JP2521534Y2 - 歯車噛合せ装置 - Google Patents

歯車噛合せ装置

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JP2521534Y2
JP2521534Y2 JP2048590U JP2048590U JP2521534Y2 JP 2521534 Y2 JP2521534 Y2 JP 2521534Y2 JP 2048590 U JP2048590 U JP 2048590U JP 2048590 U JP2048590 U JP 2048590U JP 2521534 Y2 JP2521534 Y2 JP 2521534Y2
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誠吾 中井
正和 鍋倉
道明 橋谷
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はハードギヤフィニッシャー(歯車仕上機)等
に備えられる歯車噛合せ装置に関する。
〈従来の技術〉 従来、歯車同士を噛合せるための位置決め装置として
は、ホブ盤等ではピンを利用するのが一般的で、テーブ
ルが自由に回転できないので位置決め後ワークをクラン
プするようにしている。また、歯車シェービング盤では
ワークを直接カッタに押し付けて噛合せをするのが一般
的である。
〈考案が解決しようとする課題〉 最近の自動車の低騒音化,高馬力化の要望に対応する
ため、ミッションギヤにおいては高精度化,歯面強度向
上が進められている。
その一環として、本出願人は歯車型CBN電着砥石を用
いて熱処理歪の除去と歯面強度向上を狙ったハードギヤ
フィニッシャを開発した。このハードギヤフィニッシャ
は、砥石軸とワーク軸をNC装置により同期回転させて噛
合せ加工を行うことにより、ピッチ精度を改善させるこ
とができるものである。
ところで、サイクルタイムの短縮と工具寿命の延長を
考えると、研削代はなるべく少くすることが望ましい。
一般に、被加工歯車の加工前精度は焼入歪のため良く
なく、歯溝の捩れが最大で0.1以上になることもある。
従って、被加工歯車の一点で歯の位置決めをすると、誤
差が大きくなり、オーバホール径で規定される定寸まで
削っても研削残り面が生じることがある。
そこで、第3図(A),(B)に示すように、砥石C
とワークWとを噛合せ、先ず砥石Cを駆動し(第3図
(A)参照)次にワークWを駆動する(第3図(B)参
照)というように駆動軸を切換えてつれ回りさせ、左,
右の歯面を何点か計測してその平均値を求めれば、研削
代を最少にすることができる。
そのため、これを自動化するには、砥石CとワークW
とを互いの歯先が衝突しないように噛合せる装置が必要
である。歯車シェービング盤で一般にやられているよう
に、砥石CにワークWを直接押込んで噛合せる方式では
砥粒が傷みやすく到底採用できない。
〈課題を解決するための手段〉 前記課題を解決するための本考案の構成は、回転する
主軸に取付具を介して取付けられた被加工歯車を歯車状
の砥石に噛合せるために被加工歯車を所定の回転位相で
位置決めする装置であって、前記被加工歯車の接線方向
へ移動可能に配設されたブロックと、該ブロックを駆動
するアクチュエータと、前記ブロックのシリンダ部に被
加工歯車の半径方向へ移動可能に組込まれたピストン
と、該ピストンの被加工歯車側端部に弾性部材を介して
組付けられたフランジ状部材と、該フランジ状部材に固
着されて前記被加工歯車の歯と係合可能な係合部材とを
具えたことを特徴とする。
〈作用〉 前記構成によれば、係合部材の被加工歯車の半径方向
への移動と、この係合部材を支持するブロックの被加工
歯車の接線方向への移動とにより、前記係合部材が定位
置停止状態の砥石のダミーとして被加工歯車に噛合さ
れ、これにより、被加工歯車の歯が所定位置に位置決め
されて前記砥石との良好な噛合せが行われる。
この際、係合部材と被加工歯車とが噛合わない時は、
弾性部材により係合部材が容易に逃げられる。
〈実施例〉 以下添付図面に基づいて、本考案の一実施例を説明す
る。
第1図及び第2図に示すように、ハードギヤフィニッ
シャのテーブル1上には、図示しない主軸上に取付具を
介して固着(クランプ)された被加工歯車としてのワー
クWの下方に位置して、前後方向に延びる左右一対の平
行なレール2,2が敷設される。
前記レール2,2上には、レール2,2に沿って前記ワーク
Wの接線方向へ移動可能にブロック3が載置され、該ブ
ロック3の後面には、前記テーブル1上に横向きに取付
けられた前後進油圧シリンダ4のピストンロッド先端が
連結される。また、該ブロック3の前方に位置したテー
ブル1上には、ブロック3の前進端を規制位置決めする
ストッパ5が固設されている。
前記ブロック3は、図示しない油通路等を形成するた
めに下ブロック3a,中ブロック3b,上ブロック3c及び前ブ
ロック3dの四つに分割形成されて適宜ネジ等により一体
化されてなるものである。前記前ブロック3dにはブロッ
ク3の前進端を確認するための第1の近接センサ6aがブ
ラケット7aを介して取付けられるとともに、上ブロック
3cの後面には後述するラック12の噛合せを確認するため
の第2の近接センサ6bと下降端を確認するための第3の
近接センサ6cとが一つのブラケット7bを介して取付けら
れている。
そして、前記下ブロック3aと中ブロック3bとで形成さ
れたシリンダ部8には、図示しない油通路を通して給排
される圧油で上下動する筒状ピストン9が収装され、該
筒状ピストン9の上端部には、有頂二重筒からなるフラ
ンジ状部材10の内筒部10aが上下動可能に内嵌されてい
る。フランジ状部材10の外筒部10bは中ブロック3bに外
嵌している。
また、前記フランジ状部材10は、その内筒部10aと筒
状ピストン9との間に介装された弾性部材としての圧縮
コイルばね11により常時上方へ付勢されている。
さらに、前記フランジ状部材10の頂壁部には係合部材
としてのラック12が固着されている。このラック12はワ
ークW及び該ワークWの上方に定位置停止された図示し
ない歯車状の砥石と同ピッチの歯を有してなる。なお、
図中13は前記第2,第3近接センサ6b,6cにより検出され
る検出ヘッドで、14は保護カバーである。
そして、前記ラック12とワークWとが噛合った状態で
前記ブロック3がストッパ5に当接することで、前記ワ
ークWに砥石が噛合うようになっている。
このように構成されるため、今ブロック3の初期位置
をストッパ5から半ピッチ後退させた位置に設定してお
く。
この状態から砥石とワークWとの噛合せを行うには、
先ず図示しない砥石を定位置停止させる。次に、ワーク
Wを図示しない主軸上に取付けてクランプする。この
際、ワークWの歯の位置は任意の位置にあるので、砥石
を近づけても歯先同士が衝突せずに噛合うとは限らない
のである。
そこで、筒状ピストン9によりラック12を上昇させて
ワークWと噛合せてみる。もし、噛合わない時は一度ラ
ック12を下降させ、ブロック3を前後進油圧シリンダ4
により半ピッチ前進させてストッパ5に当接させて後、
再度ラック12を上昇させれば必ずワークWと噛合う。な
ぜならば、通常歯車は山と谷から出来ているので、半ピ
ッチずらせば必ず噛合う。そして、微少のズレはラック
12を押込む時、ワークWはラック12にならって回転する
ので問題とならない。
また、初めの上昇でラック12が噛合えば、噛合せた状
態でブロック3を半ピッチ前進させてストッパ5に当接
させる。
このようにして、ワークWの歯の位置決めを行い、砥
石を下降させれば、歯先同士が衝突せずにワークWに噛
合うのである。また、この一連の動作は近接センサ6a〜
6c等を用いてNC装置により容易に自動化できる。
なお、前記実施例にて、ラック12が上昇してワークW
と噛合わない時は、圧縮コイルばね11を縮めることでラ
ック12が容易に逃げられるので、特に問題はない。ま
た、係合部材としてはラック12に代えてピン等も使用可
能である。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、砥石のダミーと
なる係合部材を用いることにより、砥石と被加工歯車と
を直接ぶつけ合うことなしに、砥石と被加工歯車とを噛
合せることができる自動噛合せ装置を提供し得る。ま
た、本装置は非常にコンパクトで動きも単純であるの
で、安価でサイクルタイムも短くて済む。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第2図はそ
の平面図、第3図(A),(B)は初期噛合せの方法を
示す各々の説明図である。 W……ワーク、3……ブロック、4……前後進油圧シリ
ンダ、8……シリンダ部、9……筒状ピストン、10……
フランジ状部材、11……圧縮コイルばね、12……ラッ
ク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−151832(JP,U) 実開 昭63−13616(JP,U) 実開 昭60−97238(JP,U) 実公 昭53−4172(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転する主軸に取付具を介して取付けられ
    た被加工歯車を歯車状の砥石に噛合せるために被加工歯
    車を所定の回転位相で位置決めする装置であって、前記
    被加工歯車の接線方向へ移動可能に配設されたブロック
    と、該ブロックを駆動するアクチュエータと、前記ブロ
    ックのシリンダ部に被加工歯車の半径方向へ移動可能に
    組込まれたピストンと、該ピストンの被加工歯車側端部
    に弾性部材を介して組付けられたフランジ状部材と、該
    フランジ状部材に固着されて前記被加工歯車の歯と係合
    可能な係合部材とを具えたことを特徴とする歯車噛合せ
    装置。
JP2048590U 1990-03-02 1990-03-02 歯車噛合せ装置 Expired - Lifetime JP2521534Y2 (ja)

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JP2048590U JP2521534Y2 (ja) 1990-03-02 1990-03-02 歯車噛合せ装置

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JP2048590U JP2521534Y2 (ja) 1990-03-02 1990-03-02 歯車噛合せ装置

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JPH03113723U JPH03113723U (ja) 1991-11-21
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ID=31523577

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JP4817011B2 (ja) * 2005-05-12 2011-11-16 株式会社 神崎高級工機製作所 内歯シェービング装置
JP7322603B2 (ja) * 2019-09-03 2023-08-08 村田機械株式会社 工作機械

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JPH03113723U (ja) 1991-11-21

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