JP2521406Y2 - コアキシァルスピーカ - Google Patents

コアキシァルスピーカ

Info

Publication number
JP2521406Y2
JP2521406Y2 JP1991076962U JP7696291U JP2521406Y2 JP 2521406 Y2 JP2521406 Y2 JP 2521406Y2 JP 1991076962 U JP1991076962 U JP 1991076962U JP 7696291 U JP7696291 U JP 7696291U JP 2521406 Y2 JP2521406 Y2 JP 2521406Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
horn
voice coil
woofer
tweeter
magnetic pole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1991076962U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0591099U (ja
Inventor
延之 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Onkyo Corp
Original Assignee
Onkyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Onkyo Corp filed Critical Onkyo Corp
Priority to JP1991076962U priority Critical patent/JP2521406Y2/ja
Publication of JPH0591099U publication Critical patent/JPH0591099U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2521406Y2 publication Critical patent/JP2521406Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ホーンの材質として熱
伝導の良好なアルミ材料を使用して、ボイスコイルの放
熱効果を高めたコアキシアルスピーカに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種のコアキシァルスピーカは、
図3に示した様に、ウーファ(W')の外磁形のマグネット
(04)を中心に組み立てた磁気回路(05)の、 中心磁極(05
a)の中心穴(05b)に、 後部にトゥイータ(T')のドライバ
ユニット(06)を配置したトゥイータ(T')のホーン(02)を
挿通して、 組み合わせた構造である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】したがって、従来のこ
の種のコアキシァル型スピーカにあっては、近来、 スピ
ーカのレーティングパワーが著るしく増大し、 多大の入
力信号電流によって、 特にボイスコイル(03)の温度上昇
が甚だしく、 接着剤の接着力が弱まって形が崩れたり、
ボイスコイル(03)自身が熱のために焼損したり、ボイス
コイルボビン(03a)が焼損したり、 あるいは熱がボビン
(03a)を伝わって振動板(07)を損傷するという弊害が多
発するような問題があった。
【0004】そこで、本考案は、このような従来のスピ
ーカが有していた問題点を解決するために、ボイスコイ
ルの近傍に、 熱伝導の良好な材料を配置して、 ボイスコ
イルに発生した熱を伝導して、 ボイスコイルの温度を低
下させて、 ボイスコイルの損傷の弊害を避けることによ
って、 レーティングパワーの増大向上を図ることを目的
としたコアキシァルスピーカを、提供しようとするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】該目的を達成するための
本考案の構成を、実施例に対応する図1乃至図2を用い
て説明すると、本考案は、ウーファ(W)の磁気回路
(5)の中心磁極(5b)の中心穴(5)に、後部にト
ゥイータ(T)のドライバユニット(6)を配置したト
ウィータホーン(2)が挿通され取り付けられた構成を
有するコアキシァルスピーカにおいて、ウーファ(w)
の中心磁極(5a)の先端部に段凹部(1b)を形成し
て、それに適合して嵌合する凸状部(2b)を形成し
て、外径をボイスコイル(3)の内径に近い寸法の接合
部(2c)とした高熱伝導度材料製のトゥータホーン
(2)を取り付けるとともに、トゥイータホーン(2)
の凸状部(2b)の上方部分の外形に、凹凸の放熱フィ
ン(2d)を設けたコアキシァルスピーカである。
【0006】
【作用】本考案は、このような構造としたものであるか
ら、振動するボイスコイル(3)の近傍に熱伝導度の高い
アルミ等製のホーン材(2)が位置しているので、 ボイス
コイル(3)に発生した電流熱(ジュール熱)は、 狭い磁気
空隙(5c)を透過して、 ホーン(2)に直接、 または鉄製の
中心磁極(5a)を伝ってホーン(2)に伝達され、ホーン(2)
内を伝導して、 ホーン(2)全体にゆきわたり、 ホーン(2)
の大なる表面積をもって空気中に拡散される。
【0007】その結果、ボイスコイル(3)の温度上昇は
極力抑制され、接着剤が劣化することもなく、ボイスコ
イルボビン(3a)、 振動板(7)に変形、 焼損等の悪影響を
及ぼすことがなく、 さらなる大電気入力にも耐え得るボ
イスコイル(3)となすことができる。
【0008】
【実施例】以下本考案の実施例について図面に基づいて
説明する。図中、図1及び図2は、本考案の1実施例を
示す図であって、図1は縱断面図を示している。ウーフ
ァ(W)の外磁形のマグネット(4)を中心に組み立てた磁気
回路(5)の、 中心磁極(5a)の中心穴(5b)に、 後部にトゥ
イータ(T)のドライバユニット(6)を配置してトゥイータ
(T)のホーン(2)を挿通して、 組み合わせた構造である。
【0009】ウーファ(W)の中心磁極(5a)の先端部に段
凹部(1b)を形成してある。(2)はアルミ等の高熱伝導度材
料製のトゥイータホーンで、 ウーファ(W)の中心磁極(5
a)との接合部(2c)に、 前記の段凹部(1b)に適合して嵌合
する凸状部(2b)を形成して、 その部位の外径をボイスコ
イル(3)の内径に近い寸法としてある。 従って、 ウーフ
ァ(W)とトゥイータ(T)とを組み合わせると、鉄製の中心
磁極(5a)の上端部分にホーン(2)のアルミ部分が密着し
て配置されることになる。
【0010】そして、本考案は図2に示すごとく、ホー
ン(2)の凸状部(2b)の上方部分の外形に、凹凸の
放熱フィン(2d)を設けて放熱表面積を大きくとって
いる。さらに、同部分を黒色に仕上げをすることによっ
て、より熱伝導度を向上することができる。
【0011】以上本考案の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本考案は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、本考案にいう前記の構
成要件を備え、かつ、本考案にいう目的を達成し、以下
にいう効果を有する範囲内において適宜改変して実施す
ることができるものである。
【0012】
【考案の効果】以上の説明から既に明らかなように、本
考案は、ウーファ(W)の中心磁極(5a)の先端部に段凹部
(1b)を形成して、 それに適合する凸状部(2b)を形成して
嵌合できる熱伝導度の高いアルミ製等で、 外径をボイス
コイル(3)の内径に近い寸法としたトゥイータホーン(2)
を嵌合して取り付けた構造としたものであるから、 振動
するボイスコイル(3)の近傍に、 熱伝導度の高いアルミ
等製のホーン材(2)が位置して、 ボイスコイル(3)に発生
した電流熱が、 狭い磁気空隙(5c)を対流透過して、 ホー
ン(2)に直接、 またはウーファ(W)の鉄製の中心磁極(5a)
を伝ってホーン(2)に伝達され、ホーン(2)内を伝導し
て、 ホーン(2)全体にゆきわたり、 ホーン(2)の大なる表
面積をもって空気中に拡散されて、 その結果、ボイスコ
イル(3)の温度上昇は極力抑制され、接着剤が劣化する
こともなく、ボビン(3a)、 振動板(7)に変形、 焼損等の
悪影響を及ぼすことがなく、 さらなる大電気入力にも耐
え得るボイスコイル(3)となすことができるという実用
上における顕著な効果を期待することが出来るに至った
のである。
【0013】また、アルミのホーン(2)の熱伝導度
は、ウーファ(W)鉄の中心磁極(5)の約3倍もあ
るので、ウーファ(W)のボイスコイル(3)に発生し
熱は、磁気空隙(5c)→中心磁極(5a)→トゥイ
ータホーン(2)→空気中と伝導、拡散がロス少な
く、スムースに、かつ速やかに行われるので、ウーファ
(W)のボイスコイル(3)の温度上昇は僅少に押さえ
られるのである。さらに、ホーン(2)に形成された凹
凸の放熱フィン(2d)によって放熱表面積を大きくと
れるので、熱の放散効果が向上し、同部分を黒色に仕上
げをすることによって、さらにまた、熱伝導度を向上す
ることができる。
【0014】更にまた、本考案は、ボイスコイル(3)の
近傍に鉄の電気伝導度が約3.5倍以上のアルミのよう
な、電気抵抗の少ない材料のリングが位置することにな
るから、 ボイスコイル(3)と電磁的に結合してボイスコ
イル(3)の振動を抑制して再生音の歪みを軽減するとい
う効果をも期待することが出来るに至ったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例を示した縦断面図。
【図2】本考案の1実施例を示す図1のII−II線に
沿った矢視横断面図。
【図3】従来例を示した縦断面図。
【符号の説明】
(W) ウーファ (T) トゥイータ (1b)ウーファの段凹部 (2) トゥイータホーン (2b)トゥィータホーンの凸状部 (2c)トゥィータホーンの接合部(2d)放熱フィン (3)ウーファのボイスコイル (5a)ウーファの中心磁極

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウーファ(W)の磁気回路(5)の中心
    磁極(5b)の中心穴(5)に、後部にトゥイータ
    (T)のドライバユニット(6)を配置したトウィータ
    ホーン(2)が挿通され取り付けられた構成を有するコ
    アキシァルスピーカにおいて、ウーファ(w)の中心磁
    極(5a)の先端部に段凹部(1b)を形成して、それ
    に適合して嵌合する凸状部(2b)を形成して、外径を
    ボイスコイル(3)の内径に近い寸法の接合部(2c)
    とした高熱伝導度材料製のトゥータホーン(2)を取り
    付けるとともに、トゥイータホーン(2)の凸状部(2
    b)の上方部分の外形に、凹凸の放熱フィン(2d)を
    設けたコアキシァルスピーカ
JP1991076962U 1991-08-28 1991-08-28 コアキシァルスピーカ Expired - Fee Related JP2521406Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991076962U JP2521406Y2 (ja) 1991-08-28 1991-08-28 コアキシァルスピーカ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991076962U JP2521406Y2 (ja) 1991-08-28 1991-08-28 コアキシァルスピーカ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0591099U JPH0591099U (ja) 1993-12-10
JP2521406Y2 true JP2521406Y2 (ja) 1996-12-25

Family

ID=13620417

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991076962U Expired - Fee Related JP2521406Y2 (ja) 1991-08-28 1991-08-28 コアキシァルスピーカ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2521406Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0441679Y2 (ja) * 1986-08-27 1992-09-30
JPS6410070U (ja) * 1987-07-07 1989-01-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0591099U (ja) 1993-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6373957B1 (en) Loudspeaker structure
US6842529B2 (en) Speaker
US20030081808A1 (en) Loudspeaker having cooling system
US5550332A (en) Loudspeaker assembly
US5933512A (en) Double cone-type loudspeaker
US7272238B2 (en) Loudspeaker having cooling system
JP2521406Y2 (ja) コアキシァルスピーカ
JP4278161B2 (ja) 倒立コーンを有するラウドスピーカ
JPH09135488A (ja) 電力増幅器とスピーカ支持枠の一体構造
US5987148A (en) Driver for a horn radiator
JP2005269335A (ja) スピーカ装置
JP2000059888A (ja) スピーカ
JP2607796Y2 (ja) スピーカ用磁気回路
JP2003299188A (ja) スピーカ用ダンパー及びスピーカ
JPH0715277Y2 (ja) スピ−カ
JPH0591100U (ja) コアキシァルスピーカ
JP3559832B2 (ja) スピーカ
JP3203876B2 (ja) スピーカ
CN219087299U (zh) 具有散热结构的扬声器
JP2605427Y2 (ja) スピーカ用磁気回路
GB2404520A (en) Phase plug equalizer used as heat sink for loudspeaker
JP3542513B2 (ja) スピーカ用振動板
JP3640611B2 (ja) 偏向ヨーク
JPH09149482A (ja) スピーカシステム
JP2987188B2 (ja) スピーカ用磁気回路

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees