JP2521722Y2 - 易開封性包装材 - Google Patents

易開封性包装材

Info

Publication number
JP2521722Y2
JP2521722Y2 JP1989046956U JP4695689U JP2521722Y2 JP 2521722 Y2 JP2521722 Y2 JP 2521722Y2 JP 1989046956 U JP1989046956 U JP 1989046956U JP 4695689 U JP4695689 U JP 4695689U JP 2521722 Y2 JP2521722 Y2 JP 2521722Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
packaging material
layer
packaging
laminated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989046956U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02137234U (ja
Inventor
輝 岩井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP1989046956U priority Critical patent/JP2521722Y2/ja
Publication of JPH02137234U publication Critical patent/JPH02137234U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2521722Y2 publication Critical patent/JP2521722Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は氷菓等の包装に用いる包装袋に関するもので
ある。
(従来の技術) アイスキャンデー等の氷菓の包装には、従来から紙あ
るいは紙の入った積層材で作製された包装袋が多用され
ている。
ところで、紙あるいは紙の入る包装材で作製された容
器あるいは袋を、消費者が手で容易に引き裂くことがで
きるよう、しかも、直線的に帯状に引き裂くことができ
るようにする手段としては、開封箇所に帯状にジッパー
を入れるのが一般的である。すなわち、一般には、第4
図に示すように紙製の容器1の開封箇所に沿ってミシン
目(あるいはハーフカット)2を入れることによって帯
状の引裂部3を形成し、その舌部3aを引っ張って引き裂
くよう構成していた。
また、例えば特公昭60−36938号公報に記載されてい
るように、紙等の一方の面に易引裂性フィルムを積層す
ることによって引裂性を高めるようにすることも提案さ
れている。
(考案が解決しようとする課題) 紙の入った包装材において、引裂性を高めるためにジ
ッパーを入れる上記従来の方法では、紙にミシン刃等が
入ることによって防湿性がなくなるので、バリヤー性が
必要な場合には2重袋等にせざるを得ず、また、ミシン
目等を入れる工程が入るためにコスト高となっていた。
また、上記公報記載のように紙の一方の面に易引裂性
フィルムを積層した場合は、引裂時に紙の層間剥離等が
生じてしまい、直線的に奇麗に引き裂くことは難しい。
また、紙を用いずに引裂性の良いプラスチックのみで
包装材を構成するという方法もあるが、その場合は、包
装材としての腰,剛度,保冷性,保熱性等に問題が生ず
る。
本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであって、
紙等にミシン目等を入れることなしに直線的に奇麗に引
き裂くことのできる包装袋を得ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、紙もしくは発泡フィルムからなる比較的伸
度の小さいシートを中心基材として、該中心基材の両面
に延伸フィルムからなる易引裂材層を延伸方向を揃えて
積層し、さらにその外面にシール層を積層した包装材
を、該包装材の両端部の表面と裏面とを重ね合わせ前記
延伸方向と直交する方向に貼着部を設けて筒状に形成し
た包装袋であって、前記貼着部には、2本のノッチが間
隔をおいて設けられ、少なくとも前記2本のノッチ間お
よびその近傍には弱接着部が形成されていることを特徴
とする易開封性包装袋とすることにより上記課題を解決
したものである。
(作用) 本考案の易開封性包装袋は、紙もしくは発泡フィルム
からなるシートを中心基材とする包装材によって形成し
たものであるため、包装袋としての腰,剛度,保冷性,
保熱性等を確保することができ、しかも、指先で引き裂
くことによって開封でき、その際、中心基材の両面に積
層された易引裂材層によって切断の方向性が与えられ、
開封部が一方向に直線的に引き裂かれる。
(実施例) 以下、実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例に係る包装材の断面図であ
り、第2図はこの包装材により形成された包装袋の平面
図である。この包装材100は、中心基材である紙(コー
モラント73.3g/m2またはコート紙84g/m2)101の上面お
よび下面にウレタン系接着剤層102a、102bを介して易引
裂材層である一軸延伸ポリエチレン層(OPE:東洋化学、
カラリヤン;東レ、YT−22;三井東圧、ハイブロン等)1
03a,103bが積層されている。そして、上面側の上記一軸
延伸ポリエチレン層103aにはインク層104を介してポリ
エチレンフィルム(PE)105aがシール層として積層され
ている。また、下面側の上記一軸延伸ポリエチレン層10
3bには、ポリエチレンフィルム(PE)105bがシール層と
して積層され、さらに、そのシール層105bの一部に剥離
層106が積層されている。
この包装材100には、第2図のように袋110に成型され
た状態で開封位置となる一端側にノッチ107a,107bが上
下に間隔をおいて設けられる。そして、このノッチ107
a,107bが位置する開封部110a付近の範囲(第2図のAで
示す)に上記剥離層106が位置する。また、上面側およ
び下面側の上記一軸延伸ポリエチレン層103a,103bは、
その延伸方向が上記ノッチ107a,107bの方向つまり引裂
方向と一致するように積層されている。
包装材100は、上記剥離層106を裏にし、端部同士が、
上記ノッチ107a,107bを設ける側の端部が上になるよう
に重ねられ熱融着される。その際、上記二つのノッチ10
7a,107bが設けられた開封部110aには、上記剥離層106の
上に仮着シール層(図示せず)が設けられ、それによっ
て、開封部110aのシールが弱くされている。
次いで、包装材100は底部が熱融着され第2図に示す
ように袋110とされる。この袋110は、上方開口より氷果
等を入れた後、第3図に示すように上方開口が底部とは
90°位相がずれた形で熱融着される。これを開封するの
に、上記開封部110aを指でつまんで引っ張ると、第3図
に二点鎖線で示すようにノッチ107a,107b間が直線的に
帯状に引き裂かれる。
なお、易引裂材層としては、上記一軸延伸ポリエチレ
ンのほかに、一軸延伸ポリプロピレン等を用いることが
できる。また、中心基材としては、紙のほかに、合成
紙,発泡ポリエチレン,発泡ポリプロピレン等が利用で
きる。また、上記実施例においては開封部110aに剥離層
106を設け、さらにその上に仮着シール層を形成した
が、そのような手段に代えて、この開封部110aの範囲の
下面側のシール層105bを抜くようにしてもよく、それに
よっても同様の効果を奏することができる。
また、上記実施例においては、包装材をPE/インキ/OP
E/接着剤/紙/接着剤/OPE/PE/ハクリ層の積層構成とし
たが、この積層構成は、また、PE/OPE/接着剤/インキ
/紙/接着剤/OPE/PE/ハクリ層としてもよく、いろいろ
な形で実施できる。
(考案の効果) 本考案の易開封性包装袋は上記のように構成され、紙
もしくは発泡フィルムからなるシートを中心基材とする
包装材によって形成するものであるため、腰,剛度,保
冷性,保熱性等を確保することができ、しかも、指先で
引き裂くことによって開封でき、その際、中心基材の両
面に積層された易引裂材層によって切断の方向性が与え
られ、包装材の紙等にミシン目等を入れることなく開封
部を直線的に奇麗に引き裂くことができる。しかも、ミ
シン目等を入れないので、工程が少なくてコストダウン
となるし、外観が良くなり、また、バリヤー性が向上す
る。また、引裂面はミシン目よりも直線的となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は同実施例
の包装材を用いた袋の平面図、第3図は同袋に内容物を
入れ封をした状態の斜視図、第4図は従来の包装材によ
る容器の斜視図である。 100:包装材、101:中心基材、103a,103b:一軸延伸ポリエ
チレン層(易引裂材層)、105a,105b:シール層。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙もしくは発泡フィルムからなる比較的伸
    度の小さいシートを中心基材として、該中心基材の両面
    に延伸フィルムからなる易引裂材層を延伸方向を揃えて
    積層し、さらにその外面にシール層を積層した包装材
    を、該包装材の両端部の表面と裏面とを重ね合わせ前記
    延伸方向と直交する方向に貼着部を設けて筒状に形成し
    た包装袋であって、前記貼着部には、2本のノッチが間
    隔をおいて設けられ、少なくとも前記2本のノッチ間お
    よびその近傍には弱接着部が形成されていることを特徴
    とする易開封性包装袋。
JP1989046956U 1989-04-20 1989-04-20 易開封性包装材 Expired - Lifetime JP2521722Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989046956U JP2521722Y2 (ja) 1989-04-20 1989-04-20 易開封性包装材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989046956U JP2521722Y2 (ja) 1989-04-20 1989-04-20 易開封性包装材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02137234U JPH02137234U (ja) 1990-11-15
JP2521722Y2 true JP2521722Y2 (ja) 1997-01-08

Family

ID=31562473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989046956U Expired - Lifetime JP2521722Y2 (ja) 1989-04-20 1989-04-20 易開封性包装材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2521722Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5563742U (ja) * 1978-10-26 1980-05-01
JPS5741341A (en) * 1980-08-25 1982-03-08 Tohoku Metal Ind Ltd Magnetic alloy

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02137234U (ja) 1990-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2005313124B2 (en) Packaging
JP4386731B2 (ja) 易開封性包装袋
JPH01308754A (ja) 咬合具付袋
JP4676611B2 (ja) 易開封包装袋
JPH09301383A (ja) プラスチック袋
JPH09104449A (ja) 包装容器
JPH1072041A (ja) 易開封性包装袋
JP2521722Y2 (ja) 易開封性包装材
JP3953582B2 (ja) 易開口包装袋及びその製造方法
JPS601102Y2 (ja) 易開封性包装体
JPH043984Y2 (ja)
JP2001097396A (ja) 再封可能な包装体
JP3984351B2 (ja) ウェットティッシュの包装袋
JP4043592B2 (ja) 易開封袋
JP2004237995A (ja) ガセットタイプ包装袋
JP2585096B2 (ja) 包装袋
JP4241191B2 (ja) 易開封性背貼袋および包装体
JP3033226U (ja) ガゼット袋及び包装体
JPH07121748B2 (ja) プラスチツク袋
JP2006273334A (ja) 収納袋
JP2570773Y2 (ja) サンドイッチ用包装体
JP4156070B2 (ja) 易開封袋およびその製造方法
JPS6229418Y2 (ja)
JPS5834048Y2 (ja) 簡易開封構造を有する袋
JP2545691Y2 (ja) 包装体