JP2537232Y2 - シリンダ型農用カッターにおける切截機構 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は、牧草・藁稈等を切截処
理するシリンダ型の農用カッターにおける切截機構につ
いての改良に関する。

【０００２】

【従来の技術】シリンダ型の農用カッターＡは、通常、
図１に示している如く、機枠１に、ドラム状に形成した
切截室２を、それの軸線方向が左右方向となる姿勢とし
て装架し、それの周壁の前面側（図１において右面側）
に形成した入口２０の前面に、上下に一対に対向するよ
う送込ロール３０・３１を軸支する送込ロールケース３
を接続させて機枠１に装架し、それの前面側の開放口に
供給樋３２の基端側を接続させ、また、切截室２の入口
２０と対向とする後面側には放出口２１を開設して、そ
こに放出樋２２の基端側を接続しておく。また、切截室
２の軸芯部位には、左右に貫通する主軸Ｓを配位して、
その主軸Ｓの左右の軸端部を、軸受けおよび軸受支持部
材（図示省略）を介して機枠１に軸架するとともに一方
の軸端部を、原動機（図示省略）の出力軸に、伝導機構
を介し伝導し、図１において該主軸Ｓが時計回りに回転
するよう駆動する。

【０００３】そして、この主軸Ｓの切截室２内における
左右の軸端部には、図２に示す如く左右に一対のアーム
状部４ａ・４ａを具備する刃物取付金４を取付けて、そ
れの放射方向の端部に形設した刃物組付座４０・４０
に、刃縁５０の方向を前記主軸Ｓの軸線方向に沿わせた
回転刃５を組付け、この回転刃５と対向させる固定刃６
を、切截室２の入口２０の口縁に沿う位置に配位して機
枠１に設けた刃物支持台７に組付けることで、機枠１に
固定装着することにより構成してあって、これにより、
供給樋３２に投入して送込ロール３０・３１により切截
室２内に送込む被切截資料を、切截室２の入口２０の口
縁に沿う位置に固定装設せる固定刃６と主軸Ｓの回りを
シリンダ状に回転する回転刃５とよりなる切截機構ａで
切截して、切截室２の放出口２１から放出するようにし
てある。

【０００４】そしてまた、前記切截機構ａの回転刃５
は、それの刃縁５０を主軸Ｓの回転軸線と正しく平行す
る姿勢として刃物取付金４に設けた刃物組付座４０・４
０に組付けると、刃縁５０の長手方向の全巾に渡る範囲
が一度に固定刃６の刃縁６０にすり合うようになること
で、被切截資料を切断していくときの所要馬力が大きく
なることから、この回転刃５は図３に示しているように
刃縁５０の長手方向の一端側が回転方向に進み他端側が
遅れるように主軸Ｓの軸芯線Ｓ’に対し傾斜させて組付
け、これにより、回転刃５が固定刃６に対し刃縁５０の
一端側から順次すり合っていくようにする。このとき、
回転刃５を刃身５ａが直板状で刃縁５０が直線に連続す
る状態に形成しておくと、刃縁５０の長手方向の各部位
における回転軌跡が、刃縁５０の長手方向の中央部位に
向い次第に小径となるつづみ状になって、固定刃６の刃
縁６０とのすり合わせを不調にすることから、この回転
刃５は通常、第２図に示している如く、刃身５ａが捻じ
れたねじれ刃に形成している。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】上述の如く構成される
従前のシリンダ型農用カッターにおける切截機構ａは、
回転刃５をねじれ刃に形成することから、この回転刃５
を製作するのが面倒で、しかも、この回転刃５を、固定
刃６の刃縁６０に対し所定の間隔を保持して回転するよ
うに組付けセットする操作ならびに研磨手段が面倒な問
題がある。

【０００６】本考案は、この従前のシリンタ型農用カッ
ターの切截機構に生じている問題を解消せしめるために
なされたものであって、回転刃をそれの刃身が直板状を
なす直刃状に形成して、それの刃縁が固定刃の刃縁に対
し長手方向の一端側から順次すり合っていくようにしな
がら、この回転刃の刃縁と固定刃の刃縁とが長手方向の
全巾において、略一定のすき間を保持してすり合ってい
くようになって所要馬力を小さくした切截機構の製作・
組付けが容易になる新たな手段を提供することを目的と
する。

【０００７】

【課題を解決するための手段】そして、本考案において
は、上述の目的を達成するための手段として、切截室２
の軸芯部位を左右に貫通する主軸Ｓに、刃物取付金４を
介して組付ける回転刃５を、刃身５ａが直板状で刃縁５
０が直線に沿う直刃状に形成して、それの刃縁５０の長
手方向の一端側が回転方向の前方に進み他端側が遅れる
ように主軸Ｓの軸芯線に対し傾斜させて刃物取付金４に
装着し、切截室２の入口２０部位に刃物支持台７を介し
て機枠１に固定装設する固定刃６を、弾性を具備する鋼
材により刃身６ａが直板状で刃縁６０が直線に沿う撓曲
可能の直刃状に形成して、それの刃身６ａの長手方向の
両端部をセットボルト６１・６１により刃物支持台７に
組付け、その刃身６ａの長手方向の中間部位を、刃物支
持台７に組付けた押出部材８の押出しにより、前記斜設
した直刃状の回転刃５の刃縁５０の回転軌跡Ｚに形成さ
れる寸法βの引きを消去さすように彎曲せしめてなるシ
リンダ型農用カッターにおける切截機構を提起し、ま
た、切截室２の軸芯部位を左右に貫通する主軸Ｓに刃物
取付金４を介して組付ける回転刃５を、刃身５ａが直板
状で刃縁５０が直線に沿う直刃状に形成して、それの刃
縁５０が主軸Ｓの軸芯線に平行する状態に刃物取付金４
に装着し、切截室２の入口２０部位に刃物支持台７を介
して機枠１に固定装設する固定刃６を、弾性を具備する
鋼材により、刃身６ａが直板状で刃縁６０が直線に沿う
撓曲可能な直刃状に形成し、それの刃縁６０の長手方向
の一端側が前記回転刃５の回転方向に対し進み他端側が
遅れる傾斜姿勢として、刃身６ａの長手方向の両端部位
を刃物支持台７にセットボルト６１・６１により組付
け、その刃身６ａの長手方向の中間部位を、刃物支持台
７に組付けた牽引部材９の牽引により、前記回転刃５の
刃縁５０の回転軌跡Ｚに対して斜設した該固定刃６の刃
縁６０に形成される寸法βの張り出しを消去さすように
彎曲せしめてなるシリンダ型農用カッターにおける切截
機構を提起するものである。

【０００８】

【実施例】次に実施例を図面に従い詳述する。なお、図
面符号は、従前手段のものと同効の構成部材については
同一の符号を用いるものとする。

【０００９】図４は、本考案を実施せるシリンダ型農用
カッターの切截機構の要部の側断面図と展開図とを合成
した説明図で、同図において、Ｓは主軸、５は回転刃、
６は固定刃を示す。

【００１０】主軸Ｓは、上述の図４においては省略して
いるが、前述の図１および図２に示しているように機枠
１に装架せる切截室２の軸芯部位を左右に貫通するよう
に配位して左右の軸端部を機枠１に軸受支持部材を介し
て軸支する通常のものである。

【００１１】回転刃５は、それの刃身５ａを、図１およ
び図２にあるように、前記主軸Ｓに取付けた刃物取付金
４の放射方向の端部に形設した刃物組付座４０にセット
ボルト４１により組付ける通常のものであるが、それの
刃身５ａが直板状で刃縁５０が直線に沿う直刃状に形成
してある。

【００１２】そして、この回転刃５は、図４の展開図の
部分に示している如く、直線に連続する刃縁５０が、平
面視において主軸Ｓの軸芯線Ｓ’に対して所定の角度α
をもって傾斜する姿勢として刃物取付金４に組付けてあ
り、これにより、図４において矢印イに示している回転
方向の前方に進む位置を占める左端側５０ａから後方に
遅れて位置する右端側５０ｃに向けて、順次固定刃６の
刃縁６０にすり合っていくようにしてある。

【００１３】そして、この回転刃５は、上述の如く直刃
状に形成して直線に連続する刃縁５０が主軸Ｓの軸芯線
Ｓ’に対し傾斜する状態に組付けていることから、それ
の刃縁５０の回転軌跡には、該刃縁５０の長手方向の中
間部位に、該刃縁５０の両端部分の回転軌跡Ｚに対し
て、図４の側断面図の部分で示している寸法βの引きが
形成された状態となっている。

【００１４】従って、この回転刃５は、切截室２の入口
２０部位に機枠１に固定して装設される固定刃６が直刃
状に形成されて刃縁６０が直線に連続する形態になって
いれば、その固定刃６の刃縁６０に対し、左右の中間部
位が前述の寸法βに対応する距離だけ主軸Ｓの側に離
れ、この寸法βの分の間隔が生じてくるようになる。

【００１５】しかして、固定刃６は、刃身６ａが直板状
で刃縁６０が直線に連続する直刃状に形成するが、それ
の刃身６ａを弾性を具備する鋼材により撓曲可能に成形
している。そして、この固定刃６は、図５および図６に
示している如く、切截室２の入口２０の口縁の下縁に沿
う位置に配位して機枠１に固定して組付けておく刃物支
持台７の台面７ａに刃身６ａを当接して、その刃身６ａ
の左右の両端部を、セットボルト６１・６１によりこの
刃物支持台７に組付け固着することで、機枠１に対し固
定装設することについては従前のシリンダ型農用カッタ
ーにおける固定刃６と同様であるが、それの刃身６ａの
長手方向の中間部位を、刃物支持台７に組付けておく押
出部材８により、回転刃５の刃縁５０の回転軌跡Ｚに対
して近づくように押出して、図６に示している如く、こ
の刃身６ａの中間部位が切截室２側に弧状に張り出して
いくように彎曲させ、これにより、この固定刃６の刃縁
６０を、前述の直刃状の回転刃５の刃縁５０の回転軌跡
に倣う形状となるようにしている。

【００１６】このことから、刃物支持台７に設ける押出
部材８は、刃物支持台７に、固定刃６の刃身６ａを切截
室２側に押出す方向に進退するよう螺合せしめた螺子杆
８０と、その螺子杆８０を所望のねじ込み位置にロック
するロックナット８１とにより、この固定刃６の刃身６
ａの中間部位を押出していく距離が自在に調節できるよ
うにしてあり、これにより、この押出していく距離が前
述の回転刃５の刃縁５０の回転軌跡に生ずる引きの寸法
βに対応していくようにしてある。

【００１７】この実施例装置は、直刃状に形成した回転
刃５を主軸Ｓの軸芯線Ｓ’に対して回転方向に傾斜させ
て組付けることによる回転刃５の刃縁５０の長手方向に
おける中間部位の回転軌跡に生じてくる寸法βの引きに
よる固定刃６の刃縁６０に対する離間を、直刃状に形成
した固定刃６の刃身６ａを押出部材８により彎曲させる
ことで、消失せしめることになる。従って、所要馬力を
軽減しながら製作・組付けが容易になる切截機構が得ら
れるようになる。

【００１８】次に図７乃至図９により別の実施例を示
す。この実施例は、主軸Ｓに刃物取付金４を介して装着
される回転刃５は、それの刃縁５０が主軸Ｓの軸芯線
Ｓ’に対して平行する状態に組付け、この回転刃５と対
向させて切截室２の入口２０部位に刃物支持台７を介し
て機枠１に固定装設する固定刃６を、それの刃縁６０が
主軸Ｓの軸芯線Ｓ’に対し前記回転刃５の回転方向に傾
斜させて固定装設することで、この回転刃５と固定刃６
とがすり合って被切截資料を切截していくときに、回転
刃５の刃縁５０がそれの長手方向の一端側から他端側に
向けて固定刃６の刃縁６０に順次すり合っていくように
している形態の切截機構ａに適用している例である。

【００１９】この実施例においては、回転刃５は刃身５
ａが直板状で刃縁５０が直線に連続する直刃状に形成さ
れて、それの刃縁５０を主軸Ｓの軸芯線Ｓ’と平行する
姿勢として、主軸Ｓに装着される刃物取付金４の刃物組
付座４０にセットボルト４１により組付けられる。

【００２０】また、固定刃６は、刃身６ａが直板状で刃
縁６０が直線に連続する直刃状に形成し、かつ、刃身６
ａが撓曲可能となるよう弾性を具備する鋼材で成形して
おき、それの刃身６ａの長手方向の両端部を、切截室２
の入口２０の下縁に沿う位置に配設せる刃物支持台７に
セットボルト６１…で止着することで、機枠１に対し固
定装着することについては、前述の実施例と同様である
が、切截室２の入口２０部位に配位して機枠１に組付け
ておく前述の刃物支持台７は、それの左右の一方の側が
高くなるように形成しておいて、これに、固定刃６を左
右の一方の側が高くなるようにセットボルト６１…によ
り止着し、これによって、刃縁６０が主軸Ｓの軸芯線
Ｓ’に対し回転刃５の回転方向に傾斜して、主軸Ｓの軸
芯線Ｓ’と平行する状態で回転してくる回転刃５の刃縁
５０に対しそれの長手方向の一端側から順次すり合って
いくようにしてある。

【００２１】そして、このように傾斜させて刃物支持台
７に組付けた固定刃６は、それの刃縁６０の長手方向の
中間部位が、回転刃５の刃縁５０の回転軌跡Ｚに対し
て、前述の実施例における回転刃５の刃縁５０の回転軌
跡に生じてきた寸法βの引きと裏返しに、この寸法βに
対応するように太鼓状に張り出していくようになる。

【００２２】このことから、この実施例においては、刃
物支持台７に組付ける固定刃６の刃身６ａは、図９にあ
るように、それの長手方向の中間部が刃物支持台７の台
面７ａに対して少しの間隔が形成される状態として組付
けてある。そして、この刃物支持台７の台面７ａから浮
いた状態となっている刃身６ａの中間部位を、刃物支持
台７に組付けてある牽引部材９により、刃物支持台７の
台面７ａに向け牽引して、前述の回転刃５の刃縁５０の
回転軌跡Ｚから離れる方向に彎曲させ、これにより、こ
の固定刃６をそれの刃縁６０が主軸Ｓの軸芯線Ｓ’に対
し傾斜するよう片上りの状態に刃物支持台７に組付ける
ことで生じてくる刃縁６０の長手方向の中間部の前述の
寸法βの張出しを消失させるようにしている。

【００２３】そして、この実施例における牽引部材９
も、前述の実施例における押出部材８と同様に、刃物支
持台７に切截室２に対向する方向に進退するよう螺合し
た螺子杆９０と、その螺子杆９０を所望のねじ込み位置
にロックするロックナット９１とにより、固定刃６の刃
身６ａの中間部位を彎曲させて刃縁６０の中間部位を刃
物支持台７の台面７ａに向け近づけていく距離の調節が
行なえるようにしてある。

【００２４】この実施例および前述の実施例において、
刃物支持台７は、固定刃６の両端部分を止着する部分
と、牽引部材９または押出部材８を組付ける中間部分と
を、別体に形成して、各別の組付手段により機枠１に組
付けるようにする場合がある。

【００２５】

【考案の効果】以上説明したように本考案によるシリン
ダ型農用カッターにおける切截機構は、回転刃５および
固定刃６の両方を直刃状に形成して、それらが刃縁５０
・６０の長手方向の一端側から順次すり合うようにしな
がら、回転刃５の刃縁５０と固定刃６の刃縁６０とが、
全巾に渡って略一定の間隙を保持してすり合っていくよ
うになって、所要馬力を小さくした切截機構が容易に得
られるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】従前のシリンダ型の農用カッターの全体の一部
破断した側面図である。

【図２】同上の切截機構の斜視図である。

【図３】同上切截機構の側断面図と展開図とを合成した
説明図である。

【図４】本考案によるシリンダ型農用カッターの切截機
構の側断面図と展開図とで合成した説明図である。

【図５】同上切截機構の固定刃の組付部分の縦断側面図
である。

【図６】同上の組付部分の一部破断した平面図である。

【図７】本考案によるシリンダ型農用カッターにおける
切截機構の別の実施例の側断面図と展開図とで合成した
説明図である。

【図８】同上実施例の切截機構の固定刃の組付部分の縦
断側面図である。

【図９】同上組付部分の一部破断した平面図である。

【符号の説明】

Ａ…農用カッター、ａ…切截機構、Ｓ…主軸、Ｓ’…軸
芯線、Ｚ…回転軌跡、１…機枠、２…切截室、２０…入
口、２１…放出口、２２…放出樋、３…送込ロールケー
ス、３０・３１…送込ロール、３２…供給樋、４…刃物
取付金、４ａ…アーム状部、４０…刃物組付座、４１…
セットボルト、５…回転刃、５ａ…刃身、５０…刃縁、
５０ａ…左端側、５０ｃ…右端側、６…固定刃、６ａ…
刃身、６０…刃縁、６１…セットボルト、７…刃物支持
台、７ａ…台面、８…押出部材、８０…螺子杆、８１…
ロックナット、９…牽引部材、９０…螺子杆、９１…ロ
ックナット。

Claims (2)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 切截室２の軸芯部位を左右に貫通する主
   軸Ｓに、刃物取付金４を介して組付ける回転刃５を、刃
   身５ａが直板状で刃縁５０が直線に沿う直刃状に形成し
   て、それの刃縁５０の長手方向の一端側が回転方向の前
   方に進み他端側が遅れるように主軸Ｓの軸芯線に対し傾
   斜させて刃物取付金４に装着し、切截室２の入口２０部
   位に刃物支持台７を介して機枠１に固定装設する固定刃
   ６を、弾性を具備する鋼材により刃身６ａが直板状で刃
   縁６０が直線に沿う撓曲可能の直刃状に形成して、それ
   の刃身６ａの長手方向の両端部をセットボルト６１・６
   １により刃物支持台７に組付け、その刃身６ａの長手方
   向の中間部位を、刃物支持台７に組付けた押出部材８の
   押出しにより、前記斜設した直刃状の回転刃５の刃縁５
   ０の回転軌跡Ｚに形成される寸法βの引きを消去さすよ
   うに彎曲せしめてなるシリンダ型農用カッターにおける
   切截機構。
2. 【請求項２】 切截室２の軸芯部位を左右に貫通する主
   軸Ｓに刃物取付金４を介して組付ける回転刃５を、刃身
   ５ａが直板状で刃縁５０が直線に沿う直刃状に形成し
   て、それの刃縁５０が主軸Ｓの軸芯線に平行する状態に
   刃物取付金４に装着し、切截室２の入口２０部位に刃物
   支持台７を介して機枠１に固定装設する固定刃６を、弾
   性を具備する鋼材により、刃身６ａが直板状で刃縁６０
   が直線に沿う撓曲可能な直刃状に形成し、それの刃縁６
   ０の長手方向の一端側が前記回転刃５の回転方向に対し
   進み他端側が遅れる傾斜姿勢として、刃身６ａの長手方
   向の両端部位を刃物支持台７にセットボルト６１・６１
   により組付け、その刃身６ａの長手方向の中間部位を、
   刃物支持台７に組付けた牽引部材９の牽引により、前記
   回転刃５の刃縁５０の回転軌跡Ｚに対して斜設した該固
   定刃６の刃縁６０に形成される寸法βの張り出しを消去
   さすように彎曲せしめてなるシリンダ型農用カッターに
   おける切截機構。