JPH0617430Y2 - インナ−イヤ−ヘツドホン - Google Patents
インナ−イヤ−ヘツドホンInfo
- Publication number
- JPH0617430Y2 JPH0617430Y2 JP1987016748U JP1674887U JPH0617430Y2 JP H0617430 Y2 JPH0617430 Y2 JP H0617430Y2 JP 1987016748 U JP1987016748 U JP 1987016748U JP 1674887 U JP1674887 U JP 1674887U JP H0617430 Y2 JPH0617430 Y2 JP H0617430Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner ear
- ear
- present
- convex portion
- headphones
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Headphones And Earphones (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案はイヤーパッドを有しないインナーイヤーヘッド
ホンに関する。
ホンに関する。
（従来技術およびその問題点） 従来、インナーイヤーヘッドホンの耳に接触する外周部
を軟質材により形成したものが種々提案されていた。第
２図はその１例を示すもので、図中、１はインナーイヤ
ーヘッドホンの本体、２はプロテクター、３は軟質材か
らなるサポーター、４はブッシング、５はコードであ
る。
を軟質材により形成したものが種々提案されていた。第
２図はその１例を示すもので、図中、１はインナーイヤ
ーヘッドホンの本体、２はプロテクター、３は軟質材か
らなるサポーター、４はブッシング、５はコードであ
る。
しかしながら、これらのものは耳の形状に合わせて変形
するものではないため、耳の孔に挿入した際に隙間が生
じ易く、かつ挿入状態によって隙間の程度が異なるた
め、低域特性が変化し、また、耳の形状は個人により様
々であることからして、インナーイヤーヘッドホンの外
周部と耳との間に通常隙間を生じ、十分な低域特性が得
難いという欠点があった。
するものではないため、耳の孔に挿入した際に隙間が生
じ易く、かつ挿入状態によって隙間の程度が異なるた
め、低域特性が変化し、また、耳の形状は個人により様
々であることからして、インナーイヤーヘッドホンの外
周部と耳との間に通常隙間を生じ、十分な低域特性が得
難いという欠点があった。
その対策として、ウレタンフォーム等のスポンジ材によ
りつくられたイヤーパッドをインナーイヤーヘッドホン
に被覆したことにより、インナーイヤーヘッドホンと耳
との好適な接触を得たものがある。
りつくられたイヤーパッドをインナーイヤーヘッドホン
に被覆したことにより、インナーイヤーヘッドホンと耳
との好適な接触を得たものがある。
しかしながら、このインナーイヤーヘッドホンは別体の
イヤーパッドいちいち取付ける手間を要し、また、取付
けてもインナーイヤーヘッドホンから容易に外れやす
く、しかも紛失しやすく、また素材上から起因して、汚
れやすく、さらには変色もしやすく、耐久性も十分でな
い等の欠点を有していた。
イヤーパッドいちいち取付ける手間を要し、また、取付
けてもインナーイヤーヘッドホンから容易に外れやす
く、しかも紛失しやすく、また素材上から起因して、汚
れやすく、さらには変色もしやすく、耐久性も十分でな
い等の欠点を有していた。
（問題点を解決するための手段） 本考案は上記の点に鑑み提案されたもので、その目的と
するところは、イヤーパッドを用いることなく耳との密
着性を増すことにより、低域特性を改善可能としたイン
ナーイヤーヘッドホンを提供することにある。
するところは、イヤーパッドを用いることなく耳との密
着性を増すことにより、低域特性を改善可能としたイン
ナーイヤーヘッドホンを提供することにある。
すなわち、本考案は、インナーイヤーヘッドホン本体
(1)の外周部に柔軟性を有する材質からなるフランジ状
の凸部(6)を設け、この凸部(6)は前記インナーイヤーヘ
ッドホン本体(1)に設けられた振動板保護用のプロテク
タ(2)側に設けた構成とし、上記目的を達成している。
(1)の外周部に柔軟性を有する材質からなるフランジ状
の凸部(6)を設け、この凸部(6)は前記インナーイヤーヘ
ッドホン本体(1)に設けられた振動板保護用のプロテク
タ(2)側に設けた構成とし、上記目的を達成している。
（作用） 本考案はインナーイヤーヘッドホンの本体外周部に柔軟
性を有する材質からなるフランジ状の凸部を設けたこと
により、耳へ嵌め込んだ際、耳の形状に従いフランジ状
の凸部が変形してインナーイヤーヘッドホンと耳との密
着状態が良くなり、低域特性を改善するものである。
性を有する材質からなるフランジ状の凸部を設けたこと
により、耳へ嵌め込んだ際、耳の形状に従いフランジ状
の凸部が変形してインナーイヤーヘッドホンと耳との密
着状態が良くなり、低域特性を改善するものである。
また、本考案のインナーイヤーヘッドホンの柔軟なフラ
ンジ状凸部(6)は耳の耳珠と対珠との間に挿入するよう
になっているため、その奥の傷つき易い外耳道を傷める
おそれがない。
ンジ状凸部(6)は耳の耳珠と対珠との間に挿入するよう
になっているため、その奥の傷つき易い外耳道を傷める
おそれがない。
（実施例） 第１図(イ)、(ロ)は本考案の実施例を示すものであり、図
中、１はインナーイヤーヘッドホンの本体であり内部に
は周知構成の電気音響変換器が設けられている。２は電
気音響変換器の振動板を保護するためのプロテクター、
４はブッシング、５はブッシング４を介し外部に引き出
されたコードであり、６はサポーター３と一体に形成し
た柔軟性を有する材質、例えばゴム系、塩ビ系等からな
るフランジ状の凸部である。このフランジ状の凸部はサ
ポーター３の全外周にわたりサポーター３と一体に形成
されている。なお、図示の実施例では、フランジ状凸部
は２個であるが、これは１個でも、３個でも良い。
中、１はインナーイヤーヘッドホンの本体であり内部に
は周知構成の電気音響変換器が設けられている。２は電
気音響変換器の振動板を保護するためのプロテクター、
４はブッシング、５はブッシング４を介し外部に引き出
されたコードであり、６はサポーター３と一体に形成し
た柔軟性を有する材質、例えばゴム系、塩ビ系等からな
るフランジ状の凸部である。このフランジ状の凸部はサ
ポーター３の全外周にわたりサポーター３と一体に形成
されている。なお、図示の実施例では、フランジ状凸部
は２個であるが、これは１個でも、３個でも良い。
次に本考案のインナーイヤーヘッドホンと従来例との性
能の比較について説明する。第３図は本考案のインナー
イヤーヘッドホンと従来例との特性を比較するための音
圧周波数特性測定回路を示す。図中、ＯＳＣは低周波発
振器、Ａ１は駆動用増幅器、Ｖは電圧計、Ｈ・Ｐは供試
インナーイヤーヘッドホン、Ｃは標準カップラ、Ｍは試
験用マイクロホン、Ａ２はマイクロホン用増幅器、ＲＥ
Ｃは自動記録装置である。この回路中にセットしてある
のは従来例のインナーイヤーヘッドホンである。
能の比較について説明する。第３図は本考案のインナー
イヤーヘッドホンと従来例との特性を比較するための音
圧周波数特性測定回路を示す。図中、ＯＳＣは低周波発
振器、Ａ１は駆動用増幅器、Ｖは電圧計、Ｈ・Ｐは供試
インナーイヤーヘッドホン、Ｃは標準カップラ、Ｍは試
験用マイクロホン、Ａ２はマイクロホン用増幅器、ＲＥ
Ｃは自動記録装置である。この回路中にセットしてある
のは従来例のインナーイヤーヘッドホンである。
第４図は同じく音圧周波数特性測定回路に本体内部が従
来例と同一とした本考案のインナーイヤーヘッドホンを
セットした部分図である。
来例と同一とした本考案のインナーイヤーヘッドホンを
セットした部分図である。
これらの回路により本考案実施例と従来例の特性を測定
した結果を示したのが第５図であり、外周部に隙間を有
してセットされた従来例は低域特性が劣化しているが、
外周部をフラジ状の凸部により略完全に閉塞してセット
された本考案実施例は低域特性が改善されたことを示し
ている。
した結果を示したのが第５図であり、外周部に隙間を有
してセットされた従来例は低域特性が劣化しているが、
外周部をフラジ状の凸部により略完全に閉塞してセット
された本考案実施例は低域特性が改善されたことを示し
ている。
（考案の効果） 以上のように、本考案によればインナーイヤーヘッドホ
ンの本体外周部に柔軟性を有する材質からなるフランジ
状の凸部を設けたことにより、耳へ嵌め込んだ際、耳の
形状に従いフランジ状の凸部が変形・屈曲し、インナー
イヤーヘッドホンと耳との密着性を増して、低域特性を
改善したものである。
ンの本体外周部に柔軟性を有する材質からなるフランジ
状の凸部を設けたことにより、耳へ嵌め込んだ際、耳の
形状に従いフランジ状の凸部が変形・屈曲し、インナー
イヤーヘッドホンと耳との密着性を増して、低域特性を
改善したものである。
また、本願のフランジ状の凸部はプロテクタ部分外周に
設けられており、耳の外耳道の中へ深く挿入するもので
はないので傷つき易い外耳道を傷めるおそれがない。
設けられており、耳の外耳道の中へ深く挿入するもので
はないので傷つき易い外耳道を傷めるおそれがない。
また、イヤーパッドを用いた場合にくらべても、イヤー
パッドを紛失することもなく、清潔感を保て、耐久性も
増す等の効果を有するものである。
パッドを紛失することもなく、清潔感を保て、耐久性も
増す等の効果を有するものである。
第１図(イ)は本考案実施例の外観側面図、(ロ)は(イ)の要
部の部分断面図、第２図は従来例の外観側面図、第３図
は本考案のインナーイヤーヘッドホンと従来例との特性
を模擬的に比較するための音圧周波数特性測定回路、第
４図は同じく音圧周波数特性測定回路に本体内部が従来
例と同一のものとした本考案実施例のインナーイヤーヘ
ッドホンをセットした部分図、第５図は本考案と従来例
との特性を模擬的に比較した説明図である。 １はインナーイヤーヘッドホンの本体、２はプロテクタ
ー、３はサポーター、６は柔軟性を有する材質からなる
フランジ状の凸部。
部の部分断面図、第２図は従来例の外観側面図、第３図
は本考案のインナーイヤーヘッドホンと従来例との特性
を模擬的に比較するための音圧周波数特性測定回路、第
４図は同じく音圧周波数特性測定回路に本体内部が従来
例と同一のものとした本考案実施例のインナーイヤーヘ
ッドホンをセットした部分図、第５図は本考案と従来例
との特性を模擬的に比較した説明図である。 １はインナーイヤーヘッドホンの本体、２はプロテクタ
ー、３はサポーター、６は柔軟性を有する材質からなる
フランジ状の凸部。
Claims (1)
- 【請求項１】インナーイヤーヘッドホン本体(1)の外周
部に柔軟性を有する材質からなるフランジ状の凸部(6)
を設け、この凸部(6)は前記インナーイヤーヘッドホン
本体(1)に設けられた振動板保護用のプロテクタ(2)側に
設けられたことを特徴とするインナーイヤーヘッドホ
ン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987016748U JPH0617430Y2 (ja) | 1987-02-06 | 1987-02-06 | インナ−イヤ−ヘツドホン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987016748U JPH0617430Y2 (ja) | 1987-02-06 | 1987-02-06 | インナ−イヤ−ヘツドホン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63125494U JPS63125494U (ja) | 1988-08-16 |
| JPH0617430Y2 true JPH0617430Y2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=30808883
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987016748U Expired - Lifetime JPH0617430Y2 (ja) | 1987-02-06 | 1987-02-06 | インナ−イヤ−ヘツドホン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0617430Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4962028U (ja) * | 1972-09-11 | 1974-05-31 | ||
| JPS606393U (ja) * | 1983-06-25 | 1985-01-17 | 前田 徳勇 | イヤホンの外耳道插入部 |
-
1987
- 1987-02-06 JP JP1987016748U patent/JPH0617430Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63125494U (ja) | 1988-08-16 |
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