JPH08155789A - 数値制御工作機械 - Google Patents
数値制御工作機械Info
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- JPH08155789A JPH08155789A JP33074194A JP33074194A JPH08155789A JP H08155789 A JPH08155789 A JP H08155789A JP 33074194 A JP33074194 A JP 33074194A JP 33074194 A JP33074194 A JP 33074194A JP H08155789 A JPH08155789 A JP H08155789A
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Abstract
つり合いの修正加工までを連続工程として実行できる数
値制御工作機械を提供する。 【構成】 数値制御工作機械の主制御部は、ワーク本加
工後にワーク振動計測・不つり合い修正処理を実行す
る。S220で、ワーク単体の振動ベクトル、不つり合
い質量を算出し、S270では、ワーク不つり合いの質
量Wxと、修正加工点の位相βmil 及びS230で読み
出したデータに基づいて、X軸、Y軸、C軸で構成され
る三次元座標上状での座標位置、修正加工データを設定
し、S290では、S270及びS280で定めた座標
位置及び加工詳細に基づいて所定の加工プログラムを実
行する旨の指令を主軸制御ユニットへ出力する。
Description
基づいて加工プログラムを自動生成するとき、当該加工
条件に対応する所定の切削条件値テーブルを参照して切
削条件値を自動的に決定し該加工プログラム中に設定し
て機械加工を実行する数値制御工作機械に関する。
均衡な部品は回転時に全体としてつり合わず、不つり合
いの遠心力は軸と軸受とを経て機枠に伝わる。この力
は、機械に、回転速度と同じ周期の振動を引き起こし、
部品の疲労破壊や、工作機械の主軸における仕上げ面精
度の低下などをもたらす。
振動を、ある限度以内に抑えるためには、ローターの質
量分布を調べ、必要ならば、その質量分布を再調整す
る。これを、一般に、つり合わせという。不つり合いの
測定は、回転軸又は機枠に組み付ける前の部品(ロータ
ー)の場合には、つり合い試験機(バランシングマシ
ン)を用いて測定し、一方、機枠に組み付けられた状態
の部品(ローター)の場合には、フィールドバランサを
用いて測定する。
ンサは、ともに、不つり合いを計測する装置であって、
不つり合い質量を補正するために部品やワークを修正加
工する機械機構を備えているわけではない。
が終わった段階で、上記試験機などを用いて完成部品の
不つり合いを測定し、この測定結果に基づいて、工作機
械によって、不つり合い修正の加工を行っていた。例え
ば、次に示す修正加工の工程(1)〜(3)によって、
完成部品やワークの不つり合いの補正が行われてきた。 (1)一旦、加工済みワークを数値制御工作機械から取
り外す。そして、バランス試験機に取り付け、回転時の
加工済みワークの振動を計測し、その解析データを採
る。 (2)この解析データから、除去すべき質量(以下、補
正質量という)、補正質量の存在する位置の位相、セン
タからの距離などのデータを所定の演算式によって算出
する。 (3)再び、ワークをチャックに取り付け、算出された
補正データを数値制御工作機械の制御部に入力して、不
つり合い補正のための修正加工を行う。 例え
ば、ワーク不つり合い質量を補正するための加工条件を
設定し、こ の加工条件に対応する切削条件値を
自動的に決定し、この切削条件値を 当該加工プ
ログラム中に設定する。具体的には、補正質量に見合う
径と 深さとを有する穴を、入力データから決定
されるワーク上の補正点に、 所定の切削プログ
ラムに基づいてドリル加工にて空ける。あるいは、補
正質量に見合う弧と深さとを有する溝をエンドミ
ルにて切削する。 実際には一回の修正加工だけでは、不つり合いを補正し
きれないことが多い。そこで、上記(1)、(2)、
(3)の工程を繰り返すことで、不つり合いを許容値範
囲に収まるように修正加工を繰り返す。
作機械においては、不つり合いの補正のために、ワーク
の取り外し、取り付け、修正加工といった作業工程を繰
り返さなければならなかった。また、振動の計測・演算
にも、労力と時間を要した。したがって、生産性の低下
の原因ともなっていた。また、ワークの取り付け・取り
外しを繰り返し行うので、正確な振動の計測が困難であ
り、不つり合い質量の算出についても誤差が大きいとい
う問題もあった。
計測及び不つり合い補正の修正加工がワークの本加工に
引き続いて、一連の連続工程として行うことができる数
値制御工作機械が、久しく求められていた。
ワークの本加工、ワーク不つり合いの修正加工までを連
続工程として実行できる数値制御工作機械を提供するこ
とにある。
ろは、設定された加工条件に基づいて加工プログラムを
自動生成するとき、当該加工条件に対応する所定の切削
条件値テーブルを参照して切削条件値を自動的に決定し
該加工プログラム中に設定して機械加工を実行する数値
制御工作機械において、主軸回転時に質量不つり合いに
起因して発生する、主軸の振動あるいは主軸と主軸に取
り付けられた負荷との総合振動を検出する振動検出手段
と、主軸の回転角度を検出する回転角度検出手段と、上
記振動検出手段により検出された振動と上記回転角度検
出手段により検出された回転角度とに基づいて主軸の振
動スペクトルあるいは主軸と負荷との総合振動スペクト
ルを解析し、該振動スペクトルあるいは該総合振動スペ
クトルから主軸回転速度に対応する振動周波数帯域にあ
る特定スペクトルを抽出し、該特定スペクトルから主軸
の振動振幅及び振動位相あるいは主軸と負荷との総合の
振動振幅及び振動位相を検出する振動スペクトル解析手
段と、該振動スペクトル解析手段によって検出された振
動振幅と振動位相とに基づいて、主軸の振動ベクトルあ
るいは主軸と負荷との総合振動ベクトルを表すデータを
生成する振動ベクトルデータ生成手段と、該振動ベクト
ルデータ生成手段によって生成された、主軸の振動ベク
トルデータならびに負荷として質量が既知の試し重りを
主軸に取り付けたときの主軸と試し重りとの総合振動ベ
クトルデータとから、試し重り単体の振動ベクトルデー
タを演算する試し重り振動ベクトル演算手段と、該振動
ベクトルデータ生成手段によって生成された、主軸の振
動ベクトルデータならびに負荷としてワークを主軸に取
り付けたときの主軸とワークとの総合振動ベクトルデー
タから、ワーク単体の振動ベクトルデータを演算するワ
ーク振動ベクトル演算手段と、上記試し重り振動ベクト
ル演算手段により演算された試し重り単体の振動ベクト
ルデータと上記ワーク振動ベクトル演算手段により演算
されたワーク単体の振動ベクトルデータとから、当該ワ
ークにおける不つり合いの質量を演算する不つり合い質
量演算手段と、該演算されたワーク不つり合い質量が所
定の許容質量範囲外にあるか否かを判断する判断手段
と、該判断手段によりワーク不つり合い質量が許容質量
範囲外にあるとの肯定判断がなされると、上記不つり合
い質量演算手段により演算されたワーク不つり合い質量
と上記ワーク振動ベクトル演算手段によって演算された
ワーク単体の振動ベクトルとに基づいて、ワークの不つ
り合いを補正するための加工条件を設定する加工条件設
定手段と、を備えたことを特徴とする数値制御工作機械
にある。
機械によれば、振動スペクトル解析手段が、振動検出手
段により検出された振動の大きさと、回転角度検出手段
により検出された回転角度とに基づいて、主軸の振動ス
ペクトルあるいは主軸と負荷との総合振動スペクトルを
解析する。続いて、その振動スペクトルから主軸回転速
度に対応する振動周波数帯域にある特定スペクトルを抽
出し、その特定スペクトルから主軸の振動振幅及び振動
位相を、あるいは主軸と負荷との総合の振動振幅及び振
動位相を検出する。
づいて、振動ベクトルデータ生成手段が、主軸の振動ベ
クトルあるいは主軸と負荷との総合振動ベクトルを表す
データを生成する。すると、試し重り振動ベクトル演算
手段が、その主軸の振動ベクトルデータならびに負荷と
して質量が既知の試し重りを主軸に取り付けたときの主
軸と試し重りとの総合振動ベクトルデータとから、試し
重り単体の振動ベクトルデータを演算する。この総合振
動ベクトルは、主軸の振動ベクトルと試し重り単体の振
動ベクトルとの合成ベクトルにほかならない。よって、
具体的には、総合振動ベクトルから主軸の振動ベクトル
を減算することで、試し重り単体の振動ベクトル(デー
タ)が求められる。そして、ワーク振動ベクトル演算手
段が、振動ベクトルデータ生成手段によって生成され
た、主軸の振動ベクトルデータならびに負荷としてワー
クを主軸に取り付けたときの主軸とワークとの総合振動
ベクトルデータから、ワーク単体の振動ベクトルデータ
を演算する。この総合振動ベクトルデータは、主軸の振
動ベクトルとワークの振動ベクトルとの合成ベクトルに
ほかならない。よって、具体的には、総合振動ベクトル
から主軸の振動ベクトルを減算することで、ワーク単体
の振動ベクトル(データ)が求められる。
重り単体の振動ベクトルデータとワーク単体の振動ベク
トルデータとから、当該ワークにおける不つり合いの質
量を演算する。例えば、公知のように、主軸回転数が一
定のとき、振動振幅は不つり合いの大きさに比例する。
加えて、試し重りは質量が既知である。よって、ワーク
単体の振動ベクトルの大きさ(有効線分)を試し重り単
体の振動ベクトルの大きさ(有効線分)で除したもの
に、試し重り質量を乗ずれば、ワークの不つり合い質量
が求められる。
不つり合い質量について、所定の許容質量範囲外にある
か否かを判断する。ここにおいて、ワーク不つり合い質
量が許容質量範囲外にあるとの肯定判断がなされると、
加工条件設定手段が、ワーク不つり合い質量と、ワーク
単体の振動ベクトルデータとに基づいて、ワークの不ふ
つりあいを補正するための加工条件を設定する。
定された加工条件に基づいて加工プログラムを自動生成
の際に、当該加工条件に対応する所定の切削条件値テー
ブルを参照して切削条件値を自動的に決定し該加工プロ
グラム中に設定し、不つり合いを補正するための機械加
工を実行する。
る。まず、図1は本発明を適用した自動加工システムの
概略構成を表す説明図、図2は数値制御工作機械におけ
る機械各部の配置を示す説明図、図3は数値制御工作機
械における主制御部の主要構成を表すブロック図、図4
は振動計測装置の概略構成を表すブロック図である。
大きくみて、数値制御工作機械3と、振動計測装置5と
を中心にして構成され、数値制御工作機械3には、ワー
ク加工部10と主制御部30とが、主要部として備えら
れている。
機械3のワーク加工部10には、主軸11及び主軸台1
2、ミル軸を備える刃物台13、タレット14、表示装
置15などを備える操作盤16などがある。主軸11に
はチャック20が装着されている。図には示されてはい
ないが、主軸11の軸線上に、主軸11に対向する形
で、もう一つの主軸が配設されている。二つの主軸台は
共に同軸上にあって水平方向にそれぞれ独立で移動自在
に設けられている。これら二つの主軸にて表裏一、二工
程連続加工が可能なように機械構成がなされている。刃
物台13には、各種工具の外に、振動計測に使う試し重
り取り付け器具(不図示)、ロウ付け又はハンダ付け可
能な注入器具(不図示)も備えられている。これら工具
・器具は、振動計測や機械加工の際に、刃物台13から
取り出され、所定の取り付け位置にセットされる。な
お、機械各部の機能は数値制御工作機械の構成部分とし
て周知であるので詳細説明は省略する。
するためのオーバードライブキー、主軸周速を加減調整
するためのオーバードライブキー、プログラムされてい
る切削送り速度や主軸周速の設定値の書き換えを指令す
るための指令キー(いずれも不図示)、ワークの不つり
合いを計測を指令する指令キーなどが接続されている。
表示装置15には、加工に関するデータや、作業プロセ
スなどが標示される。
理演算回路として構成され情報処理機能をもつ中央情報
処理ユニット31が設けられ、バス線32を介して、十
分な記憶容量を有するメインメモリ33、システム制御
プログラムが格納されたシステム制御プログラムメモリ
34、機械加工用のプログラムが格納された加工プログ
ラムメモリ35、振動計測用のプログラムが格納された
計測プログラムメモリ36、データの一時的格納や演算
処理のためのワークエリアとなるワークメモリ37、外
部ユニットとの信号の入出力及び処理を行う第1インタ
ーフェース38、外部機器と信号の入出力及び処理を行
う第2インターフェース39に、内部接続されている。
自動加工システム1の全体を制御するためのシステム制
御処理プログラムが格納され、加工プログラムメモリ3
5には、各種ワークに対応した加工プログラム生成・実
行制御のための処理、データ書き換え・加工条件設定や
切削条件設定のための各種処理などのプログラム、ワー
ク加工のための切削条件値や初期値など各種データを網
羅したデータ参照テーブルなどが格納されている。
るのは、振動計測装置5のほかに、主軸制御ユニット4
0、X軸・Z軸のサーボモータSMx・SMzを制御す
るためのX軸サーボユニット41・Z軸サーボユニット
42、ミル軸の駆動を制御するミル軸サーボユニット4
3などがある。第2インターフェース39に外部接続さ
れる機器としては、操作盤16、各種センサ44、手動
パルスハンドル45、プリンタ46などがある。
として構成され、主軸モータMの回転駆動を直接に制御
する。主軸モータMにはトランスデューサ(不図示)が
設けられ、主軸モータMの回転角度量を検出する。X軸
サーボユニット41、Z軸サーボユニット42、ミル軸
サーボユニット43も、それぞれモータドライバとして
構成され、サーボモータSMx,SMz・ミル軸モータ
(不図示)の駆動をそれぞれ直接に制御する。
では、その起動時に、数値制御工作機械3の主制御部3
0が、加工条件の一覧やパターン、切削条件値のマニュ
アル設定あるいは自動設定かの選択画面などを表示装置
15に出力する。マニュアル設定が選択されると、加工
条件の項目及び細目の一覧を出力する。続いて、段取り
情報画面を表示15に出力する。例えば、加工の概況を
示す情報画面、チャック及び外爪の形状・寸法などの詳
細を示す情報画面、加工形状の詳細を示す情報画面、使
用工具の詳細を示す情報画面などが示される。このよう
に加工に関するあらゆる情報が目で確認しやすい形式で
出力される。また、キーボード(不図示)からプリント
指令が入力されると、表示出力と同形式の段取り情報シ
ートがプリンタ46から出力される。
5から、加工すべきワーク種別に対応した加工プログラ
ムを読み出し実行することで、加工作業のための制御を
行う。例えば、操作盤16から入力された加工条件に基
づいて加工プログラムを自動生成するときには、当該ワ
ークの加工条件に対応する加工プログラムメモリ35内
の切削条件値テーブルを参照して、当該ワークの切削条
件値を自動的に決定し、当該加工プログラム中に設定す
る。その加工プログラムにおいては、例えば、主軸11
の原点(いわゆるC軸原点)からの角度を求めて、C軸
制御によるミーリング加工などの加工工程を実行する。
また主制御部30は、加工プログラムを周知のEIA/
ISOコードなどによる実行制御プログラムへとコンパ
イラする。そして、生成された実行制御プログラムに従
って数値制御工作機械3の機械駆動系を制御してワーク
の加工を実行する。なお、これら実行制御プログラムの
内容は周知事項であるので、詳細は省略する。
ンサ類51,52と、入力インターフェース55と、D
FT演算ユニット56と、入出力インターフェース57
とを備え、主軸回転時の、主軸11の振動、主軸11に
試し重りを付けたときの振動、主軸11とワークとの総
合振動を計測し、その振動スペクトルを解析する。振動
計測装置5は、数値制御工作機械3の主制御部30から
指令信号が入力されると計測を行い、計測・解析のデー
タ(振動の振幅μm 及び位相α)を主制御部30へ出力
する。
ップと呼ばれ、振動の大きさを圧力として測定し電気信
号S1を出力する。エンコーダ52は、光学式シャフト
・エンコーダと呼ばれ、主軸11に直結した回転ディス
ク(不図示)が回転すると、その回転ディスクのスリッ
ト(不図示)を通過する光を感知して回転速度に応じた
周期のパルス信号S2を出力する。
いた半導体圧力センサや非接触型のうず電流変位検出セ
ンサでもよい。また、エンコーダ52は磁気式のエンコ
ーダでもよいし、あるいは、数値制御工作機械3に予め
備えられているトランスデューサ(不図示)が出力する
電気信号を利用してもよい。この場合には、振動計測装
置5の部品数や信号線を減らすことができる。
51から入力されるアナログのレベル信号S1を、サン
プル・ホールドしてディジタルデータD1に変換するA
/D変換器55aと、ディジタルのレベルデータD1を
一時的に格納・蓄積するためのメモリ55bと、エンコ
ーダ52からの入力信号S2を方形波の同期信号D2に
整形する波形整形回路55cとを主要部として備えてい
る。
として構成され、周知のROM、RAM、入出力ポート
(いずれも不図示)ワンチップ・マイクロコンピュータ
ユニットであり、離散的フーリエ変換(Descrete Fouri
er Transform)の高速演算を行う。DFT演算ユニット
56では、レベルデータD1について離散的フーリエ級
数演算を実行して振動を解析する。本実施例では、入力
されたディジタルデータD1及び同期信号D2に基づい
て、離散的フーリエ変換の演算によって振動スペクトル
を解析する。その解析から、主軸回転数成分の特定スペ
クトルを抽出して、その振動振幅及び位相を求める。
算ユニット56で求められた振動振幅及び位相のディジ
タルデータを信号として、数値制御工作機械3の主制御
部30へ出力する。また、主制御部30から計測指令信
号が入力されると、入力インターフェース55に振動セ
ンサ51及びエンコーダ52からの信号取り込みを指令
する。
ロン)であり、位相αの単位は[度]で表される。ま
た、上記の演算は、離散的フーリエ演算の計算方法とし
て周知であるので、詳細は省略する。また、本実施例で
は、DFT演算ユニット56、離散的フーリエ演算を実
行して振動の振幅及び位相を算出したが、このほかにF
FT(Fast Fourier Transform)と呼ばれる高速フーリ
エ演算を実行することで算出してもよく、さらに、高速
フーリエ演算用の中央演算処理ユニット(いわゆるDS
P)を用いてフーリエ変換を高速で実行してもよい。
1では、数値制御工作機械3の主制御部30が、ワーク
加工の前に、まずもって、基準振動の計測処理を実行す
る。以下、図5及び図6を参照しながら、図7のフロー
チャートに沿って本処理について説明する。
で、無負荷・試し重り無しの状態で、所定回転速度、所
定時間、主軸11を回転させる運転モードに入る旨の指
令を、主軸制御ユニット30へ指令すると共に、振動の
計測指令(以下、第1計測という)を振動計測装置5へ
出力する。図5の(a)欄に、第1計測の様子を模式的
に示す。続いて、ステップ110で、試し重りDを主軸
11の所定位置に取り付ける旨の指令をミル軸サーボユ
ニット43へ出力する。この処理の実行によって、主軸
11の所定位置Ptに質量Wt[g ]の試し重りDが取
り付けられる。所定位置Ptは、例えば、主軸11の回
転軸座標の0度、いわゆるC軸原点にあって、回転軸心
から所定距離rの位置に取り付けられる(以下、このC
軸座標における角度位置をC軸位相と呼ぶ)。なお本実
施例では、上記所定距離rは、後述の回転軸中心から修
正加工点までの距離に基づいて設定される。
10で実行した第1計測と同じ所定時間、所定回転速度
で主軸11を回転させる運転モードに入る旨の指令を、
ミル軸サーボユニット43へ出力すると共に、振動の計
測指令(以下、第2計測という)を振動計測装置5へ出
力して、ステップ130へ進む。図5の(b)欄に、第
2計測の様子を模式的に示す。
ら、計測結果データ(振動の振幅μm及び位相α)が入
力されると、その入力データからベクトルデータを作成
し、試し重り単体Dの振動ベクトルを算出するための処
理を実行する。具体的には、振動の振幅・位相につい
て、第1及び第2計測時の入力データを、Sa・αa及
びSb・αbとすると、第1計測時の振動ベクトルはV
a(Sa,αa),第2計測時の振動ベクトルVb(S
b,αb)と表される。第2計測時の振動ベクトルVb
から、第1計測時の振動ベクトルVaを減じると、試し
重り単体Dの振動ベクトルが求められる。したがって、
試し重り自体Dの振動ベクトルをVt(St,αt)と
すると、公知のように、 Vb−Va=Vt・・・(A) である。したがって、式(A)から、ベクトル演算によ
って試し重り単体Dの振動ベクトルVtを求めることが
できる。このベクトル演算は、図6の(a)欄に示すよ
うに、次のように展開される。 |Vt|=(|Va|2+|Vb|2−2|Va|・|V
b|cosθ1)1/2={(Sa)2+(Sb)2−2(S
a)(Sb)cosθ1}1/2=St θ1 =αa−αb θ2 =αb−αt=cos-1(|Vb|2+|Vt|2−|
Va|2)/2|Vb|・|Vt|=cos-1{(Sb)2
+(Sa)2−(St)2/2Sb・St} αt=αb−θ2 αtは、試し重りDがC軸位相では0度の位置にある。
つまり、ワークWの不つり合い質量が集中しているとみ
なす点の位相(計測位相)αwは、C軸位相では角度
(αw−αt)として表される。
よって振動ベクトルの角度を求めたが、変換用のデータ
テーブルを予め作成しておいて、θ2 ,αtを求めても
よい。この場合には、演算にかかる処理時間が短縮さ
れ、本処理がより高速に実行される。
ベクトルVt(St,αt),Va(Sa,αa),V
b(Sb,αb)のデータをデフォルト値として、ワー
クメモリ37内の所定エリアに格納し、一旦処理を終了
する。
ベクトルVt(St,αt)が求められる。この振動ベ
クトルVtは、とりもなおさず、主軸11に一定の不つ
り合い(質量Wt[g]で位相αt)を付加して計測し
た振動ベクトルである。したがって、文献公知のように
(例えば、城戸健一 編著『FFTアナライザ活用マニ
アル』日本プラントメンテナンス協会発行、日本能率協
会発売)、不つり合いに起因する振動は、 (1)振動数は主軸回転数に等しい (2)回転数が一定のとき、振動振幅は不つり合いの大
きさ(g-mm)に比例する (3)位置は振動位相に関係する(不つり合い質量がほ
ぼ一点に集中しているとみなす) このような理由から、試し重り単体Dの振動ベクトルV
tは、ワークWの不つり合いに起因する振動ベクトルを
算出するための基準となる。ワークWの振動ベクトルを
Vx(Sx,αx)とすると、その不つり合いの質量W
xは、次式で表される。 Wx=(Sx/St)×Wt・・・(B) このWtは影響係数といわれている。試し重りDについ
ては、質量Wtと位置Ptとが既知である(既に述べた
ように、その位置Ptとは、C軸原点であり、C軸位相
βt=0である)。そして、上記の処理によって、試し
重り単体Dの振動ベクトルVt(St,αt)が求めら
れた。したがって、ワークの振動ベクトルVx(Sx,
αx)を計測すれば、(B)式からワークの不つり合い
の質量Wxが求めることができる。
終了すると、ワーク振動計測・不つり合い修正処理を実
行する。以下、図5及び図6を参照しながら、図8のフ
ローチャートに沿って本処理について説明する。
で、加工済みのワークWがチャック20に装着されてい
ることを確認し、ステップ210へ進む。ステップ21
0では、第1及び第2計測のときと同じ所定時間、所定
回転速度で主軸11を回転させる運転モードに入る旨の
指令を、主軸制御ユニット30へ指令すると共に、振動
の計測(以下、第3計測という)を、振動計測装置5へ
指令する。そして、振動計測装置5から、計測結果デー
タ(振動の振幅μm 及び位相α)が入力されるのを待っ
て、ステップ220へ進む。図5の(c)欄に、第3計
測の様子を模式的に示す。
ベクトルデータを作成し、ワークWを装着したときの主
軸11の不つり合いの大きさ、及びワークW単体の不つ
り合い質量を算出するための処理を実行する。具体的に
は、第3計測時の振動の振幅・位相についての入力デー
タを、Sc・αcと表すと、その振動ベクトルはVc
(Sc,αc)と表される。ワークなし・試し重りなし
の振動ベクトルVa(Sa、αa)については、1計測
にて計測済みであるので、ワーク単体の振動ベクトルV
x(Sx,αx)は、 Vx=Vc−Va |Vx|=(|Vc|2+|Va|2−|Vc|・|Va
|cosθ3)1/2 θ3=αc−αa θ4=cos-1{(|Va|2+|Vx|2−|Vc|2)/2|
Va|・|Vx|}1/2 αx=θ3+θ4+αa |Vx|=Sxが求められたので、(B)式より、ワー
クの不つり合い質量は、 Wx=(Sx/St)×Wt であるので、試し重りDの計測位相αtは、既に、上記
の基準振動の計測処理によって求められており、試し重
りDのC軸位相βtは既知である。ワーク単体の振動ベ
クトルVxの計測位相αxが求められたので、ワークの
不つり合い点のC軸位相βxは、 βx=(αx−αt)+βt ここで、試し重りDの取り付け位置がC軸原点であるの
で、βt=0である。したがって、修正加工点のC軸位
相βxは、次式で表される。 βx=αx−αt
グラムメモリ35内の切削条件値テーブルから修正加工
データを読み出す。修正加工データは、加工プログラム
の中に設けられたデータテーブルに、ワーク種類に応じ
予め設定されている。修正加工データとしては、例え
ば、回転軸中心から修正加工点までの距離r、ワーク不
つり合いを補正するための修正加工内容(穴加工、エン
ドミル加工など)、ワーク材質の比重に応じた修正加工
の大きさ(ドリル加工のときは穴の径・深さ、エンドミ
ル加工のときは円弧の長さなど)、修正形態に対応した
工具種類、工具径などがある。さらに、ステップ240
で、ワーク種類別に予め定められているワーク加工精度
に関するデータテーブルから、不つり合い質量の許容範
囲Mを読み出す。なお、不つり合い質量の最大許容値M
は、完成ワークの最大回転速度における許容振動振幅な
どによって予め定められている。
0で求めたワークの不つり合い質量Wxが、ステップ2
40で読み出した不つり合い質量の最大許容値Mを越え
ているか否かを判断する。この判断処理において、最大
許容値Mを越えていない、すなわち最大許容値M以下で
あるとの否定判断がなされると、ステップ400へ進
む。一方、最大許容値Mを越えているとの肯定判断がな
されたときは、ステップ260へ進む。
程が用意されているか否かを判断する。この判断処理に
おいて、修正工程が用意されていないと否定判断がなさ
れたときには、ステップ400に進む。一方、修正工程
が用意されていると肯定判断したときには、ステップ2
70へ進む。
質量Wxと、修正加工点の位相βmil 及びステップ23
0で読み出したデータに基づいて、X軸、Y軸、C軸で
構成される三次元座標上での座標位置、修正加工データ
を設定する。
制御工作機械3の加工プロラグムで必要とされるデータ
形式で加工詳細を決定するための処理を実行する。具体
的には、除去すべき質量(以下、補正質量mという)
と、角度、及び位置のデータ、及びワークWの材質情報
とから、加工態様(穴空け加工、エンドミル加工な
ど)、加工穴の径・深さ、指定工具などのデータからな
るデータテーブルを生成する。なお、補正質量mは不つ
り合い量Wxを最大質量として設定され、完成ワークの
定格重量の範囲から制約される。
70で定めた座標位置及びステップ280で設定した加
工詳細に基づいて所定の加工プログラムを実行する旨の
指令を、主軸制御ユニット40、X軸及びZ軸のサーボ
ユニット41,42、ミル軸サーボユニット43へ出力
する。この処理は数値制御工作機械の加工制御として周
知であり、また本発明の要部ではないので、説明は省略
する。
所定の制限回数未満であるか否かを判断する。この判断
処理において修正加工実行回数が制限回数未満であると
の肯定判断がなされたときには、ステップ210に戻
る。つまり、再度ステップ210からステップ290の
処理を繰り返す。一方、修正加工実行回数が制限回数以
上であるとの否定判断がなされたときには、ステップ4
00へ進む。
260から、あるいはステップ300から、ステップ4
00へ進むと、この処理において、不つり合い質量W
x、位相をワークメモリ37の所定エリアに格納して、
処理を終了する。
される修正加工の詳細決定処理には、いくつかの形態が
ある。この場合には、それぞれの形態に応じた修正加工
の詳細を定めるようにする。以下、図9に沿って具体例
について説明する。 (1)図9の(a)欄に示すように、修正加工位置デー
タとして、修正加工点までの距離rとC軸位相βmil と
で決定される位置に、一つの修正加工点(ここでは、仮
に、基準点PCNT という)を設定する。 (2)図9の(b)欄に示すように、ワーク不つり合い
質量Wxが所定量Wdを越えるときには、基準点PCNT
に加えて、修正加工点を複数箇所に設定する。例えば、
半径rの円周上において、基準点を中心としてピッチh
で、複数の修正加工点(P1,P2,・・・)を設定す
る。このときには、まず、基準点PCNT にて、所定質量
Wdの分を修正加工する。次に、修正加工点(P1,P
2,・・・)にて、残りの補正質量分については、これ
を等分して修正加工点(P1,P2,・・・)に割り当
ててドリル加工の深さを設定する。ただし、修正加工点
Pnは、基準点から中心角でδ以内の範囲で、総数がN
以下とする制約条件を、ワーク種類に応じて設定してお
く。 (3)図9の(c)欄に示すように、基準点PCNT がワ
ークWのボルト座面B(ダウェルピンの外側)に位置す
るときには、基準点PCNT には修正加工点を設定しな
い。その代わりに、基準点PCNT を中心として時計方向
及び反時計方向にピッチi(または、中心角ε)で、2
箇所に、修正加工点P1,P2を設定する。このときに
は、補正質量mを等分して修正加工点P1,P2に割り
当ててドリル加工の深さを設定する。さらに、追加の修
正加工点(P3,・・・)の設定を要するときには、修
正加工点P1の時計方向の外側及びP2の反時計方向の
外側に、より小さなピッチj(または、中心角ζ)で、
2箇所に設定する。補正質量mについては、修正加工点
P1,P2での加工後に、ステップ220で算出される
ワークの不つり合い質量Wxを、最初のときと同様にし
て等分して配分する。 (4)図9の(d)欄に示すように、エンドミル加工の
ときは、基準点PCNTを中心に、円弧の長さL(また
は、中心角η)・深さdの溝加工によってワーク不つり
合いを修正する。ワーク不つり合い質量Wxの大きさに
応じて円弧Lの長さが決定される。2回目以降の修正加
工は、上記条件のうち、補正質量mに応じた深さの加工
を追加する形で修正加工を行う。
工システム1において、主制御部10が、本加工に先だ
って、振動の計測及びワークの不つり合い質量及び不つ
り合い点の算出のための各処理を実行する。続いて、本
加工のための所定の各処理を実行する。そして、ワーク
不つり合い質量とワーク単体の振動ベクトルとに基づい
て、ワークの不つり合いを補正するための加工条件を設
定する。この加工条件に対応する切削条件値テーブルを
参照して切削条件値を決定して加工プログラム中に設定
して修正加工を実行する。
加工から修正加工までを連続した工程として自動実行す
ることができる。したがって、労力の軽減、生産性の向
上にも功を奏する。
を繰り返し行うために、正確な振動の計測が困難であ
り、不つり合い質量の算出についての誤差が大きいとい
う問題があったが、本実施例では、修正加工の際にワー
クの取り付け・取り外しを行わずに振動計測・修正加工
を一連の連続工程として実行するので、振動計測の精
度、不つり合いの補正精度の向上に功を奏する。加え
て、従来は、鋳物や溶断材などの異形材を素材とするワ
ーク、回転部品の回転中心に対して対称でない位置に穴
加工や切欠き加工が施された完成部品など、不つり合い
の計測及び修正加工に、多数の工程と時間を要したが、
本実施例では、工程数が削減されると共に、計測・本加
工・修正加工までの一貫工程が実現されている。
工の形態が、ワークの形状に応じて選択されて実行され
るので、完成ワークの機能に支障が生じることがない。
を、穴あけ加工やエンドミル加工によって、修正した
が、ワーク質量を減らすことができない場合には、ワー
ク不つり合いの主軸回転軸を中心としての対向位置(C
軸座標での+180度の位置)に、穴あけ・タップ加工
を施し、この穴に、比重の大きい金属ネジはめ込むを、
あるいはロウ付けにより穴を充てんする。このようにし
て、不つり合いを補正する。あるいは、補正質量に見合
う重りを、補正点とは対向する点に、取り付けてもよ
い。
なく、不つり合いの補正ができる。
作機械によれば、ワークの振動スペクトル解析から、試
し重り単体の振動ベクトルとワーク単体の振動ベクトル
とを算出し、これら振動ベクトルから当該ワークの不つ
り合い質量を演算する。さらに、そのワーク不つり合い
質量と上記ワーク単体の振動ベクトルとに基づいて、ワ
ークの不つり合いを補正するための加工条件を設定す
る。そして、設定加工条件に基づいて加工プログラムを
自動生成するとき、その加工条件に対応する切削条件値
テーブルを参照して切削条件値を自動的に決定して該加
工プログラム中に設定して機械加工を実行する。それゆ
え、本発明の数値制御工作機械において、振動の計測か
ら、ワークの本加工、そしてワーク不つり合いの修正加
工までを、一貫した連続工程として自動実行することが
できる。
明図である。
る。
る。
ーチャートである。
ローチャートである。
Claims (1)
- 【請求項1】設定された加工条件に基づいて加工プログ
ラムを自動生成するとき、当該加工条件に対応する所定
の切削条件値テーブルを参照して切削条件値を自動的に
決定し該加工プログラム中に設定して機械加工を実行す
る数値制御工作機械において、 主軸回転時に質量不つり合いに起因して発生する、主軸
の振動あるいは主軸と主軸に取り付けられた負荷との総
合振動を検出する振動検出手段と、 主軸の回転角度を検出する回転角度検出手段と、 上記振動検出手段により検出された振動と上記回転角度
検出手段により検出された回転角度とに基づいて主軸の
振動スペクトルあるいは主軸と負荷との総合振動スペク
トルを解析し、該振動スペクトルあるいは該総合振動ス
ペクトルから主軸回転速度に対応する振動周波数帯域に
ある特定スペクトルを抽出し、該特定スペクトルから主
軸の振動振幅及び振動位相あるいは主軸と負荷との総合
の振動振幅及び振動位相を検出する振動スペクトル解析
手段と、 該振動スペクトル解析手段によって検出された振動振幅
と振動位相とに基づいて、主軸の振動ベクトルあるいは
主軸と負荷との総合振動ベクトルを表すデータを生成す
る振動ベクトルデータ生成手段と、 該振動ベクトルデータ生成手段によって生成された、主
軸の振動ベクトルデータならびに負荷として質量が既知
の試し重りを主軸に取り付けたときの主軸と試し重りと
の総合振動ベクトルデータとから、試し重り単体の振動
ベクトルデータを演算する試し重り振動ベクトル演算手
段と、 該振動ベクトルデータ生成手段によって生成された、主
軸の振動ベクトルデータならびに負荷としてワークを主
軸に取り付けたときの主軸とワークとの総合振動ベクト
ルデータから、ワーク単体の振動ベクトルデータを演算
するワーク振動ベクトル演算手段と、 上記試し重り振動ベクトル演算手段により演算された試
し重り単体の振動ベクトルデータと上記ワーク振動ベク
トル演算手段により演算されたワーク単体の振動ベクト
ルデータとから、当該ワークにおける不つり合いの質量
を演算する不つり合い質量演算手段と、 該演算されたワーク不つり合い質量が所定の許容質量範
囲外にあるか否かを判断する判断手段と、 該判断手段によりワーク不つり合い質量が許容質量範囲
外にあるとの肯定判断がなされると、上記不つり合い質
量演算手段により演算されたワーク不つり合い質量と上
記ワーク振動ベクトル演算手段によって演算されたワー
ク単体の振動ベクトルとに基づいて、ワークの不つり合
いを補正するための加工条件を設定する加工条件設定手
段と、 を備えたことを特徴とする数値制御工作機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33074194A JP3491105B2 (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 数値制御工作機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP33074194A JP3491105B2 (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 数値制御工作機械 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08155789A true JPH08155789A (ja) | 1996-06-18 |
JP3491105B2 JP3491105B2 (ja) | 2004-01-26 |
Family
ID=18236045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33074194A Expired - Lifetime JP3491105B2 (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 数値制御工作機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3491105B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012030305A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Honda Motor Co Ltd | 工具振れ検出方法 |
CN111975392A (zh) * | 2020-08-18 | 2020-11-24 | 山东理工大学 | 用于切削加工的串联式双向恒加工力工作台 |
US11998990B2 (en) | 2018-09-07 | 2024-06-04 | Yamazaki Mazak Corporation | Machine tool, machining method using a machine tool, and machining program for machine tool |
-
1994
- 1994-12-06 JP JP33074194A patent/JP3491105B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012030305A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Honda Motor Co Ltd | 工具振れ検出方法 |
US11998990B2 (en) | 2018-09-07 | 2024-06-04 | Yamazaki Mazak Corporation | Machine tool, machining method using a machine tool, and machining program for machine tool |
CN111975392A (zh) * | 2020-08-18 | 2020-11-24 | 山东理工大学 | 用于切削加工的串联式双向恒加工力工作台 |
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JP3491105B2 (ja) | 2004-01-26 |
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