JP2520607Y2 - 携帯用無線電話機 - Google Patents

携帯用無線電話機

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JP2520607Y2 JP1990014541U JP1454190U JP2520607Y2 JP 2520607 Y2 JP2520607 Y2 JP 2520607Y2 JP 1990014541 U JP1990014541 U JP 1990014541U JP 1454190 U JP1454190 U JP 1454190U JP 2520607 Y2 JP2520607 Y2 JP 2520607Y2
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【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、携帯用無線電話機に関する。
B.考案の概要 本考案は、受話部を構成するスピーカ装置を内蔵する
第1の外筺体と送話部を構成するマイクロホン装置を内
蔵する第2の外筺体とをヒンジ部を介して互いに枢支す
るとともに、このヒンジ部をスピーカ装置とマイクロホ
ン装置とから略等距離の位置とすることによって携帯性
の向上を図った携帯用無線電話機において、ヒンジ部を
中心とするスピーカ装置とマイクロホン装置とがなす角
度を角度検出手段により検出し、この検出された角度に
基づいて、スピーカ装置とマイクロホン装置とが接近す
るときにこれらスピーカ装置よりの音声及びマイクロホ
ン装置による音声検出出力の少なくとも一方をミューテ
ィング回路によりミューティングするようにして、スピ
ーカ装置よりの音声がマイクロホン装置により検出され
るいわゆるハウリングを防止したものである。
C.従来の技術 従来、音声として入力された情報信号を電波として電
話交換局に送信するとともに、電話交換局より電波とし
て送られた情報信号を受信して音声として出力するよう
に構成された携帯用無線電話機が提案されている。
このような携帯用無線電話機は、電気信号を音声に変
換するスピーカ装置を有して構成される受話部と、音声
を電気信号に変換するマイクロホン装置を有して構成さ
れる送話部とを備えている。また、この携帯用無線電話
機は、上記送話部より送られる電気信号を電波として送
信する送信部と、電波を受信して電気信号として上記受
話部に送る受信部とを備えている。これら受話部、送話
部、送信部及び受信部は、それぞれ所定の電子部品から
なる電子回路を有して構成されている。
そして、この携帯用無線電話機は、上記受話部、送話
部、送信部及び受信部を外筺体に内蔵して構成されてい
る。この外筺体は、上記スピーカ装置をこの携帯用無線
電話機の使用者の耳介近傍に臨ませるとともに、上記マ
イクロホン装置を口元近傍に臨ませ得るように、上記使
用者の顔面部に沿うようにやや屈曲した形状に形成さ
れ、両端側に上記スピーカ装置及び上記マイクロホン装
置が取付けられて構成されている。
D.考案が解決しようとする課題 ところで、上述のような携帯用無線電話機において
は、上記スピーカ装置及びマイクロホン装置をそれぞれ
使用者の耳介近傍及び口元近傍に臨ませて用いる場合に
は、これらスピーカ装置及びマイクロホン装置の位置を
それぞれ使用者の耳介近傍及び口元近傍に臨み得る位置
とする必要があるため、上記受話部、送話部、送信部及
び受信部を構成する電子回路の小型を図っても、装置全
体の小型化を図ることが困難である。
そのため、このような携帯用無線電話機においては、
非使用時及び上記スピーカ装置及びマイクロホン装置を
それぞれ使用者の耳介近傍及び口元近傍に臨ませずに用
いる場合における携帯性の向上が求められている。この
携帯用無線電話機の非使用時等の携帯性を高めるには、
上記外筺体を複数の部分に分割し、これら外筺体の部分
同士をヒンジ部を介して接続することにより、いわゆる
折り畳み式に構成することが考えられる。この携帯用無
線電話機を上記外筺体を二つの部分に分割して構成する
場合には、上記外筺体を上記スピーカ装置と上記マイク
ロホン装置との中間となる位置において分割すれば、上
記外筺体を最も小さく折り畳むことができる。
ところが、上記外筺体が上記スピーカ装置と上記マイ
クロホン装置との中間となる位置において分割されて構
成された携帯用無線電話機は、この外筺体を折り畳んだ
まま使用する場合においては、上記スピーカ装置と上記
マイクロホン装置とが接近するため、このスピーカ装置
より発せられる音声が上記マイクロホン装置により検出
され、いわゆるハンリングを生ずる。このハウリングが
生ずると、電話交換局との間で良好な電波の送受信を行
うことができず、また、この携帯用無線電話機を構成す
る各電子回路部が損傷を被る虞れがある。
そこで、本考案は、上述の実情に鑑みて提案されるも
のであって、外筺体が折り畳めるようになされて装置構
成の小型及び携帯性が高められるとともに、この外筺体
が折り畳まれて使用されるときに、いわゆるハウリング
が防止されて、良好な送受信が行えるようになされた携
帯用無線電話機を提供することを目的とする。
E.課題を解決するための手段 上述の課題を解決し上記目的を達成するため、本考案
に係る携帯用無線電話機は、受話部を構成するスピーカ
装置を内蔵してなる第1の外筺体と、送話部を構成する
マイクロホン装置を内蔵してなる第2の外筺体と、上記
スピーカ装置及び上記マイクロホン装置よりそれぞれ略
等距離となる位置に設けられ上記第1の外筺体と上記第
2の外筺体の各一端側同士を枢支してなるヒンジ部と、
このヒンジ部を中心とする上記スピーカ装置と上記マイ
クロホン装置とがなす角度を検出するとともに、検出さ
れた角度に基づいてフック操作を行う角度検出手段と、
この角度検出手段により検出された角度に基づき上記ス
ピーカ装置と上記マイクロホン装置とが接近するときに
上記スピーカ装置よりの音声及び上記マイクロホン装置
による音声検出出力の少なくとも一方をミューティング
するミューティング回路とを備えてなるものである。
F.作用 本考案に係る携帯用無線電話機においては、受話部を
構成するスピーカ装置と送話部を構成するマイクロホン
装置とが接近させられるときには、ミューティング回路
により、上記スピーカ装置よりの音声及び上記マイクロ
ホン装置による音声検出出力の少なくとも一方がミュー
ティングされるので、上記スピーカ装置より発せられる
音声が上記マイクロホン装置により検出されることがな
い。
また、スピーカ装置とマイクロホン装置とがなす角
度、すなわち第1の外筺体に対する第2の外筺体のヒン
ジ部を中心とした回動位置に応じてオンフック・オフフ
ック操作が行われる。
G.実施例 以下、本考案の具体的な実施例を図面を参照しながら
説明する。
本考案に係る携帯用無線電話機は、音声として入力さ
れた情報信号を電波として電話交換局に送信するととも
に、電話交換局より電波として送られた情報信号を受信
して音声として出力するように構成された装置である。
この携帯用無線電話機は、第1図及び第2図に示すよ
うに、第1の外筺体1と、この第1の外筺体1の一端側
にヒンジ部2を介して一端側を互いに枢支された第2の
外筺体3とを有してなる。上記ヒンジ部2は、回動軸2a
を有して構成され、この回動軸2aに対して上記各外筺体
1,3を回動可能となして支持している。上記各外筺体1,3
は、第4図及び第5図に示すように、これら外筺体1,3
が互いに略重なり合う状態、すなわち、クローズ状態か
ら、第1図及び第2図に示すように、これら外筺体1,3
が上記ヒンジ部2を挟んで連なるような状態、すなわ
ち、オープン状態に亘って、第2図中矢印Aで示すよう
に、互いに回動可能となされている。
上記第1の外筺体1には、上記電話交換局より送られ
る電波を受信して電気信号である受信信号に変換する受
信回路部4と、上記電話交換局に電波を送信する送信回
路部5とが内蔵されている。
また、上記第1の外筺体1には、上記受信回路部4よ
り上記受信信号を供給されてこの受信信号を音声に変換
するスピーカ装置6を有して構成される受話部7と、第
1の入力操作部8とが内蔵されている。上記スピーカ装
置6は、上記第1の筺体1の他端側に位置するように設
けられている。また、このスピーカ装置6は、上記第1
の外筺体1の上面側、すなわち、上記各外筺体1,3がク
ローズ状態となされたときに上記第2の外筺体3に対向
する側に設けられた一または複数の透孔6aを介して、外
方側に音声を放射できるようになされている。
上記第1の入力操作部8は、情報を入力するための複
数の押釦8a及び電子回路を有して構成され、入力された
情報に応じた情報信号を生成して上記送信回路部5に供
給する。この第1の入力操作部8において生成される情
報信号は、送信する電波の送信先を特定するため等のも
のである。この第1の入力操作部8を構成する上記複数
の押釦8aは、上記第1の外筺体1の上面側より外方側に
臨んでいる。
上記第2の外筺体3には、音声を電気信号である送信
信号に変換するマイクロホン装置9を有して構成され、
該送信信号を上記送信回路部5に送る送話部10が内蔵さ
れている。上記マイクロホン装置9は、上記第2の筺体
3の他端側に設けられ、上記第2の外筺体3の下面側、
すなわち、上記各外筺体1,3がクローズ状態となされた
ときに上記第1の外筺体1に対向する側に設けられた一
または複数の透孔9aを介して、外方側よりの音声を検出
できるようになされている。
なお、上記送話部10と上記送信回路部5とは、フレキ
シブル基板5a上に形成された導体パターンにより接続さ
れている。このフレキシブル基板5aは、第3図に示すよ
うに、上記ヒンジ部2の回動軸2aに設けられたスリット
2bを通して、上記第1及び第2の外筺体1,3の外方側に
臨むことなく、これら外筺体1,3間に渡されている。
この携帯用無線電話機においては、第2図中矢印L1
示す上記スピーカ装置6と上記回動軸2aとの距離と、第
2図中矢印L2で示す上記マイクロホン装置9と上記回動
軸2aとの距離とは、略等しくなされている。したがっ
て、上記各外筺体1,3がクローズ状態となされていると
きには、上記スピーカ装置6と上記マイクロホン装置9
とは、互いに重ね合わされる。
また、上記第2の筺体3には、第2の入力操作部11及
び表示部12が内蔵されている。上記第2の入力操作部11
は、上記第1の入力操作部8と同様に構成されており、
この第2の入力操作部11を構成する複数の押釦11aを上
記第2の外筺体3の上面側より外方側に臨ませている。
上記表示部12は、例えば液晶表示器や陰極線管表示器等
からなる表示面12aを有し、上記各入力操作部8,11にお
いて生成される情報信号や、上記受信信号に含まれる種
々の情報信号を供給され、これら情報信号に基づく表示
を行う。この表示部12は、上記表示面12aを上記第2の
外筺体3の上面側より外方側に臨ませている。
上記第1の外筺体1内の上記ヒンジ部2の近傍には、
第3図に示すように、角度検出手段となるマイクロスイ
ッチ15が取付けられている。このマイクロスイッチ15
は、第7図中に矢印Bで示すように、上記第2の外筺体
3が上記第1の外筺体3に接近する側に回動操作され
て、これら外筺体1,3が略クローズ状態となされ、上記
スピーカ装置6より発せられる音声が上記マイクロホン
装置9により検出される程度にこれらスピーカ装置6と
マイクロホン装置9とが接近すると、上記回動軸2aに支
持された上記第2の外筺体3の一端部3aにより、第7図
中に矢印Cで示すように、押圧操作されるように取付け
られている。
上記マイクロスイッチ15は、第8図に示すように、ア
ナログスイッチ20を有してなるミューティング回路30に
接続されている。すなわち、上記マイクロスイッチ15
は、一方側の端子が電源供給端子18に接続されるととも
に、他端側の端子が反転増幅器19の入力端子及び抵抗21
の一端側に接続されている。上記抵抗21は、他端側が接
地されている。上記反転増幅器19の出力端子は、上記ア
ナログスイッチ20の制御端子に接続されている。このア
ナログスイッチ20は、上記抵抗21を介して接地されてい
る。上記アナログスイッチ20は、上記マイクロスイッチ
15が閉成操作されると被制御入力端子と被制御出力端子
との間が略遮断状態となり、上記マイクロスイッチ15が
開放操作されると被制御入力端子と被制御出力端子との
間が導通状態となされる。
一方、上記マイクロホン装置9より出力される送信信
号は、第1の増幅器22を介して上記アナログスイッチ20
の被制御入力端子に送られる。このアナログスイッチ20
に入力された上記送信信号は、このアナログスイッチ20
の被制御出力端子より、第2の増幅器23を介して、上記
送信回路部5に送られる。上記送信信号は、上記マイク
ロスイッチ15が開放されているときには増幅されて上記
送信回路部5に送られ、上記マイクロスイッチ15が閉成
操作されると、ミューティングされて上記送信回路部5
に送られなくなる。
そして、上記第1の外筺体1の一端部には、電源収納
体13が着脱可能に取付けられる。この電源収納体13は、
筺体状に形成され、この携帯用無線電話機を構成する各
部に駆動電源を供給するための、いわゆる充電式電池等
からなる電源装置14を収納している。この電源収納体13
と上記第1の外筺体1とは、例えば、互いに嵌合する嵌
合凹部と嵌合凸部とを有し、これら嵌合凹部と嵌合凸部
とにおいて着脱可能に嵌合される。この電源収納体13の
上記第1の外筺体1に対向する側には、電源出力端子13
aが設けられている。この電源出力端子13aは、上記電源
収納体13が上記第1の外筺体1に取付けられると、上記
第1の外筺体1の一端側に設けられた電源入力端子1aに
接触するようになされている。すなわち、この携帯用無
線電話機を構成する各部は、上記電源装置14により、上
記電源出力端子13a及び電源入力端子1aを介して駆動電
源を供給されて、駆動する。
上述のように構成された本考案に係る携帯用無線電話
機は、非使用時においては、第4図に示すように、上記
各外筺体1,3がクローズ状態となされている。
この携帯用無線電話機は、このように上記各外筺体1,
3がクローズ状態となっているときに、上記第2の入力
操作部11を用いて、いわゆるフックオフ操作をすること
ができる。また、この携帯用無線電話機は、このクロー
ズ状態で、上記第2の入力操作部11により、送信操作を
することができる。すなわち、この携帯用無線電話機
は、クローズ状態のままで、受信及び送信操作を行える
ように構成されている。
このとき、上記マイクロスイッチ15が閉成されている
ので、上記マイクロホン装置9より出力される送信信号
は、上記ミューティング回路30により、上記送信回路部
5に送られないようにミューティングされており、上記
スピーカ装置6より音声や雑音が放射されても、いわゆ
るハウリングが生ずることがない。
そして、この携帯用無線電話機は、上記各外筺体1,3
をオープン状態となすと、フックオフ操作がなされるよ
うに構成されている。すなわち、この携帯用無線電話機
においては、上記マイクロスイッチ15の開閉操作に連動
してフック操作が行われる。したがって、この携帯用無
線電話機は、上記各外筺体1,3をオープン状態となすこ
とにより受信操作が行える。また、この携帯用無線電話
機は、このオープン状態において、上記第1の入力操作
部8を用いることにより、送信操作を行うことができ
る。
ところで、この携帯用無線電話機は、上記各外筺体1,
3がオープン状態となされると、第6図に示すように、
上記スピーカ装置6をこの携帯用無線電話機の使用者の
耳介Eの近傍に臨ませ得るとともに、上記マイクロホン
装置9を口元Mの近傍に臨ませ得るようになされる。す
なわち、上記スピーカ装置6より上記マイクロホン装置
9に至る距離は、略15cm乃至20cm程度となされている。
このとき、上記各外筺体1,3は、上記使用者の顔面部F
に沿うように、上記ヒンジ部2を介してやや屈曲された
ようになされる。
また、この携帯用無線電話機においては、上記各外筺
体1,3をオープン状態となし、上記スピーカ装置6を上
記耳介Eの近傍に臨ませ上記マイクロホン装置9を上記
口元Mの近傍に臨ませたときには、上記電源収納体13
は、把持部として、手Hにより把持することができる。
すなわち、この携帯用無線電話機は、上記各外筺体1,3
がオープン状態となされているときには、上記電源収納
体13を把持部として把持することにより、安定した状態
に保持して用いることができる。
なお、本考案に係る携帯用無線電話機は、上述の実施
例中に示した構成に限定されない。
例えば、上記各外筺体1,3の相互の回動操作に連動し
て上記ミューティング回路30を作動させるとともにフッ
ク操作を行う角度検出手段としては、上述のようなマイ
クロスイッチ15に限定されず、第9図に示すように、フ
ォトカプラ16を用いるようにしてもよい。
このフォトカプラ16は、LED等の発光素子とこの発光
素子よりの光を検出するフォトダイオード等の受光素子
とを備えてなり、このフォトカプラ16に対応する位置に
おける遮光板あるいは反射板の有無を検出するように構
成されている。このフォトカプラ16は、上記第1の外筺
体1内の上記ヒンジ部2の近傍に取付けられている。こ
のフォトカプラ16は、上記スピーカ装置6より発せられ
る音声が上記マイクロホン装置9により検出される程度
にこれらスピーカ装置6とマイクロホン装置9とが接近
すると、上記第2の外筺体3の一端部3aに取付けられた
遮光板17を検出するように取付けられている。なお、こ
の遮光板17は、反射板としてもよい。
また、本考案に係る携帯用無線電話において、上記角
度検出手段は、第10図に示すように、マグネット24とホ
ール素子25とにより構成するようにしてもよい。上記マ
グネット24は、上記第2の外筺体3の上記第1の外筺体
1に対向する側に取付けられている。上記ホール素子25
は、上記第1の外筺体1の上記第2の外筺体3に対向す
る側に、上記マグネット24に対向するようにして取付け
られている。上記ホール素子25は、上記スピーカ装置6
より発せられる音声が上記マイクロホン装置9により検
出される程度にこれらスピーカ装置6とマイクロホン装
置9とが接近すると、上記マグネット24により形成され
る磁界を検出する。この携帯用無線電話器においては、
上記ホール素子25が磁界を検出すると、上記ミューティ
ング回路30が作動されるとともに、フック操作が行われ
る。
さらに、本考案に係る携帯用無線電話機は、上述の実
施例に示したように、上記ミューティング回路30によっ
て、上記マイクロホン装置9よりの出力をミューティン
グするようにした構成に限定されず、このミューティン
グ回路30により、上記スピーカ装置6に送られる受信信
号をミューティングするように構成してもよい。
H.考案の効果 上述のように、本考案に係る携帯用無線電話機におい
ては、受話部を構成するスピーカ装置と送話部を構成す
るマイクロホン装置とが接近させられるときには、ミュ
ーティング回路により、上記スピーカ装置よりの音声及
び上記マイクロホン装置による音声検出出力の少なくと
も一方がミューティングされる。そのため、上記スピー
カ装置より発せられる音声が上記マイクロホン装置によ
り検出されることがない。
また、スピーカ装置とマイクロホン装置とがなす角
度、すなわち第1の外筐体に対する第2の外筐体のヒン
ジ部を中心とした回動位置に応じてオンフック・オフフ
ック操作が行われてなるので、操作性の向上を実現でき
る。
このように、本考案に係る携帯用電話装置は、ハウリ
ングを防止して良好な送受信を実現するとともに、操作
性の向上を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る携帯用無線電話機の構成を示す斜
視図であり、第2図は上記携帯用無線電話機の構成を示
す縦断面図である。 第3図は上記携帯用無線電話機を構成するヒンジ部の構
成を示す要部拡大断面図である。 第4図は上記携帯用無線電話機のクローズ状態を示す斜
視図であり、第5図は上記携帯用無線電話機のクローズ
状態を示す縦断面図である。 第6図は上記携帯用無線電話機が使用されている状態を
示す正面図である。 第7図は上記携帯用無線電話機を構成するヒンジ部のク
ローズ状態における構成を示す要部拡大断面図である。 第8図は上記携帯用無線電話機を構成するミューティン
グ回路を示す回路図である。 第9図は上記携帯用無線電話機を構成するヒンジ部の他
の構成を示す要部拡大断面図である。 第10図は上記携帯用無線電話機において上記ミューティ
ング回路を作動させるためにホール素子を用いた例を示
す斜視図である。 1……第1の外筺体 2……ヒンジ部 3……第2の外筺体 4……受信回路部 5……送信回路部 6……スピーカ装置 9……マイクロホン装置 15……マイクロスイッチ 16……フォトカプラ 17……遮光板 24……マグネット 25……ホール素子 30……ミューティング回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】受話部を構成するスピーカ装置を内蔵して
    なる第1の外筐体と、 送話部を構成するマイクロホン装置を内蔵してなる第2
    の外筐体と、 上記スピーカ装置及び上記マイクロホン装置よりそれぞ
    れ略等距離となる位置に設けられ、上記第1の外筐体と
    上記第2の外筐体の各一端側を枢支してなるヒンジ部
    と、 上記ヒンジ部を中心とする上記スピーカ装置と上記マイ
    クロホン装置とがなす角度を検出するとともに、検出さ
    れた角度に基づいてフック操作を行う角度検出手段と、 上記角度検出手段により検出された角度に基づき、上記
    スピーカ装置と上記マイクロホン装置とが接近するとき
    に、上記スピーカ装置よりの音声及び上記マイクロホン
    装置による音声検出出力の少なくとも一方をミューティ
    ングするミューティング回路とを備えてなる携帯用無線
    電話機。
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