JP2523717Y2 - マイクロフォンの筐体構造 - Google Patents

マイクロフォンの筐体構造

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JP2523717Y2
JP2523717Y2 JP1987108563U JP10856387U JP2523717Y2 JP 2523717 Y2 JP2523717 Y2 JP 2523717Y2 JP 1987108563 U JP1987108563 U JP 1987108563U JP 10856387 U JP10856387 U JP 10856387U JP 2523717 Y2 JP2523717 Y2 JP 2523717Y2
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microphone
housing
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hole
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幹夫 大谷
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、無線機器や拡声器等に使用するマイクロフ
ォンの筐体構造に関する。
〔従来の技術〕
従来のマイクロフォンの筐体構造は、前面部材と背面
部材とがネジ止め等して接合された構造で、当該マイク
ロフォンの筐体の下部に備えたブッシングにマイクコー
ドを挿通していた。
〔解決しようとする問題点〕
前述のような従来のマイクロフォンは、前面部材と背
面部材とがネジ止め等して結合された構造であるので、
その接合部の間隙から水滴や塵埃が侵入しやすくて、当
該マイクロフォンが故障等しやすくなるという問題点が
ある。
また、マイクロフォンの筐体の材質(プラスチック
等)が直接掌に接触するので、感触も好ましくないのみ
ならず、当該マイクロフォンが汗等で滑りやすくなると
いう問題点もある。
また、当該マイクロフォンの筐体が落下したとき、マ
イクロフォンの筐体の材質(プラスチック等)に直接落
下衝撃が加わるので、当該マイクロフォンが破損しやす
いという問題点がある。
また、当該マイクロフォンのマイクコードを挿通する
ための孔を塞ぐために別途ブッシングを要していた。
なお、実願昭59−179344号(実開昭61−95191号)に
は、水中用音響センサの水密構造に関し、送受波素子を
含んだ電気音響部品の周囲全体をゴム弾性を有したモー
ルド樹脂で被覆して、水密構造としたものが開示されて
いる。
しかし、無線機器や拡声器等に使用するマイクロフォ
ンの場合には、このような水密構造では、確かに水滴や
塵埃の侵入は防止できるが、電気音響部品を被覆するモ
ールド樹脂によって音の検出が妨げられる。よって、無
線機器や拡声器等に使用するマイクロフォンに適用する
ことはできない。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案では、分割成形された筐体部材が接合されて接
合部が形成されてなるマイクロフォンの筐体構造におい
て、前記接合部の外周に沿って形成された溝には、ゴム
系樹脂にて肉厚の環状帯に成形されたシール部材が装着
されるとともに、前記シール部材に設けられた孔には、
当該マイクロフォンのマイクコードが挿通されてなるも
のである。
また、前記シール部材は、前記筐体部材の接合部にお
いて、分割形成された筐体部材にて挟装されているとよ
い。
また、前記シール部材に設けられた孔の周囲には、先
細り状の突起部が形成され、該突起部には、前記孔に非
平行な多数の溝が形成されているとよい。
また、前記接合部の外周に沿って装着されたシール部
材は、筐体部材の表面から突出する肉厚の環状帯に成形
されているとよい。
〔作用〕
本考案によれば、分割成形された筐体部材が接合され
て接合部が形成されてなるマイクロフォンの筐体構造に
おいて、ゴム系樹脂にて肉厚の環状帯に成形されたシー
ル部材は、前記接合部の外周に沿って形成された溝に装
着されているので、外れにくい。よって、前記接合部に
は隙間が生じにくいのである。
また、当該マイクロフォンのマイクコードは、前記シ
ール部材に設けられた孔に挿通されているので、前記孔
の周囲のシール部材がブッシングを兼ねる。
また、ゴム系樹脂の前記シール部材は、前記筐体部材
の接合部において、分割形成された筐体部材にて挟装さ
れているので、前記接合部の面に確実に密着し前記接合
面を確実にシールする。
また、前記マイクコードが挿通された孔の周囲に形成
された先細り状の突起部には、前記孔に非平行な多数の
溝が形成されているので、前記突起部は可撓性を持ち、
前記孔に挿通されたマイクコードを曲げるときには、前
記突起部も伴って曲がりやすくなっている。
また、前記接合部の外周に沿って装着されたシール部
材は、筐体部材の表面から突出する肉厚の環状帯に成形
されているので、手に持ったとき掌に当って滑り止めに
なる。また、落下した場合にも突出したシール部材がそ
の落下衝撃を吸収する。
〔第1実施例〕 以下に、本考案にかかるマイクロフォンの筐体構造の
一実施例として、第1実施例をその一部切り欠き斜視図
に基づいて詳細に説明する。
第1図において、1はマイクロフォン筐体の前面部
材、2はマイクロフォン筐体の背面部材、3はゴム系樹
脂にて肉厚の環状帯に整形されたシール部材、4はマイ
クロフォン筐体に内設されたマイクユニット、5はマイ
クコードである。
そして、前記前面部材1と前記背面部材2を嵌合し、
その嵌合部をネジ止めしてマイクロフォン筐体9として
一体に組み立てられている。両部材の前記嵌合部の外周
に沿って溝6を形成し、該溝6に環状に成形した前記シ
ール部材3を装着する。
このとき、前記シール部材3の内法を前記溝6の外法
より若干短くして、ゴム系樹脂の収縮弾性によって両者
を密着させた。また、前記シール部材3の厚みを前記溝
6の深さより厚くして、前記シール部材3の一部が筐体
の表面から突出するように構成した。
このシール部材3の下部に設けた孔7にマイクコード
5を挿通する。
上記構成のマイクロフォン筐体9においては、前記前
面部材1と前記背面部材2との嵌合部の外周には、前記
シール部材3が密着しているので、この部分からの水滴
や塵埃の侵入が防止される。
更に、当該マイクロフォン筐体9を手に持って使用す
る時、前記ゴム系樹脂製のシール部材3の突出した部分
が掌に接するので滑り難く、感触も好ましいものが得ら
れる。
また、前記ゴム系樹脂製のシール部材3がマイクロフ
ォン筐体9の表面から突出するように被着されているの
で、該マイクロフォン筐体が落下したとき、前記シール
部材3がその落下衝撃を吸収し、マイクロフォンの破損
を防ぐことができる。
また、前記シール部材3にマイクコード5を挿通した
ので、従来のマイクコード孔のシール用ブッシングが不
要となる。
なお、マイクコード5を挿通するための孔7の周囲に
先細り状の突起部8を形成し、該突起部8に多数の溝を
形成して可撓性を持たせたので、当該マイクコード5が
筐体との境界部分で無理に急角度で折れ曲がることが防
止され、マイクコードの断線等の事故が無くなり、従来
のマイクコードの保護用ブッシングを兼ねることができ
る。
〔第2実施例〕 第2図に、本考案にかかるマイクロフォンの筐体構造
の第2実施例の断面図を示す。
第2図に示すように、シール部材の断面をT字形に成
形して、前面部材1と背面部材2の接合部分に前記シー
ル部材の一部Aを挟み込んだ。
この場合は、接合部のシール効果が向上するととも
に、前記前面部材1もしくは前記背面部材2に加えられ
た衝撃が前記シール部材の一部Aにより吸収されるの
で、当該マイクロフォンが破損しにくくなる。
〔第3実施例〕 第3図に、本考案にかかるマイクロフォンの筐体構造
の第3実施例の断面図を示す。
ゴム系樹脂によるシール部材の一部を網状に成形して
筐体カバーBとなし、該筐体カバーBにて当該マイクロ
フォンの全表面を覆った。
このとき、前記筐体カバーBが外部からの衝撃等を和
らげるので、当該マイクロフォンは破損しにくくなる。
または、ゴム系樹脂によるシール部材の一部を膜状に
成形して筐体カバーとなし、該筐体カバーにて筐体表面
を覆っても良い。
いずれの場合でも、マイクロフォンによる音の検出を
妨げないように、ゴム系樹脂による筐体カバーのマイク
ユニットの部分には、隙間を設けるとよい。
さらには、当該筐体自体をゴム系樹脂により成形して
も良いことは当然である。
〔考案の効果〕
本考案にかかるマイクロフォンの筐体構造によれば、
マイクロフォンの筐体の接合部の外周面の溝にゴム系樹
脂のシール部材を装着したことにより、前記筐体の間隙
が前記シール部材によりシールされるので、水滴や塵埃
の侵入が防止されて、当該マイクロフォンの寿命が伸び
るとい効果が得られる。
さらに、前記シール部材は、前記接合部に沿って形成
された溝に装着されることにより外れにくいので、水滴
や塵埃の侵入を一層確実に防止できるという効果が得ら
れるのである。
また、マイクロフォンの筐体の外周面に装着したシー
ル部材は肉厚であることにより、当該マイクロフォンを
手に持った時、前記シール部材が掌に接触して当該マイ
クロフォンが滑りにくくなるので、落下させてしまうこ
とを防止できる。
また、手に持ったときの感触も好ましいものが得られ
るという効果がある。
また、マイクロフォンの筐体の外周の溝に肉厚のシー
ル部材を装着したので、当該マイクロフォン筐体が落下
したとき、前記シール部材がその落下衝撃を吸収して当
該マイクロフォンの破損を防止することができるという
効果が得られる。
また、マイクコードが挿通された孔が前記シール部材
にてシールされるので、マイクコード挿通用の孔をシー
ルするために従来別途に必要とされたブッシングが不要
となるという効果も得られる。
また、前記シール部材は、前記筐体部材の接合部にお
いて、分割形成された筐体部材にて挟装されることによ
り、前記接合部の面に確実に密着してシールするので、
水滴や塵埃の侵入を確実に防止できるという効果が得ら
れるのである。
また、前記孔の周囲に形成された突起部に可撓性を持
たせたことにより、前記孔に挿通されたマイクコードが
曲がるときには、前記突起部も伴って曲がるので、マイ
クコードの断線等の事故が無くなり、従来のマイクコー
ドの保護用ブッシングが不要となる。
また、前記シール部材は、筐体部材の表面から突出す
る肉厚の環状帯に成形されて、手に持ったとき掌に当っ
て滑り止めになるので、更に確実に手に持つことが可能
になる。また、落下した場合にも突出したシール部材が
筐体部材より先に衝撃を受けてその落下衝撃を吸収する
ので、筐体の破損をより確実に防止できるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるマイクロフォンの筐体構造の一
実施例の一部切り欠き斜視図、第2図は第2実施例の正
面図、第3図は第3実施例の断面図である。 1……マイクロフォン筐体の前面部材、2……マイクロ
フォン筐体の背面部材、3……シール部材、5……マイ
クコード、6……溝、7……孔、8……突起部、9……
マイクロフォン筐体。

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】分割成形された筐体部材が接合されて接合
    部が形成されてなるマイクロフォンの筐体構造におい
    て、前記接合部の外周に沿って形成された溝には、ゴム
    系樹脂にて肉厚の環状帯に成形されたシール部材が装着
    されるとともに、前記シール部材に設けられた孔には、
    当該マイクロフォンのマイクコードが挿通されてなるこ
    とを特徴とするマイクロフォンの筐体構造。
  2. 【請求項2】前記シール部材は、前記筐体部材の接合部
    において、分割形成された筐体部材にて挟装されてなる
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項記
    載のマイクロフォンの筐体構造。
  3. 【請求項3】前記マイクコードが挿通された孔の周囲に
    は、先細り状の突起部が形成され、該突起部には、前記
    穴に非平行な多数の溝が形成されてなることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第(1)項乃至第(2)項記
    載のマイクロフォンの筐体構造。
  4. 【請求項4】前記接合部の外周に沿って装着されたシー
    ル部材は、筐体部材の表面から突出する肉厚の環状帯に
    成形されてなることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第(1)項乃至第(2)項記載のマイクロフォンの筐
    体構造。
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