JP2522007Y2 - クリーンルーム装置 - Google Patents

クリーンルーム装置

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JP2522007Y2
JP2522007Y2 JP1990094169U JP9416990U JP2522007Y2 JP 2522007 Y2 JP2522007 Y2 JP 2522007Y2 JP 1990094169 U JP1990094169 U JP 1990094169U JP 9416990 U JP9416990 U JP 9416990U JP 2522007 Y2 JP2522007 Y2 JP 2522007Y2
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、クリーンルーム装置に係るものである。
「従来の技術と考案が解決しようとする課題」 従来のクリーンルーム装置として、第3図、第4図に
示すものが知られている。
このクリーンルーム装置は、クリーンルームAの上下
に天井チャンバーBと床下チャンバーCを有し、境界部
に天井枠体Dと通風床Eを備え、その天井枠体Dに、ク
リーンルームA内の空気を導入して天井チャンバーBへ
と送風する複数のファンユニットFと、その送風空気を
清浄化してクリーンルームAへと流出させる複数のフィ
ルターGとを配列し、クリーンルームA内にて、それら
のファンユニットFとフィルターGとの境界部に間仕切
り壁Hを設けて、床下チャンバーCから各ファンユニッ
トFの吸込口へと通じる還流路Iを形成し、それらのフ
ァンユニットFの背後に暖・冷風供給用の送風ダクトJ
を配し、かつ、該送風ダクトを各ファンユニットFへそ
れぞれ枝ダクトK及び送風量調整ダンパーLを介して連
通させて成る。
しかし、この場合、 送風ダクトJ並びに風量調整ダンパーLを備えた枝ダ
クトKを要するため、かなりのコスト高となる上に、構
築に手数、時間がかかる。また、配置替えの際のフレキ
シビリティが悪い。
ファンユニットFを境とする天井チャンバーBとファ
ンユニット背後の空間との間に気流阻止手段を要するた
め、ファンユニットFの取り付けが容易でなく、配置替
えも容易でない。
複数のファンユニットFの内の幾つかを停止させた場
合、停止させたファンユニットFを通じて天井チャンバ
ーB内の空気が還流路Iへと逆流する。したがって、ク
リーンルームA内の清浄度に悪影響を及ぼす。
等の問題点がある。
他に、ファン・フィルターユニットを用いた特開昭61
-243236号公報のものがあり、これには、区切られた天
井裏の空間に複数のファン・フィルターユニットを配
し、これらのファン・フィルターユニットの背後に、フ
ァン・フィルターユニットに対応させて開口部を設けた
空調用の送風ダクトを挿通させて、該送風ダクトを通じ
て各ファン・フィルターユニットに空調空気を供給する
ようにしたものが示されている。また、送風ダクトの各
開口部に風量調整ダンパーを設けて、各部の風量を調整
するようにしたものも示されている。
しかし、この場合には、 送風ダクトに関しては、各ファン・フィルターユニッ
トへと分岐させる枝ダクトを要しないだけで、結局は、
送風ダクトや風量調整ダンパーを必要とし、やはり、コ
スト高を来し、構築に手数、時間がかかる。また、天井
枠体がないこともあって配置替えの際のフレキシビリテ
ィも悪い。
ファン・フィルターユニットでは、ユニット内でフィ
ルターの周りから空気が洩れた場合だけでなく、ユニッ
トの外周から空気が洩れた場合にも、この洩れ空気(フ
ィルターを通過しない汚れた空気)がフィルターで浄化
された空気に混入するため、クリーンルームへ供給する
清浄空気の清浄度が低下する。これを防ぐためには、ユ
ニット内でのフィルターの周りだけでなくユニット外周
でも気流阻止手段を要して、各ファン・フィルターユニ
ットの取り付けが容易でなく、配置替えも容易でない。
送風ダクトの各開口部に風量調整ダンパーを設けて
も、各開口部が天井裏の空間に開放されているため、そ
れらの風量調整ダンパーを調整するのでは、個々のファ
ン・フィルターユニットに供給される空調空気の風量を
適確に調整できない。
複数のファン・フィルターユニットの内の幾つかを停
止させた場合、停止させたファン・フィルターユニット
において、上流と下流の空気圧の関係から空気が出入し
て、クリーンルームへ供給する清浄空気の清浄度に悪影
響を与える。
等の問題点がある。
本発明は、それらの問題点を解決しようとするもので
ある。
「課題を解決するための手段」 上記目的達成のため、本考案は、クリーンルーム1と
天井チャンバー2との境界部に設けた天井枠体3に、ク
リーンルーム1内の空気を導入して天井チャンバー2へ
と送風する複数のファンユニット4を配列するととも
に、その送風空気を清浄化してクリーンルーム1へと流
出させる複数のフィルター5を配列したクリーンルーム
装置において、それらのファンユニット4の背後に、天
井チャンバー2を区分して形成した共通の暖・冷風供給
空間21を設け、また、それらのファンユニット4の背面
にその暖・冷風供給空間21からの暖・冷風を導入する受
け口41を設け、かつ、各受け口に通風量調整ダンパー42
を設け、更に、それらのファンユニット4の送風口に逆
流防止ダンパー44を設けたことを特徴とする。
「作用」 如上の構成であるから、暖・冷風供給空間21が従来の
送風ダクトJ及び枝ダクトKに代わり、また、各ファン
ユニット4の通風量調整ダンパー42が従来の枝ダクトの
通風量調整ダンパーLに代わって作用し、支障なく暖・
冷風を供給することができる。
また、暖・冷風供給空間21では、その気圧がフィルタ
ー5側の天井チャンバー2内の気圧よりも高いため、フ
ァンユニット4を境とする暖・冷風供給空間21からフィ
ルター5側の天井チャンバー2へと流れるだけで、支障
を生じない。
各ファンユニット4への暖・冷風供給のバランス調整
は、通風量調整ダンパー42で行えばよい。
ランニング中のいずれかのファンユニット4を停止さ
せたときは、逆流防止ダンパー44が閉じて、天井チャン
バー2から還流路11への逆流は生じない。また、通風量
調整ダンパー42で受け口41を閉じることで、暖・冷風供
給空間21からは暖・冷風が流入しない。
「実施例」 第1図、第2図は、本考案の実施例を示している。
図において、1は、クリーンルーム、2は、該クリー
ンルームの上の天井チャンバー、3は、クリーンルーム
と天井チャンバーとの間の天井枠体、4…は、該天井枠
体の適所に配列した複数のファンユニット、5…は、こ
れらのファンユニットに隣接させて天井枠体に配列した
複数のフィルター、6は、クリーンルームの下に設けた
床下チャンバー、7は、該床下チャンバー上の通風床、
8は、クリーンルーム内にて、ファンユニットとフィル
ターとの境界部に配した間仕切り壁、9は、各ファンユ
ニットの背後で天井枠体に装着した閉じ板、11は、クリ
ーンルームを間仕切り壁で仕切った還流路、21は、各フ
ァンユニットの背後にて天井チャンバーを区切って形成
した暖・冷風供給空間、41は、各ファンユニットの背面
に設けた暖・冷風導入用の受け口、42は、各受け口に設
けたスライド式の通風量調整ダンパー、43は、各ファン
ユニット内に設けたファン、44は、各ファンユニットの
送風口に設けた逆流防止ダンパーである。
この装置では、それらのファンユニット4のファン43
を作動させると、クリーンルーム1内の汚れた空気が床
下チャンバー6、還流路11及びファンユニット4を経て
フィルター5側の天井チャンバー2へと供給され、これ
が各フィルター5で清浄化されて、クリーンルーム1へ
と流下する。
また、暖・冷風供給空間21には外部から暖・冷風が供
給されるが、この暖・冷風は、各ファンユニット4内へ
とそれぞれの受け口41から流入して、各ファンユニット
4内の循環空気に混入される。この混入量は、風量調整
ダンパー42で調整すればよい。
各ファンユニット4の上面等に少々隙間22があって
も、暖・冷風供給空間21内の気圧がフィルター5側の天
井チャンバー2内よりも高いので、暖・冷風供給空間21
からのみ流出し、支障を生じない。
いずれかのファンユニット4のファン43を停止させる
と、これの逆流防止ダンパー44が閉じる。したがって、
他のファンユニット4を働かせたままであっても、つま
り、クリーンルームのランニング中に1つを停止させて
も、そのランニング状態を維持できる。
なお、ファンユニット4は、両側2列又はそれ以上に
してもよい。その場合は、同様にして背後にそれぞれ暖
・冷風供給空間21を設ける。また、ファンユニット4
は、天井枠体3に対し、上からのみならず、下から取り
付けるようにしてもよく、必要であれば、上下両方から
任意に取り付けできるようにしてもよい。
「考案の効果」 本考案によれば、クリーンルーム1と天井チャンバー
2との境界部の天井枠体3に、クリーンルーム1内の空
気を導入して天井チャンバー2へと送風する複数のファ
ンユニット4を配列し、かつ、その送風空気を清浄化し
てクリーンルーム1へと流出させる複数のフィルター5
を配列したクリーンルーム装置において、配列したファ
ンユニット4の背後に、天井チャンバー2を区切った暖
・冷風供給空間21を形成し、各ファンユニット4の背面
に暖・冷風導入用の受け口41及び風量調整ダンパー43を
設け、かつ、各ファンユニット4の送風口に逆流防止ダ
ンパー44を設けたので、次の効果を奏する。
暖・冷風供給空間21と各ファンユニット4の背面に設
けた暖・冷風導入用の受け口41及び風量調整ダンパー43
とで、天井チャンバー2内における送風ダクトや枝ダク
トが不要となり、大幅にコストダウンでき、構築の手
数、時間を低減でき、しかも、配置替えのフレキシビリ
ティを良好にできる。
各ファンユニット4を境とする暖・冷風供給空間21と
フィルター5側の天井チャンバー2との間に少々の気流
洩れの隙間22が生じても、暖・冷風供給空間21の気圧が
フィルター5側の気圧よりも高いために、暖・冷風供給
空間21側(上流側)からフィルター5側(下流側)へと
気流が生ずるだけで支障はなく、したがって、ファンユ
ニット4の取り付けが容易となる。これにより配置替え
も容易となる。
複数のファンユニット4の内の幾つかを停止させて
も、停止させたファンユニット4の逆流防止ダンパー44
が受け口41を閉じるので、ファンユニット4を通じて天
井チャンバー2内の空気が還流路11へと逆流することは
ない。したがって、クリーンルーム1内の清浄度等に悪
影響を及ぼすこともない。
ファンユニット4に装着する通風量調整ダンパー42は
スライド式等の簡単なものにでき、その風量調整も、天
井チャンバー2内に入り込まずとも各ファンユニットご
とに下から簡単に、適確に行え、用途に合った吹き出し
温度を容易に調整できる。勿論、この調整は、ファンユ
ニット4を取り外しても容易に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は、本考案の実施例を示し、第1図は、
構成要領截断平面図、第2図は、構成要領截断側面図、
第3図、第4図は、従来例で、第3図は、構成要領截断
平面図、第4図は、構成要領截断側面図である。 1……クリーンルーム、2……天井チャンバー 3……天井枠体、4……ファンユニット 5……フィルター、6……床下チャンバー 7……通風床、8……間仕切り壁 9……閉じ板、11……還流路 21……暖・冷風供給空間、22……隙間 41……受け口、42……通風量調整ダンパー 43……ファン、44……逆流防止ダンパー A……クリーンルーム、B……天井チャンバー C……床下チャンバー、D……天井枠体 E……通風床、F……ファン G……フィルター、H……間仕切り壁 I……還流路、J……送風ダクト K……枝ダクト、L……風量調整ダンパー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クリーンルーム1と天井チャンバー2との
    境界部に設けた天井枠体3に、クリーンルーム1内の空
    気を導入して天井チャンバー2へと送風する複数のファ
    ンユニット4を配列するとともに、その送風空気を清浄
    化してクリーンルーム1へと流出させる複数のフィルタ
    ー5を配列したクリーンルーム装置において、それらの
    ファンユニット4の背後に、天井チャンバー2を区分し
    て形成した共通の暖・冷風供給空間21を設け、また、そ
    れらのファンユニット4の背面にその暖・冷風供給空間
    21からの暖・冷風を導入する受け口41を設け、かつ、各
    受け口に通風量調整ダンパー42を設け、更に、それらの
    ファンユニット4の送風口に逆流防止ダンパー44を設け
    たことを特徴とするクリーンルーム装置。
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