JP2522931B2 - 四級アンモニウム塩 - Google Patents
四級アンモニウム塩Info
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- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はN−(3,4−ジクロロ−2−ヒドロキシベン
ジル)−N,N,N−トリアルキル四級アンモニウム塩を提
供する。該化合物は、尿酸排泄性の降圧利尿薬として有
用な一連の6,7−ジクロロ−2,3−ジヒドロベンゾフラン
系化合物の中間体として極めて有用である。
ジル)−N,N,N−トリアルキル四級アンモニウム塩を提
供する。該化合物は、尿酸排泄性の降圧利尿薬として有
用な一連の6,7−ジクロロ−2,3−ジヒドロベンゾフラン
系化合物の中間体として極めて有用である。
[従来の技術] 式: で示されるカルボン酸エステル(III)から、尿酸排泄
性の優れた降圧利尿活性を有する一連の6,7−ジクロロ
−2,3−ジヒドロペンゾフラン系化合物が合成されてい
る。例えば、ウイリアム・エフ・ホフマン等によつてジ
ヤーナル・オブ・メデイシーナルケミストリー[Willia
m F.Hoffmanet an;J.Med.Chem.24,865−873(1981)]
に2,3−ジクロロフエノールを出発原料にしてカルボン
酸エステル(III)に導く方法が開示されている。ま
た、特開昭61−63671では該エステル(III)を原料とし
て数多くの6,7−ジクロロ−2,3−ジヒドロベンゾフラン
系化合物を合成し、これらの化合物が尿酸排泄性の優れ
た降圧利尿活性を有している事を確認している。
性の優れた降圧利尿活性を有する一連の6,7−ジクロロ
−2,3−ジヒドロペンゾフラン系化合物が合成されてい
る。例えば、ウイリアム・エフ・ホフマン等によつてジ
ヤーナル・オブ・メデイシーナルケミストリー[Willia
m F.Hoffmanet an;J.Med.Chem.24,865−873(1981)]
に2,3−ジクロロフエノールを出発原料にしてカルボン
酸エステル(III)に導く方法が開示されている。ま
た、特開昭61−63671では該エステル(III)を原料とし
て数多くの6,7−ジクロロ−2,3−ジヒドロベンゾフラン
系化合物を合成し、これらの化合物が尿酸排泄性の優れ
た降圧利尿活性を有している事を確認している。
[発明が解決しようとする問題点] 前述のホフマン等のカルボン酸エステル(III)の合
成法は、反応に高温を要し、大量生産時には製造コスト
がかさむ事、反応中にクロルが転移した異性体が副生し
収率が低下するのみならず、異性体の分離が困難である
事、また、反応に有機過酸を使用するので爆発の危険性
が高い事等、工業化には種々の問題があつた。
成法は、反応に高温を要し、大量生産時には製造コスト
がかさむ事、反応中にクロルが転移した異性体が副生し
収率が低下するのみならず、異性体の分離が困難である
事、また、反応に有機過酸を使用するので爆発の危険性
が高い事等、工業化には種々の問題があつた。
本発明者等は以上の点に鑑み、反応工程が短く、経済
的かつ安全性の高い製造方法を鋭意検討し、本発明を完
成した。更に詳しくは、本発明が提供するN−(3,4−
ジクロロ−2−ヒドロキシベンジル)−N,N,N−トリア
ルキル四級アンモニウム塩を使用すれば、経済的かつ安
全性の高い方法で前記カルボン酸エステル(III)を製
造できる。
的かつ安全性の高い製造方法を鋭意検討し、本発明を完
成した。更に詳しくは、本発明が提供するN−(3,4−
ジクロロ−2−ヒドロキシベンジル)−N,N,N−トリア
ルキル四級アンモニウム塩を使用すれば、経済的かつ安
全性の高い方法で前記カルボン酸エステル(III)を製
造できる。
[問題点を解決する為の手段] 本発明の目的化合物は、2,3−ジクロロフエノールに
塩基の存在下、位置選択的にアミノメチル基を導入し
て、式: [但し、式中R1は低級アルキルを表わす] で示される2,3−ジクロロ−6−N,N−ジアルキルアミ
ノエチルフエノールを得る工程(第1工程)、次いでア
ルキル化反応に付して式: [但し、式中R1は低級アルキルを、X-はハロゲンまた
は硫酸根を表わす] で示されるN−(3,4−ジクロロ−2−ヒドロキシベ
ンジル)−N,N,N−トリアルキル四級アンモニウム塩を
得る工程(第2工程)により製造される。
塩基の存在下、位置選択的にアミノメチル基を導入し
て、式: [但し、式中R1は低級アルキルを表わす] で示される2,3−ジクロロ−6−N,N−ジアルキルアミ
ノエチルフエノールを得る工程(第1工程)、次いでア
ルキル化反応に付して式: [但し、式中R1は低級アルキルを、X-はハロゲンまた
は硫酸根を表わす] で示されるN−(3,4−ジクロロ−2−ヒドロキシベ
ンジル)−N,N,N−トリアルキル四級アンモニウム塩を
得る工程(第2工程)により製造される。
本発明に於て、低級アルキルとはC1〜C4の直鎖または
分枝状アルキルを意味し、メチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、イソブチル等が例示される。ハ
ロゲンとはCl、Br、Iを意味し、ClおよびBrが好ましく
使用される。
分枝状アルキルを意味し、メチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、イソブチル等が例示される。ハ
ロゲンとはCl、Br、Iを意味し、ClおよびBrが好ましく
使用される。
硫酸根とは1価または2価の基を包含し、具体的に
は、HSO4 -やSO4 --が例示される。
は、HSO4 -やSO4 --が例示される。
以下に、各工程毎に反応を説明する。
[但し、式中R1は低級アルキルを表わす] 本工程は2,3−ジクロロフエノールの6位に選択的に
アミノメチル基を導入する反応である。本反応は基本的
にはマンニツヒ反応(Mannich re−action)の方法に従
って行なえば良く、塩基の存在下、マンニツヒ試薬とし
て知られるエツシエンモーザー塩(Eschemoser′s sal
t)を使用して、直接アミノメチル基を導入する方法が
簡便である。エツシエンモーザー塩は当量〜小過剰量使
用すれば良く、反応は効率良く進行する。反応は0℃〜
加熱下、数分〜数十時間で完了するが、無加温下で短時
間に反応が進行するので、経済性を考慮すれば室温下で
反応を行なうのが好ましい。
アミノメチル基を導入する反応である。本反応は基本的
にはマンニツヒ反応(Mannich re−action)の方法に従
って行なえば良く、塩基の存在下、マンニツヒ試薬とし
て知られるエツシエンモーザー塩(Eschemoser′s sal
t)を使用して、直接アミノメチル基を導入する方法が
簡便である。エツシエンモーザー塩は当量〜小過剰量使
用すれば良く、反応は効率良く進行する。反応は0℃〜
加熱下、数分〜数十時間で完了するが、無加温下で短時
間に反応が進行するので、経済性を考慮すれば室温下で
反応を行なうのが好ましい。
反応溶媒としてはトルエン、塩化メチレン、四塩化炭
素、アセトニトリル、エーテル、テトラヒドロフランな
どの非プロトン系溶媒を用いれば良い。塩基としては、
炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等のアルカリ金属の炭酸
塩や、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の無機塩基
が好ましい。また、エツシエンモーザー塩としては塩化
N,N−ジメチルメチレンアンモニウムやヨウ化N,N−ジメ
チルメチレンアンモニウム等が好ましく使用される。
素、アセトニトリル、エーテル、テトラヒドロフランな
どの非プロトン系溶媒を用いれば良い。塩基としては、
炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等のアルカリ金属の炭酸
塩や、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の無機塩基
が好ましい。また、エツシエンモーザー塩としては塩化
N,N−ジメチルメチレンアンモニウムやヨウ化N,N−ジメ
チルメチレンアンモニウム等が好ましく使用される。
[但し、式中R1は低級アルキルを、X-はハロゲンまた
は硫酸根を表わす] 本工程は第1工程で得た2,3−ジクロロ−6−アミノ
メチルフエノール(I)の第三アミンをアルキル化して
四級アンモニウム塩を得る反応である。本反応は常法に
従って行なえば良く、塩化メチル、塩化エチル、塩化プ
ロピル、臭化メチル、臭化エチル、臭化プロピル、臭化
ブチルおよびヨウ化メチル等のハロゲン化アルキル、あ
るいはジメチル硫酸等のアルキル硫酸をアルキル化剤と
して使用すれば良い。
は硫酸根を表わす] 本工程は第1工程で得た2,3−ジクロロ−6−アミノ
メチルフエノール(I)の第三アミンをアルキル化して
四級アンモニウム塩を得る反応である。本反応は常法に
従って行なえば良く、塩化メチル、塩化エチル、塩化プ
ロピル、臭化メチル、臭化エチル、臭化プロピル、臭化
ブチルおよびヨウ化メチル等のハロゲン化アルキル、あ
るいはジメチル硫酸等のアルキル硫酸をアルキル化剤と
して使用すれば良い。
反応は0℃〜加熱下、数分〜数十時間で完了するが、
無加温下の緩和な条件下でも短時間で反応が進行するの
で、経済性を考慮すれば室温下で反応を行なうのが好ま
しい。
無加温下の緩和な条件下でも短時間で反応が進行するの
で、経済性を考慮すれば室温下で反応を行なうのが好ま
しい。
本発明の目的化合物(I′)の用途の一例を以下に示
す。化合物(I′)は式: [但し、式中R2およびR3はそれぞれ低級アルキルを表
わす] で示される硫黄イリド(II)と反応させて、式: [式中、R3は前記と同義] で示される6,7−ジクロロ−2,3−ジヒドロベンゾフラ
ン−2−カルボン酸エステル(III)を製造する(第3
工程)ことができる。この工程を更に詳しく説明する。
す。化合物(I′)は式: [但し、式中R2およびR3はそれぞれ低級アルキルを表
わす] で示される硫黄イリド(II)と反応させて、式: [式中、R3は前記と同義] で示される6,7−ジクロロ−2,3−ジヒドロベンゾフラ
ン−2−カルボン酸エステル(III)を製造する(第3
工程)ことができる。この工程を更に詳しく説明する。
本工程は、第2工程で得た四級アンモニウム塩
(I′)に次式: で示される硫黄イリド(II)を反応させて環化して目
的の6,7−ジクロロ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−
カルボン酸エステル(III)を得る反応である。本反応
に使用する硫黄イリドは目的のものを調製して使用すれ
ば良いが、例えば、ジメチルスルホニオエトキシカルボ
ニルメタニドなどが好適である。本反応は溶媒中、緩和
な条件下で行なうのが好ましく、反応は数分〜数十時間
で完結する。
(I′)に次式: で示される硫黄イリド(II)を反応させて環化して目
的の6,7−ジクロロ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−
カルボン酸エステル(III)を得る反応である。本反応
に使用する硫黄イリドは目的のものを調製して使用すれ
ば良いが、例えば、ジメチルスルホニオエトキシカルボ
ニルメタニドなどが好適である。本反応は溶媒中、緩和
な条件下で行なうのが好ましく、反応は数分〜数十時間
で完結する。
以下に実施例を示し本発明を更に詳しく説明するが、
これらは本発明を何等限定するものではない。
これらは本発明を何等限定するものではない。
実施例1 (第1工程) 2,3−ジクロロ−6−N,N−ジメチルアミノメチルフエノ
ール(1)の製造: 2,3−ジクロロフエノール(4)51g(0.313mol)の塩
化メチレン(270ml)溶液に無水炭酸カリウム66g(0.47
mol)を加え、室温で2時間撹拌する。この反応液に、
N,N−ジメチルメチレンアンモニウムクロリド32g(0.34
mol)とヨウ化カリウム83g(0.5mol)と塩化メチレン
(180ml)の混合物を2時間撹拌した懸濁液を室温で添
加し、その後18時間室温で撹拌反応する。この反応液に
水150mlと10%塩酸240mlとを加え水層のpHをおよそ5.5
〜6.0として塩化メチレンで抽出する。水層は炭酸カリ
ウムで再びpHを5.5〜6.0として塩化メチレンで抽出。こ
の操作を3回繰り返し、塩化メチレン層は合して無水硫
酸マグネシウムで脱水乾燥、減圧留去する。残渣は短い
シリカゲルカラムクロマト(シリカゲル150g)に付し、
塩化メチレン/アセトン(6:1)で溶出すると油状の化
合物(1)56.65gが得られる。収率82%。
ール(1)の製造: 2,3−ジクロロフエノール(4)51g(0.313mol)の塩
化メチレン(270ml)溶液に無水炭酸カリウム66g(0.47
mol)を加え、室温で2時間撹拌する。この反応液に、
N,N−ジメチルメチレンアンモニウムクロリド32g(0.34
mol)とヨウ化カリウム83g(0.5mol)と塩化メチレン
(180ml)の混合物を2時間撹拌した懸濁液を室温で添
加し、その後18時間室温で撹拌反応する。この反応液に
水150mlと10%塩酸240mlとを加え水層のpHをおよそ5.5
〜6.0として塩化メチレンで抽出する。水層は炭酸カリ
ウムで再びpHを5.5〜6.0として塩化メチレンで抽出。こ
の操作を3回繰り返し、塩化メチレン層は合して無水硫
酸マグネシウムで脱水乾燥、減圧留去する。残渣は短い
シリカゲルカラムクロマト(シリカゲル150g)に付し、
塩化メチレン/アセトン(6:1)で溶出すると油状の化
合物(1)56.65gが得られる。収率82%。
NMR δ(CDCl3)ppm:2.33(6H,s),3.61(2H,s),6.5
7及び6.85(2×1H,ABq,J=9.0Hz),11.38(1H,s)。
7及び6.85(2×1H,ABq,J=9.0Hz),11.38(1H,s)。
本品はそのまま次の工程に供した。
(第2工程) N−(3,4−ジクロロ−2−ヒドロキシベンジル)−N,
N,N−トリメチルアンモニウムブロミド(1′)の製
造: 第1工程で得た粗製の化合物(1)47.57g(0.216mo
l)のアセトン(50ml)溶液に、臭化メチル70.6g(0.74
3mol)のアセトン(250ml)溶液を加え室温下3日間撹
拌する。反応液にエーテルを加え、析出した結晶を濾取
しエーテル洗浄すると粗製の化合物(1′)56.4gが得
られる。収率83%。
N,N−トリメチルアンモニウムブロミド(1′)の製
造: 第1工程で得た粗製の化合物(1)47.57g(0.216mo
l)のアセトン(50ml)溶液に、臭化メチル70.6g(0.74
3mol)のアセトン(250ml)溶液を加え室温下3日間撹
拌する。反応液にエーテルを加え、析出した結晶を濾取
しエーテル洗浄すると粗製の化合物(1′)56.4gが得
られる。収率83%。
NMR δ(d6−DMSO)ppm:3.10(9H,s),4.57(2H,s),
7.25及び7.48(2×1H,ABq,J=9.0Hz),7.5〜10(1H,
b)。
7.25及び7.48(2×1H,ABq,J=9.0Hz),7.5〜10(1H,
b)。
参考例1 (第3工程) 6,7−ジクロロ−2,3−ジヒドロベンゾフラン−2−カル
ボン酸エチルエステル(3)の製造: 第2工程で得た粗製の化合物(1′)14.8g(41mo
l)、ジメチルスルホニオエトキシカルボニルメタニド
[G.B.Payne,J.Org.Chem.,32,3351(1967)]12.15g(8
2mmol)およびアセトニトリル(100ml)の懸濁液を室温
にて18時間撹拌反応する。反応液は減圧で溶媒を留去し
残渣に水および塩化メチレンを加えて溶解し、塩化メチ
レン層をとる。水層は更に塩化メチレンで抽出し、塩化
メチレン層は合し、無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥、
減圧留去する。残渣は塩化メチレンに溶かし、短いシリ
カゲルカラムクロマトに付し、塩化メチレン溶出物を集
め減集留去。残渣はn−ヘキサンで処理し粗結晶7.85g
を得る。本品は脱色炭を用いエーテルから再結晶すると
目的の化合物(3)7.0gが得られる。収率65.4%。
ボン酸エチルエステル(3)の製造: 第2工程で得た粗製の化合物(1′)14.8g(41mo
l)、ジメチルスルホニオエトキシカルボニルメタニド
[G.B.Payne,J.Org.Chem.,32,3351(1967)]12.15g(8
2mmol)およびアセトニトリル(100ml)の懸濁液を室温
にて18時間撹拌反応する。反応液は減圧で溶媒を留去し
残渣に水および塩化メチレンを加えて溶解し、塩化メチ
レン層をとる。水層は更に塩化メチレンで抽出し、塩化
メチレン層は合し、無水硫酸マグネシウムで脱水乾燥、
減圧留去する。残渣は塩化メチレンに溶かし、短いシリ
カゲルカラムクロマトに付し、塩化メチレン溶出物を集
め減集留去。残渣はn−ヘキサンで処理し粗結晶7.85g
を得る。本品は脱色炭を用いエーテルから再結晶すると
目的の化合物(3)7.0gが得られる。収率65.4%。
本品はホフマン等の得た化合物(3)の物理恒数と一
致した。
致した。
参考例2 (第3工程:別法) 化合物(1′)47.81g(0.152mol)のアセトニトリル
(460ml)懸濁液に撹拌下1〜4℃でジメチルスルホニ
オエトキシカルボニルメタニド29.22g(0.197mol)を5
分間で滴下する。同温度で5.5時間撹拌を続けた後粉末
状の無水炭酸カリウム42.0g(0.304mol)を加え3時間
同温度で反応させた後、20時間かけて徐々に室温迄反応
温度を上昇させる。不溶物を濾去し、濾液を減圧濃縮後
残渣を塩化メチレンに溶かし水洗後無水硫酸マグネシウ
ムで脱水乾燥、減圧留去する。残渣は100℃の浴上2〜5
mmHgで減圧蒸留し、蒸留残渣を少量の塩化メチレンに溶
かし短いシリカゲルカラムクロマトに付す。塩化メチレ
ン溶出物を集め減集留去後残渣をエーテル/n−ヘキサン
にて処理すると化合物(3)28.0gが得られる。収率70.
7%。
(460ml)懸濁液に撹拌下1〜4℃でジメチルスルホニ
オエトキシカルボニルメタニド29.22g(0.197mol)を5
分間で滴下する。同温度で5.5時間撹拌を続けた後粉末
状の無水炭酸カリウム42.0g(0.304mol)を加え3時間
同温度で反応させた後、20時間かけて徐々に室温迄反応
温度を上昇させる。不溶物を濾去し、濾液を減圧濃縮後
残渣を塩化メチレンに溶かし水洗後無水硫酸マグネシウ
ムで脱水乾燥、減圧留去する。残渣は100℃の浴上2〜5
mmHgで減圧蒸留し、蒸留残渣を少量の塩化メチレンに溶
かし短いシリカゲルカラムクロマトに付す。塩化メチレ
ン溶出物を集め減集留去後残渣をエーテル/n−ヘキサン
にて処理すると化合物(3)28.0gが得られる。収率70.
7%。
Claims (1)
- 【請求項1】式: [但し、式中R1は低級アルキルを、X-はハロゲンまたは
硫酸根を表わす] で示されるN−(3,4−ジクロロ−2−ヒドロキシベン
ジル)−N,N,N−トリアルキル四級アンモニウム塩。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62042209A JP2522931B2 (ja) | 1987-02-24 | 1987-02-24 | 四級アンモニウム塩 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62042209A JP2522931B2 (ja) | 1987-02-24 | 1987-02-24 | 四級アンモニウム塩 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63208557A JPS63208557A (ja) | 1988-08-30 |
JP2522931B2 true JP2522931B2 (ja) | 1996-08-07 |
Family
ID=12629629
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62042209A Expired - Fee Related JP2522931B2 (ja) | 1987-02-24 | 1987-02-24 | 四級アンモニウム塩 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2522931B2 (ja) |
-
1987
- 1987-02-24 JP JP62042209A patent/JP2522931B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63208557A (ja) | 1988-08-30 |
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