JP2523362B2 - Midi信号記録再生装置 - Google Patents

Midi信号記録再生装置

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JP2523362B2
JP2523362B2 JP1044936A JP4493689A JP2523362B2 JP 2523362 B2 JP2523362 B2 JP 2523362B2 JP 1044936 A JP1044936 A JP 1044936A JP 4493689 A JP4493689 A JP 4493689A JP 2523362 B2 JP2523362 B2 JP 2523362B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はデジタル信号の処理装置に関し、特に電子楽
器を制御するためのMIDI信号記録再生装置に関する。
[従来の技術] 種々の電子楽器を所定のフォーマットに従ったデジタ
ル信号で駆動制御するものとしてMIDI規格がある。この
MIDI規格に従ってキーボード装置、電子楽器等が既に実
用化されており、単一のキーボード装置の操作により、
多数の電子楽器を駆動しえるようになっている。
又、本出願人はMIDI規格に基づく8ビットのデータ
(以下MIDIワードという)予め磁気テープに記録してお
き、これを再生することにより、キーボードの操作なし
に1又は複数の電子楽器を駆動するデジタル情報記録及
び記録再生方式を開発し特許出願している。これは特開
昭62−146470号公報に示されているように楽器の演奏に
関するデジタル情報、すなわち音程、音階及び音の長さ
等の楽器制御情報をMIDIワードとしてヘリカルスキャン
方式の磁気記録再生装置にて予め記録しておき、これを
再生してスタートビットストップビットを付加して10ビ
ットのMIDI信号を各楽器に与えて駆動するものである。
[発明が解決しようとする課題] 上記磁気記録再生装置を用いればスタートビットとス
トップビットを含む計10ビットで構成されるMIDI信号か
らスタートビットとストップビットを除いた8ビットか
らなるMIDIワードをそのまま磁気テープに記録、再生で
きるが、コンパクトディスクのサブコードにMIDIワード
を記録しておきコンパクトディスクプレーヤにて再生す
ることができなかった。これは1つのMIDIワードが8ビ
ットで構成されているのに対して、コンパクトディスク
(以下CDという)のサブコードの1フレーム中、タイム
コード等に用いられる2ビットを除いた部分はR,S…W
からなる6ビットで構成されているので、MIDIワードを
そのままCDのサブコードチャンネルに記録することがで
きないからである。また、伝送レートも3,600BPS(バイ
トパーセカンド)、すなわち28,800bpsであり、31,250b
psのMIDI信号をそのまま記録することはできない。
かかる問題を解決すべく本出願人は、本発明に先立っ
てCDのサブコードチャンネルにMIDI信号を記録してお
き、これをCDプレーヤで再生して元のMIDI信号を作るこ
とができるようにしたMIDI信号復調装置を開発し、特許
出願(特願昭63−294407号)を行っている。
従来、これらの発明において、ディスク再生時にディ
スク上のキズやゴミ等によって再生信号が欠落した時等
にエラー訂正が行なわれるが、エラーパターンによって
は誤訂正が発生することがあり、この時本来のデータと
は異なるデータがMIDI信号として出力されてしまい、接
続された楽器や音源等が異音を発生したり、本来と異な
る状態にチューニングや音色等が設定されてしまう等の
問題があった。
本発明はこれらの問題点を解決するために、MIDI信号
復調の際、再生MIDIデータより不整合なデータを検出し
て不整合データを含むパック内データの送出を禁止とす
るMIDI信号記録再生装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 従って、本発明は上記目的を達成するためになされた
もので、デジタル信号記録媒体からの信号を復調する復
調手段と、前記復調手段の出力に基づいてサブコードデ
ータの誤り訂正を行なう訂正手段と、前記訂正手段の出
力に応答し前記デジタル信号記録媒体のサブコードのブ
ロック内所定フレームの識別信号をデコードして、前記
ブロック内の記録データがMIDIデータか否かを識別する
と共に、ブロック内MIDIデータのバイト数を検出するMI
DIデータ復調手段とを有し、このMIDIデータ復調手段に
おいて、サブコードビットの所定の範囲のデータに基づ
いてMIDI信号を再生すると共に、前記訂正手段にて誤り
訂正されたサブコードデータ中に、不整合なMIDIデータ
が含まれていることを検出した際には、該データを含む
エラー訂正単位ブロックを全て訂正不能として所定の動
作を行なうべく前記MIDIデータ復調手段よりコマンドを
出力することを特徴とするMIDI信号記録再生装置。を提
供するものである。
[作用] 本発明のMIDI信号記録再生装置は上記構成を備えてい
るので、再生時、不整合なMIDIデータを検出した場合に
は該MIDIデータを含むエラー訂正単位ブロックの全ての
訂正不能とし、そのブロック内データを送出せず、さら
に、ノートオフ、オールノートオフまたはコントロール
オフコマンドを送出することで楽器の鳴りっ放しや異常
コントロールを防ぐ。
[実施例] 以下図面と共に本発明の実施例について説明する。
第1図は本発明のデジタル信号記録再生装置の1実施
例を示すブロック図である。信号記録再生装置は、デジ
タル記録再生媒体としてのCD1からCDデータを読取る光
ピックアップ2、その読取りデータをフォトディテクタ
プリアンプ3を介して増幅して入力し、EFM復調して主
信号記録領域に記録されたメインデータとしてのオーデ
ィオデータと補助信号記録領域に記録されたサブコード
データをそれぞれオーディオデータ誤り訂正、補間回路
5とサブコードデータを抽出するサブコードデータ抽出
回路7に出力するPLL EFM復調回路4、前記オーディオ
データ誤り訂正、補間回路5を介したオーディオデータ
をデジタル・アナログ変換して出力するD/A変換回路
6、前記サブコードデータ抽出回路7を介したサブコー
ドデータをデインターリーブ処理するデインターリーブ
回路8、デインターリーブ処理されたサブコードデータ
のエラーを検出しこれを訂正して後述するCDのサブコー
ドのモードとアイテムによりグラフィックデータとMIDI
データを識別しれそれぞれグラフィック復調回路10とMI
DIデータ復調回路12に出力するエラー検出・訂正回路
9、前記グラフィック復調回路10によりサブコードデー
タから復調されたグラフィックデータを表示するCRT1
1、前記MIDIデータ復調回路12によりサブコードデータ
から復調されたMIDIデータを変調してMIDI出力を送出す
るMIDI信号変調回路13を有し、ここで、前記MIDIデータ
復調回路12は、MIDIデータの復調時再生データの不整合
により誤訂正を検出し、その検出時にはそのパック内の
データを送出せずに、エラー訂正不能としてノートオ
フ、オールノートオフ、コントロールオフコマンドを送
出することにより、誤訂正時に異常状態となるのを回避
する機能を有する。
第2図はCDのサブコードチャンネルの1パック分、す
なわちフレーム0からフレーム23までのデータの格納状
況を示す図である。各フレームについてRからWまでの
6ビットのデータが格納されるようになっており、MIDI
データはフレームからフレーム19までにわたって格納さ
れている。各フレームは6ビット構成であり、格納され
ているMIDIデータはバイト、すなわち8ビット単位であ
る。1バイトのMIDIデータは例えばフレーム4のR〜W
にa0で示される6ビットとフレーム5のR,Sにa0′で示
される2ビットの計8ビットからなっている。以下同様
にフレーム5の残りT〜Wに4ビットのb0とフレーム6
のR〜Uに4ビットのb0′の組合せにより1バイトのデ
ータが構成されるという態様で、フレーム4からフレー
ム19までの16フレームにわたって12バイトのMIDIデータ
が格納されている。
第3図は最終的に送り出すべきMIDIデータの1バイト
分の信号波形図であり、8ビットのMIDIデータの先頭に
論理0のスタートビットと末尾に論理1のストップビッ
トが加えられている。
第4図は送り出されるべき1パック中のMIDIデータの
構成を示している。第4図中のa0,a0′,b0等は第2図
のサブコード内のデータとの対応を示すものである。こ
こでMIDI規格について簡単に説明すると、MIDIデータは
1秒当り3125バイトの速度で送信される。又第2図のサ
ブコードは24フレームからなる1パックを示している
が、CDからは1秒当り300パックが再生されるので、MID
Iデータは6ビット×16フレーム×300パック=28800bps
で再生される。これをバイト単位で表すと28800bps/8=
3600となりMIDIデータの3125BPS(バイトパーセカン
ド)を上回ってしまう。従って全てのパックについて1
パック当り12バイトのMIDIデータを格納しておくことは
MIDI規格上許されない。そこで、その対策としては300
パックで3125バイトとなるように予めCDサブコードに記
録するときに工夫しておくことが必要である。例えば30
0パックを12パック毎に25分割し、各12パックのグルー
プ毎にMIDIデータが最大11バイト入っているものを5パ
ック、MIDIデータが最大10バイト入っているものを7パ
ックとすれば、このグループのMIDIバイトの総計は最大
125バイトとなり、300パック全体で3125バイト以下とす
ることができる。
しかし、MIDIデータの多くはノートオンコマンドとノ
ートオフコマンドであり、これらは各々3バイトからな
っているので3の倍数の12バイトを基準に考えた方がよ
い。そこで上記各グループにおいていくつかのパックに
は12バイトを入れ、残りのパックには11バイト以下のデ
ータを入れて全体として125バイト以下となるようにす
ることが好ましい。
ところで、MIDI規格では未定儀のステータスを送出し
てはならないとされるが、上述したCD等のデジタル記録
再生システムでは、エラー訂正の際誤訂正により正しい
データとして未定儀ステータスが発生して送出されてし
まうことがある。すなわち、CDのサブコードにMIDIデー
タを入れる場合、MIDIデータとともにグラフィックデー
タを入れることがあり、このとき、本来のCDにMIDIとグ
ラフィックデータを加えた特徴としてエラー訂正系(第
1図のエラー検出・訂正回路9)を共通に使えるが、フ
ォーマットが同じでも厳密にはその訂正方法に若干の相
違があり、CDグラフィックのエラー訂正はオーディオと
違って補間という手段がないため、誤訂正が多少含まれ
たとしても訂正能力を上げた訂正方法が望まれる。他
方、MIDIの場合、誤訂正により誤まったデータが出力さ
れると、ある音が出っ放しになったり、楽器が異常な状
態にコントロールされてしまったり、誤った音色が選ば
れてしまったりするので訂正能力を多少下げても、誤訂
正の少ない訂正方法が望ましく、むしろオーディオデー
タの考え方に近く、グラフィックとは相違する。しか
し、コストやマイクロコンピュータのプログラムを記憶
するROMの容量制限等によりグラフィックと同一の訂正
方法でMIDIデータが処理され、また、誤訂正はどのよう
な訂正方法でも確率的に低くなってもなくなることはな
い。いずれにしても誤訂正発生時にMIDIで使われないス
テータスを送出することはフォーマット上禁止されてい
る。
そこで本発明は、このような観点からMIDI再生データ
の不整合性による誤訂正を検出し、その検出時にはその
パック内のデータは送出せずにこれと同時にエラー訂正
不能としてノートオフ、オールノートオフ、コントロー
ルオフ等の処理を行うことにより誤訂正時の楽器の鳴り
放しや異常コントロール状態となるのを回避するもので
ある。
以下にその詳細について説明する。まず、第1図にお
いて、PLL EFM復調回路4より出力されるサブコードデ
ータはサブコードデータ抽出回路7、デインターリーブ
回路8をエラー検出・訂正回路9に与えられるが、ここ
で、エラー検出・訂正回路9は、公知のCDグラフィクス
のデコーダにて用いられているものと同一でよく、フレ
ーム20〜23のパリティー用ビット群P0〜P3及びフレーム
2,3のパリティー用ビット群Q0,Q1を用いてエラーの検
出と訂正を行うものであり、従来のCDグラフィックスデ
コーダとの共用部分も多いので、CDグラフィックス及び
MIDI信号記録再生装置とすることもでき、エラー検出は
ハードウェア以外にもソフトウェアで実現することもで
きる。このようにCDグラフィックスデコーダと兼用する
場合には、第2図のフレーム1及びフレーム4〜19に入
っているデータがグラフィックスデータかMIDIデータか
を識別する必要がある。第2図のフレーム0のモードを
示す3ビットはこの目的で用いられ、グラフィックスの
場合は001、MIDIの場合は011とされ、同様にフレーム0
の後半の3ビットはアイテムでありグラフィックス等の
種類を示すものである。
なおMIDIデータが入っている場合のアイテムは000で
ある。
前記エラー検出・訂正回路9によるエラー訂正後のMI
DIデータは、MIDIデータ復調回路12により復調される
が、ここで、MIDIデータ復調回路12は、まず誤訂正が発
生したか否かの判別を次の3条件にて求める。
(1)第2図のフレーム1におけるn3〜n0のバイト数が
BYTES=0〜12であること(BYTESは4ビットバイナリー
で表わされるが1101〜1111(13〜15)はあり得ない。) (2)BYTESで指定されたデータ数以降のMIDIデータは
全て0になっていること。
(3)未定義ステータスバイト又は未定儀データバイト
は存在しないこと。
以上の1つの条件でも反している場合は誤訂正発生と
して、パック内データを送出せずにMIDI信号出力として
ノートオフコマンド及びオールノートオフコマンドやコ
ントロールオフコマンドを送出する。
ここで、未定義ステータスバイト、未定義データバイ
トの内容を以下に示す。
MIDI規格上、送ってはいけないデータは未定義ステー
タスのみであるが、システムの安全上、未定義のデータ
バイトも送らないようにする。ステータスバイトは最上
位ビットMSBが1である8ビットバイナリで8nH〜Fn
H(n=0〜FH)があるが、MIDI1.0バージョン4.1にお
いて、8nH〜EnHはチャンネルメッセージとして使用さ
れ、またFnHはシステムメッセージで、現在、この中で
未定義のステータスバイトはF4,F5,F9及びFDの4種であ
り、一方、未定義データバイトは、ステータスバイトBn
のデータバイトとして、00,03,09,0C,0D,0E,0F,14〜1F,
44,46,46〜4F,54〜5A,20,23,29,2C〜2F,34〜3F(00〜1
F)の未定義バイトの下位ビット)、66〜78(レジスタ
パラメータの未定義データバイト)がある。なお、2バ
イト目のデータバイトにも未定義となり得るものもあ
る。例えばON/OFFの機能しか持たないものは7FHか00H
2値しかとらないものもあるが、メーカによって異なっ
たり、未定義としての区分けも曖昧なため2バイト目は
除外する。
第5図は第1図のMIDIデータ復調回路12をCPUにより
実現した場合のMIDIデータ変換(6ビット→8ビッ
ト)、データ送出及びBYTES、未定義データ、空データ
のチェックを行うための処理フローを示している。第5
図中、FAはサブコードのフレームアドレス、MAはMIDIデ
ータを格納するメモリーのアドレス、MBはMIDIデータの
バイト番号を示し、又nは(FA−4)を4で割った商で
ある。なお*1,*2,*3で示すブロックが前記誤訂正の
判別条件(1)〜(3)に対応するチェックブロック
で、BYTESのチェックで第2図のフレームに1のn3〜n0
に示されるMIDIバイトが1バイトでもあった場合はステ
ータスチェックフラグを1にする(パック内の最初のス
テータスバイトを探すためのフラグで、各パックの復調
に入った時)。また、判断ステップの(FA−4)MOD4?
は(FA−4)を4で割った余りを求めるステップであ
り、余りが0〜3のいずれかであるかによって以下のフ
ローが定められる。このフローによって1つのパックに
ついて、すなわち第2図のフレーム4からフレーム19ま
でについて変換を行い第4図の12バイトのMIDIデータが
作られ、その後次のパックについて同様の処理を行うも
のである。
このようにして作られた12バイトのMIDIデータはMIDI
送り出しクロックに同期してP/S変換及びビット付加さ
れてMIDIバイトは第3図に示すようにスタートビットと
ストップビットが付加された10ビットのシリアルなMIDI
信号となって外部へ送出される。
第6図は第5図における未定義データチェックブロッ
クの具体的な処理内容を示すフローで、図中、b7〜b0は
1バイトの各ビット名を最上位ビットから順に最下位ビ
ットまで付したもので、ビット7=1のときステータス
バイト、ビット7=0のときデータバイトを示す。ま
た、最初の判断ステップのステータスチェックフラグ=
1?はパックにまたがるランニングステータスを排除し、
パック内のランニングステータスのみを有効とするため
のフラグで、CDの各パックの復調に入ったときにステー
タスチェックフラグ(Sとする)を1とし、S=1のと
きステータスバイトのチェックに入り、最上位ビットb7
=1になるまでループ内を回りパック内の最初のステー
タスバイトを探す。つまり、各パックの初めにデータバ
イトがある時、そのステータスは前のパックのステータ
スに属するランニングステータスのデータバイトであ
り、データバイトの属するステータスバイトは100%信
頼できるものではないので、これを未定義ステータスで
使わない。これは未定義ステータスチェックで検出され
てしまうと、パック内のデータ全てを無効にしてしまう
ことになるので、このチェックはステータスが確実なデ
ータバイトについてのみのチェックとしたいからであ
る。
各パック内の最初のステータスバイトを見つけたら、
その上位桁に基づいてステータスバイトがF4,F5,F9,FD
でないことをチェックする。この時、上位桁が“B"であ
れば、データバイトをチェックする必要があるので、下
半分のルーチンに移る。そして、データバイトのチェッ
クに入り、チェック後OKであれば、ステータスチェック
フラグSをS=0とする。次に、エントリされたときは
S=0なのでMIDIバイトの最上位ビットMSB(b7)をチ
ェックし、1であればランニングステータスでないので
ステータスバイトのチェックを行う。0であればランニ
ングステータスとししてデータバイトのチェックを行な
う。
このようにして未定義ステータスバイトまたは未定義
データバイトの検出に基づいて図中※印以降の誤訂正処
理ルーチンへ移行し(なお、第5図の*1と*2にある
判別条件(1),(2)の場合も同様)、誤訂正処理ル
ーチンではパック内のデータは全て疑い有りと見做して
再生されたデータは送出させないよう処理すると共に、
ノートオフ,オールノートオフまたはコントロールオフ
コマンド等を送出する処理を行うことにより、誤訂正に
より異常状態となるのを回避する。
なお、上記実施例では再生されたパック内のMIDIデー
タの送出は6ビットから8ビットへの変換後直ちに送出
せずに第5図に示すように内部バッファに蓄えて1パッ
ク内の未定義データのチェックを行い全てOKであった後
に送出するようにしているが、データを蓄えるメモリと
しては外付けのメモリを用いても良い。
また、上記実施例では、CD−MIDIフォーマットとして
フレーム4〜19にMIDIデータを格納した場合について述
べたが、MIDIデータ以外にインプリメンテーションモー
ドと称するMIDIデータに関する補助データの記録がなさ
れたフォーマットの例として第7図に示すものがある
(なお、このデータは、システムエクスクルーシブメッ
セージを用いてMIDIデータとして記録されることもあり
得る)。図中、各記号は次の意味を有する。
G1,G0…システムのグレードを表わす。
S1,S0…インプリメンテーションのページを表わす。
R1,R0…データの消失を防ぐために繰り返し記録を行な
うためのリピート番号 T,t…トラックNo.(曲番号) I,i…インデックスNo.(各曲中の楽章等を表わすインデ
ックス番号) a〜f…MIDI規格のバージョンを表わす。
n…使用MIDIチャネル数 dd,DD…使用音域(最低音,最高音) N…基本MIDIチャネル番号 F…内容識別フラグ(COPY禁止/許可,システム・エク
スクルーシブ有/無、アフタータッチ有/無等)。
なお、フレーム1のサブアイテム=“01"のときイン
プリメンテーションモードを表わす。
この図において、例えばトラック数やインデックス数
が、CDのTOCエリアに記録されているTOC(Table Of Con
tents)の情報よりも多くなっていたり、図に記されて
いるチャネル数や音域外のデータをMIDIデータ再生時に
検出したとき等に誤訂正とする等、このインプリメンテ
ーションモードの不整合な情報を加えた形では誤訂正と
判断しても良い。
また、未定義ステータスバイトや未定義データバイト
の値は、MIDI規格のバージョンによって異なるため、こ
のインプリメンテーションモードに記されたバージョン
に応じて未定義データ検出ルーチンを変えても良い。
さらに、未対応のバージョンが再生されたときは、未
定義データ検出ルーチンを通らない様な構成としても良
い。
上記実施例はMIDI信号をCDに記録しておき、これを再
生するものであったが、本発明はCDに限らずDAT等のデ
ジタル信号記録媒体に予め記録しておいて再生する場合
にも適用できる。第8図にMIDI信号をDATに記録した場
合の実施例を示す。第8図中(a)は一般に知られてい
るDATのフレームフォーマットを、(b)はその中の1
トラックの1つのサブコード領域について示したのであ
り、(c)は(b)におけるブロック内のフォーマット
を示し、BA Evenは偶数アドレス内のフォーマットを、B
A Oddは奇数アドレス内のフォーマットを示すものであ
り、これらはいずれも公知となっているものである。更
に第8図中(d)のFormat(I),(II)はDATのパッ
クフォーマットにMIDI信号を記録した様子を示す図であ
り、図中ITEMとPARITY部は公知である。
ITEMの値は、現在のDATフォーマット(1987年7月DAT
コンファレンスにより発行)に於いて未定義とされてい
る1000〜1110のうちのひとつ、例えば1000をMIDIモード
として用いる。(I)のSUBITEMは、MIDIモードの中で
さらに詳細にB2〜B7の内容を識別するもので、例えばMI
DIデータを入れる場合に、0000とする。
ADRSは00000(0)〜10010(18)の19アドレスであ
り、1フレーム内のMIDIデータの位置を表わす。ここ
で、1パックには5バイト入るので、1フレームには、 5バイト×19(アドレス)=95バイトのMIDIデータが
入り、1フレームは周知の様に30msecであるから、この
様にして入れると、1秒間に入れられるMIDIデータ数は となり、MIDIの最大転送容量を越えてしまう。従って、
CDの場合と同様にMIDIデータの記録データ量に制限を加
える必要がある。
第8図(e)は、この制限を加えた場合で、4フレー
ムで、MIDIデータが375バイト入る様にしたものであ
る。DATは、前述の様に1秒間に、1sec/30msecフレーム
であるから、 となり、MIDI規格に一致する。
このときの実際のデータは、前記4フレームを1単位
とし、最初の3フレーム即ち、フレームアドレス=4n〜
4n+2のときに94バイト、最後の1フレーム即ちフレー
ムアドレス=4n+3のとき93バイトのMIDIデータを入れ
て、トータルで94×3+93=375バイトとなる様に入れ
られる。
フレームアドレス=4n+3のときには3バイトのデー
タを入れる様にする。
以上の例の様に、DATにもMIDIデータを入れる事が可
能だが、この場合にも、通常のエラー訂正の後に誤訂正
の検出に基づいてこれに対応した処理を実行できる。す
なわち、第8図に示すDATの場合、サブコードのエラー
訂正は、偶数、奇数の連続する2ブロックに存在するパ
ック1,3,5,7,2,4,6,C1の中で行なわれる(C1はエラー検
出・訂正用データに入ったパック)のでCDのパックに相
当するものは、DATではパック1〜C1であるから、誤訂
正を検出するデータの範囲は、DATの場合は、パック1
〜C1となる。
従って、通常のエラー訂正の後に、MIDIデータの整合
性をチェックして、誤訂正を判断し、誤訂正発生と判断
したときはオールノートオフ等の処理を行なわせる事で
楽器の鳴り放しや異常コントロールを防ぐ事を可能にす
るデジタル記録再生装置を提供できる。
[発明の効果] 以上詳細に説明したことから明らかなように、本発明
のMIDI信号記録再生装置ではCDやDAT等のデジタル信号
記録媒体からMIDI信号を再生する際、不整合なMIDI信号
が含まれていることを検出した場合には誤訂正として該
データを含むエラー訂正単位ブロックを全て訂正不能と
し、そのブロック内データの送出をせずにノートオフ,
オールノートオフ、またはコントロールオフコマンドを
送出するので、誤訂正時に異常状態となるのを回避でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のMIDI信号記録再生装置の一実施例を示
すブロック図、第2図CDのサブコードのR〜Wチャネル
の1パック分を示す図、第3図は送出すべきMIDI信号の
1バイト分の波形図、第4図は第2図の1パックのサブ
コード内のMIDIデータを12バイトのMIDI信号とし、第3
図の波形図に従ったものとした図、第5図は第1図中の
MIDIデータ復調回路を構成するマイクロコンピュータの
処理を示すフローチャート、第6図は第5図の未定義デ
ータチェックブロック内の詳細なフローチャート、第7
図はインプリメンテーションモード時の第2図に対応す
るフォーマット図、第8図はDATにMIDIデータを記録し
た場合の実施例を示す図である。 1…CD、4…PLL、EFM復調回路、9…エラー検出・訂正
回路、12…MIDIデータ復調回路、13…MIDI信号変調回
路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタル信号記録媒体からの信号を復調す
    る復調手段と、前記復調手段の出力に基づいてサブコー
    ドデータの誤り訂正を行なう訂正手段と、前記訂正手段
    の出力に応答し前記デジタル信号記録媒体のサブコード
    のブロック内所定フレームの識別信号をデコードして、
    前記ブロック内の記録データがMIDIデータか否かを識別
    すると共に、ブロック内MIDIデータのバイト数を検出す
    るMIDIデータ復調手段とを有し、このMIDIデータ復調手
    段において、サブコードビットの所定の範囲のデータに
    基づいてMIDI信号を再生すると共に、前記訂正手段にて
    誤り訂正されたサブコードデータ中に、不整合なMIDIデ
    ータが含まれていることを検出した際には、該データを
    含むエラー訂正単位ブロックを全て訂正不能として所定
    の動作を行なうべく前記MIDIデータ復調手段よりコマン
    ドを出力することを特徴とするMIDI信号記録再生装置。
JP1044936A 1989-02-23 1989-02-23 Midi信号記録再生装置 Expired - Lifetime JP2523362B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1044936A JP2523362B2 (ja) 1989-02-23 1989-02-23 Midi信号記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1044936A JP2523362B2 (ja) 1989-02-23 1989-02-23 Midi信号記録再生装置

Publications (2)

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