JP2522220B2 - 動釣合試験機 - Google Patents

動釣合試験機

Info

Publication number
JP2522220B2
JP2522220B2 JP3126868A JP12686891A JP2522220B2 JP 2522220 B2 JP2522220 B2 JP 2522220B2 JP 3126868 A JP3126868 A JP 3126868A JP 12686891 A JP12686891 A JP 12686891A JP 2522220 B2 JP2522220 B2 JP 2522220B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component force
coordinate system
axes
unbalance
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3126868A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04329330A (ja
Inventor
義光 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP3126868A priority Critical patent/JP2522220B2/ja
Publication of JPH04329330A publication Critical patent/JPH04329330A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2522220B2 publication Critical patent/JP2522220B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Balance (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は動釣合試験機に関し、と
くに複数の分力軸を有する分力座標系を設定し、測定さ
れたアンバランス量を一対の分力軸に分配してアンバラ
ンスを修正するようにしたものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種の動釣合試験機
は、図8に示すように、アンバランスを測定・修正する
回転体を回転させるモータ1と、回転体の基準角度位置
を検出する基準位置検出センサ2と、回転体のアンバラ
ンスにより変動する物理量、たとえば遠心力を検出する
遠心力検出センサ3とを備える。また、これらのセンサ
2,3からの検出信号により回転体のアンバランス量U
iと基準位置からの角度位置ψiとを極座標系で演算す
る演算部4aを有する制御回路4を備える。測定された
アンバランス量Uiは一対の分力軸に分配され、ミーリ
ングカッターなどで回転体表面を切除してアンバランス
が修正される。制御回路4は、CPU、ROM、RA
M、その他の周辺機器からなるマイクロコンピュータ
や、モータ1の駆動回路などで構成される。
【0003】たとえば図9に示すモータロータのアンバ
ランスを測定して修正する場合、図11に示すように6
0度間隔の6本の分力軸a〜fを有する分力座標系を設
定し、測定されたアンバランス量Uiを一対の分力軸、
例えば分力軸aとbにUa,Ubとして分配し、図10
に示すミーリングカッターで図9にハッチングで示すよ
うに回転体表面を切除してそれぞれのアンバランスU
a,Ubを修正する。
【0004】しかしながら、測定されたアンバランスU
iが図12に示すように分力軸a上あるいは分力軸aの
近傍にあり、かつその大きさが所定値以上である時は、
アンバランス量を一対の分力軸に分配できないから、分
力軸aでのみ回転体を切除してアンバランスを修正せざ
るを得ず、1回の測定・修正作業ではアンバランスを修
正しきれないことがある。
【0005】本発明の目的は、アンバランスが分力軸上
あるいは分力軸の近傍にあり、かつその大きさが所定値
以上である時は、分力座標系を回転させてアンバランス
量を一対の分力軸に分配できるようにした動釣合試験機
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】クレーム対応図である図
1に対応づけて本発明を説明すると、本発明は、回転体
の基準角度位置を検出する基準位置検出手段2と、回転
体のアンバランスを検出するアンバランス検出手段3
と、これらの検出手段2,3からの検出信号により回転
体のアンバランス量および基準位置からの角度位置を演
算するアンバランス演算手段4aとを有する動釣合試験
機の分力測定装置に適用される。そして、複数の分力軸
が設定されている第1の分力座標系およびこの第1の分
力座標系を所定角度だけ回転させた第2の分力座標系
中から、アンバランスの角度位置が第1の分力座標系の
複数の分力軸と一致するかまたはその近傍にあると判別
されたときに第2の分力座標系を、そうでないときに第
1の分力座標系をそれぞれ選択して設定する設定手段1
01と、演算されたアンバランス量を設定された分力座
標系の一対の分力軸に分配演算する分配演算手段102
とを具備することにより上記目的を達成する。
【0007】
【作用】アンバランス角度位置が第1の座標系の分力軸
に一致あるいは近傍にきたとき、第2の分力座標系を用
いて分力演算する。そのため、常にアンバランスを一対
の分力軸に分配でき、1回のアンバランス測定・修正作
業で確実にアンバランスを修正できる。
【0008】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために一部実施例の符号を用いたが、これにより
本発明が実施例に限定されるものではない。
【0009】
【実施例】図2は、本発明を適用した全自動動釣合試験
機の概略構成を示す。11は回転体を搬送するコンベ
ア、12は回転体の搬入・搬出部、13は第1の動釣合
試験機本体、14は第1の分力軸についてのアンバラン
ス修正部、15は回転体の第2の分力軸をミーリングカ
ッターに対向させるための割出し装置、16は第2の分
力軸についてのアンバランス修正部、17は第2の動釣
合試験機本体、18は回転体を把持して各部に給送する
多関節式のロボットである。
【0010】第1および第2の動釣合試験機本体13,
17は図8に示したものと同様な基本構成であるが、第
1の動釣合試験機13はその演算部4a内での演算方法
が異なる。その詳細は後述する。アンバランス修正部1
4,16は図10に示すミーリングカッターを備え、ミ
ーリングカッターの中心をそれぞれ分力軸に対向させ、
図11に示すように分力軸の左右に振分けられた修正部
を適量だけ切除する。割出し部15は、第2の分力軸を
ミーリングカッターと対向させるために回転体を回転割
出しするものであり、モータロータの軸の両端を支承す
る支承部と、この支承部を介して回転体を回転させる回
転駆動部と、モータロータの回転角度位置を検出するセ
ンサとからなる。
【0011】図3は演算部4a内で実行される分力演算
手順の一例を示すフローチャートである。ここでは説明
を簡単にするため、図4に示すように、90度間隔の4
本の分力軸a〜dを有する第1の分力座標系と、この第
1の分力座標系を45度回転させた4本の分力軸a’〜
d’を有する第2の座標系とが設定され、第1の分力座
標系の分力軸a〜dをそれぞれ中心とする4つの角度領
域θ1〜θ4が角度ψ8〜ψ1,ψ2〜ψ3,ψ4〜ψ
5,ψ6〜ψ7で規定されているものとする。そして、
分力軸a〜dまたは分力軸a’〜d’の一対の分力軸に
アンバランス量を分配し、一対の分力軸上で回転体表面
を切除して修正するものとする。
【0012】図3のプログラムがスタートすると、ステ
ップS1で回転体のアンバランスを測定する。この測定
は周知であり詳細説明は省略するが、回転体のアンバラ
ンス量Uiと基準位置からの角度位置ψiとが極座標と
して演算される。ステップS2では、アンバランス角度
位置ψiが角度ψ8〜ψ1,ψ2〜ψ3,ψ4〜ψ5,
ψ6〜ψ7で規定される領域θ1〜θ4に含まれるかを
判定する。ψiがこれらの領域に含まれない時は、ステ
ップS3に進み、第1の分力座標系の分力軸a〜dを用
いて分力演算を行う。すなわち、アンバランス角度位置
ψiがたとえば分力軸aとbとの間で図4に示す位置に
ある時は、アンバランス量Uiを分力軸aとbとに分配
すべく各軸の分力Ua,Ubを演算する。一方、アンバ
ランス角度位置ψiが上記4つの領域のいずれかに含ま
れる時はステップS4に進み、第2の分力座標系の分力
軸a’〜d’を用いて同様に各軸の分力Ua’,Ub’
を演算する。
【0013】ステップS3またはステップS4で一対の
分力軸上の分力が求められると、ステップS5に進む。
ステップS5では、ステップS3またはS4で分力が分
配された一対の分力軸上でミーリングカッターにより回
転体の一部を切除する。より詳細には、まず、一方の分
力軸aとミーリングカッターとを対向させ、演算されて
いるアンバランス量の分力に応じただけ回転体表面の一
部21a(図5)を切除する。次いで、回転体を回転さ
せてミーリングカッターを他方の分力軸bに対向させて
同様に回転体表面の一部21b(図5)を切除する。
【0014】このような手順によれば、測定されたアン
バランス量Uiの角度位置ψiが第1の分力座標系の各
分力軸を含む所定の角度領域θ1〜θ4内にある時は、
第2の分力座標系を用いて分力演算が行われ、アンバラ
ンス量は確実に一対の分力軸に分配される。したがっ
て、アンバランス角度位置が第1の座標系の分力軸上に
一致したりその近傍にきても、第2の座標系を用いて演
算された一対の分力軸で回転体表面が適量切除され、1
回のアンバランス測定・修正作業で確実にアンバランス
が修正できる。
【0015】なお、アンバランス量Uiが所定値以下な
らば、アンバランス角度位置が第1の座標系の分力軸上
に一致したりその近傍にきても、1つの分力軸上でミー
リングカッターによるアンバランス修正が可能となるの
で、ステップS1の後でアンバランス量Uiが所定値以
下かを判定して、所定値を越える時のみステップS2以
降に進むようにしてもよい。
【0016】−他の実施例− 以上の実施例では、アンバランス量Uiの基準位置から
の角度位置ψiが分力軸上あるいは分力軸近傍にあると
き、分力演算するための座標系を所定角度だけ回転し、
その分力座標系で分力を演算するようにしたが、図6,
図7に示すように、角度位置検出センサ2の設置位置を
所定角度だけ変更して、分力演算に用いる座標系を回転
するようにしてもよい。
【0017】たとえば図6に示すように、第1の分力座
標系には分力軸a〜dが設定され、センサ2が分力軸c
と対向して配置されている場合について説明する。図6
に示すように、アンバランス角度位置ψiが分力軸aと
ほぼ一致している場合にアンバランス量Uiが所定値以
上あると、分力軸a上で回転体表面を切除してもアンバ
ランスが完全に修正できない。そのため、2回目のアン
バランス測定・修正を実施しなければならない。
【0018】そこで、このような場合、図7に示すよう
にセンサ2の取り付け位置を45度回転して、分力軸
a’〜d’を有する第2の分力座標系を設定する。ある
いは、図6に示すように分力軸cに対向する第1のセン
サを設置して分力軸a〜dの第1の分力座標系を設定す
るとともに、図7に示すように分力軸cとdの中間角度
位置に第2のセンサをも設置することにより分力軸a’
〜d’の第2の分力座標系を設定してもよい。いずれの
場合にも、初めに図6のセンサで基準位置を検出し、ア
ンバランス角度位置ψiが分力軸と一致したりその近傍
にきたら、図7に示すセンサで基準位置を検出して第2
の分力座標系で分力演算を行なえばよい。なお、図6,
7において、符号22は検出センサ2で検出する基準位
置に設けられたマーカーである。
【0019】なお、アンバランス量の測定は上述した遠
心力検出センサに限らず各種のセンサを用いることがで
きる。また、分力座標系の分力軸の本数も実施例に限定
されない。さらに、アンバランス修正は回転体表面を切
除して行うようにしたが、回転ファンのアンバランス修
正などのように、羽根にパテなどを負荷する方式でもよ
い。さらには、切除方式も種々の形態が可能である。
【0020】以上の実施例の構成において、基準位置セ
ンサ2が基準位置検出手段を、遠心力検出センサ3がア
ンバランス検出手段を、演算部4aがアンバランス演算
手段、分配演算手段、および設定手段をそれぞれ構成す
る。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、アンバランス角度位置
が第1の座標系の分力軸に一致あるいは近傍にきたと
き、第2の分力座標系を用いて分力演算することができ
るので、常にアンバランスを一対の分力軸に分配でき、
1回のアンバランス測定・修正作業で確実にアンバラン
スを修正できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クレーム対応図
【図2】本発明を適用した自動動釣合試験機の概略全体
構成を示すブロック図
【図3】アンバランス測定とこれに続く分力演算および
修正作業の手順を示すフローチャート
【図4】アンバランス測定とこれに続く分力演算および
修正作業を説明する図
【図5】一対の分力軸上での修正作業を説明する図
【図6】本発明の他の実施例を説明する図
【図7】本発明の他の実施例を説明する図
【図8】動釣合試験機を示すブロック図
【図9】アンバランス修正の対象となるモータロータの
斜視図
【図10】ミーリングカッターを示す図
【図11】アンバランス角度位置が分力軸上または近傍
にない場合を説明する図
【図12】アンバランス角度位置が分力軸上または近傍
にある場合を説明する図
【符号の説明】
1 モータ 2 基準位置検出センサ 3 遠心力検出センサ 4 制御回路 4a 演算部 101 分配演算手段 102 設定手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体の基準角度位置を検出する基準位
    置検出手段と、前記回転体のアンバランスを検出するア
    ンバランス検出手段と、これらの検出手段からの検出信
    号により前記回転体のアンバランス量および前記基準位
    置からの角度位置を演算するアンバランス演算手段とを
    有する動釣合試験機の分力測定装置において、複数の分
    力軸が設定されている第1の分力座標系およびこの第1
    の分力座標系を所定角度だけ回転させた第2の分力座標
    の中から、前記アンバランスの角度位置が前記第1の
    分力座標系の複数の分力軸と一致するかまたはその近傍
    にあると判別されたときに前記第2の分力座標系を、そ
    うでないときに前記第1の分力座標系をそれぞれ選択し
    設定する設定手段と、前記演算されたアンバランス量
    を設定された分力座標系の一対の分力軸に分配演算する
    分配演算手段とを具備することを特徴とする動釣合試験
    機の分力測定装置。
JP3126868A 1991-04-30 1991-04-30 動釣合試験機 Expired - Fee Related JP2522220B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3126868A JP2522220B2 (ja) 1991-04-30 1991-04-30 動釣合試験機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3126868A JP2522220B2 (ja) 1991-04-30 1991-04-30 動釣合試験機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04329330A JPH04329330A (ja) 1992-11-18
JP2522220B2 true JP2522220B2 (ja) 1996-08-07

Family

ID=14945828

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3126868A Expired - Fee Related JP2522220B2 (ja) 1991-04-30 1991-04-30 動釣合試験機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2522220B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6016834B2 (ja) * 1977-09-10 1985-04-27 株式会社島津製作所 モ−タロ−タの不つりあい測定方法および装置
JPS59159039A (ja) * 1983-02-28 1984-09-08 Shimadzu Corp 釣合試験機における分力演算装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04329330A (ja) 1992-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2623947B1 (en) Imbalance correction method and imbalance correction amount calculation device for rotor
JPS6247249B2 (ja)
JPH07104146B2 (ja) 座標測定用プローブの回転テーブル倣い制御方法
US5172325A (en) Method for balancing rotating machinery
US5267140A (en) Method of apparatus for correcting dynamic balance of rotatable member
US20030004605A1 (en) Numerical controller and numerical control method for NC machine tools
JP2707819B2 (ja) 回転体の重量アンバランス修正方法
CN110926698B (zh) 动平衡校正方法及使用该方法的自动化设备
JP2522220B2 (ja) 動釣合試験機
JP2000009099A (ja) 扇風機を組立てるための方法
WO2016147849A1 (ja) 回転体
US11821332B2 (en) Balancing of a rotationally symmetrical component, particularly a rotor component
JP2013003021A (ja) 不釣合い測定および修正装置ならびに不釣合い測定および修正方法
CN108489669A (zh) 一种径向不对称转子动平衡补偿方法
JP3606034B2 (ja) 三次元計測器による長孔計測方法
JPH01130084A (ja) 動バランス修正装置
RU2336508C1 (ru) Способ статической балансировки лопастей воздушных винтов
JP4032301B2 (ja) 高速回転体のバランス修正方法
JPS6234765A (ja) 非真円形状加工物の加工方法
JP2993073B2 (ja) エンジンのクランクシャフトのバランスの修正方法
JPH08250052A (ja) 回転陽極型x線管の製造方法及び製造装置
JPH0769244B2 (ja) 動釣合修正方法
JPH08155789A (ja) 数値制御工作機械
JP2007061918A (ja) ワークにおけるトルクのアンバランス補正方法
JPH04233426A (ja) 釣合い試験機におけるロータにかかる強制力を自動的に検出するための方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees