JP2521086Y2 - 動力作業機 - Google Patents

動力作業機

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JP2521086Y2
JP2521086Y2 JP1990058030U JP5803090U JP2521086Y2 JP 2521086 Y2 JP2521086 Y2 JP 2521086Y2 JP 1990058030 U JP1990058030 U JP 1990058030U JP 5803090 U JP5803090 U JP 5803090U JP 2521086 Y2 JP2521086 Y2 JP 2521086Y2
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JP
Japan
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recoil
drum
body cover
engine
diameter range
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1990058030U
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English (en)
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JPH0417172U (ja
Inventor
隆信 田崎
武智 児玉
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Kyoritsu Co Ltd
Original Assignee
Kyoritsu Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はチェーンソー等の動力作業機に関する。
従来の技術 動力作業機の一例として、例えば、チェーンソーは動
力源として小形空冷2サイクル式内燃機関を機体カバー
内に搭載しており、この内燃機関は通常はリコイル式始
動器で始動され、また、内燃機関のクランク軸に取付け
られて駆動される機関冷却用ファンからの風によって冷
却されるが、従来のチェーンソーは、比較的小径の同心
円形のリコイルドラムにリコイルロープを巻付けた形式
のリコイル式始動器を設け、外部から空気を冷却風とし
て機関冷却用ファンへ吸入するための空気吸入口を前記
リコイルドラムの外周部の機体カバーの部分に設けてお
り、このため機関始動時に圧縮工程位置にさしかかる
と、比較的大きな抵抗がリコイルロープに生じて機関始
動を困難にし、また、空気吸入口の面積を十分に確保す
るために機体カバー上部等に設けられた大きな空気吸入
口から雨水やごみが機体内へ侵入し易く、このため機体
カバー内に設けられた各種装置に障害を与える等の不都
合があった。
考案が解決しようとする課題 そこで、本考案はこのような従来の技術の不都合を取
除くと共に、簡単で便利な形の動力作業機を提供するこ
とを目的とする。
課題を解決するための手段 即ち、本考案によれば、機体カバー内に内燃機関を搭
載し且該内燃機関を始動するためのリコイル式始動器を
有する動力作業機は、前記リコイル式始動器がリコイル
ロープを巻付けるためのリコイルドラムを偏心した卵形
の形状に形成すると共にその大径範囲を前記リコイルロ
ープの引き出し方向である上向きに向けて休止するよう
に配置し、更に前記機体カバーの下方に位置する前記リ
コイルドラムの小径範囲の外周に隣接した前記機体カバ
ーの部分に比較的大きな吸入面積をもって空気吸入口が
配設されている構成を特徴とする。
作用 従って、リコイルロープはそれに加わる抵抗の変化に
応じてリコイルドラムの大径範囲及び小径範囲から容易
に引き出され、またリコイルドラムの小径範囲に大きく
開口できる空気吸入口を通して外部空気を機体カバー内
へ効率よく吸入することができる。
実施例 次に、本考案を図面の一実施例に基づいて説明する。
図示実施例の動力機械、例えばチェーンソーは、第1
図に示すように機体カバー1の一側部にリコイル式始動
器2を設けており、該始動器2は前記機体カバー1内に
設けられた小形空冷2サイクル式内燃機関のクランク軸
(図示せず)の一端に近接して配置され、該クランク軸
の該一端には機関冷却用ファン3が取付けられており、
該ファン3は前記機関クランク軸と共に回転するように
なっている。前記始動器2は前記機体カバー1に固定さ
れたケーシング4を有し、該ケーシング4は前記機関ク
ランク軸と同軸状に内方へ伸びる中央ボス部5を一体に
形成しており、この中央ボス部5にリコイルドラム6が
回転可能に支持されており、且つ、前記ボス部5の先端
に螺着するねじ7及び座金8によって軸線方向外方へ離
脱不能に保持されている。前記リコイルドラム6は第2
図に示すように全体的に卵形の形状を有し、前記ボス部
5に対して偏心して配置される。リコイルドラム6は周
溝9を形成しており、この周溝9にリコイルロープ10が
巻付けられており、該リコイルロープ10の内方端11は前
記周溝9内で前記リコイルドラム6に係止されている。
前記リコイルロープ10の外方端(図示せず)は前記機体
カバ1を通して外部上方へ延びており、操作者が把持し
得るハンドル(図示せず)を取着している。前記ケーシ
ング4を前記リコイルドラム6との間にゼンマイ12が設
けられ、該ゼンマイ12はその外端を前記ケーシング4に
係止し、その内端を前記リコイルドラム6に係止して、
該リコイルドラム6を前記リコイルロープ10の巻込方向
へ常に偏圧している。このため、前記リコイルドラム6
は通常は前記リコイルロープ10をその周溝9に巻込んだ
状態で保持すると共に、前記リコイルロープ10の外方端
のハンドルを前記機体カバー1の外側に当接させて維持
し、それにより前記リコイルドラム6は前記中央ボス部
5から偏心したその大径範囲13を上方に向け、その反対
側の小径範囲14を下方に向けて休止される。更に、前記
リコイルドラム6は、その内方表面にラチェット歯15を
一体に形成しており、該ラチェット歯15はそれと近接し
た前記ファン3の部分に枢着されたばね偏圧遠心ラチェ
ット爪(図示せず)と機関始動時に噛合い得るように配
置される。更に、前記機体カバー1は、前記始動器2の
下方の前記リコイルドラム6の小径範囲14の外周部分に
空気を外部から前記機体カバー1内へ吸入するための比
較的大きな空気吸入口16を形成している。
機関始動時に、操作者は始動器2のリコイルロープ10
の外方端のハンドルを引張り、リコイルドラム6をゼン
マイ12の作用に抗して回転させ、このためラチェット歯
15はファン3に設けられたラチェット爪と係合してクラ
ンク軸を作動方向へ回転させる。この時、リコイルロー
プ10は抵抗が大きくなる機関の圧縮工程時のクランク軸
位置でリコイルドラム6の大径範囲13の接線方向へ周溝
9から引き出される様に位相を合わせれば、モーメント
の腕が大きくなり、機関始動を容易に行うことができ
る。機関始動後、リコイルロープ10はゼンマイ12の作用
によってリコイルドラム6の周溝9内へ巻戻され、遠心
力により遠心ラチェット爪がラチェット歯15から外れ
て、リコイルドラム6は図示したように大径範囲13を上
方に向け小径範囲14を下方に向けて休止する。ファン3
は機関クランク軸と共に回転し続けるので、空気が外部
から空気吸入口16を通して機体カバー1内へ吸入され、
更にファン3によって機関シリンダの周りへ吹きつけら
れて機関を冷却する。このように、リコイルドラム6全
体の大きさを増すことなく機関始動を効率よく容易に行
うことができ、且つ始動器2の小型軽量化を実現し、ま
たリコイルドラム6はその小径範囲14を空気吸入口16の
方へ向けて休止することができるので、空気吸入口16は
機体カバー1の高さを増すことなく比較的大きな吸入面
積をもって形成されることができ、機関冷却を有効に行
うことができ、更に、従来は、上方にも設ける必要があ
った空気取入口17を最少限のものとするか、また省略し
て、空気吸入口16を始動器2の下方にのみ設けることも
できるので、雨水やごみ等が機体カバー1内へ流入して
その中の装置に損傷を与えることを防止できる。
考案の効果 上述した本考案の構成により、本考案は機関始動を効
率よく且つ容易に行うことができ、機関冷却を有効に行
うことができ、雨水やごみ等の機体カバー内への侵入を
阻止して装置の損傷を防止することも可能とし、構造の
小型軽量化を実現した動力作業機を提供し得る等の効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る一実施例を示す動力作業機の要部
縦断面図であり、第2図は第1図のリコイル式始動器の
背面図である。 1……機体カバー、2……リコイル式始動器、6……リ
コイルドラム、10……リコイルロープ、13……リコイル
ドラムの大径範囲、14……リコイルドラムの小径範囲、
16……空気吸入口。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体カバー(1)内に内燃機関を搭載し該
    内燃機関を始動するためのリコイル式始動器(2)を有
    する動力作業機において、前記リコイル式始動器はリコ
    イルロープ(10)を巻付けるためのリコイルドラム
    (6)を偏心した卵形の形状に形成すると共にその大径
    範囲(13)を前記リコイルロープの引き出し方向である
    上向きに向けて休止するように配置し、更に前記機体カ
    バーの下方に位置する前記リコイルドラムの小径範囲
    (14)の外周に隣接した前記機体カバーの部分に比較的
    大きな吸入面積をもって空気吸入口(16)が配設されて
    いることを特徴とする動力作業機。
JP1990058030U 1990-06-01 1990-06-01 動力作業機 Expired - Lifetime JP2521086Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990058030U JP2521086Y2 (ja) 1990-06-01 1990-06-01 動力作業機

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JP1990058030U JP2521086Y2 (ja) 1990-06-01 1990-06-01 動力作業機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0417172U JPH0417172U (ja) 1992-02-13
JP2521086Y2 true JP2521086Y2 (ja) 1996-12-25

Family

ID=31583271

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990058030U Expired - Lifetime JP2521086Y2 (ja) 1990-06-01 1990-06-01 動力作業機

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS525137U (ja) * 1975-06-30 1977-01-13
JPS5457039A (en) * 1977-10-13 1979-05-08 Kawasaki Heavy Ind Ltd Manual starter

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0417172U (ja) 1992-02-13

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