JP2523655Y2 - 保護フェンスの連結具 - Google Patents

保護フェンスの連結具

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JP2523655Y2
JP2523655Y2 JP2548491U JP2548491U JP2523655Y2 JP 2523655 Y2 JP2523655 Y2 JP 2523655Y2 JP 2548491 U JP2548491 U JP 2548491U JP 2548491 U JP2548491 U JP 2548491U JP 2523655 Y2 JP2523655 Y2 JP 2523655Y2
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pipe
holding ring
belt band
frame
protective fence
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時一 松山
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時一 松山
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  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
  • Fencing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、道路工事や建築工事等
の工事現場において、その周囲に巡らされた保護フェン
スに対する連結具に関する。
【0002】
【従来の技術】道路工事や建設工事の現場では、掘削機
やクレ−ン等の作業機器が稼働したり、建築資材が置か
れる等してたいへん危険な為、一般人が侵入することの
ないよう、図4に示すような保護フェンスを周囲に巡ら
している。その保護フェンスの形状は、略四角の枠体の
上部に金網を張り下側に鉄板を張設したものが一般的
で、それを固定用の足部がないので枠体の脚部を相互に
針金で縛り付けている。
【0003】しかし、かかる方法では、ペンチ等を用い
て隣合った脚を逐一針金で縛りつけねばならず、非常に
面倒であり、手間と時間を要している。又、固定が不確
かであると、外れ易く、台風シ−ズンや春一番等の強風
が吹くときには、煽られて飛散し、通行人等を怪我させ
る原因ともなりかねない。又、縛着した針金は硬いた
め、枠体と擦れ合うとフェンス表面に塗付した塗装を傷
つけてしまい、露出した界面からサビを誘発して、フェ
ンスの寿命を著しく縮める原因となっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記実情に鑑
み、この保護フェンスを手早く、且つ、確実に装着でき
る連結用具を開発しようとするものである。
【0005】
【課題を解決しようとする手段】本考案は、保護フェン
スのパイプに嵌る抱持環11に逆止歯13を刻設したベ
ルト帯12を連接し、該抱持環11の基端に折返し枠1
4を配すると共に、ベルト帯が折返された際に逆止歯1
3に歯合可能な爪16を付設した係止枠15を配して成
る管縛体10を形成しする。該管縛体10と等しい部材
を含んで対称とした管縛体20を設けて、管縛体10,
20の両者を一体化させ、支柱杆又は横杆のパイプに嵌
る抱持環31に逆止歯33を刻設したベルト帯32を連
接し、該抱持環32の一端に折返し枠34を配すると共
にベルト帯の外側に前記逆止歯33に係脱自在に歯合す
る爪36を付設した係止枠35を配した管縛体30を対
設する。更に、上記管縛体10,20の間に係止片41
を臨ませた孔40を穿設し、当該孔に管縛体30の頭部
から伸びた先尖の係止駒43を並設させた連結紐42を
挿通可能としたことを特徴として構成される。
【0006】(作用) 防護フェンスの左右両脇の縦パイプに管縛体10の抱持
環11を圧入し、ベルト帯12の先を折返し枠14の孔
を潜らせて引くと、抱持環11が縦パイプを強く縛る状
態で抱持し、更に、折返した該ベルト帯12を係止枠1
5の孔に挿入した後、逆止歯13を歯合させると、上記
緊締状態のベルト帯12を逆止歯13が固定し、ベルト
帯12が緩むのを防止するように働く。次ぎに、対の片
側を成す管縛体20の抱持環21を隣接した反対側の防
護フェンスの縦パイプに圧入し、上記と同様の操作を行
ない、管縛体20をパイプに縛着すると、隣あったパイ
プが相互に連結して一体化し、一方に力が加わった場合
にも、隣りがこれを支える効果を発揮して、相互に倒れ
を防止するように作用する。更に、現場に立てられた支
柱と横杆から成る杆体に対し、当該支柱又は横杆に対
し、上記管縛体10と同様に操作して管縛体30を支柱
又は横杆に縛着し、次いで、該管縛体から延びた連結紐
42の先を、前記管縛体10及び20の中間に設けた孔
40に挿通し、これを引くと数珠状に連設された係止駒
43のいづれかが係止片41に係着し、そこで固定され
る。この結果、前記管縛体10,20と管縛体30とが
連結され、更に倒れ等を防止する働きが強くなる。又、
支柱又は横杆の位置が管縛体10,20と多少離れてい
る場合でも、係止駒43が多段に形成されているので離
隔距離を調整し、相互を密接させるように働く。
【0007】
【実施例】図面を基に実施例を説明すると、本案連結具
の斜視図を描いた図1において、本案連結具は、管縛体
10,20,30の三部材から成る。先ず、管縛体10
について説明すると、保護フェンスを構成する枠体パイ
プの口径を予め測定して、抱持環11をその口径に適合
した一部欠開状の環体で抱持する構造に形成し、材質を
合成樹脂又は弾性ゴム等とする。該抱持環11の端部に
は後述のベルト帯12を折返す為の折返し枠14を、そ
のベルト帯12を通すことのできる孔を穿って付設す
る。12が、前記抱持環11に連接させたベルト帯で、
折返し自在に弾性ゴム又は軟質の合成樹脂で形成し、且
つ、その長さが折返し後の反対側の係止枠15に達する
に充分なものとする。そして、この内側に逆止歯13
を、折返して裏返ったベルト帯12の後尾方向と逆方向
に刻設する。15が、ベルト帯3の裏側に配する係止枠
で、漸狭としたベルト帯12の先端が通る孔を穿つとと
もに、第3図に示す如く、先端が逆止歯と歯合するよう
爪16を挿脱自在に付設する。
【0008】次に、管縛体20は、上記管縛体10と同
様の、抱持環21、ベルト帯22、逆止歯23、折返し
枠24、係止枠25及び爪26の各部材を管縛体10と
左右対称に配設する。そして、該管縛体10と管縛体2
0とを一体的に連結させる。
【0009】又、管縛体30は、工事現場に立てる支柱
又は横杆用のパイプを予定し、抱持環31をその口径に
適合した一部欠開状の環体で抱持する構造とする。そし
て、この他は、管縛体10と同様にベルト帯32、逆止
歯33、折返し枠34、係止枠35及び爪36を配設す
る。
【0010】更に、上記一体化させた管縛体10,20
の間に、孔40を穿設し、そこに係止片41を臨ませ
る。この係止片41は、挿入方向に向ってのみ擺動し、
戻り方向には係止駒43の首部が係止して返らない構造
とする。一方、管縛体30の頭部から、先端が若干先尖
の係止駒43を複数個数珠状に並設させた連結紐42を
延設し、これを前記係止片41の孔40に挿通可能とす
る。
【0011】本案連結具を使用するには、先ず、工事現
場において、パイプを縦横に組み立てた柵体が立設され
いる場合には、その柵体に防護フェンスを張り付ける形
で作業を進める。そして、当該防護フェンスの左右両脇
の縦パイプに管縛体10の抱持環11を圧入し、次い
で、ベルト帯12の先を折返し枠14の孔を潜らせて強
く引く。すると、抱持環11が縦パイプを強く縛る状態
で抱持し、更に、折返した該ベルト帯12を係止枠15
の孔に挿入した後、係止枠15から爪16を押して、逆
止歯13に歯合させる。すると、上記緊締状態のベルト
帯12を逆止歯13がそのまま固定し、ベルト帯12が
緩むのを防止するように働く。
【0012】次ぎに、対の片側を成す管縛体20の抱持
環21を隣接した反対側の防護フェンスの縦パイプに圧
入し、上記と同様の操作を行ない、管縛体20をパイプ
に縛着する。すると、隣り合ったパイプが相互に連結し
て一体化し、一方に力が加わった場合にも、隣りがこれ
を支える効果を発揮して、相互に倒れを防止するように
働く。
【0013】更に、現場に立てられた支柱と横杆から成
る柵体に対し、当該支柱又は横杆に対し、管縛体30の
抱持管31を圧入し、上記管縛体10と同様に操作し、
管縛体30を支柱又は横杆に縛着する。そして、当該管
縛体から延びた連結紐42の先を、前記管縛体10及び
20の中間に設けた孔40に挿通し、これを強く引く。
すると、数珠状に連設された係止駒43のいづれかが係
止片41に係着し、首部が戻り方向には擺動しない係止
片41に係止し、そこで固定される。この結果、前記管
縛体10,20と管縛体30とが連結され、且つ、連結
紐42の係止駒43により相互が張った状態で固定させ
るので、防護フェンスは支柱又は横管に連結されて、更
に倒れ等を防止する働きが強くなる。更に、支柱又は横
杆の位置が管縛体10,20と多少離れている場合で
も、係止駒43が多段に形成されているので離隔距離を
調整し、相互を密接させる。又、柵体が斜め方向に設け
られている場合にも、連結紐42が孔40に対して回転
自在なので少々捻られても追随が可能である。
【0014】
【考案の効果】以上の構成に基づく本考案は、抱持環を
圧入しベルト帯で縛着するだけで固定できるので、作業
が簡単、且つ、素速く完了でき、作業時間を著しく短縮
することができる。又、ベルト帯を一度折返して反対側
で固定するので、縛着したもの確実に固定されて緩み難
く、振動や倒壊の力が加わっても解けることがなく、安
全性が極めて高い。更に、その材質を合成樹脂又はゴム
等の柔軟性のあるものとしたので、塗装面と接触しても
傷つけることがなく、保護フェンスの製品寿命を伸すこ
とも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案連結具の実施例を示す斜視図である。
【図2】本案連結具の一部拡大斜視図である。
【図3】本案連結具の爪部の一部拡大斜視図である。
【図4】保護フェンスを示す正面図である。
【符号の説明】
10 管縛体 11 抱持環 12 ベルト帯 13 逆止歯 14 折返し枠 15 係止枠 16 爪 20 管縛体 30 管縛体 40 孔 41 係止片 42 連結紐 43 係止駒

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保護フェンスのパイプに嵌る抱持環11
    に逆止歯13を刻設したベルト帯12を連接し、該抱持
    環11の基端に折返し枠14を配すると共に、ベルト帯
    が折返された際に逆止歯13に挿脱自在に歯合する爪1
    6を付設した係止枠15を配して成る管縛体10を形成
    し、 該管縛体10と等しい部材を含んで対称とした管縛体2
    0を設けて、管縛体10,20の両者を一体化させ、 支柱杆又は横杆のパイプに嵌る抱持環31に逆止歯33
    を刻設したベルト帯32を連接し、該抱持環32の一端
    に折返し枠34を配すると共にベルト帯の外側に前記逆
    止歯33に挿脱自在に歯合する爪36を付設した係止枠
    35を配した管縛体30を対設し、 上記管縛体10,20の間に係止片41を臨ませた孔4
    0を穿設し、当該孔40に管縛体30の頭部から伸びた
    先尖の係止駒43を並設させた連結紐42を挿通可能と
    したことを特徴とする連結具。
JP2548491U 1991-03-20 1991-03-20 保護フェンスの連結具 Expired - Lifetime JP2523655Y2 (ja)

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JPH071201U JPH071201U (ja) 1995-01-10
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