置の感度波長帯域に含
まれず、また、表示される文字、図形などの色は緑色系
の色、青色系の色になる。
暗視装置が使用されないとき、例えば、昼間時、前記
第2の発光源が前記切換スイッチの切換によって選択さ
れる。前記第2の発光源から発せされる光は赤色、緑
色、青色のそれぞれの波長を有することにより、前記液
晶表示素子からの透過光は赤色のフィルタを透過可能な
波長、緑色のフィルタを透過可能な波長または青色のフ
ィルタを透過可能な波長を有する光であるから、前記液
晶表示素子で表示される文字、図形などはフルカラーで
表示される。
第2の発光源が前記切換スイッチの切換によって選択さ
れる。前記第2の発光源から発せされる光は赤色、緑
色、青色のそれぞれの波長を有することにより、前記液
晶表示素子からの透過光は赤色のフィルタを透過可能な
波長、緑色のフィルタを透過可能な波長または青色のフ
ィルタを透過可能な波長を有する光であるから、前記液
晶表示素子で表示される文字、図形などはフルカラーで
表示される。
また、暗視装置の使用の有無にかかわらず、前記液晶
表示素子からの透過光の波長に制限を与える必要がなく
なる。
表示素子からの透過光の波長に制限を与える必要がなく
なる。
前記照明手段が前記反射板を有することにより、前記
第1または第2の発光源から前記液晶表示素子の背面に
入射する光量が増すから、前記液晶表示素子で表示され
る文字、図形などの輝度を増すことができ、前記第1ま
たは第2の発光源の利用効率を高めることができる。
第1または第2の発光源から前記液晶表示素子の背面に
入射する光量が増すから、前記液晶表示素子で表示され
る文字、図形などの輝度を増すことができ、前記第1ま
たは第2の発光源の利用効率を高めることができる。
前記照明手段が前記拡散板を有することにより、前記
第1または第2の発光源からの光が前記拡散板で拡散さ
れるから、前記液晶表示素子の背面に入射する光量の分
布は均一になり、文字、図形などの表示特性を向上する
ことができる。
第1または第2の発光源からの光が前記拡散板で拡散さ
れるから、前記液晶表示素子の背面に入射する光量の分
布は均一になり、文字、図形などの表示特性を向上する
ことができる。
前記反射板の反射面に設けられている蛍光板に400nm
以下の波長を有する光が照射されるとき、前記蛍光体は
前記照射光を吸収し、該蛍光体から、400nm〜600nmの波
長帯域の光が発せられる。よって、前記蛍光体と前記紫
外線光源とは互いに共働して前記第1の発光源を構成す
る。
以下の波長を有する光が照射されるとき、前記蛍光体は
前記照射光を吸収し、該蛍光体から、400nm〜600nmの波
長帯域の光が発せられる。よって、前記蛍光体と前記紫
外線光源とは互いに共働して前記第1の発光源を構成す
る。
前記拡散板に前記蛍光体が設けられていることによ
り、前記紫外線光源からの光が前記拡散板を透過すると
きに該光は前記蛍光体によって400nm〜600nmの波長帯域
の光に変換されるから、前記液晶表示素子の背面に入射
する前記蛍光の光量は増加し、前記液晶表示素子で表示
される文字、図形などの輝度を高めることができる。ま
た、前記反射板の蛍光体からの蛍光および前記拡散板の
蛍光体からの蛍光は前記拡散板で前記液晶表示素子の背
面に対して拡散されるから、前記液晶表示素子の背面に
入射する蛍光量の分布は均一になり、文字、図形などの
表示特性を向上することができる。
り、前記紫外線光源からの光が前記拡散板を透過すると
きに該光は前記蛍光体によって400nm〜600nmの波長帯域
の光に変換されるから、前記液晶表示素子の背面に入射
する前記蛍光の光量は増加し、前記液晶表示素子で表示
される文字、図形などの輝度を高めることができる。ま
た、前記反射板の蛍光体からの蛍光および前記拡散板の
蛍光体からの蛍光は前記拡散板で前記液晶表示素子の背
面に対して拡散されるから、前記液晶表示素子の背面に
入射する蛍光量の分布は均一になり、文字、図形などの
表示特性を向上することができる。
前記第1の発光源はエレクトロルミネセンスパネルか
らなることにより、該第1の発光源はより低電力で駆動
されるから、該第1の発光源の消費電力が少なくなり、
経済的である。
らなることにより、該第1の発光源はより低電力で駆動
されるから、該第1の発光源の消費電力が少なくなり、
経済的である。
本発明の他の液晶表示装置によれば前記液晶表示素子
からの透過光の波長帯域は600nm以下の波長範囲である
から、前記透過光は暗視装置に感知されず、前記透過光
の波長に制限を与える必要はなく、また、その600nm以
下の波長の光は、紫、青、緑等の複数の色に対応する波
長帯を含み、液晶表示素子のフィルタは、その光の内の
少なくとも2つの色に対応する波長の光を透過させるか
ら、文字、図形などを複数の色で表示することができ
る。
からの透過光の波長帯域は600nm以下の波長範囲である
から、前記透過光は暗視装置に感知されず、前記透過光
の波長に制限を与える必要はなく、また、その600nm以
下の波長の光は、紫、青、緑等の複数の色に対応する波
長帯を含み、液晶表示素子のフィルタは、その光の内の
少なくとも2つの色に対応する波長の光を透過させるか
ら、文字、図形などを複数の色で表示することができ
る。
(実施例) 第1図は本発明の液晶表示装置の一実施例を示す構成
図、第2図は第1図の液晶表示装置の発光源の切換回路
を示す図である。
図、第2図は第1図の液晶表示装置の発光源の切換回路
を示す図である。
液晶表示装置10は、第1図に示すように、液晶表示素
子12を備える。液晶表示素子12は、液晶層14を有する。
液晶層14は互いに対向する1対のガラス基板16,18の間
に封じ込められている。ガラス基板16の液晶層14に対向
する一方の面には、赤色、緑色、青色の各色素からなる
膜状のカラーフィルタ20が設けられている。カラーフィ
ルタ20には膜状の透明電極22が重ね合わされている。こ
れに対し、ガラス基板16の他方の面には偏光板24が接着
されている。
子12を備える。液晶表示素子12は、液晶層14を有する。
液晶層14は互いに対向する1対のガラス基板16,18の間
に封じ込められている。ガラス基板16の液晶層14に対向
する一方の面には、赤色、緑色、青色の各色素からなる
膜状のカラーフィルタ20が設けられている。カラーフィ
ルタ20には膜状の透明電極22が重ね合わされている。こ
れに対し、ガラス基板16の他方の面には偏光板24が接着
されている。
ガラス基板18の液晶層14に対向する一方の面には膜状
の透明電極26が設けられ、ガラス基板18の他方の面には
偏光板28が接着されている。液晶表示素子12の前面は偏
光板24の側であり、その背面は偏光板28の側である。
の透明電極26が設けられ、ガラス基板18の他方の面には
偏光板28が接着されている。液晶表示素子12の前面は偏
光板24の側であり、その背面は偏光板28の側である。
液晶表示素子12の各透明電極22,26には、表示制御部3
0から電気信号が印加される。
0から電気信号が印加される。
液晶表示素子12の背面は、照明手段32によって照明さ
れる。照明手段32は、600nm以下の波長の光を発する第
1の発光源34と、赤色、緑色、青色のそれぞれに対応す
る波長を含む光を発する第2の発光源36とを有する。第
1の発光源34は緑色系蛍光管からなり、第2の発光源36
は白色系蛍光管からなる。
れる。照明手段32は、600nm以下の波長の光を発する第
1の発光源34と、赤色、緑色、青色のそれぞれに対応す
る波長を含む光を発する第2の発光源36とを有する。第
1の発光源34は緑色系蛍光管からなり、第2の発光源36
は白色系蛍光管からなる。
第1の発光源34の点灯および第2の発光源36の点灯
は、第2図に示すように、切換スイッチ38で交互に切り
換えられる。切換スイッチ38の出力端子は第1の発光源
34の端子および第2の発光源36の端子に交互に接続され
る。これに対し、切換スイッチ38の入力端子は第1およ
び第2の発光源34,36に電力を供給する発光源駆動回路4
0に接続されている。
は、第2図に示すように、切換スイッチ38で交互に切り
換えられる。切換スイッチ38の出力端子は第1の発光源
34の端子および第2の発光源36の端子に交互に接続され
る。これに対し、切換スイッチ38の入力端子は第1およ
び第2の発光源34,36に電力を供給する発光源駆動回路4
0に接続されている。
第1の発光源34からその周囲に発せられる光および第
2の発光源36からその周囲に発せされる光は反射板42で
反射され、該反射光は液晶表示素子12の背面に向けて進
行する。
2の発光源36からその周囲に発せされる光は反射板42で
反射され、該反射光は液晶表示素子12の背面に向けて進
行する。
液晶表示素子12の背面側には、拡散板44が配置されて
いる。拡散板44に第1および第2の発光源34,36からの
光ならびに反射板42で反射された光が入射するとき、該
入射光は拡散板44内で拡散しながら透過する。拡散板44
を透過した光は液晶表示素子12の背面に入射する。
いる。拡散板44に第1および第2の発光源34,36からの
光ならびに反射板42で反射された光が入射するとき、該
入射光は拡散板44内で拡散しながら透過する。拡散板44
を透過した光は液晶表示素子12の背面に入射する。
液晶表示装置10は、車両、航空機(図示せず)などに
搭載され、該車両、航空機などの作動状態に対応する複
数の情報量を文字、図形などとして表示する。
搭載され、該車両、航空機などの作動状態に対応する複
数の情報量を文字、図形などとして表示する。
前記車両、航空機が夜間の監査を目的として利用され
るとき、該車両、航空機には暗視装置(図示せず)が搭
載されている。暗視装置は、微弱な光像を電子的に増強
し、該光像をそれに対応するイメージ信号に変換し、該
イメージ信号に基づき前記光像を画像として出力するナ
イトビジョンゴーグル(NIGHT VISION GOGGLE:以下、
「NVG」という。)からなる。
るとき、該車両、航空機には暗視装置(図示せず)が搭
載されている。暗視装置は、微弱な光像を電子的に増強
し、該光像をそれに対応するイメージ信号に変換し、該
イメージ信号に基づき前記光像を画像として出力するナ
イトビジョンゴーグル(NIGHT VISION GOGGLE:以下、
「NVG」という。)からなる。
液晶表示装置10の使用時、NVGの使用の有無に応じて
第1および第2の発光源34,36の内のいずれか一方が切
換スイッチ38で選択され、該一方の発光源が点灯され
る。第3図は第1図の液晶表示装置の第2の発光源の発
光スペクトラムと液晶表示素子のカラーフィルタの色別
の光透過率のスペクトラムとを示す図、第4図はNVGの
感度波長領域を示す図、第5図はNVGの相対感度を示す
図である。
第1および第2の発光源34,36の内のいずれか一方が切
換スイッチ38で選択され、該一方の発光源が点灯され
る。第3図は第1図の液晶表示装置の第2の発光源の発
光スペクトラムと液晶表示素子のカラーフィルタの色別
の光透過率のスペクトラムとを示す図、第4図はNVGの
感度波長領域を示す図、第5図はNVGの相対感度を示す
図である。
NVGが使用されないとき、例えば昼間時、第2の発光
源36が点灯される。第2の発光源36から発せされる光
は、第3図に示すように、赤色、緑色、青色のそれぞれ
に対応する波長成分を有する。
源36が点灯される。第2の発光源36から発せされる光
は、第3図に示すように、赤色、緑色、青色のそれぞれ
に対応する波長成分を有する。
液晶表示素子12の液晶層14には、各透明電極22,26を
介して表示制御部30から電気信号が印加される。液晶層
14内の液晶の光学的性質は前記電気信号の電圧値に応じ
て変化する。
介して表示制御部30から電気信号が印加される。液晶層
14内の液晶の光学的性質は前記電気信号の電圧値に応じ
て変化する。
第2の発光源36から発せられる光の一部は液晶表示素
子12の背面に向けて進行する。他の光の進行方向はそれ
が反射板42で反射されることによって、液晶表示素子12
の背面の向う進行方向に変換されるから、第2の発光源
36から発せられる光の利用効率を高めることができる。
子12の背面に向けて進行する。他の光の進行方向はそれ
が反射板42で反射されることによって、液晶表示素子12
の背面の向う進行方向に変換されるから、第2の発光源
36から発せられる光の利用効率を高めることができる。
液晶表示素子12の背面に向けて進行する光が拡散板44
を透過するとき、前記光は拡散板44内で拡散される。拡
散板44で拡散された光は液晶表示素子12の背面に到達す
るから、液晶表示素子12の背面に対する光量の分布は均
一になる。
を透過するとき、前記光は拡散板44内で拡散される。拡
散板44で拡散された光は液晶表示素子12の背面に到達す
るから、液晶表示素子12の背面に対する光量の分布は均
一になる。
液晶表示素子12の背面に入射した光はそれが偏光板28
で偏光された後にガラス基板28、透明電極26の順次に透
過し、液晶層14に到達する。光が液晶層14を通過すると
き、液晶層14の液晶は前記電気信号の電圧値に対応する
光学的性質を示し、該液晶の光学的性質に応じて液晶層
14に入射した光の一部は液晶層14で吸収され、他の一部
は液晶層14を透過する。
で偏光された後にガラス基板28、透明電極26の順次に透
過し、液晶層14に到達する。光が液晶層14を通過すると
き、液晶層14の液晶は前記電気信号の電圧値に対応する
光学的性質を示し、該液晶の光学的性質に応じて液晶層
14に入射した光の一部は液晶層14で吸収され、他の一部
は液晶層14を透過する。
液晶層14を透過した光はそれが透明電極22、カラーフ
ィルタ20およびガラス基板16を順次に透過した後に偏光
板24で偏光される。
ィルタ20およびガラス基板16を順次に透過した後に偏光
板24で偏光される。
液晶表示素子12を透過した光は、前記電気信号が示す
文字、図形などとして表示される。また、第3図を参照
するに、カラーフィルタ20は赤色、緑色、青色の色素を
有することにより、液晶表示素子12を透過した光は各色
素に対応する波長を有する光であるから、文字、図形な
どは液晶表示素子12からの透過光によってフルカラー表
示される。また、液晶表示素子12からの透過光の波長に
制限が与えられないから、第2の発光源36の利用効率は
低下されない。
文字、図形などとして表示される。また、第3図を参照
するに、カラーフィルタ20は赤色、緑色、青色の色素を
有することにより、液晶表示素子12を透過した光は各色
素に対応する波長を有する光であるから、文字、図形な
どは液晶表示素子12からの透過光によってフルカラー表
示される。また、液晶表示素子12からの透過光の波長に
制限が与えられないから、第2の発光源36の利用効率は
低下されない。
NVGが使用されるとき、例えば夜間時、第2の発光源3
6から第1の発光源34への切換が切換スイッチ38で行な
われ、第1の発光源34が点灯される。第1の発光源34か
ら発せられる光の波長は600nm以下であることにより、
液晶表示素子12からの透過光はカラーフィルタ20の緑色
の色素の透過光または青色の色素の透過光であるから、
液晶表示素子12で表示される文字、図形などに対応する
透過光の波長帯域は400nmから600nmまでの波長範囲にな
る。また、文字、図形などの表示色は緑色の色、青色の
色である。
6から第1の発光源34への切換が切換スイッチ38で行な
われ、第1の発光源34が点灯される。第1の発光源34か
ら発せられる光の波長は600nm以下であることにより、
液晶表示素子12からの透過光はカラーフィルタ20の緑色
の色素の透過光または青色の色素の透過光であるから、
液晶表示素子12で表示される文字、図形などに対応する
透過光の波長帯域は400nmから600nmまでの波長範囲にな
る。また、文字、図形などの表示色は緑色の色、青色の
色である。
NVGの感度波長帯域は、第5図に示すように、580nm以
上の波長帯域であり、その高感度波長帯域は600nm以上
の波長帯域である。また、NVGの波長帯域の下限値に対
応する色は緑色である。NVGの緑色に対応する許容値
は、第4図に示す斜線部分である。
上の波長帯域であり、その高感度波長帯域は600nm以上
の波長帯域である。また、NVGの波長帯域の下限値に対
応する色は緑色である。NVGの緑色に対応する許容値
は、第4図に示す斜線部分である。
液晶表示装置10は表示文字、表示図形などに対応する
透過光がNVGの視野内に入いるとき、前記透過光の波長
帯域は600nm以下の波長範囲であることにより、NVGは前
記透過光を感知しないから、NVGのイメージ信号のS/N比
が前記透過光によって悪化されることはなく、NVGの視
認性は低下されない。また、液晶表示素子12からの透過
光の波長に制限を与える必要がなくなるから、第1の発
光源34の光の利用効率は低下されない。
透過光がNVGの視野内に入いるとき、前記透過光の波長
帯域は600nm以下の波長範囲であることにより、NVGは前
記透過光を感知しないから、NVGのイメージ信号のS/N比
が前記透過光によって悪化されることはなく、NVGの視
認性は低下されない。また、液晶表示素子12からの透過
光の波長に制限を与える必要がなくなるから、第1の発
光源34の光の利用効率は低下されない。
次に、他の液晶表示装置について説明する。第6図は
本発明の液晶表示素子の他の実施例を示す構成図であ
る。
本発明の液晶表示素子の他の実施例を示す構成図であ
る。
他の液晶表示装置46は、第6図に示すように、液晶表
示素子12と、該液晶表示素子12に電気信号を与える表示
制御部30と、液晶表示素子12の背面を照明する照明手段
48とを備える。
示素子12と、該液晶表示素子12に電気信号を与える表示
制御部30と、液晶表示素子12の背面を照明する照明手段
48とを備える。
照明手段48は、400nm以下の波長の光を発する紫外線
光源(以下、「UV管」という。)50と、第2の発光源36
と、UV管50の点灯と第2の発光源34との点灯とを交互に
切り換える切換スイッチ(図示せず)とを有する。
光源(以下、「UV管」という。)50と、第2の発光源36
と、UV管50の点灯と第2の発光源34との点灯とを交互に
切り換える切換スイッチ(図示せず)とを有する。
UV管50から周囲に発せられる光および第2の発光源36
から周囲に発せられる光は反射板52の反射面で液晶表示
素子12の背面に向けて反射される。反射板52の反射面に
は蛍光体54が付着されている。400nm以下の波長を有す
る光が蛍光体54に照射されるとき、蛍光体54は照射され
た光を吸収し、蛍光体54から400nm〜600nmの波長帯域の
光が発せされる。蛍光体54はUV管50と共働して第1の発
光源56を構成する。
から周囲に発せられる光は反射板52の反射面で液晶表示
素子12の背面に向けて反射される。反射板52の反射面に
は蛍光体54が付着されている。400nm以下の波長を有す
る光が蛍光体54に照射されるとき、蛍光体54は照射され
た光を吸収し、蛍光体54から400nm〜600nmの波長帯域の
光が発せされる。蛍光体54はUV管50と共働して第1の発
光源56を構成する。
液晶表示素子12の背面の近傍には、拡散板58は配置さ
れている。拡散板58には、蛍光体(図示せず)が埋め込
まれている。前記蛍光体は、蛍光体54と同様に、400nm
以下の波長を有する光を400nm〜600nmの波長帯域の光に
変換する。
れている。拡散板58には、蛍光体(図示せず)が埋め込
まれている。前記蛍光体は、蛍光体54と同様に、400nm
以下の波長を有する光を400nm〜600nmの波長帯域の光に
変換する。
NVGの使用時、UV管50が点灯される。液晶表示素子12
からの透過光によって文字などが表示され、該透過光は
NVGに悪影響を与えない。これに対し、NVGを使用しない
とき、第2の発光源36が点灯される。液晶表示素子12か
らの透過光によって文字などがカラー表示される。
からの透過光によって文字などが表示され、該透過光は
NVGに悪影響を与えない。これに対し、NVGを使用しない
とき、第2の発光源36が点灯される。液晶表示素子12か
らの透過光によって文字などがカラー表示される。
第7図は本発の液晶表示装置のさらに他の実施例を示
す構成図、第8図は第7図の液晶表示装置の発光源の切
換回路を示す図、第9図は第7図の液晶表示装置のエレ
クトロルミネセンスパネルの発光色を示す色度図であ
る。
す構成図、第8図は第7図の液晶表示装置の発光源の切
換回路を示す図、第9図は第7図の液晶表示装置のエレ
クトロルミネセンスパネルの発光色を示す色度図であ
る。
さらに他の液晶表示装置58は、第7図に示すように、
液晶表示素子12と、液晶表示素子12に電気信号を与える
表示制御部30と、液晶表示素子12の背面を照射する照明
手段60とを備える。
液晶表示素子12と、液晶表示素子12に電気信号を与える
表示制御部30と、液晶表示素子12の背面を照射する照明
手段60とを備える。
照明素子60は、第1の発光源であるエレクトロルミネ
センスパネル(以下、「ELパネル」という。)62と、第
2の発光源36と、拡散板44とを有する。
センスパネル(以下、「ELパネル」という。)62と、第
2の発光源36と、拡散板44とを有する。
ELパネル62は、第9図に示すように、緑色の光を面発
光し、その発光領域Bは で表わされる。これに対し、NVGの緑色光に対する許容
領域C(第9図の で示される領域)はELパネル62の発光領域Bを含むか
ら、ELパネル62の照明によって表示される文字、図形な
どに対応する透過光は、NVGの感度に悪影響を及ぼさな
い。なお、NVGの緑色光に対する許容領域Cは、第4図
に示す許容領域Aを座標変換することによって得られ
る。
光し、その発光領域Bは で表わされる。これに対し、NVGの緑色光に対する許容
領域C(第9図の で示される領域)はELパネル62の発光領域Bを含むか
ら、ELパネル62の照明によって表示される文字、図形な
どに対応する透過光は、NVGの感度に悪影響を及ぼさな
い。なお、NVGの緑色光に対する許容領域Cは、第4図
に示す許容領域Aを座標変換することによって得られ
る。
ELパネル62には、第8図に示すように、ELパネル駆動
回路64から駆動電力が供給される。これに対し、第2の
発光源36には、蛍光管駆動回路66から駆動電力が供給さ
れる。ELパネル駆動回路64および蛍光管駆動回路66は制
御部68で制御されている。
回路64から駆動電力が供給される。これに対し、第2の
発光源36には、蛍光管駆動回路66から駆動電力が供給さ
れる。ELパネル駆動回路64および蛍光管駆動回路66は制
御部68で制御されている。
制御部68は、外部からELパネル62の点灯が指示される
ときに動作信号をELパネル駆動回路64に与え、外部から
第2の発光源36の点灯が指示されるときに動作信号を蛍
光管駆動回路66に与える切換回路70を有する。
ときに動作信号をELパネル駆動回路64に与え、外部から
第2の発光源36の点灯が指示されるときに動作信号を蛍
光管駆動回路66に与える切換回路70を有する。
なお、表示文字、表示図形などの輝度を調整すること
ができるように、外部からの指示に基づきELパネル駆動
回路64から出力される駆動電力の大きさを制御し、蛍光
管駆動回路66から出力される駆動電力の大きさを制御す
る駆動電力制御回路を制御部68に設けることが好まし
い。
ができるように、外部からの指示に基づきELパネル駆動
回路64から出力される駆動電力の大きさを制御し、蛍光
管駆動回路66から出力される駆動電力の大きさを制御す
る駆動電力制御回路を制御部68に設けることが好まし
い。
ELパネル62と600nm以下の波長を有する光を発する蛍
光管とをそれぞれが同じ輝度となるように点灯すると
き、表1に示すように、ELパネル62の消費電力は蛍光管
の消費電力より少ない。また、表1から明らかなよう
に、ELパネル62の消費電力と蛍光管の消費電力との割合
は約0.1である。その結果、第1の発光源にELパネル62
を用いることによって消費電力を少なくすることがで
き、経済的である。
光管とをそれぞれが同じ輝度となるように点灯すると
き、表1に示すように、ELパネル62の消費電力は蛍光管
の消費電力より少ない。また、表1から明らかなよう
に、ELパネル62の消費電力と蛍光管の消費電力との割合
は約0.1である。その結果、第1の発光源にELパネル62
を用いることによって消費電力を少なくすることがで
き、経済的である。
第10図は本発明の液晶表示装置のさらに他の実施例を
示す構成図である。
示す構成図である。
さらに他の液晶表示装置72は、第10図に示すように、
液晶表示装置74を備える。液晶表示素子74は、液晶層14
と、ガラス基板16,18と、緑色のフィルタ76と、透明電
極22,26と、偏光板24,28とを有する。各透明電極22,26
には、表示制御部30から電気信号が与えられる。
液晶表示装置74を備える。液晶表示素子74は、液晶層14
と、ガラス基板16,18と、緑色のフィルタ76と、透明電
極22,26と、偏光板24,28とを有する。各透明電極22,26
には、表示制御部30から電気信号が与えられる。
液晶表示素子74の背面を照明する照明手段78は、600n
m以下の波長を有する光を発光する蛍光管80と、反射板4
2と、拡散板44とを有する。
m以下の波長を有する光を発光する蛍光管80と、反射板4
2と、拡散板44とを有する。
液晶表示装置72の使用時、蛍光管80は点灯される。蛍
光管80からの光および反射板42からの反射光は拡散板44
を経て液晶表示素子74に入射する。液晶表示素子74を透
過した光は、600nm以下の波長帯域の光であるから、NVG
は前記透過光を感知しない。また、液晶表示素子74から
の透過光の波長帯域を制限する手段を設ける必要がない
から、蛍光管80からの光の利用効率は低下しない。その
結果、余分な電力が掛からず、経済的である。
光管80からの光および反射板42からの反射光は拡散板44
を経て液晶表示素子74に入射する。液晶表示素子74を透
過した光は、600nm以下の波長帯域の光であるから、NVG
は前記透過光を感知しない。また、液晶表示素子74から
の透過光の波長帯域を制限する手段を設ける必要がない
から、蛍光管80からの光の利用効率は低下しない。その
結果、余分な電力が掛からず、経済的である。
(発明の効果) 本発明によれば、前記第1の発光源を前記切換スイッ
チで選択することによって前記液晶表示素子からの透過
光の波長帯域は600nm以下の波長範囲になることより、
暗視装置が前記透過光を感知しないから、前記透過光に
よって暗視装置の視認性能が低下されることはない。
チで選択することによって前記液晶表示素子からの透過
光の波長帯域は600nm以下の波長範囲になることより、
暗視装置が前記透過光を感知しないから、前記透過光に
よって暗視装置の視認性能が低下されることはない。
また、前記第1および第2ほ発光源の内から1つの発
光源を選択することにより、前記液晶表示素子からの透
過光の波長帯域は変えられるから、暗視装置の使用の有
無にかかわらず前記液晶表示素子からの透過光の波長に
制限を与える必要がなく、該波長制限に起因する各発光
源の利用効率の低下を阻止することができる。
光源を選択することにより、前記液晶表示素子からの透
過光の波長帯域は変えられるから、暗視装置の使用の有
無にかかわらず前記液晶表示素子からの透過光の波長に
制限を与える必要がなく、該波長制限に起因する各発光
源の利用効率の低下を阻止することができる。
前記照射手段が前記反射板を有することにより、前記
第1または第2の発光源から前記液晶表示素子の背面に
入射する光量が増すから、前記液晶表示素子で表示され
る文字、図形などの輝度を増すことができ、前記第1ま
たは第2の発光源の利用効率を高めることができる。
第1または第2の発光源から前記液晶表示素子の背面に
入射する光量が増すから、前記液晶表示素子で表示され
る文字、図形などの輝度を増すことができ、前記第1ま
たは第2の発光源の利用効率を高めることができる。
前記照明手段が前記拡散板を有することにより、前記
第1または第2の発光源からの光が前記拡散板で拡散さ
れるから、前記液晶表示素子の背面に入射する光量の分
布は均一になり、文字、図形などの表示特性を向上する
ことができる。
第1または第2の発光源からの光が前記拡散板で拡散さ
れるから、前記液晶表示素子の背面に入射する光量の分
布は均一になり、文字、図形などの表示特性を向上する
ことができる。
前記紫外線光源と前記反射板に設けられている蛍光体
とによって400nm以下の波長を有する光を発する第1の
発光源を構成することができる。
とによって400nm以下の波長を有する光を発する第1の
発光源を構成することができる。
前記拡散板に前記蛍光体が設けられていることによ
り、前記紫外線光源からの光が前記拡散板を透過すると
きに該光は前記蛍光体によって400nm〜600nmの波長帯域
の光に変換されるから、前記液晶表示素子の背面に入射
する前記蛍光の光量は増加し、前記液晶表示素子で表示
される文字、図形などの輝度を高めることができる。ま
た、前記反射板の蛍光体からの蛍光および前記拡散板の
蛍光体からの蛍光は前記拡散板で前記液晶表示素子の背
面に対して拡散されるから、前記液晶表示素子の背面に
入射する蛍光量の分布は均一になり、文字、図形などの
表示特性を向上することができる。
り、前記紫外線光源からの光が前記拡散板を透過すると
きに該光は前記蛍光体によって400nm〜600nmの波長帯域
の光に変換されるから、前記液晶表示素子の背面に入射
する前記蛍光の光量は増加し、前記液晶表示素子で表示
される文字、図形などの輝度を高めることができる。ま
た、前記反射板の蛍光体からの蛍光および前記拡散板の
蛍光体からの蛍光は前記拡散板で前記液晶表示素子の背
面に対して拡散されるから、前記液晶表示素子の背面に
入射する蛍光量の分布は均一になり、文字、図形などの
表示特性を向上することができる。
前記第1の発光源はエレクトロルミネセンスパネルか
らなることにより、該第1の発光源はより低電力で駆動
されるから、該第1の発光源の消費電力が少なくなり、
経済的である。
らなることにより、該第1の発光源はより低電力で駆動
されるから、該第1の発光源の消費電力が少なくなり、
経済的である。
本発明の他の液晶表示装置によれば、前記液晶表示素
子からの透過光の波長帯域は600nm以下の波長範囲であ
るから、前記超過光は暗視装置に感知されず、前記透過
光の波長に制限を与える必要はない。その結果、暗視装
置に悪影響を与えることく、また発光源の利用効率を低
下させることなく文字、図形などを表示することができ
る。
子からの透過光の波長帯域は600nm以下の波長範囲であ
るから、前記超過光は暗視装置に感知されず、前記透過
光の波長に制限を与える必要はない。その結果、暗視装
置に悪影響を与えることく、また発光源の利用効率を低
下させることなく文字、図形などを表示することができ
る。
第1図は本発明の液晶表示装置の一実施例を示す構成
図、第2図は第1図の液晶表示装置の発光源の切換回路
を示す図、第3図は第1図の液晶表示装置の第2の発光
源の発光スペクトラムと液晶表示素子のカラーフィルタ
の色別の光透過率のスペクトラムとを示す図、第4図は
NVGの感度波長領域を示す図、第5図はNVGの相対感度を
示す図、第6図は本発明の液晶表示素子の他の実施例を
示す構成図、第7図は本発明の液晶表示装置のさらに他
の実施例を示す構成図、第8図は第7図の液晶表示装置
の発光源の切換回路を示す図、第9図は第7図の液晶表
示装置のエレクトロミネセンスパネルの発光色を示す色
度図、第10図は本発明のさらに他の液晶表示装置の一実
施例を示す構成図である。 10,46,58,72……液晶表示装置、12,74……液晶表示素
子、20,76……フィルタ、32,48,60,78……照明手段、3
4,56……第1の発光源、36……第2の発光源、38……切
換スイッチ、42,52……反射板、44,58……拡散板、62…
…エレクトロルミネセンスパネル、70……切換回路。
図、第2図は第1図の液晶表示装置の発光源の切換回路
を示す図、第3図は第1図の液晶表示装置の第2の発光
源の発光スペクトラムと液晶表示素子のカラーフィルタ
の色別の光透過率のスペクトラムとを示す図、第4図は
NVGの感度波長領域を示す図、第5図はNVGの相対感度を
示す図、第6図は本発明の液晶表示素子の他の実施例を
示す構成図、第7図は本発明の液晶表示装置のさらに他
の実施例を示す構成図、第8図は第7図の液晶表示装置
の発光源の切換回路を示す図、第9図は第7図の液晶表
示装置のエレクトロミネセンスパネルの発光色を示す色
度図、第10図は本発明のさらに他の液晶表示装置の一実
施例を示す構成図である。 10,46,58,72……液晶表示装置、12,74……液晶表示素
子、20,76……フィルタ、32,48,60,78……照明手段、3
4,56……第1の発光源、36……第2の発光源、38……切
換スイッチ、42,52……反射板、44,58……拡散板、62…
…エレクトロルミネセンスパネル、70……切換回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−300222(JP,A) 特開 昭54−73594(JP,A) 実開 昭56−139188(JP,U)
Claims (7)
- 【請求項1】赤色、緑色、青色のそれぞれのフィルタを
有する液晶表示素子と、該液晶表示素子の背面を照明す
る照明手段とを備える液晶表示装置であって、前記照明
手段は、600nm以下の波長の光を発する第1の発光源
と、赤、緑および青の波長を含む光を発する第2の発光
源と、前記第1の発光源の点灯と前記第2の発光源の点
灯とを交互に切り換える切換スイッチとを有する液晶表
示装置。 - 【請求項2】前記照明手段は、前記第1の発光源からそ
の周囲に発せされる光および前記第2の発光源からその
周囲に発せられる光を前記液晶表示素子の背面に向けて
反射する反射板を有する請求項1に記載の液晶表示装
置。 - 【請求項3】前記照明手段は、前記液晶表示素子の背面
側に配置され、前記液晶表示素子の背面に向けて進行す
る光を拡散する拡散板を有する請求項2に記載の液晶表
示装置。 - 【請求項4】前記照明手段は、400nm以下の波長の光を
発する紫外線光源と、波長が400nm以下である光を400nm
〜600nmの波長帯域の光に変換する蛍光体が反射面に設
けられ、該蛍光体が発する光を前記液晶表示素子の背面
に向けて反射する反射板とを有し、前記紫外線光源と前
記反射板とは互いに共働して前記第1の発光源を構成す
る請求項1に記載の液晶表示装置。 - 【請求項5】前記照明手段は、前記液晶表示素子の背面
側に配置され、前記液晶表示素子の背面に向けて進行す
る光を拡散する拡散板を有し、波長が400nm以下である
光を400nm〜600nmの波長帯域の光に変換する蛍光体が前
記拡散板に設けられている請求項4に記載の液晶表示装
置。 - 【請求項6】前記照明手段の第1の発光源はエレクトロ
ルミネセンスパネルからなる請求項1に記載の液晶表示
装置。 - 【請求項7】600nm以下の波長の光を透過するフィルタ
を有する液晶表示素子と、該液晶表示素子の背面を照明
する照明手段とを備えてなり、600nm以上の波長帯域に
高感度波長帯を有する暗視装置の近傍に配置され、該暗
視装置の視野方向に応じては該暗視装置の視野内に表示
面が入る液晶表示装置であって、前記照明手段は600nm
以下の波長の光を発する発光源を有し、該発光源から発
せられる該600nm以下の波長の光は紫、青、緑等の複数
の色に対応する波長帯を含み、前記フィルタは、前記発
光源から発せされる前記光の内の少なくとも2つの色に
対応する波長の光を透過させることを特徴とする液晶表
示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2136114A JP2524245B2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2136114A JP2524245B2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | 液晶表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0429229A JPH0429229A (ja) | 1992-01-31 |
JP2524245B2 true JP2524245B2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=15167627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2136114A Expired - Lifetime JP2524245B2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2524245B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5211463A (en) * | 1992-03-11 | 1993-05-18 | Kaiser Aerospace & Electronics Corporation | Backlight for liquid crystal devices |
JPH06175127A (ja) * | 1992-12-04 | 1994-06-24 | Japan Aviation Electron Ind Ltd | Nvg対応カラー液晶表示装置 |
JP5259937B2 (ja) * | 2006-08-11 | 2013-08-07 | 株式会社島津製作所 | 表示装置および表示システム |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5473594A (en) * | 1977-11-25 | 1979-06-12 | Seiko Epson Corp | Liquid crystal display device |
JPS56139188U (ja) * | 1980-03-24 | 1981-10-21 | ||
JPS63300222A (ja) * | 1987-05-29 | 1988-12-07 | Murata Mfg Co Ltd | 液晶表示器 |
-
1990
- 1990-05-25 JP JP2136114A patent/JP2524245B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0429229A (ja) | 1992-01-31 |
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