JP3203876B2 - スピーカ - Google Patents

スピーカ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種音響機器に使用され
るスピーカに関するものであり、その中でも特に小型高
性能化を図ったスピーカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスピーカについて図面を用いて説
明する。
【0003】図7は従来の一般的なスピーカの構成を示
す半断面図であり、センターポール25aを有する下部
プレート25とリング状のマグネット26とリング状の
上部プレート27を積層して結合し、磁気ギャップ28
を形成した磁気回路29を構成し、この磁気回路29の
上面にフレーム30を結合し、このフレーム30の周縁
部にガスケット31と共に振動板32を結合し、この振
動板32の中央部に上記磁気回路29に形成された磁気
ギャップ28に偏心することなくはまり込むボイスコイ
ル33を結合し、このボイスコイル33のボビン中間部
をダンパー34にて支持し、さらに振動板32の中央部
上面にダストキャップ35を貼り付けて構成されてい
た。
【0004】また、上記図7に示した一般的なスピーカ
の他に、図8に示すような小型高性能化を図ったスピー
カも実用化されていた。
【0005】すなわち、図8に示す小型高性能化を図っ
た従来のスピーカは、センターポール36aを有するツ
ボ型のヨーク36と、このヨーク36の内壁上部に結合
されラジアル方向に着磁されたリング状の希土類系の磁
石37により磁気ギャップ38を形成した磁気回路39
を構成したものであり、高エネルギーを有する希土類系
の磁石37をラジアル方向に着磁して使用することによ
り、小型軽量、かつ高性能の磁気回路39を構成し、こ
の磁気回路39に上記図7で説明したフレーム30、振
動板32などを組み込んで構成したものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成によるスピーカでは、大入力を連続してスピーカ
に加えるとボイスコイル33の温度が上昇する傾向があ
り、特に図8に示した小型高性能化を図った磁気回路3
9を用いたスピーカでは高性能化に伴って大入力が加え
られるため、図7に示した従来の一般的なスピーカに比
べてボイスコイル33の温度上昇は顕著に現われる。
【0007】さらに、上記図8に示したスピーカの磁気
回路39は小型化されているために磁気回路39の表面
積が小さく、ボイスコイル33の温度上昇による発熱を
磁気回路39を介して放熱するにも限界があり、最悪の
場合にはボイスコイル33が温度上昇に耐えられなくな
って断線するという課題を有していた。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決し、小型高
性能化を図ったスピーカにおいてもボイスコイルの異常
な温度上昇を抑制し、安定した性能を発揮することが可
能なスピーカを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するため手段】上記課題を解決するために
本発明によるスピーカはセンターポールを有するツボ型
のヨークならびにこのヨークの内壁上部に結合されラジ
アル方向に着磁されたリング状の希土類系の磁石により
構成された磁気ギャップを有する磁気回路と、この磁気
回路の外周部にはめ込まれ周縁に複数の突片を設けた放
熱フィンと、凸状に形成され下端の鍔部にフレームの内
周部を結合すると共に凸部の先端に上記磁気回路の磁気
ギャップ面側を結合し、スピーカの前面側に磁気回路を
配置結合するサポータと、上記磁気ギャップにはまり込
むボイスコイルを中心に結合すると共に外周部をフレー
ムの外周部に結合した振動板からなる構成、あるいは上
記放熱フィンをヨークと一体構造にしたものである。
【0010】
【作用】この構成により、磁気回路の外周部にはめ込ま
れ周縁に複数の突片を設けた放熱フィンがボイスコイル
の温度上昇に伴う磁気回路の温度上昇を放熱するように
なり、小型軽量化された磁気回路を用いたスピーカに大
入力を加えてボイスコイルの温度が異常に上昇しても、
放熱フィンによって放熱効果が得られるために磁気回路
は異常な温度まで上昇せずボイスコイルも一定の温度ま
でしか上昇しないようになり、信頼性の向上を図ること
ができる。
【0011】また、放熱フィンはその形状や数量を効率
良く設定することにより大型化せず、小型軽量で高性能
というスピーカの特徴を損なうことのないものである。
【0012】
【実施例】(展開例1)まず、本発明に至るまでの第1の展開例 について図面を
用いて説明する。
【0013】図1は同展開例によるスピーカの構成を示
す半断面図であり、同図において1はセンターポール1
aを有するツボ型のヨーク、2はこのヨーク1の内壁上
部に結合されたリング状の磁石であり、ラジアル方向に
着磁された希土類系の磁石を用い、上記センターポール
1aとの間に磁気ギャップ3を形成した磁気回路4を構
成している。
【0014】5は放熱フィンであり、周縁に複数の突片
5aを設け上記ヨーク1の外周部にはめ込まれている。
6は磁気回路4の上部に結合されたフレーム、7は振動
板で中央部にボイスコイル8を結合し、このボイスコイ
ル8は上記磁気ギャップ3に偏心することなくはまり込
んでいる。9は上記振動板7を支持するダンパー、10
は振動板7の中央上面に貼り付けられたダストキャッ
プ、11は振動板7の周縁に貼り付けられたガスケット
である。
【0015】また、図2は上記図1に示した本発明に至
るまでの第1の展開例によるスピーカを示した斜視図で
あり、このように構成される展開例のスピーカは高エネ
ルギーを有する希土類系の磁石2を用いて磁気回路4を
小型化し、大入力化を図ったものであり、ボイスコイル
8に加えられる入力は一般のスピーカに比べてより大入
力化されるものである。
【0016】しかしながら大入力化に伴ってボイスコイ
ル8が温度上昇し、この上昇した温度が磁気回路4の温
度を上昇させても、この磁気回路4にはめ込まれた放熱
フィン5に設けた複数の突片5aによって上昇した温度
は放熱されるためにボイスコイル8の温度は一定の値以
上には上昇しなくなる。従ってボイスコイル8の異常温
度上昇による問題発生もなくなり、安定した性能を発揮
し、信頼性の高いスピーカを得ることができるものであ
る。
【0017】図3(a)〜(d)は上記放熱フィン5の
一例を示すものであり、この放熱フィン5は銅,アルミ
ニウム,鉄,亜鉛合金等の熱伝導性の良い材料によって
構成され、スピーカの形状寸法,加えられる入力によっ
て上昇するボイスコイル8の温度などにより、最適な形
状寸法を設定すればよいものであり、この図3(a)〜
(d)に限定されるものではなく、ボイスコイル8なら
びに磁気回路4の温度上昇を放熱できる構成のものなら
何でも良いことは言うまでもない。
【0018】(展開例2)次に、第2の展開例 について図面を用いて説明する。
【0019】図4は同展開例によるスピーカの構成を示
す半断面図であり、上記図1〜図3を用いて説明した第
1のスピーカの放熱フィン5をヨーク1と一体構造にし
たものであり、図4において12はツボ型のヨークであ
り、このヨーク12はセンターポール12aを有すると
共に周縁に複数の突片12bを一体構造で設けた構成と
しており、このヨーク12の内壁上部にラジアル方向に
着磁されたリング状の希土類系の磁石2を結合すること
により、磁気ギャップ3を形成した磁気回路13を構成
している。
【0020】この磁気回路13の上部にフレーム6を結
合し、振動板7、ボイスコイル8などを組み込んだ構成
は上記第1の展開例と同様であるため、詳細な説明は省
略する。
【0021】このように構成される第2の展開例のスピ
ーカは、ボイスコイルの異常温度上昇を抑制する効果を
有するばかりでなく、放熱フィンをヨークと一体構造に
することにより部品点数と組立工数を低減し、上記第1
の展開例に比べてコスト低減を図ることができるという
効果を有するものである。
【0022】(実施例) 以下、本発明の一実施例について図面を用いて説明す
る。
【0023】図5は本発明の一実施例によるスピーカの
構成を示す半断面図であり、上記第1ならびに第2の展
開例で説明したスピーカの磁気回路をスピーカの前面側
に配置結合したもので、一般に逆コーン型あるいは逆磁
気回路型と呼ばれるものである。
【0024】図5において14はセンターポール14a
を有したツボ型のヨーク、15はヨーク14の内壁上部
に結合されたリング状の磁石であり、ラジアル方向に着
磁された希土類系の磁石を使用し、ヨーク14と磁石1
5により磁気ギャップ16を形成した磁気回路17を構
成している。18は周縁に複数の突片18aを設けた放
熱フィンであり、上記ヨーク14の外周部にはめ込まれ
ている。
【0025】19は凸状に形成されたサポータであり、
凸部に上記磁気回路17をネジ止めにより結合し、下端
の鍔部にはフレーム20の内周部をネジ止めにより結合
している。21は振動板であり、外周部をガスケット2
4と共にフレーム20の周縁部に結合すると共に、上記
磁気ギャップ16に偏心することなくはまり込むボイス
コイル22を中心に結合し、さらにダンパー23によっ
てボイスコイル22を支持した構成としている。
【0026】このように構成される本発明のスピーカ
は、磁気回路17をスピーカの前面側に配置結合した構
成とすることによって薄型化を図ると共に磁気回路17
に希土類系の磁石15を使用して小型高性能化を図って
大入力化を可能にし、かつ大入力を加えても放熱フィン
18の効果によってボイスコイル22の異常温度上昇を
抑制できるという効果が得られるものである。
【0027】さらに放熱フィン18の突片18aが振動
板21の前面に配置される構成となるためにスピーカの
周波数特性を制御するイコライザーとしての機能も果
し、図6に周波数特性を示すように放熱フィン18のな
い従来品に比べ、放熱フィン18を取り付けてイコライ
ザーの効果も得られる本発明品は特に中高音域において
再生音圧の出力レベルが高くなり、上記放熱フィン18
の周縁に設ける突片18aの厚みや数量を増して密度を
上げたり、あるいは突片18aを放熱フィン18の周縁
全体に一体構造で設けることにより、上記イコライザー
としての機能はさらに向上するものである。
【0028】また、上記実施例では放熱フィン18をヨ
ーク14の外周にはめ込んだ構成としたが、本発明はこ
れに限定されるものでなく、放熱フィン18をヨーク1
4と一体構造にしても良いことは言うまでもない。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によるスピーカは、
スピーカに大入力を加えた際に発生するボイスコイルの
異常温度上昇ならびに磁気回路の温度上昇を放熱フィン
によって放熱することが可能となってボイスコイルの異
常温度上昇を抑制することができる。従って、より小型
軽量化、あるいは薄型化されたスピーカにおいてもボイ
スコイルに大入力を加えることが可能となり、スピーカ
の大入力化に伴う高性能化を実現することができるとと
もに、さらに、磁気回路をスピーカの前面側へ配置結合
したことで放熱フィンがイコライザーの機能を果たすよ
うになるために音質改善を図ることができ、特に中高音
域の再生出力音圧を向上した優れた周波数特性のスピー
カを得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に至るまでの第1の展開例のスピーカの
構成を示す半断面図
【図2】同斜視図
【図3】(a)〜(d)同要部である放熱フィンの形状
例を示す斜視図
【図4】同第2の展開例のスピーカの構成を示す半断面
【図5】本発明の一実施例のスピーカの半断面図
【図6】同周波数特性図
【図7】従来の一般的なスピーカの構成を示す半断面図
【図8】従来の小型高性能化を図ったスピーカの構成を
示す半断面図
【符号の説明】
1 ヨーク 1a センターポール 2 磁石 3 磁気ギャップ 4 磁気回路 5 放熱フィン 5a 突片 6 フレーム 7 振動板 8 ボイスコイル 9 ダンパー 10 ダストキャップ 11 ガスケット 12 ヨーク 12a センターポール 13 磁気回路 14 ヨーク 14a センターポール 15 磁石 16 磁気ギャップ 17 磁気回路 18 放熱フィン 18a 突片 19 サポータ 20 フレーム 21 振動板 22 ボイスコイル 23 ダンパー 24 ガスケット

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センターポールを有するツボ型のヨーク
    ならびにこのヨークの内壁上部に結合されラジアル方向
    に着磁されたリング状の希土類系の磁石により構成され
    た磁気ギャップを有する磁気回路と、この磁気回路の外
    周部にはめ込まれ周縁に複数の突片を設けた放熱フィン
    と、凸状に形成され下端の鍔部にフレームの内周部を結
    合すると共に凸部の先端に上記磁気回路の磁気ギャップ
    面側を結合し、スピーカの前面側に磁気回路を配置結合
    するサポータと、上記磁ギャップにはまり込むボイスコ
    イルを中心に結合すると共に外周部をフレームの周縁部
    に結合した振動板からなるスピーカ。
  2. 【請求項2】 放熱フィンをヨークと一体構造にした請
    求項に記載のスピーカ。
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GB202204878D0 (en) * 2022-04-04 2022-05-18 Pss Belgium Nv Loudspeaker

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