JP2523822Y2 - シリンダ型農用カッターにおける切截機構 - Google Patents

シリンダ型農用カッターにおける切截機構

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JP2523822Y2
JP2523822Y2 JP774092U JP774092U JP2523822Y2 JP 2523822 Y2 JP2523822 Y2 JP 2523822Y2 JP 774092 U JP774092 U JP 774092U JP 774092 U JP774092 U JP 774092U JP 2523822 Y2 JP2523822 Y2 JP 2523822Y2
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惣一 山本
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、牧草・藁稈等を切截処
理するシリンダ型の農用カッターにおける切截機構につ
いての改良に関する。
【0002】
【従来の技術】シリンダ型の農用カッターAは、通常、
図1に示している如く、機枠1に、ドラム状に形成した
切截室2を、それの軸線方向が左右方向となる姿勢とし
て装架し、それの周壁の前面側(図1において右面側)
に形成した入口20の前面に、上下に一対に対向するよ
う送込ロール30・31を軸支する送込ロールケース3
を接続させて機枠1に装架し、それの前面側の開放口に
供給樋32の基端側を接続させ、また、切截室2の入口
20と対向とする後面側には放出口21を開設して、そ
こに放出樋22の基端側を接続しておく。また、切截室
2の軸芯部位には、左右に貫通する主軸Sを配位して、
その主軸Sの左右の軸端部を、軸受けおよび軸受支持部
材(図示省略)を介して機枠1に軸架するとともに一方
の軸端部を、原動機(図示省略)の出力軸に、伝導機構
を介し伝導し、図1において該主軸Sが時計回りに回転
するよう駆動する。
【0003】そして、この主軸Sの切截室2内における
左右の軸端部には、図2に示す如く左右に一対のアーム
状部4a・4aを具備する刃物取付金4を取付けて、そ
れの放射方向の端部に形設した刃物組付座40・40
に、刃縁50の方向を前記主軸Sの軸線方向に沿わせた
回転刃5をセットボルト41・41により組付け、この
回転刃5と対向させる固定刃6を、切截室2の入口20
の口縁に沿う位置に配位して機枠1に設けた刃物取付台
7に組付けることで、機枠1に固定装着することにより
構成してあって、これにより、供給樋32に投入して送
込ロール30・31により切截室2内に送込む被切截資
料を、切截室2の入口20の口縁に沿う位置に固定装設
せる固定刃6と主軸Sの回りをシリンダ状に回転する回
転刃5とよりなる切截機構aで切截して、切截室2の放
出口21から放出するようにしてある。
【0004】そしてまた、前記切截機構aの回転刃5
は、それの刃縁50を主軸Sの回転軸線と正しく平行す
る姿勢として刃物取付金4に設けた刃物組付座40・4
0に組付けると、刃縁50の長手方向の全巾に渡る範囲
が一度に固定刃6の刃縁60にすり合うようになること
で、被切截資料を切断していくときの所要馬力が大きく
なることから、この回転刃5は図3に示しているように
刃縁50の長手方向の一端側が回転方向に進み他端側が
遅れるように主軸Sの軸芯線S’に対し傾斜させて組付
け、これにより、回転刃5が固定刃6に対し刃縁50の
一端側から順次すり合っていくようにする。このとき、
回転刃5を刃身5aが直板状で刃縁50が直線に連続す
る状態に形成しておくと、刃縁50の長手方向の各部位
における回転軌跡が、刃縁50の長手方向の中央部位に
向い次第に小径となるつづみ状になって、固定刃6の刃
縁60とのすり合わせを不調にすることから、この回転
刃5は通常、第2図に示している如く、刃身5aが捻じ
れたねじれ刃に形成している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上述の如く構成される
従前のシリンダ型農用カッターにおける切截機構aは、
回転刃5をねじれ刃に形成することから、この回転刃5
を製作するのが面倒で、しかも、この回転刃5を、固定
刃6の刃縁60に対し所定の間隔を保持して回転するよ
うに組付けセットする操作ならびに研磨手段が面倒な問
題がある。
【0006】本考案は、この従前のシリンダ型農用カッ
ターの切截機構に生じている問題を解消せしめるために
なされたものであって、回転刃をそれの刃身が直板状を
なす直刃状に形成して、それの刃縁が固定刃の刃縁に対
し長手方向の一端側から順次すり合っていくようにしな
がら、この回転刃の刃縁と固定刃の刃縁とが長手方向の
全巾において、略一定のすき間を保持してすり合ってい
くようになって所要馬力を小さくした切截機構の製作・
組付けが容易になる新たな手段を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】そして、本考案において
は、上述の目的を達成するための手段として、切截室の
軸芯部位を左右に貫通する主軸に、刃物取付金を介して
組付ける回転刃を、弾性を具備する鋼材により刃身が直
板状で刃縁が直線に沿う撓曲可能の直刃状に形成して、
それの刃縁の長手方向の一端側が回転方向の前方に進み
他端側が遅れるように主軸の軸芯線に対し傾斜させて両
端部を前記刃物取付金の外端の刃物組付座にセットボル
トにより止着し、その回転刃の刃身の長手方向の中間部
位を、前記刃物取付金に組付けた押出部材の押出しによ
り前記主軸の放射方向に膨出するよう彎曲させ、切截室
の入口部位に刃物取付台を介して機枠に固定装設する固
定刃を、刃身が直板状で刃縁が直線に沿う直刃状に形成
して、それの刃縁が前記主軸の軸芯線と略平行する姿勢
として刃物取付台に組付けてなるシリンダ型農用カッタ
ーにおける切截機構を提起し、また、切截室の軸芯部位
を左右に貫通する主軸に、刃物取付金を介して組付ける
回転刃を、弾性を具備する鋼材により刃身が直板状で刃
縁が直線に沿う撓曲可能の直刃状に形成して、それの刃
縁が主軸の軸芯線に略平行する姿勢として両端部を前記
刃物取付金の外端の刃物組付座にセットボルトにより止
着し、その回転刃の刃身の長手方向の中間部位を、前記
刃物取付金に組付けた牽引部材の牽引により前記主軸に
向け窪み込むように彎曲させ、切截室の入口部位に刃物
取付台を介して機枠に固定装設する固定刃を、刃身が直
板状で刃縁が直線に沿う直刃状に形成して、それの刃縁
の長手方向の一端側が前記回転刃の回転方向の前方に進
み他端側が遅れるよう前記主軸の軸芯線に対し傾斜する
姿勢として刃物取付台に組付けてなるシリンダ型農用カ
ッターにおける切截機構を提起するものである。
【0008】
【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図
面符号は、従前手段のものと同効の構成部材については
同一の符号を用いるものとする。
【0009】図4は、本考案を実施せるシリンダ型農用
カッターの切截機構の要部の側断面図と展開図とを合成
した説明図で、同図において、Sは主軸、5は回転刃、
6は固定刃を示す。
【0010】主軸Sは、上述の図4においては省略して
いるが、前述の図1および図2に示しているように機枠
1に装架せる切截室2の軸芯部位を左右に貫通するよう
に配位して左右の軸端部を機枠1に軸受支持部材を介し
て軸支する通常のものである。
【0011】回転刃5は、それの刃身5aを、図1およ
び図2にあるように、前記主軸Sに取付けた刃物取付金
4の放射方向の端部に形設した刃物組付座40にセット
ボルト41により組付ける通常のものであるが、弾性を
具備する鋼材によりそれの刃身5aが直板状で刃縁50
が直線に沿う撓曲可能な直刃状に形成してある。
【0012】固定刃6は、刃身6aが直板状で刃縁60
が直線に連続する直刃状に形成されている。そして、そ
れの刃身6aの両端部分を、切截室2の入口20部位に
機枠1に固定装設しておく刃物取付台7に当接してセッ
トボルト61…により組付け止着することで、切截室2
の入口20の下縁に沿う位置に配位して機枠1に固定装
設すること従来公知のものと変わりなく、それの刃縁6
0が主軸Sの軸芯線S’と略平行する姿勢として前記刃
物取付台7に止着してある。
【0013】しかして、前記回転刃5は、図4の展開図
の部分に示している如く、直線に連続する刃縁50が、
平面視において主軸Sの軸芯線S’に対して所定の角度
αをもって傾斜する姿勢として刃物取付金4に組付けて
あり、これにより、刃縁60を主軸Sの軸芯線S’に略
平行させて刃物取付台7にセットした固定刃6の刃縁6
0に対し、図4において矢印イに示している回転方向の
前方に進む位置を占める左端側50aから後方に遅れて
位置する右端側50cに向けて、すり合っていくように
してある。
【0014】この回転刃5は、上述の如く直刃状に形成
して直線に連続する刃縁50が主軸Sの軸芯線S’に対
し傾斜する状態に組付けていることから、それの刃縁5
0の回転軌跡には、該刃縁50の長手方向の中間部位
に、該刃縁50の両端部分の回転軌跡Zよりも小径とな
る引きが形成された状態となってくる。
【0015】従って、この回転刃5は、切截室2の入口
20部位に刃縁60を主軸Sの軸芯線S’と平行させて
固定装設せる前述の固定刃6の刃縁60に対し、左右の
中間部位が前述の引きの寸法に対応する距離だけ主軸S
の側に離れ、この引きの寸法の分の間隔が固定刃6の刃
縁60との間に生じてくるようになる。
【0016】押出部材8は、この直刃状に形成した主軸
Sの軸芯線S’に対し回転方向に傾斜させて刃物取付金
4にセットする回転刃5の刃縁50の長手方向の中間部
位に生じてくる回転軌跡の引きを消失せしめるためのも
のである。
【0017】即ち、この押出部材8は、図5および図6
に示しているように、刃物取付金4の、回転刃5の刃身
5aの両端部位をセットボルト41・41により組付け
止着する左右の刃物組付座40・40の中間に位置する
部位に、回転により主軸Sの放射方向に進退するように
螺合せしめておく螺子杆80・80と、それの螺じ込み
位置をロックするロックナット81・81とにより構成
してあって、その螺子杆80・80を螺じ込むことで先
端側を刃物取付金4の回転刃支持台面4bに突出させ、
回転刃5の刃身5aの長手方向の中間部位を主軸Sの放
射方向に押出し、この刃身5aの中間部位を前記主軸S
の放射方向に彎曲させていき、これにより、回転刃5の
刃縁50の中間部位の回転軌跡が主軸Sの軸方向視にお
いてその刃縁50の両端部位の回転軌跡と揃う状態とな
ったところで、螺子杆80・80に螺合させておくロッ
クナット81・81を締付けることにより、前述の状態
に保持せしめるようにしてある。
【0018】このときの刃身5aの彎曲による刃縁50
の中間部を押し出す寸法βは、固定刃6の傾斜角度αが
10度内外であるときは1ミリ程度で良い。
【0019】この押出部材8は、刃物取付金4に組付け
られる回転刃5の刃身5aの長手方向の中間部位を、主
軸Sの放射方向に押出してその方向に張り出すように彎
曲させていくようになれば良く、前述の実施例における
螺子杆80・80の先端側に、外端面が弧状の彎曲面に
形成された台盤を組付けて、刃物取付金4に螺合した螺
子杆80・80の回動によりこの台盤を主軸Sの放射方
向に押し出していくようにするなど適宜に構成して良い
ものである。
【0020】この実施例装置は、直刃状に形成した回転
刃5を主軸Sの軸芯線S’に対して回転方向に傾斜させ
て組付けることによる回転刃5の刃縁50の長手方向に
おける中間部位の回転軌跡に生じてくる引きにより形成
される固定刃6の刃縁60に対する離間を、その直刃状
に形成した回転刃5を刃物取付金4にセットボルト41
・41によりセットしてから、該回転刃5の刃身5aに
付与してある撓曲性を利用して、押出部材8による押出
しで刃身5aを彎曲させていくことにより消失せしめる
ようになることから、回転刃5自体の製作・組付けが容
易になり、従って、所要馬力を軽減しながら製作・組付
けが容易になる切截機構が得られるようになる。
【0021】次に図7乃至図9は別の実施例を示してい
る。この実施例は、主軸Sに刃物取付金4を介して装着
される回転刃5は、それの刃縁50が主軸Sの軸芯線
S’に対して平行する状態に組付け、この回転刃5と対
向させて切截室2の入口20部位に刃物取付台7を介し
て機枠1に固定装設する固定刃6を、それの刃縁60が
主軸Sの軸芯線S’に対し前記回転刃5の回転方向に傾
斜させて固定装設することで、この回転刃5と固定刃6
とがすり合って被切截資料を切截していくときに、回転
刃5の刃縁50がそれの長手方向の一端側から他端側に
向けて固定刃6の刃縁60に順次すり合っていくように
している形態の切截機構aに適用している例である。
【0022】この実施例においては、回転刃5は刃身5
aが直板状で刃縁50が直線に連続する直刃状に形成さ
れて、それの刃縁50を主軸Sの軸芯線S’と平行する
姿勢として、主軸Sに装着される刃物取付金4の刃物組
付座40にセットボルト41により組付けられることか
ら、それの刃縁50の回転軌跡は、主軸Sの軸方向視に
おいて、その刃縁50の長手方向の端部に位置する部位
および中間に位置する部位の回転軌跡が揃う状態とな
る。
【0023】しかし、固定刃6は、刃身6aが直板状で
刃縁60が直線に連続する直刃状に形成して、それの刃
縁60が主軸Sの軸芯線S’に対し前記回転刃5の回転
方向に傾斜させて刃物取付台7にセットボルト61・6
1により組付けることから、組付けた状態において、そ
れの刃縁60が平面視において長手方向の中間部位を、
主軸Sの側に弧状に張り出された形態となる。
【0024】従って、刃物取付金4にセットした回転刃
5を、それの刃縁50の長手方向の端部が、固定刃6の
刃縁60の端部とすり合って回転するように刃合わせ調
整を行なうと、この回転刃5の刃縁50の長手方向の中
間部位が、主軸S側に弧状に張り出している固定刃6の
刃縁60の長手方向の中間部位と噛合うようになってく
る。
【0025】牽引部材9は、この噛合いをなくすように
するためのものである。即ち、該牽引部材9は、図8お
よび図9に示しているように、刃物取付金4の、回転刃
5の刃身5aの両端部位をセットボルト41・41によ
り組付け止着する左右の刃物組付座40・40の中間に
位置する部位に、回転により主軸Sの放射方向に進退す
るように螺合せしめておく螺子杆90・90と、この螺
子杆90・90を所望の螺じ込み位置にロックするロッ
クナット91・91とからなり、それの螺子杆90・9
0を、回転刃5の刃身5aの長手方向の中間部位に開設
せる透孔51・51に挿通して刃物取付金4に螺合し、
その状態において、螺子杆90・90を刃物取付金4に
螺じ込んでいくことで回転刃5の刃身5aの長手方向の
中間部位を、主軸Sの軸芯線S’に向けて牽引してい
き、これにより回転刃5の刃身5aの中間部を主軸Sの
側に引き戻すように彎曲させて、刃縁50が固定刃6の
刃縁60の平面視における形状に倣うようにし、所望の
形状に彎曲させたところでロックナット91によりロッ
クすることで、その彎曲状態に保持せしめるようにして
ある。
【0026】このときの回転刃5の刃身5aを彎曲させ
るために刃身5aを牽引する寸法βは、回転刃5の傾斜
角度αが10度内外であれば、前述の実施例の場合と同
様に1ミリ程度でよい。
【0027】また、刃物取付金4は、上述の牽引部材9
により回転刃5の刃身5aを主軸Sの側に牽引して彎曲
させる作動が適確に行なわれるようにするため、回転刃
5の刃身5aが重合してくる外端側の台面4bのうち
の、回転刃5の刃身5aの中間部と重合する部位を、回
転刃5の刃身5aの両端部位をセットボルト41により
止着する左右の刃物組付座40・40よりも、主軸Sの
放射方向において一段と低くなるように形成してある。
そして、これにより、回転刃5の刃身5aをセットボル
ト41・41により組付けたときに、その刃身5aの長
手方向の中間部位と刃物取付金4の外端側の台面4bと
の間に間隙wが形成されるようになり、牽引部材9によ
る刃身5aの中間部の牽引による彎曲がこの間隙w内に
おいて行なわれるようにしてある。
【0028】この実施例は、固定刃6をそれの刃縁60
が主軸Sの軸芯線に対して傾斜する姿勢として刃物取付
台7にセットすることにより、その刃縁60の中間部が
平面視において切截室2側に張り出すようになって、刃
縁50を主軸Sの軸芯線S’と平行させて刃物取付金4
に組付けた回転刃5の前記刃縁50と噛合うようになる
のを、刃物取付金4に組付けた回転刃5の刃身5aを牽
引部材9の牽引により彎曲させることで防止することか
ら、回転刃5および固定刃6を直刃状に形成して組付け
てよいようになり、切截機構aの製作・組立てを容易に
する。
【0029】また、この実施例においても、牽引部材9
は、刃物取付金4に螺合した螺子杆90・90に、回転
刃5の刃身5aの中間部位を挟持するホルダーを連結し
て、このホルダーを螺子杆90・90により主軸Sの側
に牽引するようにするなど適宜に構成してよいものであ
る。
【0030】
【考案の効果】以上説明したように本考案によるシリン
ダ型農用カッターにおける切截機構は、回転刃5および
固定刃6の両方を直刃状に形成して、それらが刃縁50
・60の長手方向の一端側から順次すり合うようにしな
がら、回転刃5の刃縁50と固定刃6の刃縁60とが、
全巾に渡って略一定の間隙を保持してすり合っていくよ
うになるので、所要馬力を小さくした状態の切截機構の
製作組立てを簡略化し得るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従前のシリンダ型の農用カッターの全体の一部
破断した側面図である。
【図2】同上の切截機構の斜視図である。
【図3】同上切截機構の側断面図と展開図とを合成した
説明図である。
【図4】本考案によるシリンダ型農用カッターの切截機
構の側断面図と展開図とで合成した説明図である。
【図5】同上切截機構の回転刃の組付部分の一部破断し
た正面図である。
【図6】同上の組付部分の一部破断した側面図である。
【図7】本考案によるシリンダ型農用カッターにおける
切截機構の別の実施例の側断面図と展開図とで合成した
説明図である。
【図8】同上実施例の切截機構の回転刃の組付部分の一
部破断した正面図である。
【図9】同上組付部分の一部破断した側面図である。
【符号の説明】
A…農用カッター、a…切截機構、S…主軸、S’…軸
芯線、Z…回転軌跡、1…機枠、2…切截室、20…入
口、21…放出口、22…放出樋、3…送込ロールケー
ス、30・31…送込ロール、32…供給樋、4…刃物
取付金、4a…アーム状部、4b…台面、40…刃物組
付座、41…セットボルト、5…回転刃、5a…刃身、
50…刃縁、50a…左端側、50c…右端側、51…
透孔、6…固定刃、6a…刃身、60…刃縁、61…セ
ットボルト、7…刃物支持台、7a…台面、8…押出部
材、80…螺子杆、81…ロックナット、9…牽引部
材、90…螺子杆、91…ロックナット、w…間隙。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切截室2の軸芯部位を左右に貫通する主
    軸Sに、刃物取付金4を介して組付ける回転刃5を、弾
    性を具備する鋼材により刃身5aが直板状で刃縁50が
    直線に沿う撓曲可能の直刃状に形成して、それの刃縁5
    0の長手方向の一端側が回転方向の前方に進み他端側が
    遅れるように主軸Sの軸芯線S’に対し傾斜させて両端
    部を前記刃物取付金4の外端の刃物組付座40・40に
    セットボルト41・41により止着し、その回転刃5の
    刃身5aの長手方向の中間部位を、前記刃物取付金4に
    組付けた押出部材8の押出しにより前記主軸Sの放射方
    向に膨出するよう彎曲させ、切截室2の入口20部位に
    刃物取付台7を介して機枠1に固定装設する固定刃6
    を、刃身6aが直板状で刃縁60が直線に沿う直刃状に
    形成して、それの刃縁60が前記主軸Sの軸芯線S’と
    略平行する姿勢として刃物取付台7に組付けてなるシリ
    ンダ型農用カッターにおける切截機構。
  2. 【請求項2】 切截室2の軸芯部位を左右に貫通する主
    軸Sに、刃物取付金4を介して組付ける回転刃5を、弾
    性を具備する鋼材により刃身5aが直板状で刃縁50が
    直線に沿う撓曲可能の直刃状に形成して、それの刃縁5
    0が主軸Sの軸芯線S’に略平行する姿勢として両端部
    を前記刃物取付金4の外端の刃物組付座40・40にセ
    ットボルト41・41により止着し、その回転刃5の刃
    身5aの長手方向の中間部位を、前記刃物取付金4に組
    付けた牽引部材9の牽引により前記主軸Sに向け窪み込
    むように彎曲させ、切截室2の入口20部位に刃物取付
    台7を介して機枠1に固定装設する固定刃6を、刃身6
    aが直板状で刃縁60が直線に沿う直刃状に形成して、
    それの刃縁60の長手方向の一端側が前記回転刃5の回
    転方向の前方に進み他端側が遅れるよう前記主軸Sの軸
    芯線S’に対し傾斜する姿勢として刃物取付台7に組付
    けてなるシリンダ型農用カッターにおける切截機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003274750A (ja) * 2002-03-27 2003-09-30 Yamamoto Co Ltd カッタ用回転刃及び汎用カッタ
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JPH0560244U (ja) 1993-08-10

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