JP2003172930A - 信号機用液晶装置及び信号機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 消費電力を及びメンテナンスコストを低減さ
せることができる信号機用液晶装置及び信号機を提供 【解決手段】 照明手段１４と、表示部６と、照明手段
１４及び液晶装置４を備えた信号機１であって、液晶装
置４は、液晶１６を挟持して対向配置された一対の基板
２、３と、一対の基板２、３の液晶１６側にそれぞれ配
置された一対の電極９、１１と、少なくとも一以上の着
色層８を有するカラーフィルタと、照明手段１４からの
光を透過する透過部７ａ及び表示部６側からの光を反射
する反射部７ｂを有する反射膜７とを備え、照明手段１
４からの光を反射膜７の透過部７ａを透過させることに
よって透過型の信号表示を、また、表示部６側からの光
を反射膜７の反射部７ｂで反射させることによって反射
型の信号表示が可能であることを特徴とする信号機１。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、信号機用液晶装置
及び信号機に関する。さらに詳しくは、照明手段として
の光源からの照明光を用いて透過型の信号表示を行うこ
とに加えて、使用場所が十分に明るい場合は、外部から
の光を反射する反射型の信号表示を行うことが可能で、
消費電力及びメンテナンスコストを低減させることがで
きる信号機用液晶装置及び信号機に関する。

【０００２】

【従来の技術】鉄道用及び交通用の信号機であって、例
えば、道路工事現場又は交通事故現場等において、交通
整理や通行制限を行うために臨時に設置される信号機が
用いられている。このような信号機は、通行者又は車輌
等の安全を確保することを目的として設置されるため、
その表示には、遠方からの視認性と誤認の余地のない識
別性とが要求される。

【０００３】このような信号機としては、信号機内部に
配置された光源から照射された光をカラーフィルタを備
えた透過型の液晶装置を透過させることによって、信号
表示（表示色）の切換えを行う透過型表示の信号機が用
いられている。

【０００４】図２は、透過型表示の信号機の構造を模式
的に示す断面図である。このような透過型表示の信号機
２１は、第１基板２２と第２基板２３とがシール材２５
によって貼り合わせられ、第１基板２２と第２基板２３
との間に液晶３６が狭持された液晶装置２４を備えてい
る。

【０００５】第１基板２２の表面には、信号表示を実現
するための着色層２８が形成され、この着色層２８は、
例えば、赤色の着色層２８Ｒと、青色の着色層２８Ｂと
から構成されている。さらに、各着色層２８Ｒ、２８Ｂ
を覆うように、複数並列したストライプ状の透明電極２
９が形成され、その上には、第１基板２２を覆うように
配向膜３０が形成されている。

【０００６】第２基板２３の表面には、透明電極３１が
信号表示を行う全域に形成され、透明電極３１の上には
配向膜３２が形成されている。また、第２基板２３の信
号表示が視認される面（信号機の表示部）には、散乱ガ
ラス２６が配置されている。

【０００７】また、第１基板２２の背面には、透過型表
示に用いる光源３４が配設され、光源３４の背面には、
光源３４の周辺部分を覆い照明光を集光して第１基板２
２へ導入するための反射板３５が配置されている。

【０００８】このように構成された信号機２１の透明電
極２９、３１間に電圧を印可することによって、液晶３
６の配向を制御することができる。液晶３６のうち、配
向が均一なものは光の透過率が高く、逆に配向が不揃い
のものは光の透過率が低くなる。このように、液晶３６
の透過率を変化させることによって所望の信号表示を実
現することができる。

【０００９】この信号機においては、着色層２８Ｒ、２
８Ｂを通過した照明光を、液晶３６を選択的に透過させ
ることによって信号表示を行っている。例えば、赤色の
信号表示を行う場合は、赤色の着色層２８Ｒが形成され
た領域上に存在する透明電極２９に電圧を印可し、その
領域上に存在する液晶３６の配向を揃え、赤色の着色層
２８Ｒを通過した照明光が透過することができるように
する。この場合、青色の着色層２８Ｂが形成された領域
上に存在する透明電極２９には電圧を印可しないため、
青色の着色層２８Ｂを通過した照明光は液晶３６を透過
することができない。これによって、赤色の透過光のみ
が表示部から出射し、赤色の信号表示を実現することが
できる。このように構成された信号機は、遠方からの視
認性及び識別性に優れた信号機である。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな透過型の信号機は、信号表示を行うためには常時液
晶装置に電圧を印可しておかねばならず、また、透過型
表示を実現するためには照明手段の光源を常時点灯して
おかねばならないことから、消費電力が大きいという問
題があった。

【００１１】さらに、このような透過型の信号機に用い
られる光源は、その寿命が短く、メンテナンスコストが
大きいという問題があった。

【００１２】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
のであって、信号機内部に配設された照明装置からの照
明光を用いて透過型の信号表示を行うことに加えて、使
用場所が十分に明るい場合は、外部からの光を反射する
反射型の信号表示を行うことが可能で、消費電力及びメ
ンテナンスコストを低減させることができる信号機用液
晶装置及び信号機を提供することを目的とする。

【００１３】

【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の信号機用液晶装置は、照明手段と信号機
の表示部との間に配置されて、前記照明手段からの光を
前記表示部から所定の信号表示として出射するために用
いられる信号機用液晶装置であって、液晶を挟持して対
向配置された一対の基板と、前記一対の基板の前記液晶
側にそれぞれ配置された一対の電極と、少なくとも一以
上の着色層を有するカラーフィルタと、前記照明手段か
らの光を透過する透過部及び前記表示部側からの光を反
射する反射部を有する反射膜とを備え、前記照明手段か
らの光を前記反射膜の前記透過部を透過させることによ
って透過型の信号表示を、また、前記表示部側からの光
を前記反射膜の前記反射部で反射させることによって反
射型の信号表示が可能であることを特徴とする。

【００１４】このように構成することによって、信号機
内部に配設された照明装置からの照明光を用いて透過型
の信号表示を行うことに加えて、使用場所が十分に明る
い場合は、外部からの光を反射する反射型の信号表示を
行うことが可能で、消費電力及びメンテナンスコストを
低減させることができる。

【００１５】本発明の信号機用液晶装置は、前記反射部
と前記透過部とが、ストライプ状に交互に配置されてい
ることが好ましい。

【００１６】このように構成することによって、反射型
表示及び透過型表示のいずれにおいても、ムラの無い均
一な明るさの信号表示を実現することができる。

【００１７】本発明の信号機用液晶装置は、前記着色層
の形状が、ストライプ状であることが好ましい。

【００１８】このように構成することによって、反射型
表示及び透過型表示のいずれにおいても、ムラの無い均
一な色の信号表示を実現することができる。また、異な
る二色以上の着色層をストライプ状に交互に配置するこ
とによって、一つの表示部で複数色の信号表示を実現す
ることができる。

【００１９】本発明の信号機用液晶装置は、前記一対の
電極のうちの少なくとも一方の形状が、ストライプ状で
あることが好ましい。

【００２０】このように構成することによって、反射型
表示及び透過型表示のいずれにおいても、ムラの無い均
一な明るさの信号表示を実現することができる。

【００２１】本発明の信号機用液晶装置は、前記反射膜
が、アルミニウム、銀もしくはこれらの合金、又はアル
ミニウム、銀もしくはこれらの合金と、チタン、窒化チ
タン、モリブデン、タンタル等との積層膜から構成され
ることが好ましい。

【００２２】このように構成することによって、さらに
明るい反射型の信号表示を実現することができる。

【００２３】本発明の信号機用液晶装置は、前記電極
が、ＩＴＯ（Ｉｎｄｉｕｍ ＴｉｎＯｘｉｄｅ）膜から
構成されることが好ましい。

【００２４】このように構成することによって、さらに
明るい信号表示を実現することができる。

【００２５】本発明の信号機は、照明手段と、表示部
と、前記照明手段及び前記表示部の間に配置されて前記
照明手段からの光を前記表示部から所定の信号表示とし
て出射するために用いられる液晶装置とを備えた信号機
であって、前記液晶装置が、液晶を挟持して対向配置さ
れた一対の基板と、前記一対の基板の前記液晶側にそれ
ぞれ配置された一対の電極と、少なくとも一以上の着色
層を有するカラーフィルタと、前記照明手段からの光を
透過する透過部及び前記表示部側からの光を反射する反
射部を有する反射膜とを備え、前記照明手段からの光を
前記反射膜の前記透過部を透過させることによって前記
透過型の信号表示を、また、前記表示部側からの光を前
記反射膜の前記反射部で反射させることによって反射型
の信号表示が可能であることを特徴とする。

【００２６】このように構成することによって、照明手
段としての光源からの照明光を用いて透過型の信号表示
を行うことに加えて、使用場所が十分に明るい場合は、
外部からの光を反射する反射型の信号表示を行うことが
可能で、消費電力及びメンテナンスコストを低減させる
ことができる。

【００２７】本発明の信号機は、前記反射部と前記透過
部とが、ストライプ状に交互に配置されていることが好
ましい。

【００２８】本発明の信号機は、前記着色層の形状が、
ストライプ状であることが好ましい。

【００２９】本発明の信号機は、前記一対の電極のうち
の少なくとも一方の形状が、ストライプ状であることが
好ましい。

【００３０】本発明の信号機は、前記反射膜が、アルミ
ニウム、銀もしくはこれらの合金、又はアルミニウム、
銀もしくはこれらの合金と、チタン、窒化チタン、モリ
ブデン、タンタル等との積層膜から構成されることが好
ましい。

【００３１】本発明の信号機は、前記電極が、ＩＴＯ
（Ｉｎｄｉｕｍ Ｔｉｎ Ｏｘｉｄｅ）膜から構成され
ることが好ましい。

【００３２】本発明の信号機は、前記照明手段が、照明
光を集光するための反射板を有するものであることが好
ましい。

【００３３】本発明の信号機は、前記電極に印可する電
圧を制御するための制御手段を有するものであることが
好ましい。

【００３４】このように構成することによって、所定の
時間毎に信号表示を自動で切り換えることができ、省力
化に資するとともに、信頼性の高い信号表示を実現する
ことができる。

【００３５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の信号機の実施の形
態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。な
お、本発明の信号機用液晶装置の実施の形態について
は、本実施の形態の説明の中で液晶装置４として併せて
説明する。また、本実施の形態の説明に用いた各図にお
いては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大き
さとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてあ
る。また、このような実施の形態は、本発明の一態様を
示すものであり、本発明を何ら限定するものではなく、
本発明の範囲内で任意に変更可能である。

【００３６】図１は、本発明の信号機の一の実施の形態
を模式的に示す説明図であり、（ａ）は断面図、（ｂ）
は信号機に用いられた液晶装置の構成を示す平面図であ
る。図１（ａ）に示すように、信号機１は、半透過反射
方式のパッシブマトリクス型の液晶装置４を備えた一灯
二表示タイプの信号機１である。

【００３７】本実施の形態において用いられる液晶装置
４は、ガラス板や合成樹脂板等からなる透明な第１基板
２と第２基板３とがシール材５によって貼り合わせら
れ、第１基板２と第２基板３との間に液晶１６が封入さ
れている。本実施の形態の信号機１に用いられる液晶１
６としては、例えば、ＳＴＮ（Ｓｕｐｅｒ Ｔｗｉｓｔ
ｅｄ Ｎｅｍａｔｉｃ）液晶又はＴＮ（Ｔｗｉｓｔｅｄ
Ｎｅｍａｔｉｃ）液晶を挙げることができる。

【００３８】図１（ａ）、（ｂ）に示すように、第１基
板２の表面には、アルミニウム、銀もしくはこれらの合
金、又はアルミニウム、銀もしくはこれらの合金と、チ
タン、窒化チタン、モリブデン、タンタル等との積層膜
から構成された反射膜７が形成されている。反射膜７
は、ストライプ状の透過部７ａと反射部７ｂとから構成
されており、蒸着法やスパッタリング法等によって薄膜
状に成膜し、公知のフォトリソグラフィ法を用いてパタ
ーニングすることによって形成することができる。

【００３９】反射膜７の上には、着色層８がストライプ
状に形成されている。この着色層８は、赤色の着色層８
Ｒと、青色の着色層８Ｂとが交互に配置されるようにし
て構成されている。着色層８は、通常、透明樹脂中に顔
料や染料等の着色材を分散させて所定の色調を呈するよ
うに形成されている。

【００４０】各着色層８Ｒ、８Ｂの上には、複数並列し
たストライプ状のＩＴＯ等の透明導電体からなる透明電
極９が形成され、透明電極９は、各着色層８Ｒ、８Ｂに
対応する領域毎に制御可能な透明電極９Ｒ、９Ｂから構
成されている。

【００４１】さらに、その上には、第１基板２を覆うよ
うに、ポリイミド系樹脂等からなる配向膜１０が形成さ
れ、配向膜１０の表面にはラビング処理が施されてい
る。ラビング処理とは、配向膜１０の表面を綿の布等で
一方向に擦ることにより、微妙な溝を形成する処理を意
味する。

【００４２】第２基板３の液晶１６側の表面には、ＩＴ
Ｏ等の透明導電体からなる透明電極１１が、信号表示を
実現する領域の全域にわたって形成され、その上には配
向膜１２が形成され、その表面にはラビング処理が施さ
れている。また、図示はしていないが、基板２、３の外
面側には、位相差板及び偏光板が適宜配置されている。

【００４３】また、第２基板３の信号が表示される外面
側には、表示部としての散乱ガラス６が配置されてい
る。この散乱ガラス６は、透明なガラス板や合成樹脂板
等からなり、その片面側に微細な凹凸が形成された散乱
面を有している。これにより、微細なストライプ状に発
光する信号表示を四方に散乱させることにより、視認性
を高めることができる。

【００４４】また、第１基板２の背面には、透過型表示
に用いる光源１４が配設されている。光源１４として
は、冷陰極管や、ＬＥＤ（Ｌｉｇｈｔ Ｅｍｉｔｔｉｎ
ｇ Ｄｉｏｄｅ）等を用いることができる。さらに、光
源１４の背面には、光源１４の周辺部分を覆い、照明光
を集光して第１基板２へ導入するための反射板１５が配
置されている。反射板１５はアルミニウム等の反射率の
高い金属反射板であることが好ましい。

【００４５】また、図示はしていないが、信号機１は制
御手段により制御することができる。制御手段は、所定
時間毎に透明電極９、１１間に印可する電圧を制御し、
信号表示（表示色）を切り換えたり、点滅させることが
できる。具体的には、経時的に変化する信号表示（表示
色）の一連のパターン（例えば、青色の信号表示、青色
の信号表示の点滅及び赤色の信号表示等からなる経時的
に変化する一連のパターン）を順次繰り返すように設定
することができる。

【００４６】このように構成された信号機１は、透過型
と反射型の信号表示が可能であり、例えば、外部が暗い
場合等は透過型として信号表示を行う。この場合、照明
手段の光源１４を点灯させて照明光を発生させると、照
明光は反射板１５で集光され、第１基板２に入射し、第
１基板２上に形成された反射膜７の透過部７ａと、その
上に形成された着色層８Ｒ、８Ｂを通過し液晶層に導入
される。このとき、青色の信号表示を行う場合であれ
ば、青色の着色層８Ｂの形成された領域上に存在する透
明電極９Ｂに電圧が印可され、その間に狭持されている
液晶１６の配向が均一に整列させられる。均一に整列し
た液晶１６の透過率は高くなり、容易に光を透過するこ
とができる。また、赤色の着色層８Ｒが形成された領域
上に存在する透明電極９Ｒには電圧が印可されず配向が
不均一になっている。このような液晶層は光の透過率が
低下しており、赤色の着色層８Ｒを通過した透過光は液
晶層を透過することができない。従って、液晶層を透過
することができる光は、青色に着色されたストライプ状
の透過光だけになる。

【００４７】さらに、透過光は第２基板３を通過して、
信号機１の表示部の散乱ガラス６に入射する。ここで透
過光は散乱ガラス６の片面に形成された凹凸によって四
方に散乱し、視認性を高めることができる。

【００４８】また、外部が十分に明るい場合は、外部か
らの光（外光）を利用して反射型の信号表示を行う。例
えば、外部から散乱ガラス６に入射した外光は、第２基
板３を通過し液晶層に到達する。このとき前述と同様
に、青色の着色層８Ｂの形成された領域上に存在する透
明電極９Ｂにのみ電圧が印可されていると、入射光は青
色の着色層８Ｂの形成された領域上に存在する液晶層の
み透過することができる。その後、入射光は青色の着色
層８Ｂを通過し反射膜７の反射部７ｂで反射される。そ
の反射光は、再び着色層８Ｂ、液晶層及び第２基板３を
通過した後、散乱ガラス６から出射する。このとき青色
に着色された反射光はストライプ状になっているが、散
乱ガラス６の片面に形成された凹凸によって四方に散乱
し、視認性を高めることができる。

【００４９】このように、反射型表示は、外部からの光
（外光）を利用するため、照明手段としての光源を点灯
する必要がなく、消費電力及びメンテナンスコストを低
減させることができる。

【００５０】また、反射型表示は、光源を点灯する必要
がないため、光源の交換周期及びメンテナンス周期を延
長することができ、メンテナンスコストを低減すること
ができる。

【００５１】また、一つの表示部で二色の信号を表示す
ることができるために、表示部の大画面化を実現するこ
とができる。

【００５２】本実施の形態においては、信号機が赤及び
青の二色の着色層を有する場合について説明したが、着
色層はこの二色に限定されることはなく、また、三色以
上であってもよい。例えば、着色層を、Ｒ（赤）、Ｇ
（緑）、Ｂ（青）の三色から構成することによって、信
号表示をフルカラー表示にすることができる。

【００５３】また、本実施の形態においては、第１基板
２側の透明電極９をストライプ状に形成し、かつ第２基
板３側の透明電極１１を信号表示の実現領域の全域にわ
たって形成しているが、透明電極９及び１１の双方をス
トライプ状に形成し、互いに交差するようにマトリクス
状に配置してもよい。このように構成することによっ
て、信号表示に画像等を表示することが可能になり、例
えば、矢印信号、信号の待ち時間、緊急情報又は交通情
報等の情報を同時に表示することができる。このよう
に、信号表示と進行方向を示す矢印信号等とを同一表示
部に表示することによって、信号表示の見落としや誤認
を防止することができる。さらに、赤色表示を行ってい
る際、青色表示への切り替わりを待つ車輌の運転者や通
行人に、文字情報、映像情報等の各種情報を提供するこ
とができる。

【００５４】また、各着色層８Ｒ、８Ｂの色の混濁を防
止するための黒色遮光膜（図示せず）を、各着色層８
Ｒ、８Ｂ間に形成してもよい。このように構成すること
によって、信号表示の彩度や識別性を向上させることが
できる。また、本実施の形態においては、着色層８は、
第１基板２側に形成されているが、第２基板３側に形成
してもよい。

【００５５】

【発明の効果】以上、説明したように、本発明によっ
て、照明手段としての光源からの照明光を用いて透過型
の信号表示を行うことに加えて、使用場所が十分に明る
い場合は、外部からの光を反射する反射型の信号表示を
行うことが可能で、消費電力及びメンテナンスコストを
低減させることができる信号機用液晶装置及び信号機を
提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の信号機の一の実施の形態を模式的に示
す説明図であって、（ａ）は信号機の模式的な断面図、
（ｂ）は信号機に用いられた液晶装置の構成を示す平面
図である。

【図２】従来の透過型表示の信号機の構造を模式的に示
す断面図である。

【符号の説明】

１…信号機 ２…第１基板 ３…第２基板 ４…液晶装置 ５…シール材 ６…散乱ガラス ７…反射膜 ７ａ…透過部 ７ｂ…反射部 ８，８Ｒ，８Ｂ…着色層 ９，９Ｒ，９Ｂ…透明電極 １０…配向膜 １１…透明電極 １２…配向膜 １４…光源 １５…反射板 ２１…信号機 ２２…第１基板 ２３…第２基板 ２４…液晶装置 ２５…シール材 ２６…散乱ガラス ２８，２８Ｒ，２８Ｂ…着色層 ２９…透明電極 ３０…配向膜 ３１…透明電極 ３２…配向膜 ３４…光源 ３５…反射板

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０８Ｇ 1/095 Ｇ０８Ｇ 1/095 Ｍ Ｆターム(参考） 2H088 EA33 EA61 HA02 HA12 HA21 HA28 2H091 FA02Y FA03Y FA14Y FA15Y FB08 FD04 FD05 GA03 LA09 LA13 LA30 MA10 2H092 GA13 GA20 GA23 HA04 HA05 JB02 JB07 NA30 PA08 PA12 RA10 5H180 GG16 HH15 HH18

Claims (14)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 照明手段と信号機の表示部との間に配置
   されて、前記照明手段からの光を前記表示部から所定の
   信号表示として出射するために用いられる信号機用液晶
   装置であって、 液晶を挟持して対向配置された一対の基板と、 前記一対の基板の前記液晶側にそれぞれ配置された一対
   の電極と、 少なくとも一以上の着色層を有するカラーフィルタと、 前記照明手段からの光を透過する透過部及び前記表示部
   側からの光を反射する反射部を有する反射膜とを備え、 前記照明手段からの光を前記反射膜の前記透過部を透過
   させることによって透過型の信号表示を、また、前記表
   示部側からの光を前記反射膜の前記反射部で反射させる
   ことによって反射型の信号表示が可能であることを特徴
   とする信号機用液晶装置。
2. 【請求項２】 前記反射部と前記透過部とが、ストライ
   プ状に交互に配置されている請求項１に記載の信号機用
   液晶装置。
3. 【請求項３】 前記着色層の形状が、ストライプ状であ
   る請求項１又は２に記載の信号機用液晶装置。
4. 【請求項４】 前記一対の電極のうちの少なくとも一方
   の形状が、ストライプ状である請求項１〜３のいずれか
   に記載の信号機用液晶装置。
5. 【請求項５】 前記反射膜が、アルミニウム、銀もしく
   はこれらの合金、又はアルミニウム、銀もしくはこれら
   の合金と、チタン、窒化チタン、モリブデン、タンタル
   等との積層膜から構成された請求項１〜４のいずれかに
   記載の信号機用液晶装置。
6. 【請求項６】 前記電極が、ＩＴＯ（Ｉｎｄｉｕｍ Ｔ
   ｉｎ Ｏｘｉｄｅ）膜から構成された請求項１〜５のい
   ずれかに記載の信号機用液晶装置。
7. 【請求項７】 照明手段と、表示部と、前記照明手段及
   び前記表示部の間に配置されて前記照明手段からの光を
   前記表示部から所定の信号表示として出射するために用
   いられる液晶装置とを備えた信号機であって、 前記液晶装置が、液晶を挟持して対向配置された一対の
   基板と、 前記一対の基板の前記液晶側にそれぞれ配置された一対
   の電極と、 少なくとも一以上の着色層を有するカラーフィルタと、 前記照明手段からの光を透過する透過部及び前記表示部
   側からの光を反射する反射部を有する反射膜とを備え、 前記照明手段からの光を前記反射膜の前記透過部を透過
   させることによって透過型の信号表示を、また、前記表
   示部側からの光を前記反射膜の前記反射部で反射させる
   ことによって反射型の信号表示が可能であることを特徴
   とする信号機。
8. 【請求項８】 前記反射部と前記透過部とが、ストライ
   プ状に交互に配置されている請求項７に記載の信号機。
9. 【請求項９】 前記着色層の形状が、ストライプ状であ
   る請求項７又は８に記載の信号機。
10. 【請求項１０】 前記一対の電極のうちの少なくとも一
    方の形状が、ストライプ状である請求項７〜９のいずれ
    かに記載の信号機。
11. 【請求項１１】 前記反射膜が、アルミニウム、銀もし
    くはこれらの合金、又はアルミニウム、銀もしくはこれ
    らの合金と、チタン、窒化チタン、モリブデン、タンタ
    ル等との積層膜から構成された請求項７〜１０のいずれ
    かに記載の信号機。
12. 【請求項１２】 前記電極が、ＩＴＯ（Ｉｎｄｉｕｍ
    Ｔｉｎ Ｏｘｉｄｅ）膜から構成された請求項７〜１１
    のいずれかに記載の信号機。
13. 【請求項１３】 前記照明手段が、照明光を集光するた
    めの反射板を有する請求項７〜１２のいずれかに記載の
    信号機。
14. 【請求項１４】 前記電極に印可する電圧を制御するた
    めの制御手段を有する請求項７〜１３のいずれかに記載
    の信号機。