JP2523492Y2 - 水砕スラグ製造装置 - Google Patents
水砕スラグ製造装置Info
- Publication number
- JP2523492Y2 JP2523492Y2 JP6145491U JP6145491U JP2523492Y2 JP 2523492 Y2 JP2523492 Y2 JP 2523492Y2 JP 6145491 U JP6145491 U JP 6145491U JP 6145491 U JP6145491 U JP 6145491U JP 2523492 Y2 JP2523492 Y2 JP 2523492Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slag
- bottom plate
- inclined bottom
- conveyor device
- cooling water
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Furnace Details (AREA)
- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、たとえばごみ焼却炉よ
り排出される焼却灰を安定化，減容化，再資源化するた
めに、溶融炉で加熱溶融して生成した溶融スラグを、水
冷して水砕スラグを製造する水砕スラグ製造装置に関す
る。
り排出される焼却灰を安定化，減容化，再資源化するた
めに、溶融炉で加熱溶融して生成した溶融スラグを、水
冷して水砕スラグを製造する水砕スラグ製造装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の水砕スラグの製造装置は、たとえ
ば図３に示すように、冷却水を貯留した冷却水槽１の上
面開口部に、溶融炉（図示せず）のスラグ排出口に接続
されたスラグシュート２が先端を水面に没するように配
設され、冷却水槽１の底部には、スラグシュート２の下
方に配置されてスラグＡを案内する傾斜底板３と、傾斜
底板３の下位側に配置されてスラグＡを冷却水槽１から
排出するスラグ排出用コンベヤ装置４とを具備してい
る。
ば図３に示すように、冷却水を貯留した冷却水槽１の上
面開口部に、溶融炉（図示せず）のスラグ排出口に接続
されたスラグシュート２が先端を水面に没するように配
設され、冷却水槽１の底部には、スラグシュート２の下
方に配置されてスラグＡを案内する傾斜底板３と、傾斜
底板３の下位側に配置されてスラグＡを冷却水槽１から
排出するスラグ排出用コンベヤ装置４とを具備してい
る。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記構成によ
れば、スラグシュート２から水中に落下した溶融スラグ
が傾斜底板３上に堆積すると、水蒸気爆発の危険がある
が、これを確認することができなかった。しかも、堆積
した溶融スラグを傾斜底板３上から除去することもでき
なかった。
れば、スラグシュート２から水中に落下した溶融スラグ
が傾斜底板３上に堆積すると、水蒸気爆発の危険がある
が、これを確認することができなかった。しかも、堆積
した溶融スラグを傾斜底板３上から除去することもでき
なかった。
【０００４】本考案は、上記問題点を解決して、溶融ス
ラグの堆積や其に伴う水蒸気爆発を防止できる水砕スラ
グ製造装置を提供することを目的とする。
ラグの堆積や其に伴う水蒸気爆発を防止できる水砕スラ
グ製造装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本考案の水砕スラグ製造装置は、スラグシュートか
ら冷却水中に落下させた溶融スラグを、傾斜底板を介し
て排出コンベヤ装置上に案内する水砕スラグ製造装置に
おいて、前記傾斜底板上の上位から下位の排出コンベヤ
装置側に向かって高圧水を噴射するスラグ除去ノズルを
設け、前記傾斜底板上に堆積したスラグを検出する堆積
スラグ検出器を設けたものである。
めに本考案の水砕スラグ製造装置は、スラグシュートか
ら冷却水中に落下させた溶融スラグを、傾斜底板を介し
て排出コンベヤ装置上に案内する水砕スラグ製造装置に
おいて、前記傾斜底板上の上位から下位の排出コンベヤ
装置側に向かって高圧水を噴射するスラグ除去ノズルを
設け、前記傾斜底板上に堆積したスラグを検出する堆積
スラグ検出器を設けたものである。
【０００６】
【作用】上記構成によれば、連続的または間欠的にスラ
グ除去ノズルから傾斜底板に沿って圧力水を噴射させる
ことにより、傾斜底板上にスラグが堆積しても初期のう
ちに搬出コンベヤ装置側に押し流して排出することがて
き、また堆積スラグ検出器の検出信号により、作業員が
手動でスラグを除去したり、あるいはさらに高圧の圧力
水をスラグ除去ノズルから傾斜底板に沿って噴射させる
ことにより、堆積スラグを搬出コンベヤ装置側に排出す
ることがてき、冷却水槽底部にスラグが堆積するのを確
実に防止することができる。
グ除去ノズルから傾斜底板に沿って圧力水を噴射させる
ことにより、傾斜底板上にスラグが堆積しても初期のう
ちに搬出コンベヤ装置側に押し流して排出することがて
き、また堆積スラグ検出器の検出信号により、作業員が
手動でスラグを除去したり、あるいはさらに高圧の圧力
水をスラグ除去ノズルから傾斜底板に沿って噴射させる
ことにより、堆積スラグを搬出コンベヤ装置側に排出す
ることがてき、冷却水槽底部にスラグが堆積するのを確
実に防止することができる。
【０００７】
【実施例】以下、本考案に係る水砕スラグ製造装置の一
実施例を図１および図２に基づいて説明する。なお、従
来例と同一の部材には同一の符号を付し、説明は省略す
る。
実施例を図１および図２に基づいて説明する。なお、従
来例と同一の部材には同一の符号を付し、説明は省略す
る。
【０００８】１１は傾斜底板３の上位側の冷却水槽１の
側壁１ａに貫通して設けられたスラグ除去ノズルで、側
壁１ａ外側に配設された高圧水ヘッダー１２に接続さ
れ、連続的または間欠的に高圧水を傾斜底板３の上面に
沿い上位から下位に向かって噴射して、堆積しようとす
るスラグＡをスラグ排出コンベヤ装置４上に押し流すこ
とができる。
側壁１ａに貫通して設けられたスラグ除去ノズルで、側
壁１ａ外側に配設された高圧水ヘッダー１２に接続さ
れ、連続的または間欠的に高圧水を傾斜底板３の上面に
沿い上位から下位に向かって噴射して、堆積しようとす
るスラグＡをスラグ排出コンベヤ装置４上に押し流すこ
とができる。
【０００９】１３はスラグ除去ノズル１１上部の側壁１
ａと、この側壁１ａに対向するスラグ排出コンベヤ装置
４側の側壁１ｂとに配設された超音波式堆積スラグ検出
器で、傾斜板３上に所定以上堆積したスラグＡを検出す
ると、この検出信号に基づいてスラグ堆積制御装置１４
により警報機１５を作動させて作業員に知らせたり、ま
たは前記高圧水ヘッダー１２に接続された増圧管１６の
開閉弁１７を開けてスラグ除去ノズル１１から噴射され
る高圧水の水圧を増加させ、スラグＡの除去能力を増大
させるように構成される。
ａと、この側壁１ａに対向するスラグ排出コンベヤ装置
４側の側壁１ｂとに配設された超音波式堆積スラグ検出
器で、傾斜板３上に所定以上堆積したスラグＡを検出す
ると、この検出信号に基づいてスラグ堆積制御装置１４
により警報機１５を作動させて作業員に知らせたり、ま
たは前記高圧水ヘッダー１２に接続された増圧管１６の
開閉弁１７を開けてスラグ除去ノズル１１から噴射され
る高圧水の水圧を増加させ、スラグＡの除去能力を増大
させるように構成される。
【００１０】上記構成において、スラグシュート２から
排出されて冷却水中を降下するスラグＡは、傾斜底板３
に案内されるとともに、連続して或いは間欠的にスラグ
除去ノズル１１から噴射されるジェット水流に押し流さ
れてスラグ排出コンベヤ装置４に運ばれるので、傾斜底
板３上に堆積することがない。また、スラグＡが傾斜底
板３上に堆積することがあっても、所定以上堆積する
と、堆積スラグ検出器１３がこれを検出し、その検出信
号に基づいてスラグ堆積制御装置１４により警報機を作
動して作業員に知らせ対策を講じたり、またはスラグ除
去ノズル１１から噴射される高圧水を増圧することがで
きるので、スラグＡを確実に除去して堆積を防止し、水
蒸気爆発などの危険を回避することができる。
排出されて冷却水中を降下するスラグＡは、傾斜底板３
に案内されるとともに、連続して或いは間欠的にスラグ
除去ノズル１１から噴射されるジェット水流に押し流さ
れてスラグ排出コンベヤ装置４に運ばれるので、傾斜底
板３上に堆積することがない。また、スラグＡが傾斜底
板３上に堆積することがあっても、所定以上堆積する
と、堆積スラグ検出器１３がこれを検出し、その検出信
号に基づいてスラグ堆積制御装置１４により警報機を作
動して作業員に知らせ対策を講じたり、またはスラグ除
去ノズル１１から噴射される高圧水を増圧することがで
きるので、スラグＡを確実に除去して堆積を防止し、水
蒸気爆発などの危険を回避することができる。
【００１１】
【考案の効果】以上に述べたごとく本考案の水砕スラグ
製造装置によれば、連続的または間欠的にスラグ除去ノ
ズルから傾斜底板に沿って圧力水を噴射させることによ
り、傾斜底板上にスラグが堆積しても初期のうちに搬出
コンベヤ装置側に押し流して排出することがてき、また
堆積スラグ検出器の検出信号により、作業員が手動でス
ラグを除去したり、あるいはさらに高圧の圧力水をスラ
グ除去ノズルから傾斜底板に沿って噴射させることによ
り、堆積スラグを搬出コンベヤ装置側に排出することが
てき、冷却水槽底部にスラグが堆積するのを確実に防止
することができる。
製造装置によれば、連続的または間欠的にスラグ除去ノ
ズルから傾斜底板に沿って圧力水を噴射させることによ
り、傾斜底板上にスラグが堆積しても初期のうちに搬出
コンベヤ装置側に押し流して排出することがてき、また
堆積スラグ検出器の検出信号により、作業員が手動でス
ラグを除去したり、あるいはさらに高圧の圧力水をスラ
グ除去ノズルから傾斜底板に沿って噴射させることによ
り、堆積スラグを搬出コンベヤ装置側に排出することが
てき、冷却水槽底部にスラグが堆積するのを確実に防止
することができる。
【図１】本考案に係る水砕スラグ製造装置の一実施例を
示す横断面図である。
示す横断面図である。
【図２】同水砕スラグ製造装置の平面断面図である。
【図３】従来の水砕スラグ製造装置の横断面図である。
１ 冷却水槽 ２ スラグシュート ３ 傾斜底板 ４ スラグ排出コンベヤ装置 11 スラグ除去ノズル 13 堆積スラグ検出器 14 スラグ堆積制御装置 15 警報機 16 増圧管 17 開閉弁 Ａ スラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−87440（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−5615（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−49824（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】冷却水槽内でスラグシュートから冷却水中
に落下させた溶融スラグを、傾斜底板を介して排出コン
ベヤ装置上に案内する水砕スラグ製造装置において、前
記傾斜底板上の上位から下位の排出コンベヤ装置側に向
かって高圧水を噴射するスラグ除去ノズルを設け、前記
傾斜底板上に堆積したスラグを検出する堆積スラグ検出
器を設けたことを特徴とする水砕スラグ製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6145491U JP2523492Y2 (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 水砕スラグ製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6145491U JP2523492Y2 (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 水砕スラグ製造装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0517327U JPH0517327U (ja) | 1993-03-05 |
| JP2523492Y2 true JP2523492Y2 (ja) | 1997-01-22 |
Family
ID=13171508
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6145491U Expired - Lifetime JP2523492Y2 (ja) | 1991-08-05 | 1991-08-05 | 水砕スラグ製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2523492Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3868153B2 (ja) * | 1999-07-23 | 2007-01-17 | 三菱重工業株式会社 | スラグ監視装置 |
-
1991
- 1991-08-05 JP JP6145491U patent/JP2523492Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0517327U (ja) | 1993-03-05 |
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