JP2524137B2 - タイル打抜き装置 - Google Patents

タイル打抜き装置

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JP2524137B2 JP61313396A JP31339686A JP2524137B2 JP 2524137 B2 JP2524137 B2 JP 2524137B2 JP 61313396 A JP61313396 A JP 61313396A JP 31339686 A JP31339686 A JP 31339686A JP 2524137 B2 JP2524137 B2 JP 2524137B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、打抜き可能なシート又は板状体から所定形
状のPタイル(プラスチック・タイル)等のタイルを打
抜く装置に関する。
(従来の技術) 上記打抜き装置には、従来相対的に噛合作動する刃の
刃先部にSKD11,SKD61等の焼入品又は超硬合金等が使用
されていた。
(発明が解決しようとする問題点) この従来のタイル打抜き装置では、タイル端縁の欠け
るのを防ぐために噛合時の速度をあげ、且つ噛合条件を
厳しく設定しているため、刃先部に上記焼入品や超硬合
金を使用していても比較的短時間で摩耗が進み、1週間
程度で刃先部の再研削とそれに付随した組付の修正が必
要となり、当該装置の稼働率の低下を招いたり、維持費
を増大させると云った作業性、経済性の問題を有してい
た。
(発明の目的) 本発明は、上記刃先部をサーメット組成物で構成する
ことにより耐久性を大幅に改良し、上記問題点の一掃を
図らんとするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成する為の本発明のタイル打抜き装置
は、相対的に噛合作動する一対の所定形状の工具によっ
てタイルを打抜く装置であって、上記工具を成す刃本体
の刃先部がNbC−TiC−TiN系サーメット組成物より成る
ことを特徴とするものである。
上記サーメット組成物は、NbC−TiC−TiN系のセラミ
ック相(硬質相)55〜95重量%、Fe、Ni及びCo等の周期
律表VIIIに属する鉄族金属或はCR、Mo及びW等の周期律
表VIA族に属するクロム族金属のうち1種またはこれら
の合金より選ばれた結合用金属相5〜45重量%、好まし
くは前者が70〜90重量%、後者が10〜30重量%から成っ
ている。
TiCは、サーメット材料の耐摩耗性を向上させるもの
であり、10〜40重量%を含有させることが望ましい。
また、TiNはTiCの結晶粒成長抑制剤として作用し、そ
れにより耐摩耗性を一層向上させると共に、硬度、靱性
の向上に寄与しており、サーメット組成に5〜10重量%
含有させることが望ましい。
さらに、NbCは、TiC−TiN系サーメット組成物の耐摩
耗性及び靱性を一層向上すべく機能するものであり、サ
ーメット組成物中に10〜50重量%含有させることが望ま
しく、このNbCの一部をTaCに置き換えることにより靱性
を更に高めることも出来る。
上記サラミック相には、その他の添加物例えばMo2C、
WC、TaN及びZrN等を含有させることにより、夫々の添加
物に応じた特性を向上させることが出来る。特にMo2Cを
5〜30重量%添加すると、結合金属相との濡れ性を良く
し焼結性を向上させると云う点で有効である。
さらに、結合金属相をなす鉄族金属及びクロム族金属
のうち1種またはこれらの合金は、焼成時において軟化
し、上記硬質相同士を強固に結合させることができる。
次に本発明の刃先部の製造方法の一例を略述する。先
ず、TiC、TiN及びNbC(更にはTaC、Mo2C及びWC等を用い
る場合はこれらも含む)等のサラミック成分と結合用金
属成分とより成る混合原料にアセトン等の適当な粉砕媒
体を加えて振動ミルにより粉砕する。次いでこれを乾燥
し、溶剤を除去し造粒した後、50〜100メッシュ篩をパ
スさせて成形用原料とする。この成形用原料を加圧成形
した後、非酸化性雰囲気中で1400〜1500℃の温度で焼成
し焼結体を得る。その後焼結体を研削、研磨することに
より後記の実施例で示す如き刃先部が得られる。
(作用) 上記構成の本発明のタイル打抜き装置の刃先部は、Nb
C−TiC−TiN系サーメット組成物より成り、その耐摩耗
性及び靱性は従来の金属焼入品或は超硬合金に較べ遥か
に優れており、従ってその耐用寿命は数十倍にまで拡張
される。特にPタイル等比較的硬質の合成樹脂より成る
タイルを打抜く場合は、製品端縁が欠けるのを防ぐため
に従来は噛合条件を厳しくし噛合速度を上げているため
刃先部同士の摩擦摩耗が激しくなり、しかも刃先部自体
のエッジも鋭いために壊れ易くなるが、本発明の如き特
性を有する刃先部はこのような懸念を著減させるもので
ある。
(実施例) 以下に実施例を挙げ本発明を更に詳述する。
(i)上記刃先部の製法に基づき下記第1表から成るサ
ーメット組成物による4種の刃先部を製作し、これらを
実施例1乃至4とし、また、比較例として第1表の3種
の超硬合金を採用した。
但し、実施例4は実施例3におけるNbCの1/2をTaCに
置き換えたものである。
(ii)上記刃先部を用いたタイル打抜き装置によりPタ
イルを打抜く要領を図面に基づき説明する。第1図は本
発明のタイル打抜き装置の要部縦断面図、第2図は同装
置の下部工具の分解斜視図、第3図は同上部工具の分解
斜視図である。
第1図、第2図及び第3図に示すように、本発明の例
えば正方形の4枚のPタイル打抜き用のタイル打抜き装
置1は、機台10上に水平に4組取替可能に固定された固
定工具2と、機台10に対して垂直方向に油圧シリンダ等
の昇降駆動手段3によって上下駆動される昇降台5と、
該昇降台5の下部に上記固定工具2に対峙状態に4組取
替可能に固定された昇降工具6と、打抜いたPタイルを
機台10上から収集する手段(図示は省略)とから構成さ
れており、作業者が機台10上に敷くPタイル用プラスチ
ックシートSから順次4枚のPタイルを打抜いて行くも
のである。
固定工具2は、製すべきPタイルの寸法及び形状(正
方形)と同様の形状で且つ上方開放状態で枠組された刃
本体21と、該本体21の4辺上端面21a…に装着された4
本の刃先23…とより成る。該刃先23…は、上面両側に対
称に切断エッジ20、20′を有すると共に下面に燕尾形状
の突起24が形成され、上記刃本体21の上端面21aに刻設
された蟻溝22に刃本体21の端部より該突起24をして長手
方向に沿って嵌挿され接着剤にて固定される。刃先部23
は刃本体21の肉厚と同等の幅を有すると共に第2図に示
すような形に嵌着される長さを有しており、上述したNb
C−TiC−TiN系サーメット組成物から形成されている。
また、固定工具2は、その中空部内にスプリング26で弾
支された迫り上げ板27を備えており、打抜かれたPタイ
ルを機台10の上面より若干迫り上げて収集手段による収
集が容易に行われるようになっている。上記構成の固定
工具2は、機台10の凹所内に刃先部23の上面が同一平面
を成すように4組組込まれ、刃本体21の外側面を押し付
け固定用楔21bと該締付用固定ボルト21cを介して相互に
連結され、第2図の様に井桁状に機台10に固定されてい
る。
他方、昇降工具6は、上記固定工具2の内側エッジ20
と極く小さな隙間をおいて噛合する下方開放の箱形状の
刃本体61と、その下端面61aに上記と同じ蟻溝接手を介
して嵌着され接着剤によって固定された上記同様の切断
エッジ60、60′を有する刃先部63と、刃本体61の底部か
らスプリング66を介して吊設された押え板67とから構成
されている。刃本体61は、寸法は異なるが基本的に上記
固定工具の刃本体21と同じ構造となっており、固定ボル
ト50によって固定されている。押え板67は、比較的強い
スプリング66によって付勢されており、刃先部63の内側
エッジ60′がPタイルに押圧跡を発生させるのを防ぐ働
きをする。又刃先部63も、寸法は異なるが上記固定具の
刃先部23と同じ構造を成しており、同じくNbC−TiC−Ti
N系サーメット組成物から形成されている。
次に、本装置の作動について概説するに、作業者がプ
ラスチックシートSを機台10上に敷き、打抜き作動スイ
ッチ(図示は省略)を押すと油圧シリンダ3に油圧が供
給されて昇降台5と昇降工具6を下降させて、該工具6
の刃先部63の外側エッジ60と固定工具2の刃先部23の内
側エッジ20の噛合によってPタイルを打抜く。昇降台5
が所定ストローク下降すると油圧シリンダ3内の油圧は
解放されて内蔵のリターンスプリングによって昇降復帰
し、それに伴って打抜かれたPタイルは迫り上げ板27に
よってプラスチックシートSよりも若干上に迫り上げら
れ収集手段によって収集される。以上の作動の繰返しに
より大量のPタイルが製造される。
刃先部23,63の刃本体21,61への取付方については、図
例の如く刃本体21,61の正方形の開口部の4辺に各コー
ナー部よりその長手方向に沿って嵌着するようにすれ
ば、各刃先23,63がいずれの辺にも充当され便利であ
り、また各刃先23、63の両側に対称に噛合切断用エッジ
を形成させておけば片方が損傷した場合、これを左右て
れこにすることにより更に使用を継続することが出来便
利である。然し、上記蟻溝接手以外にも、印ろうによる
位置決めとビスによる固定の組合せ等各種の方法が適用
されることは云うまでもない。
(iii)第1表に示す各試料について、硬質プラスチ
ックシートからPタイルを打抜き、それらの耐用寿命を
測定した。
テスト条件 硬質プラスチックシート;肉厚2.5mm,材質PP 噛合速度;0.5m/sec 噛合ストローク;3mm 噛合隙間;0.03mm 尚、耐用寿命の判定は、Pタイルの切り口に 等の傷が生じたり、刃先部に欠損が生じた場合、等に
よって行なった。
この第2表から明らかなように、実施例1乃至4の刃
先部は何れも比較例に較べ耐用枚数が圧倒的に多く、こ
れらは従来の超硬合金製のものの約15倍に相当するもの
である。
(発明の効果) 叙上の如く、本発明のタイル打抜き装置は、その刃先
部をNbC−TiC−TiN系サーメット組成物で形成している
ため、耐摩耗性及び靱性等に極めて優れ、従来のものに
較べその耐用寿命が飛躍的に伸び本装置の稼働率も大幅
に改善され、更に製品の仕上りも良く、経済性及び作業
性において遥かに従来のものを凌ぐものであり、その有
用性は極めて大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のタイル打抜き装置の要部縦断面図、第
2図は同装置の下部工具の分解斜視図、第3図は同上部
工具の分解斜視図である。 (符号の説明) 1……タイル打抜き装置、2……固定工具、6……昇降
工具、21,61……刃本体、23,63……刃先部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対的に噛合作動する一対の所定形状の工
    具によってタイルを打抜く装置であって、上記工具を成
    す刃本体の刃先部がNbC−TiC−TiN系サーメット組成物
    より成ることを特徴とするタイル打ち抜き装置。
  2. 【請求項2】上記サーメット組成物が、NbC−TiC−TiN
    系硬質相を主体とし、他の硬質相が金属炭化物および/
    または金属窒化物からなり、上記硬質相を結合させる結
    合金属相が鉄族金属及びクロム族金属のうち1種または
    これらの合金よりなる特許請求の範囲第1項記載のタイ
    ル打ち抜き装置。
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