JPH0616966Y2 - エンジン - Google Patents
エンジンInfo
- Publication number
- JPH0616966Y2 JPH0616966Y2 JP1986158273U JP15827386U JPH0616966Y2 JP H0616966 Y2 JPH0616966 Y2 JP H0616966Y2 JP 1986158273 U JP1986158273 U JP 1986158273U JP 15827386 U JP15827386 U JP 15827386U JP H0616966 Y2 JPH0616966 Y2 JP H0616966Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reel
- fixed
- crankshaft
- crankcase
- bearing portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 本考案は刈払機等の携帯用作業機のエンジンに関するも
のである。
のである。
(b)従来技術および解決しようとする問題点 従来、この種のエンジンにおいては、クランクケースを
アルミ合金製とし、リコイルスターターのスプリングケ
ースを合成樹脂製として、両者の材質が異なるため、ス
プリングケースをクランクケースにねじ、ボルト等で固
着していた。このため、構造が複雑で、組み付けが面倒
となり、しかも安価に製作できない欠点があつた。
アルミ合金製とし、リコイルスターターのスプリングケ
ースを合成樹脂製として、両者の材質が異なるため、ス
プリングケースをクランクケースにねじ、ボルト等で固
着していた。このため、構造が複雑で、組み付けが面倒
となり、しかも安価に製作できない欠点があつた。
(c)問題を解決しようとする手段および作用 本考案は、前方に小径ボス状の軸受部４１を突出して設
けると共に大径円筒体６０ａと垂直壁６０ｂとからなる
スプリングケース６０を突出して設けたクランクケース
３を合成樹脂で一体に形成し、軸受部４１の内孔に外周
固定のベアリング５，７を介してクランク軸９を軸支
し、クランク軸９の外端に回転体２３と遠心クラッチ２
７とを順に固着し、クランク軸９の内端にクランクアー
ム１１を固着し、クランクアーム１１を連結杆１３を介
してクランクケース３の下方に固着したシリンダー１５
内の摺動ピストン１７に連結し、軸受部４１の外周にリ
コイルスターター４３のリール５５を回転自在になるよ
うに嵌合させ、一端がリール５５に他端がスプリングケ
ース６０に係合するように渦巻ばね５９をスプリングケ
ース６０内に収容して設け、回転体２３とリール５５と
を弾機６５とラチェット６３を介して係脱自在になるよ
うに連結構成してなるものである。本考案は、これによ
り、クランク軸、リコイルスターターのリールの組み付
け容易なエンジンを提供できるものである。
けると共に大径円筒体６０ａと垂直壁６０ｂとからなる
スプリングケース６０を突出して設けたクランクケース
３を合成樹脂で一体に形成し、軸受部４１の内孔に外周
固定のベアリング５，７を介してクランク軸９を軸支
し、クランク軸９の外端に回転体２３と遠心クラッチ２
７とを順に固着し、クランク軸９の内端にクランクアー
ム１１を固着し、クランクアーム１１を連結杆１３を介
してクランクケース３の下方に固着したシリンダー１５
内の摺動ピストン１７に連結し、軸受部４１の外周にリ
コイルスターター４３のリール５５を回転自在になるよ
うに嵌合させ、一端がリール５５に他端がスプリングケ
ース６０に係合するように渦巻ばね５９をスプリングケ
ース６０内に収容して設け、回転体２３とリール５５と
を弾機６５とラチェット６３を介して係脱自在になるよ
うに連結構成してなるものである。本考案は、これによ
り、クランク軸、リコイルスターターのリールの組み付
け容易なエンジンを提供できるものである。
(d)実施例 以下、図面により本考案の１実施例について詳細な説明
を行なう。
を行なう。
第１図において、エンジン１のクランクケース３は合成
樹脂で形成され、ベアリング５，７を介してクランク軸
９が軸支されている。クランク軸９の内端にはクランク
アーム１１が固着し、クランクアーム１１には、連結杆
１３の１端が固着している。連結杆１３の他端は、クラ
ンクケース３に固着するシリンダー１５内に摺動自在の
ピストン１７に枢着されている。クランクケース３の他
側面には気化器１９がリード弁２１を介して連通してい
る。クランク軸９の外端には、回転体２３がめねじ体２
５によつて固着されている。回転体２３の外方には、遠
心クラツチ２７の支持体２９がめねじ体２５によつて共
締めされている。回転体２３の外周の１部に埋設された
マグネツト（図示せず）に感応する点火用の感応コイル
３１が回転体２３の外周に近接して設けられている。回
転体２３の外側にはフアン３３，３３，…が固着されて
いる。めねじ体２５の外周には、遠心クラツチ２７の外
周に近接するクラツチドラム３５が回転自在に軸支され
ている。クラツチドラム３５の外面には、防振体３７を
介して伝動軸３９が接続されている。クランクケース３
と回転体２３との間に、ベアリング５，７を支持する軸
受部４１がクランクケース３の前方に突出して設けら
れ、軸受部４１の外周にリコイルスターター４３が装着
されている。エンジン１の外周を覆つてケース４５が設
けられ、ケース４５はクランク軸９の中心軸を含む垂直
な分割面によつて左右のケースに分割され、ねじ（図示
せず）によつて結合されている。エンジン１は防振体５
１（図示せず）を介してケース４５に支持されている。
またリコイルスターター４３の後述の渦巻ばね５９を覆
うように、大径円筒体６０ａと垂直壁６０ｂとを有する
スプリングケース６０は、突出するように合成樹脂製の
クランクケース３と一体に形成されている。リコイルス
ターター４３内における軸受部４１の外周にはリール５
５が回転自在に支持され、リール５５に巻回されたスタ
ーターひも５７のスターターハンドル（図示せず）を引
くことによつて渦巻ばね５９に抗してリール５５が回転
するよう構成されている。回転体２３の内面には摺動自
在の爪部６１がリール５５の外面に設けたラチエツト６
３に１方向に係止し、弾機６５によつてラチエツト６３
に押圧する方向に付勢されている。
樹脂で形成され、ベアリング５，７を介してクランク軸
９が軸支されている。クランク軸９の内端にはクランク
アーム１１が固着し、クランクアーム１１には、連結杆
１３の１端が固着している。連結杆１３の他端は、クラ
ンクケース３に固着するシリンダー１５内に摺動自在の
ピストン１７に枢着されている。クランクケース３の他
側面には気化器１９がリード弁２１を介して連通してい
る。クランク軸９の外端には、回転体２３がめねじ体２
５によつて固着されている。回転体２３の外方には、遠
心クラツチ２７の支持体２９がめねじ体２５によつて共
締めされている。回転体２３の外周の１部に埋設された
マグネツト（図示せず）に感応する点火用の感応コイル
３１が回転体２３の外周に近接して設けられている。回
転体２３の外側にはフアン３３，３３，…が固着されて
いる。めねじ体２５の外周には、遠心クラツチ２７の外
周に近接するクラツチドラム３５が回転自在に軸支され
ている。クラツチドラム３５の外面には、防振体３７を
介して伝動軸３９が接続されている。クランクケース３
と回転体２３との間に、ベアリング５，７を支持する軸
受部４１がクランクケース３の前方に突出して設けら
れ、軸受部４１の外周にリコイルスターター４３が装着
されている。エンジン１の外周を覆つてケース４５が設
けられ、ケース４５はクランク軸９の中心軸を含む垂直
な分割面によつて左右のケースに分割され、ねじ（図示
せず）によつて結合されている。エンジン１は防振体５
１（図示せず）を介してケース４５に支持されている。
またリコイルスターター４３の後述の渦巻ばね５９を覆
うように、大径円筒体６０ａと垂直壁６０ｂとを有する
スプリングケース６０は、突出するように合成樹脂製の
クランクケース３と一体に形成されている。リコイルス
ターター４３内における軸受部４１の外周にはリール５
５が回転自在に支持され、リール５５に巻回されたスタ
ーターひも５７のスターターハンドル（図示せず）を引
くことによつて渦巻ばね５９に抗してリール５５が回転
するよう構成されている。回転体２３の内面には摺動自
在の爪部６１がリール５５の外面に設けたラチエツト６
３に１方向に係止し、弾機６５によつてラチエツト６３
に押圧する方向に付勢されている。
以上の実施例において、スターターハンドル（図示せ
ず）を引くと、スターターひも５７が引かれて、リール
５５が回転してラチエツト６３と爪部６１が係合し、回
転体２３が回転して、回転体２３に固着するクランク軸
９が回転してエンジン１が始動する。エンジン１が始動
すると、爪部６１はラチエツト６３に押しのけられて係
合が解除し、遠心力によつて解除位置が保持される。エ
ンジン１の回転を所定の回転速度にまで上昇せしめると
遠心クラツチ２７がクラツチドラム３５に接続して、防
振体３７を介して動力は伝動軸３９に伝達される。
ず）を引くと、スターターひも５７が引かれて、リール
５５が回転してラチエツト６３と爪部６１が係合し、回
転体２３が回転して、回転体２３に固着するクランク軸
９が回転してエンジン１が始動する。エンジン１が始動
すると、爪部６１はラチエツト６３に押しのけられて係
合が解除し、遠心力によつて解除位置が保持される。エ
ンジン１の回転を所定の回転速度にまで上昇せしめると
遠心クラツチ２７がクラツチドラム３５に接続して、防
振体３７を介して動力は伝動軸３９に伝達される。
(e)考案の効果 本考案は、請求の範囲に記載のとおりの構成であるか
ら、構造簡単で部品の組付けが容易となり、安価に製作
することができるものである。
ら、構造簡単で部品の組付けが容易となり、安価に製作
することができるものである。
なお、本考案は前述の実施例に限定されるものではな
く、他の態様においても実施しうるものである。また、
請求の範囲に示す符号は本考案の技術的範囲を限定する
ものではない。
く、他の態様においても実施しうるものである。また、
請求の範囲に示す符号は本考案の技術的範囲を限定する
ものではない。
第１図は本考案の１実施例の側断面説明図である。 １…エンジン ３…クランクケース ４３…リコイルスターター ５９…渦巻ばね ６０…スプリングケース
Claims (1)
- 【請求項１】前方に小径ボス状の軸受部４１を突出して
設けると共に大径円筒体６０ａと垂直壁６０ｂとからな
るスプリングケース６０を突出して設けたクランクケー
ス３を合成樹脂で一体に形成し、軸受部４１の内孔に外
周固定のベアリング５，７を介してクランク軸９を軸支
し、クランク軸９の外端に回転体２３と遠心クラッチ２
７とを順に固着し、クランク軸９の内端にクランクアー
ム１１を固着し、クランクアーム１１を連結杆１３を介
してクランクケース３の下方に固着したシリンダー１５
内の摺動ピストン１７に連結し、軸受部４１の外周にリ
コイルスターター４３のリール５５を回転自在になるよ
うに嵌合させ、一端がリール５５に他端がスプリングケ
ース６０に係合するように渦巻ばね５９をスプリングケ
ース６０内に収容して設け、回転体２３とリール５５と
を弾機６５とラチェット６３を介して係脱自在になるよ
うに連結構成してなるエンジン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986158273U JPH0616966Y2 (ja) | 1986-10-17 | 1986-10-17 | エンジン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986158273U JPH0616966Y2 (ja) | 1986-10-17 | 1986-10-17 | エンジン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6363580U JPS6363580U (ja) | 1988-04-26 |
| JPH0616966Y2 true JPH0616966Y2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=31081612
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986158273U Expired - Lifetime JPH0616966Y2 (ja) | 1986-10-17 | 1986-10-17 | エンジン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0616966Y2 (ja) |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57119144A (en) * | 1981-01-14 | 1982-07-24 | Yamaha Motor Co Ltd | Crankcase for engine |
| JPS5845932U (ja) * | 1981-09-22 | 1983-03-28 | 株式会社小松製作所 | エンジン |
| JPS6033302U (ja) * | 1983-08-12 | 1985-03-07 | オリンパス光学工業株式会社 | 内視鏡用光学繊維束 |
| JPS60190976U (ja) * | 1984-05-30 | 1985-12-18 | 小松ゼノア株式会社 | リコイルスタ−タ |
| JPS6174673U (ja) * | 1984-10-23 | 1986-05-20 |
-
1986
- 1986-10-17 JP JP1986158273U patent/JPH0616966Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6363580U (ja) | 1988-04-26 |
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