JP2522346Y2 - 緩衝材 - Google Patents
緩衝材Info
- Publication number
- JP2522346Y2 JP2522346Y2 JP1989013348U JP1334889U JP2522346Y2 JP 2522346 Y2 JP2522346 Y2 JP 2522346Y2 JP 1989013348 U JP1989013348 U JP 1989013348U JP 1334889 U JP1334889 U JP 1334889U JP 2522346 Y2 JP2522346 Y2 JP 2522346Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact surface
- cushioning material
- buffered
- outer box
- mounting recess
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Buffer Packaging (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は被緩衝物の四隅部に装着し、被緩衝物とと
もに外箱に収納して、外箱と被緩衝物との間に緩衝空間
を作る、物品包装用の緩衝材に関するものである。
もに外箱に収納して、外箱と被緩衝物との間に緩衝空間
を作る、物品包装用の緩衝材に関するものである。
[従来の技術] この種の従来の緩衝材は、例えば実開昭58-21585号公
報に開示されているように、発泡スチロールの角型ブロ
ックとして形成され、被緩衝物の隅部を嵌合状態に受け
る装着凹部を有するものである。この種の緩衝材は多く
の物品の包装において普通に見られるが、被緩衝物の隅
部に対して装着凹部が確りはまり、外箱内に一定の緩衝
空間を保持した状態で被緩衝物を拘束しなければその用
を成さない。従って、被緩衝物に応じ個別に適正寸法の
ものが製作されている。
報に開示されているように、発泡スチロールの角型ブロ
ックとして形成され、被緩衝物の隅部を嵌合状態に受け
る装着凹部を有するものである。この種の緩衝材は多く
の物品の包装において普通に見られるが、被緩衝物の隅
部に対して装着凹部が確りはまり、外箱内に一定の緩衝
空間を保持した状態で被緩衝物を拘束しなければその用
を成さない。従って、被緩衝物に応じ個別に適正寸法の
ものが製作されている。
[考案が解決しようとする課題] 上記した従来の緩衝材においては、被緩衝物の僅かな
寸法の違い、例えば換気扇において吸気用と排気用で異
なる羽根のひねり角度の違いからくる寸法の違い等、少
しの仕様の差に対しても個別に対応しなければならな
い。即ち、従来の緩衝材には汎用性がなく、その製造に
は費用のかさむ金型を必要とすることから、包装コスト
が高くなるといった解決すべき課題を含んでいた。
寸法の違い、例えば換気扇において吸気用と排気用で異
なる羽根のひねり角度の違いからくる寸法の違い等、少
しの仕様の差に対しても個別に対応しなければならな
い。即ち、従来の緩衝材には汎用性がなく、その製造に
は費用のかさむ金型を必要とすることから、包装コスト
が高くなるといった解決すべき課題を含んでいた。
この考案はかかる従来の課題を解決するためになされ
たもので、例えば換気扇において吸気用と排気用で異な
る羽根のひねり角度の違いからくる寸法の違い等、仕様
の違う被緩衝物に共用できる汎用性のある緩衝材を得る
ことを目的とする。
たもので、例えば換気扇において吸気用と排気用で異な
る羽根のひねり角度の違いからくる寸法の違い等、仕様
の違う被緩衝物に共用できる汎用性のある緩衝材を得る
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] このためにこの考案では、外箱内の四隅で被緩衝物の
隅部に当接して被緩衝物を緩衝し、金型により成形され
る緩衝材であって、被緩衝物の隅部に当接する当たり面
と、この当たり面から一定の寸法で立ち上がり、ほぼ直
角に形成され、外箱の中央側に当たり面と共に装着凹部
を形成する立上がり部と、当たり面の裏面側に設けられ
た他の当たり面と、この他の当たり面のうち外箱の中央
側で一定寸法で立ち上がり、ほぼ直角に形成され、他の
当たり面と共に他の装着凹部を形成する他の立上がり部
と、を備え、当たり面と他の当たり面を異なる面積とな
るように構成し、立上がり部と他の立上がり部との立ち
上がり寸法を異ならせたものである。
隅部に当接して被緩衝物を緩衝し、金型により成形され
る緩衝材であって、被緩衝物の隅部に当接する当たり面
と、この当たり面から一定の寸法で立ち上がり、ほぼ直
角に形成され、外箱の中央側に当たり面と共に装着凹部
を形成する立上がり部と、当たり面の裏面側に設けられ
た他の当たり面と、この他の当たり面のうち外箱の中央
側で一定寸法で立ち上がり、ほぼ直角に形成され、他の
当たり面と共に他の装着凹部を形成する他の立上がり部
と、を備え、当たり面と他の当たり面を異なる面積とな
るように構成し、立上がり部と他の立上がり部との立ち
上がり寸法を異ならせたものである。
[作用] この考案においては、いずれか片方の装着凹部を使っ
て被緩衝物を緩衝することができ、被緩衝物を低い当た
り面でうけさせることも、高い当たり面で受けさせるこ
ともできるようになる。従って、例えば換気扇において
吸気用と排気用で異なる羽根のひねり角度の違いからく
る寸法の違いにも使用する装着凹部をひっくり返して変
えるだけで対応することができるようになる。
て被緩衝物を緩衝することができ、被緩衝物を低い当た
り面でうけさせることも、高い当たり面で受けさせるこ
ともできるようになる。従って、例えば換気扇において
吸気用と排気用で異なる羽根のひねり角度の違いからく
る寸法の違いにも使用する装着凹部をひっくり返して変
えるだけで対応することができるようになる。
[実施例] 第1図〜第7図はいずれも本考案の一実施例としての
換気扇包装用の緩衝材を示したものである。初めに、被
緩衝物としての換気扇についての若干の説明をする。換
気扇は、モータ1に羽根2が装着され、羽根2の外回り
には角形の角枠3が設けられている。角枠3とモータ1
とは数本の脚4で接続固定されている。実線で描かれた
羽根2は排気用、破線で描かれた羽根2は吸気用で、図
面からも分かる通り排気用換気扇と吸気用換気扇ではモ
ータ1の回転軸方向の寸法が大小と二様となり、吸気用
換気扇では角枠3の前面から羽根2が突出することにな
る。
換気扇包装用の緩衝材を示したものである。初めに、被
緩衝物としての換気扇についての若干の説明をする。換
気扇は、モータ1に羽根2が装着され、羽根2の外回り
には角形の角枠3が設けられている。角枠3とモータ1
とは数本の脚4で接続固定されている。実線で描かれた
羽根2は排気用、破線で描かれた羽根2は吸気用で、図
面からも分かる通り排気用換気扇と吸気用換気扇ではモ
ータ1の回転軸方向の寸法が大小と二様となり、吸気用
換気扇では角枠3の前面から羽根2が突出することにな
る。
上記換気扇を外箱5に包装するには、モータ1を包む
角筒部6を山形に折りかえされる平板部7に設けたモー
タホルダー8と、角枠3の四隅部を個別に保持する四個
の発泡スチロール製の緩衝材9とを使って実施される。
緩衝材9は立方体の対向面にそれぞれ装着凹部10を凹設
した構成である。装着凹部10は角枠3の隅部前面に当た
る方形の当たり面11と、この当たり面11の二辺に沿って
立ち上がり、角枠3の隅部二側端縁に当たるアングル型
をなす立上がり部12とからなる横二方向の開放した凹部
として形成されている。装着凹部10は互いに反対向きに
形成され、立上がり部12の立寸法は一方より他方のほう
が大きく形成されている。即ち、一方の装着凹部10の当
たり面11と他方の装着凹部10の立上がり部12の上面との
寸法をAとすると、他方の装着凹部10の当たり面11と一
方の装着凹部10の立上がり部12の上面との寸法はBで、
A>Bとなっている(第3図,第5図参照)。
角筒部6を山形に折りかえされる平板部7に設けたモー
タホルダー8と、角枠3の四隅部を個別に保持する四個
の発泡スチロール製の緩衝材9とを使って実施される。
緩衝材9は立方体の対向面にそれぞれ装着凹部10を凹設
した構成である。装着凹部10は角枠3の隅部前面に当た
る方形の当たり面11と、この当たり面11の二辺に沿って
立ち上がり、角枠3の隅部二側端縁に当たるアングル型
をなす立上がり部12とからなる横二方向の開放した凹部
として形成されている。装着凹部10は互いに反対向きに
形成され、立上がり部12の立寸法は一方より他方のほう
が大きく形成されている。即ち、一方の装着凹部10の当
たり面11と他方の装着凹部10の立上がり部12の上面との
寸法をAとすると、他方の装着凹部10の当たり面11と一
方の装着凹部10の立上がり部12の上面との寸法はBで、
A>Bとなっている(第3図,第5図参照)。
上記構成の緩衝材9は段ボール紙等の厚紙で形成され
た接続片13の両端に一ずつ換気扇の角枠3の一辺の寸法
と向き合う立上がり部12の直面間がほぼ一致するように
固定され、ホルダー14として構成される。ホルダー14は
二つ一組を向かい合わせて使用される。緩衝材9と接続
片13の固定は、第6図に示すように緩衝材9の対向側面
に長円形の突起15を形成し、第7図のようにホルダー14
を形成する際に、突起15を接続片13側に形成した係合孔
16に嵌合させ接着するようにしたものである。接続片13
の長さ寸法は被緩衝物の寸法に応じて設定され、緩衝材
9のいずれの装着凹部10を表側(被緩衝物側)に向ける
かは、本実施例の場合では排気用換気扇と吸気用換気扇
とで変わる。つまり、角枠3より羽根2が出張っている
吸気用換気扇に供する場合には第4図,第5図に示すA
寸法が得られる向きに緩衝材9を接着する。
た接続片13の両端に一ずつ換気扇の角枠3の一辺の寸法
と向き合う立上がり部12の直面間がほぼ一致するように
固定され、ホルダー14として構成される。ホルダー14は
二つ一組を向かい合わせて使用される。緩衝材9と接続
片13の固定は、第6図に示すように緩衝材9の対向側面
に長円形の突起15を形成し、第7図のようにホルダー14
を形成する際に、突起15を接続片13側に形成した係合孔
16に嵌合させ接着するようにしたものである。接続片13
の長さ寸法は被緩衝物の寸法に応じて設定され、緩衝材
9のいずれの装着凹部10を表側(被緩衝物側)に向ける
かは、本実施例の場合では排気用換気扇と吸気用換気扇
とで変わる。つまり、角枠3より羽根2が出張っている
吸気用換気扇に供する場合には第4図,第5図に示すA
寸法が得られる向きに緩衝材9を接着する。
即ち、この実施例の緩衝材9は一つの金型で製造で
き、緩衝材9を装着する平面に直角の方向の寸法の異な
る複数種の被緩衝物の緩衝の用に供することができる。
緩衝材9を装着する平面の方向の寸法の異なる複数種の
被緩衝物の緩衝の用には緩衝材9の間隔を変えるだけで
対応できる。従って、この緩衝材9には汎用性があり、
仕様の違いにも対応でき、包装コストを低減することも
できる。
き、緩衝材9を装着する平面に直角の方向の寸法の異な
る複数種の被緩衝物の緩衝の用に供することができる。
緩衝材9を装着する平面の方向の寸法の異なる複数種の
被緩衝物の緩衝の用には緩衝材9の間隔を変えるだけで
対応できる。従って、この緩衝材9には汎用性があり、
仕様の違いにも対応でき、包装コストを低減することも
できる。
[考案の効果] 以上、実施例による説明からも明らかなように本考案
の緩衝材は、例えば換気扇において吸気用と排気用とで
異なる羽根のひねり角度の違いからくる寸法の違い等、
仕様の違う複数の被緩衝物に共用できる汎用性があり、
包装コストの低減を図ることができる効果を奏する。
の緩衝材は、例えば換気扇において吸気用と排気用とで
異なる羽根のひねり角度の違いからくる寸法の違い等、
仕様の違う複数の被緩衝物に共用できる汎用性があり、
包装コストの低減を図ることができる効果を奏する。
第1図は本考案の一実施例としての緩衝材の適用例を示
す断面図、第2図と第3図,それに第4図と第5図はそ
れぞれ適用態様の違いをそれぞれ組で示す平面図と側面
図、第6図と第7図は他の実施例としての緩衝材を示す
斜視図と平面図である。図において、3は角枠、5は外
箱、9は緩衝材、10は装着凹部、11は当たり面、12は立
上がり部である。なお、図中同一符号は、同一又は相当
部分を示す。
す断面図、第2図と第3図,それに第4図と第5図はそ
れぞれ適用態様の違いをそれぞれ組で示す平面図と側面
図、第6図と第7図は他の実施例としての緩衝材を示す
斜視図と平面図である。図において、3は角枠、5は外
箱、9は緩衝材、10は装着凹部、11は当たり面、12は立
上がり部である。なお、図中同一符号は、同一又は相当
部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】外箱(5)内の四隅で被緩衝物の隅部に当
接して被緩衝物を緩衝し、金型により成形される緩衝材
(9)であって、 被緩衝物の隅部に当接する当たり面(11)と、 この当たり面(11)から一定の寸法で立ち上がり、ほぼ
直角に形成され、外箱(5)の中央側に当たり面(11)
と共に装着凹部(10)を形成する立上がり部(12)と、 当たり面(11)の裏面側に設けられた他の当たり面(1
1)と、 この他の当たり面(11)のうち外箱(5)の中央側で一
定寸法で立ち上がり、ほぼ直角に形成され、他の当たり
面(11)と共に他の装着凹部(10)を形成する他の立上
がり部(12)と、 を備え、 当たり面(11)と他の当たり面(11)を異なる面積とな
るように構成し、 立上がり部(12)と他の立上がり部(12)との立ち上が
り寸法を異ならせた ことを特徴とする緩衝材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989013348U JP2522346Y2 (ja) | 1989-02-07 | 1989-02-07 | 緩衝材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989013348U JP2522346Y2 (ja) | 1989-02-07 | 1989-02-07 | 緩衝材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02105874U JPH02105874U (ja) | 1990-08-22 |
JP2522346Y2 true JP2522346Y2 (ja) | 1997-01-16 |
Family
ID=31223578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989013348U Expired - Lifetime JP2522346Y2 (ja) | 1989-02-07 | 1989-02-07 | 緩衝材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2522346Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006335421A (ja) * | 2005-06-02 | 2006-12-14 | Kyocera Mita Corp | 梱包部材 |
JP5326961B2 (ja) * | 2009-09-17 | 2013-10-30 | 富士ゼロックス株式会社 | 梱包材 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5821585U (ja) * | 1981-08-06 | 1983-02-09 | 三菱電機株式会社 | 包装装置 |
JPS5941271U (ja) * | 1982-09-06 | 1984-03-16 | レンゴ−株式会社 | ブラウン管の梱包構造 |
JPH0235641Y2 (ja) * | 1986-08-13 | 1990-09-27 |
-
1989
- 1989-02-07 JP JP1989013348U patent/JP2522346Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02105874U (ja) | 1990-08-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |