JP2522921Y2 - 中空パネル建材取付用角ナット - Google Patents

中空パネル建材取付用角ナット

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JP2522921Y2
JP2522921Y2 JP5213090U JP5213090U JP2522921Y2 JP 2522921 Y2 JP2522921 Y2 JP 2522921Y2 JP 5213090 U JP5213090 U JP 5213090U JP 5213090 U JP5213090 U JP 5213090U JP 2522921 Y2 JP2522921 Y2 JP 2522921Y2
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JP
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square nut
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hollow panel
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hollow
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文夫 松本
幸則 河原
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Mitsubishi Materials Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、押出成形で製造される中空パネル建材の取
付施工において建材の中空孔に挿入され、パネルの取付
施工に使用される角ナットに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、中空パネル建材の取付施工には、実開昭59−16
3003号公報、特公昭50−30515号公報に開示されるクリ
ッププレート付角ナット(以下クリップナットと略す)
が多くの場合に使用されてきた。第12図に示すように、
中空パネル建材1の面部材2に中空孔に通じる貫通孔4
をあけておき、クリップナット5を中空パネル建材の中
空孔より挿入し、貫通孔にクリップナットの突起6を嵌
入させ、ボルト7を中空パネルの中空孔内のクリップナ
ットにねじ込むことにより、金具等を取付施工する方法
が取られてきた。
クリップナットの平面図を第13図に、第13図における
F−F矢視断面図を第14図に示す。クリップナットは金
属性の板バネで作られたクリッププレート8と角ナット
9の2つの部品から構成され、角ナットにはねじ孔が切
られていて、クリッププレートにはこのねじ孔と合致す
る位置に開孔を有する突起が設けられ、角ナットとクリ
ッププレートとは、例えばスポット溶接で接合されてい
る。
従来より中空パネル建材の施工に利用されてきたクリ
ップナットは、手軽で使用し易い反面、クリッププレー
トとして金属製のバネ材を用いているので、製作が難し
く、価格も高く、中空パネル建材の施工量が多い場合は
この価格だけでも高額なものとなる。例えば、中空パネ
ル建材の大きさにもよるが中空パネル建材1枚につき最
低でも4個のクリップナットが必要で、更に中空パネル
建材が長尺であったり、重かったりした場合には6〜8
個程度のクリップナットを使用することになる。中空パ
ネル建材200枚を施工しようとした場合、クリップナッ
トは最低でも800個は必要となる。
クリップナットの材質は、鉄にめっき処理されたもの
が多いが、もし雨水等の侵入があったり、中空孔内に結
露が起こったりした場合には、長期間の後に酸化し耐久
性に不安がある。また、風雨にさらされ易い場所に使用
した場合には、錆が水で流れて目地から表面に出て中空
パネル建材の表面を汚してしまう恐れがある。
このような問題を避けるために、クリップナットを耐
久性のあるステンレス鋼で製作することも可能である
が、この場合には鉄にめっき処理したものと比較し相当
に高価なものとなる。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は、製作が容易で安価であり、更に発錆の恐れ
の少ない中空パネル建材取付用角ナットを提供し、上記
従来技術の問題点を解決しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記課題を解決するために、中空パネル建材
の中空孔内に挿入され、該中空パネル建材を取付具に固
定するボルトと螺合する角ナットにおいて、該角ナット
の背面に有機弾性体を装着し、該ナットと該弾性体との
合計厚さを前記中空孔内法より厚く形成したことを特徴
とする中空パネル建材取付用角ナットを提供するもので
ある。
〔作用〕
本考案の要点は、クリップナットが角ナットとクリッ
ププレートとの2種類の金属部品からなっているのと比
較して、クリッププレートの役割を果す部分に有機弾性
体を使用したことにあり、これにより金属を使用する量
が減ったことと、金属の加工、つまり板バネ部分の曲
げ、これと角ナットとの溶接等の必要がなくなるために
単純な部品の組み合わせとなり、製作における工程が省
け安価に製作することができ、更に発錆の恐れを減少あ
るいは皆無にすることができた。
本考案による中空パネル建材取付用角ナットを、有機
弾性体として発泡樹脂を用いた場合の実施例の図面を用
いて説明する。
第1図は平板状の角ナット9を発泡樹脂10と一体成形
したものの平面図で、角ナットには突起6が設けられて
おり、第2図は第1図におけるA−A矢視断面図であ
る。
第3図は断面がC字形の角ナット9の内側に発泡樹脂
10を一体成形したものの平面図で、角ナットには突起6
が設けられており、第4図は第3図におけるB−B矢視
断面図である。
角ナットと発泡樹脂との合計厚さを中空パネル建材の
中空孔内法より厚く形成してあるので、発泡樹脂が中空
パネル建材の中空孔に摺動挿入される際に圧縮され、中
空パネル建材の貫通孔と発泡樹脂付角ナットの突起が合
致した時、角ナットは発泡樹脂の圧縮応力により上部に
押し付けられ、突起が中空パネル建材の貫通孔に嵌入し
て停止する。このため、貫通孔は突起の直径より1〜3m
m程度大きくしておく。
第5図は突起のない平板状の角ナット9と発泡樹脂10
とを一体成形したものの平面図、第6図は第5図におけ
るC−C矢視断面図、第7図は突起のない断面がC字形
の角ナット9と発泡樹脂10とを一体成形したものの平面
図、第8図は第7図におけるD−D矢視断面図である。
突起は付いていた方が取付施工が簡単であるが、これ
を付けない場合でも第9図に示すような押込棒11を用
い、棒体12に嵌合された位置決め金具13の位置を押し込
み深さに応じて位置決めボルト14で固定することにより
角ナットの押し込み過ぎが防止でき、中空パネル建材の
貫通孔と角ナットのねじ孔の位置を合致させることがで
きる。この場合角ナットの形状はさらに単純となるため
製作も容易となる。第10図は第9図におけるE−E矢視
断面図である。
有機弾性体の材質は限定されるものではなく、ポリエ
チレン、ポリウレタン等の発泡樹脂、インプレンゴム、
シリコーンゴム等の発泡ゴム、等も利用できる。
角ナットへの有機弾性体の装着は、一体形成によって
もよく、接着剤による接着等、適宜の方法を用いること
ができる。
角ナットの材質は限定されるものではなく、取付施工
に必要な強度を有するものであれば良く、一般に鋼材が
用いられ、ステンレス鋼を用いれば有機弾性体の使用と
あいまって、発錆の恐れは全くない。
本考案の角ナットの大きさは使用する中空パネル建材
の中空孔の大きさにより異なるが、幅は中空孔の幅の80
〜95%、高さは有機弾性体の材質にもよるが角ナットと
有機弾性体との合計厚さを中空孔の高さの110〜150%程
度とすることが好ましい。長さについては極端に短すぎ
て中空孔の内部で倒れたりしない長さであればよい。
〔実施例〕
実施例1 断面形状を第11図に示した長さ930mm、幅280mmの中空
パネル建材の、端から3つめの中空孔部分の中央部の建
材の長手方向端部から150mmの位置に直径10mmの貫通孔
をあけた。この中空パネル建材の中空孔より第1図〜第
8図に示す発泡樹脂付き角ナットを挿入した。
用いた角ナットの材質はSUS304鋼、発泡樹脂にはポリ
エチレンを用いた。何れの角ナットも容易に所定位置に
摺動挿入された。
これらの中空パネル建材を施工現場までボルトを付け
ずに輸送したが、突起の付いていない角ナットでも位置
がずれるようなこともなく、問題なく使用できた。
実施例2 角ナットの材質SUS304、有機弾性体の材質をシリコー
ン発泡ゴムとし、第1図及び第2図に示した型式の角ナ
ットを用い、長さ995mm、幅295mmの中空パネル建材を用
い、約200m2の中空パネル建材を外装として取付施工し
た。使用状態は極めて良好であり、従来のクリップナッ
トと比較し、要した費用は約1/4程度であった。
〔考案の効果〕
従来のクリップナットと比較し、構成する部品の形状
が単純であるため製作における工程も簡略化でき安価と
することができる。有機弾性体の材質は、角ナットを摺
動可能に押圧し得る弾力があるものであれば何でも良
く、角ナット部分と接着あるいは一体成形すれば大量生
産が可能である。
従来品が、鉄にめっき処理を施したものであるにもか
かわらず、価格も高く耐久性に不安があるのに対して、
耐久性のあるステンレス鋼を用いてもかなり安価に製造
することができ、鉄にめっき処理したものを使用できる
ような耐久性の必要とされない内装等の場合には、更に
安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の平面図、第2図は第1図に
おけるA−A矢視断面図、第3図は本考案の一実施例の
平面図、第4図は第3図におけるB−B矢視断面図、第
5図は本考案実施の一実施例の平面図、第6図は第5図
におけるC−C矢視断面図、第7図は本考案の一実施例
の平面図、第8図は第7図におけるD−D矢視断面図、
第9図は押込棒の側面図、第10図は第9図におけるE−
E矢視図、第11図は実施例1に用いた中空パネル建材の
断面図、第12図は従来のクリップナットの使用状況を示
す斜視図、第13図は従来のクリップナットの平面図、第
14図は第13図におけるF−F矢視断面図である。 1……中空パネル建材 2……面部材 3……中空孔 4……貫通孔 5……クリップナット 6……突起 7……ボルト 8……クリッププレート 9……角ナット 10……発泡樹脂 11……押込棒 12……棒体 13……位置決め金具 14……位置決めボルト

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空パネル建材の中空孔内に挿入され、該
    中空パネル建材を取付具に固定するボルトと螺合する角
    ナットにおいて、該角ナットの背面に有機弾性体を装着
    し、該ナットと該弾性体との合計厚さを前記中空孔内法
    より厚く形成したことを特徴とする中空パネル建材取付
    用角ナット。
JP5213090U 1990-05-21 1990-05-21 中空パネル建材取付用角ナット Expired - Lifetime JP2522921Y2 (ja)

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JPH0411812U JPH0411812U (ja) 1992-01-30
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