JP2523656B2 - 電気掃除機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電気掃除機に係り、特に取扱性，安全性に優
れた電気掃除機に関する。

〔従来の技術〕

従来の電気掃除機は、特開昭61-76119号公報に記載の
ように、電動送風機，コードリール等を内蔵した掃除機
本体の一端側に延長管，吸口を接続し、他端側にハンド
ル部を設けるようにした構成されていた。

そして、掃除を終え掃除機を収納する際には、掃除機
本体に突出して設けた引掛け部に電源コードを巻き付
け、収納するようにしている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記特開昭61-76119号公報に記載の技
術においては、電源コードを本体に巻き付けるように収
納されているため、プラグの刃先が露出し、壁や柱に立
てかけた際にプラグの刃先で壁や柱の表面を傷付けてし
まうといった問題があった。

ことがある。

また、掃除機本体にコードリールを収納することも考
えられるが、コードの引出すためには、掃除機本体に設
けたコード口から、ある程度プラグを露出させておかな
ければならないため、前者と同様にプラグの刃先で壁や
柱の表面を傷付けてしまうといった問題があった。

本発明の目的は、上記課題を解決し、取扱性，安全性
に優れた電気掃除機を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために本発明の特徴とするところ
は、集塵部，電動送風機，コードリールを内蔵する本体
ケースと、該本体ケースの一端側に配設される延長管
と、前記本体ケースの他端側に配設されるハンドル部
と、前記本体ケースの下面に突出して設けられた受部と
を有する電気掃除機であって、前記ハンドル部の一部を
前記本体ケースの下面よりも突出させるとともに、突出
した前記ハンドル部の一部に係止部を配設し、前記ハン
ドル部と前記受部の間の本体ケースに前記コードリール
のコード出入口を配設したことにある。

〔作用〕

本発明によれば、本体ケースの下面に突出して設けら
れた受部と、本体ケースの下面よりも突出させたハンド
ル部との間に、コードリールのコード出入口を配設する
ようにしたので、突出したハンドル部の一部に設けた係
止部で本体ケースを壁に係止した際においても、コード
リール部を壁面より離した位置に保持することができ、
プラグの刃先による壁や柱への傷付けを防止することが
できる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。

第１図において、１は本体ケースであり、左右二分割
されたケース1aおよび1bとを合せネジにて構成されてい
る。２は、集じん部蓋体であり、蓋体２の一端には、延
長管３と接続部４があり、集じん部内の袋状の紙フイル
ター５の内部と連通させている。６は電動送風機、７は
コードリールであり、前記三者が直列に配置されてい
る。本体ケース１のほぼ中央には、ケースと一体に、平
面状の突出した受部８がある。一方、本体ケース１の後
端部にはＵ字状のハンドル９が一体的に設けてあり、さ
らに本体ケース１の中心軸よりも傾斜させ、ハンドル９
の下端部が、本体ケース１の下面よりも外側に出るよう
にしている。

10はコードリール操作ボタン、11は本体スイツチ、12は
排気口、13は集じん部盆体２の蓋開閉クランプ、15はフ
ツク、14は引掛け部穴で、フツク15は壁面16に固定され
ている。

第２図は、第１図におけるAA′断面（コードリール７
の断面）において、17はプラグ、19はプラグ刃、19はコ
ード線、20は、コード出入口、21はプラグ17を、本体ケ
ース１内に収納する収納ガイドである。さらに第３図に
おいて、27は床用の吸口である。

以上の構成において、動作を説明すると、掃除を始め
る際は、コードを引出して、ハンドル９を持ち、プラグ
17を持ち引出し、コンセントに入れた後、掃除に使用す
る。掃除終了後は、コードリール操作ボタン19を押し、
巻き込む。保管する場合は、ハンドル９の引掛け部穴14
に、フック15を引掛けて収納するが、その際に、受部８
と、ハンドル９の先端部間の本体ケース１は壁面より離
させられるので、コード出入口20より、プラグ17が多少
飛び出していても、直接傷付けることがない。

ゆえに、本実施例によれば、安全性が高く、取扱性が
良い電気掃除機を提供することができる。

また、壁に引掛けて保管する際に、受部とハンドルに
より、延長管３および床用吸口を壁面に近づけることが
できるので、保管状態において、床用吸口や延長管に、
手足が引掛り、つまづく恐れがない等、主として安全性
を特に高めることが可能である。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、本体ケースの下
面に突出して設けられた受部と、本体ケースの下面より
も突出させたハンドル部との間に、コードリールのコー
ド出入口を配設するようにしたので、突出した前記ハン
ドル部の一部に設けた係止部で本体ケースを壁に係止し
た際においても、コードリール部を壁面より離した位置
に保持することができ、プラグの刃先による壁や柱への
傷付きを防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の掃除機の保管状態を示す側
面図、第２図は第１図のＡ−Ａ′断面図、第３図は全体
斜視図である。 １……本体ケース、７……コードリール、９……ハンド
ル、８……受部、14……係止部、17……プラグ、18……
プラグ刃、20……コード出入口。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】集塵部，電動送風機，コードリールを内蔵
   する本体ケースと、該本体ケースの一端側に配設される
   延長管と、前記本体ケースの他端側に配設されるハンド
   ル部と、前記本体ケースの下面に突出して設けられた受
   部とを有する電気掃除機であって、 前記ハンドル部の一部を前記本体ケースの下面よりも突
   出させるとともに、突出した前記ハンドル部の一部に係
   止部を配設し、前記ハンドル部と前記受部の間の本体ケ
   ースに前記コードリールのコード出入口を配設したこと
   を特徴とする電気掃除機。