JP2523241Y2 - 濾過装置 - Google Patents

濾過装置

Info

Publication number
JP2523241Y2
JP2523241Y2 JP1991110516U JP11051691U JP2523241Y2 JP 2523241 Y2 JP2523241 Y2 JP 2523241Y2 JP 1991110516 U JP1991110516 U JP 1991110516U JP 11051691 U JP11051691 U JP 11051691U JP 2523241 Y2 JP2523241 Y2 JP 2523241Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
pipe
water
hole
panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991110516U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0725905U (ja
Inventor
邦弘 隈井
一 曽我
亨 吉岡
Original Assignee
邦弘 隈井
アサヒ浄水工業株式会社
株式会社吉岡工務店
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 邦弘 隈井, アサヒ浄水工業株式会社, 株式会社吉岡工務店 filed Critical 邦弘 隈井
Priority to JP1991110516U priority Critical patent/JP2523241Y2/ja
Publication of JPH0725905U publication Critical patent/JPH0725905U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2523241Y2 publication Critical patent/JP2523241Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は風呂、その他の水槽ま
たは水道等の水の濾過装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の濾過装置は、図6に示すように、
容器1に砂又は炭等濾材2を入れ、水道、浴槽等に連結
するパイプ3を容器1の上方に開口させ、パイプ3によ
り水道や浴槽等の水(原液)を容器1内に流下させ、
2の間を通った水が容器1の底部または底部付近の開
口に連結したパイプ4を通って浴槽に還流し、または、
他の容器に汲み取られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の濾過装置では、
頻繁に、少なくとも1日に1度は水を逆流させて、容器
1内の砂や炭を洗わないと、砂等の中に溜まったゴミや
垢により浄水効果が著しく低下する。この考案は、頻繁
に逆流させなくても、濾過効果はそれ程低下せず、大体
月1回位逆流させればよい濾過装置を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】容器内を、容器側部上縁
よりも低い隔離板で上方で連通する複数の室に分離し、
いずれの室も内部下方に底面との間に間隔を置いて多数
の小孔を有するパネルを取り付けて室内を上下に分離
し、いずれの室においても前記パネル位置よりも下方に
孔を設け、それらの孔にパイプを取り付けて前記容器の
外方へ導き、容器側部の上部に孔を設けてその孔に外方
向に、バルブを設けたパイプを取り付け、いずれの室内
にも、そのパネルの上方、かつ、前記容器側部の上部の
孔の下方に、多孔質の濾材を充填し、いずれかの室の下
方より浴槽の水等原液をその室内に流入させて一次濾過
し、溢れた一次濾過液を他の室の上方より下方へ流して
二次濾過するようにする。 各室の複数の孔を有するパネ
ルの各孔には、中央に孔を有するリング状基板の上面
に、放射状に、多数の板を、濾材を通過させない小間隔
をおいて立設してなる濾過部材を取り付けるのが好まし
い。
【0005】
【実施例】この考案の実施例を図面により説明する。図
1に示すように、容器5の中に、容器5よりも1回り小
さく、かつ、容器5の内壁面と底面との間に空間を設け
て容器6を設け、容器6の側部および底部を、容器5内
を2室に分離する隔離板とする。容器6の側部下部と容
器5の内壁面との間に複数の孔を有するパネル7を取り
付けて容器5内を上下に仕切る。パネル7の孔は網目で
形成してもよい。容器5は蓋5aで密封可能とする。容
器6は上方が開口する。
【0006】容器5の側部で、パネル7の下方に孔を設
け、その孔に外方へパイプ8を連結する。パイプ8は、
容器5の底面に孔を設けてその孔に連結してもよい。ま
た、容器5の側部または底部に複数の孔を設け、それら
の孔に外方向にパイプを取り付け、1本のパイプに合流
させてもよい。
【0007】容器6の中には、その底面との間に空間を
置いて、複数の孔を有するパネル9を設けて容器6内を
上下に仕切る。パネル9の孔は網目で形成してもよい。
容器6の底に孔を設けて、その孔に外方向にパイプ10
を連結し、容器5の底に孔を設けてパイプ10を外方向
に通過させる。容器5の底の孔の代わりに、容器5の側
部でパネル7の下方に孔を設け、パイプ10を通過させ
てもよい。容器5の底または側部下方の孔とパイプ8お
よび容器6の孔および容器5の孔とパイプ10とはパッ
キング等を介して水が漏れないようにする。
【0008】容器5および容器6内のそれぞれのパネル
7および9上に、多孔質の濾材11を入れる。
【0009】パネル7および9の孔には図2に示す濾過
部材12を取り付ける。濾過部材12は、中央に孔13
を有し、外周にネジ山を設けたリング状基板14の上面
に、放射状に多数の板15を立設してなる。隣接する板
15相互の間隔はできるだけ狭くし、水を通すが、濾材
11は通過しないようにする。パネル7および9の孔を
螺孔とし、その螺孔に基板14を螺着する。濾過部材1
2を取り付けないで、パネル7および9の孔を小さく
し、濾材11が通過しないようにしてもよい。
【0010】容器5の側部上方に孔を設け、パイプ16
を外方向に取り付け、パイプ16にバルブ17または電
磁弁を取り付ける。前記濾材11はこの孔より下方に位
置するように充填するものとする。このパイプ16は逆
洗の場合の排水用パイプである。
【0011】パネル7およびパネル9は、容器5および
容器6に溶接して取り付けてもよく、または、図示して
いないが、容器5の内壁と容器6の外壁および容器6の
内壁に連続または断続した棚部を設け、その棚部にパネ
ル7およびパネル9を載置してもよい。
【0012】図3および図4は他の実施例を示すもので
ある。容器5の中に、周囲に容器5の内壁面との間に空
間を残して隔離板18を立設して、容器5内を2室に分
離し、容器5の底面との間に間隔を置いて複数の孔を有
するパネル7aの端縁を容器5の内壁下方と隔離板18
の下方とにまたがって取り付けて上下に仕切り、隔離板
18で囲まれた空間において、容器5の底面との間に空
間を置いて、複数の孔を有するパネル9aを隔離板18
の内壁下方に取り付けて、隔離板18で囲まれた空間を
上下に仕切る。パネル7aおよび9aの孔は網目で形成
してもよい。パネル7aおよび9aの孔には濾過部材1
2を取り付けるのが好ましい。
【0013】容器5の側部で、パネル7aの下方に孔を
設け、その孔に外方へパイプ8aを連結する。パイプ8
aは、隔離板18と容器5の側部との間の底面に孔を設
けて、その孔に連結してもよい。また、隔離板18で囲
まれた底面に孔を設け、その孔に外方向に、パイプ10
aを連結する。パイプ10aは、隔離板18の、パネル
9aの取り付け位置の下方に孔を設けて、その孔に取り
付け、隔離板18と容器5の側部との間の底、または、
容器5の側部でパネル7aの取り付け位置の下方に孔を
設け、その孔からパイプ10aを突出させてもよい。
【0014】容器5の側部上方に孔を設け、パイプ16
aを外方向に取り付け、パイプ16aにバルブ17aま
たは電磁弁を取り付ける。このパイプ16aは逆洗の場
合の排水用パイプである。
【0015】隔離板18で仕切られた容器5内の2つの
空間のパネル7aおよび9aの上方かつ、容器5の側部
上方の孔の下方に多孔質の濾材11を充填する。
【0016】図5に示すものは、容器5の内部を隔壁1
8aで左右2室に分離したもので、2室のそれぞれの下
方に底面との間に空間を置いて前記実施例の場合と同様
に、複数の孔または網目を有するパネル7b、9bを取
り付けて上下に仕切り、それぞれの室のパネルの下方の
容器側部または底面に孔を設け、それらの孔にパイプ8
bおよびパイプ10bを外方向に取り付ける。また、容
器5の側部上方に孔を設け、その孔に逆洗の場合の排水
パイプ16bを取り付ける。2つの室のパネルの上方、
かつ、容器5の側部上方の孔より下方に、多孔質の濾材
11を充填する。容器5の内部を複数の隔離板18aで
3室またはそれ以上の室に分離してもよい。
【0017】図1の実施例においては、容器6の側部上
縁は容器5の側部の上縁より低くし、図3乃至図5の実
施例においては、隔離板18、18aの上縁は容器5の
上縁より低くする。
【0018】容器5、容器6および隔壁18で囲まれた
室は円形、角形のいずれでもよく、角形も四角に限定す
るものではない。
【0019】パイプ10、10aまたは10b(以下パ
イプ10という)をポンプ(図示せず)を介して浴槽
(図示せず)内下方に連結し、パイプ8、8aまたは8
b(以下パイプ8という)もポンプ(図示せず)を介し
て浴槽内に連結するのが好ましい。
【0020】上記濾過装置を使用する場合には、通常
は、バルブ17を閉じて、浴槽内の水を、パイプ10を
通じて、容器6または隔離板18で囲まれた空間または
隔壁18aで仕切られた一方の室(以下容器6で説明す
る)に下方から噴出させる。その水はパネル9を通り多
孔質の濾材11の間を通って容器6をあふれ出て容器6
外の容器5内の空間に上方から流下し、その空間に充填
した多孔質の濾材11の間を通って流下し、パネル7、
パイプ8を通過して再び浴槽に還流する。容器5を複数
の室に分離した場合には、中央の室の下方のパイプから
水を室内に噴出させると、水は隔離板を越えて他室に流
下し、その他室の濾材間を通過して下方のパイプより容
器外に流出する。
【0021】水が上記通路を循環し、多孔質の濾材の間
を通過する際に、多孔質の濾材により濾過され、ゴミや
垢等が除去される。特に容器6内では下方から水が噴出
するので、多孔質の濾材11が容器6内で水とともに循
環して動き、濾過効果を高め、容器6内で浄化された水
が更に容器5内で浄化される。
【0022】上記の濾過過程で汚れた多孔質の濾材11
を洗浄するためには、パイプ10の水の流れはそのまま
で、パイプ8の水の流れを逆にし、バルブ17を開く。
すなわち、パイプ8から水を容器5内に噴出させると、
水は下方から多孔質の濾材11の間を通り濾材11を洗
浄し、パイプ10から水は容器6の下から上方へ流れ、
水は濾材11を洗浄し、濾材に付着したゴミや垢等と共
にパイプ16から出て排出される。上記逆洗のために、
パイプ8およびパイプ10に切替え弁を介してパイプを
分岐させ、水道に連結させてもよい。
【0023】上記いずれの実施例においても、水の流れ
を逆にして使用してもよい。例えば図1の濾過装置で
は、パイプ8より水を下方から容器5内へ流入させ、あ
ふれた水を容器6内を流下させ、パイプ10より容器6
および5外へ流出させてもよい。
【0024】この濾過装置は上記のとおり循環濾過装置
としても使用できるが、パイプ8を水槽に連結しない
で、他の容器に連結してもよく、または、蛇口等水の取
り出し手段を設けて、水のくみ取りを可能としてもよ
い。
【0025】
【作用】容器内を複数の室に分離して、そのうちの1室
には下から水の流入を可能にする。隔離板の上縁は容器
側部上縁よりも低いので、前記一室より水があふれて他
の室への流下を可能にする。最初に水が下から流入する
室の多孔質の濾材は一次濾過をし、他の室の多孔質の濾
材は二次濾過をする。容器5の側部上方に設けたパイプ
16、16aは逆洗の際にゴミ、垢等を容器外に排出す
る。濾過部材12は、液体をバネル7および9の孔を通
すが、濾材11を通過させない。
【0026】
【効果】この考案にかかる濾過装置は、容器が複数の室
に分かれているから、最初の一室で第一次浄化をし、他
の室で第二次浄化をする。第一次では、水が下から上方
へ流れるので、室内の濾材が流動して水中のアンモニ
ア、油性物質、臭気等をよく分解し、水と共にゴミや垢
等はあふれ出て他の室へ上方から流入し、更にアンモニ
ア、油性物質、臭気等を分解し、ゴミや垢等を濾過して
二次浄化して容器外へ流出させるので、水の浄化効果が
非常によい。また、第一次浄化の際には、室の下から上
方へ水が流れ、濾材は絶えず洗浄されている。他の室の
水を逆流させることにより、2室とも下から水が上方へ
流れ、容器側部上方のパイプの弁を開くことにより、濾
材を洗浄した水はゴミや垢等と共にパイプで容器外へ排
出される。従って、水の逆流による濾材の洗浄回数は従
来の濾過装置に比べ格段に少なくて済み、出願人の実験
では大体月1回でよいことが判明した。パネルの孔に濾
過部材を取り付けた場合には、濾過部材が濾材を通過さ
せないので、パネルの孔が濾材により目詰まりすること
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置要部の縦断面図である。
【図2】(A)は濾過部材の断面図であり、(B)はそ
の平面図である。
【図3】装置要部の縦断面図である。
【図4】装置要部の横断面図である。
【図5】装置要部の縦断面図である。
【図6】従来装置要部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 容器 2 濾材 3 パイプ 4 パイプ 5 容器 6 容器 7 パネル 8 パイプ 9 パネル 10 パイプ 11 濾材 12 濾過部材 13 孔 14 基板 15 板 16 パイプ 17 バルブ 18 隔離板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 吉岡 亨 奈良県北葛城郡広陵町古寺481株式会社 吉岡工務店内 (56)参考文献 特開 昭62−247812(JP,A) 実開 平1−107415(JP,U) 実開 昭49−20178(JP,U) 実開 昭59−123511(JP,U) 実公 昭62−46407(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濾材を支持する 複数の孔を有するパネル
    と、前記パネルの各孔に取り付けた、中央に孔を有する
    リング状基板の上面に、多数の板を放射状に、かつ、
    材を通過させない小間隔をおいて立設してなる濾過部材
    と、を備えてなる濾過装置。
JP1991110516U 1991-12-16 1991-12-16 濾過装置 Expired - Lifetime JP2523241Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991110516U JP2523241Y2 (ja) 1991-12-16 1991-12-16 濾過装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991110516U JP2523241Y2 (ja) 1991-12-16 1991-12-16 濾過装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0725905U JPH0725905U (ja) 1995-05-16
JP2523241Y2 true JP2523241Y2 (ja) 1997-01-22

Family

ID=14537780

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991110516U Expired - Lifetime JP2523241Y2 (ja) 1991-12-16 1991-12-16 濾過装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2523241Y2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5015072U (ja) * 1973-06-02 1975-02-17
JPS62247812A (ja) * 1986-04-18 1987-10-28 Chiyoda Chem Eng & Constr Co Ltd 加圧式上向流深層濾過方法及びそれに用いる濾過器
JPH0512437Y2 (ja) * 1987-09-10 1993-03-30
JPH0415288Y2 (ja) * 1988-01-11 1992-04-07

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0725905U (ja) 1995-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3123449U (ja) 螺旋流入式ストレーナ
JP2523241Y2 (ja) 濾過装置
CN214808785U (zh) 一种过滤装置及过滤设备
CN208265965U (zh) 一种水处理装置
JPH0410890Y2 (ja)
JP4593086B2 (ja) 濾過装置
JPH0129005Y2 (ja)
KR200415211Y1 (ko) 여과지용 집수 패널 구조체
JP3391498B2 (ja) 重力式濾過装置
KR100338525B1 (ko) 급속여과지의 하부집수장치
CN210795958U (zh) 一种油水分离装置
CN219183492U (zh) 一种食材清洗机
CN213623515U (zh) 一种同步排气排油装置
CN217430925U (zh) 一种填料式过滤器
JP3217487B2 (ja) 浴槽湯の清浄化装置
CN207980602U (zh) 一种新型倒装反冲洗网篮过滤器
JP2604558B2 (ja) 円形オイル阻集器
JPH0717365Y2 (ja) 連続式砂ろ過装置
JP3765569B2 (ja) 濾過装置
KR0138445Y1 (ko) 연속식 액체여과장치
JPS5830568Y2 (ja) 重力式「ろ」過装置
JPH06319911A (ja) 瀘過装置に於ける目詰り防止方法
KR900005693Y1 (ko) 가정용 정수기
CA1147274A (en) Filtering apparatus for liquids
JPH0768111A (ja) 濾過装置