JP2520563Y2 - 三相同期電動機の回転子 - Google Patents
三相同期電動機の回転子Info
- Publication number
- JP2520563Y2 JP2520563Y2 JP1990090650U JP9065090U JP2520563Y2 JP 2520563 Y2 JP2520563 Y2 JP 2520563Y2 JP 1990090650 U JP1990090650 U JP 1990090650U JP 9065090 U JP9065090 U JP 9065090U JP 2520563 Y2 JP2520563 Y2 JP 2520563Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- poles
- fan
- iron plate
- synchronous motor
- slits
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、三相同期電動機の回転子に係り、電磁鉄板
の形状に関する。
の形状に関する。
B.考案の概要 回転子を構成する磁性鉄板を最大極数である2nに分割
して形成した扇状体を回転軸のまわりに永久磁石を介し
て配置したことにより、極数にかかわらず汎用の鉄板抜
型にて磁性鉄板を形成することができる。
して形成した扇状体を回転軸のまわりに永久磁石を介し
て配置したことにより、極数にかかわらず汎用の鉄板抜
型にて磁性鉄板を形成することができる。
C.従来の技術とその課題 同期電動機の回転子と構成する磁性鉄板を第2図に示
す。第2図(a)は2極、第2図(b)は4極の磁性鉄
板を示している。すなわち、第2図(a),(b)にお
いてはシャフト1に対してそのまわりに永久磁石2を介
して磁性鉄板3が配置され、この磁性鉄板3は第2図
(a)の2極では2分割(2本のスリット4がある)さ
れ、第2図(b)の4極では4分割(4本のスリット4
がある)されている。
す。第2図(a)は2極、第2図(b)は4極の磁性鉄
板を示している。すなわち、第2図(a),(b)にお
いてはシャフト1に対してそのまわりに永久磁石2を介
して磁性鉄板3が配置され、この磁性鉄板3は第2図
(a)の2極では2分割(2本のスリット4がある)さ
れ、第2図(b)の4極では4分割(4本のスリット4
がある)されている。
しかしながら、かかる磁性鉄板3の打ち抜きにあって
は、2極の場合は2極用、4極の場合は4極用の専用の
鉄板抜型が必要になる。
は、2極の場合は2極用、4極の場合は4極用の専用の
鉄板抜型が必要になる。
本考案は、極数にかかわらず汎用の鉄板抜型を用いる
ようにした三相同期電動機の回転子の提供を目的とす
る。
ようにした三相同期電動機の回転子の提供を目的とす
る。
D.課題を解決するための手段 上述の目的を達成する本考案は、円板を使用最大極数
である2n個に等配に分割して扇状体を形成し、各扇状体
を隣接する扇状体間にスリットを形成しつつ回転軸まわ
りに永久磁石を介して配置し、使用極数に相当する数で
等配の位置に配置されたスリットには空隙のままの状
態、永久磁石、及び非磁性体の少なくともひとつを介在
させ、上記使用極数が上記使用最大極数でない場合の残
りのスリットには着磁されていない磁性体を介在させた
ことを特徴とする。
である2n個に等配に分割して扇状体を形成し、各扇状体
を隣接する扇状体間にスリットを形成しつつ回転軸まわ
りに永久磁石を介して配置し、使用極数に相当する数で
等配の位置に配置されたスリットには空隙のままの状
態、永久磁石、及び非磁性体の少なくともひとつを介在
させ、上記使用極数が上記使用最大極数でない場合の残
りのスリットには着磁されていない磁性体を介在させた
ことを特徴とする。
E.作用 適用可能な最大極数に磁性鉄板を打ち抜き、その最大
極数より小さい極数では所定の扇状体間を磁性体にて磁
気的に一体化してその極数に対応させたことにより、磁
性鉄板の打ち抜き型は1種類で済む。
極数より小さい極数では所定の扇状体間を磁性体にて磁
気的に一体化してその極数に対応させたことにより、磁
性鉄板の打ち抜き型は1種類で済む。
F.実施例 ここで、第1図を参照して本考案の実施例を説明す
る。なお、第1図にて、第2図と同一部分には同符号を
付す。第1図は最大極数4極の例を示している。円形の
磁性鉄板3はスリット4を介して4枚の扇状体になるよ
うに打ち抜かれる。
る。なお、第1図にて、第2図と同一部分には同符号を
付す。第1図は最大極数4極の例を示している。円形の
磁性鉄板3はスリット4を介して4枚の扇状体になるよ
うに打ち抜かれる。
かかる扇状体を4極の回転子に構成する場合には、シ
ャフト1のまわりに4個の永久磁石2を配置すると同時
に、隣接する扇状体間のスリット4にも永久磁石2が配
置されている。このスリット4の永久磁石2の配置は磁
気特性を向上させる機械的強度を向上させるために行な
っているが、例えばスリット4による空隙のままとした
り非磁性体を介在させて磁束が通りにくい状態に置いて
もよい。
ャフト1のまわりに4個の永久磁石2を配置すると同時
に、隣接する扇状体間のスリット4にも永久磁石2が配
置されている。このスリット4の永久磁石2の配置は磁
気特性を向上させる機械的強度を向上させるために行な
っているが、例えばスリット4による空隙のままとした
り非磁性体を介在させて磁束が通りにくい状態に置いて
もよい。
扇状体に打ち抜かれた磁性鉄板3を2極とする場合に
は、第1図(b)に示すスリット4内の位置又は
に永久磁石2を介在させ、スロット4の残りの位置
又はに磁束を通しやすい鉄等の磁性体を介在させ
る。この磁性体が介在させた隣接する扇状体は磁気的に
一体化されることになり、4枚の扇状体が磁気的に2枚
の扇状体となる。
は、第1図(b)に示すスリット4内の位置又は
に永久磁石2を介在させ、スロット4の残りの位置
又はに磁束を通しやすい鉄等の磁性体を介在させ
る。この磁性体が介在させた隣接する扇状体は磁気的に
一体化されることになり、4枚の扇状体が磁気的に2枚
の扇状体となる。
こうして、4枚の扇状体により4極又は2極の回転を
得ることができる。
得ることができる。
以上の説明は使用最大極数を4極とした場合を説明し
たが、この極数を2n極(nは整数)としても同様に適用
できる。
たが、この極数を2n極(nは整数)としても同様に適用
できる。
G.考案の効果 以上説明したように本考案によれば、使用最大極数の
扇状体を形成する汎用(共用)の打ち抜き型により、複
数極の回転子を得ることができる。
扇状体を形成する汎用(共用)の打ち抜き型により、複
数極の回転子を得ることができる。
第1図(a)(b)は本考案による回転子の一例の構成
図、第2図(a)(b)は従来例の回転子の構成図であ
る。 図面中、 2は永久磁石、3は磁性鉄板、4はスリットである。
図、第2図(a)(b)は従来例の回転子の構成図であ
る。 図面中、 2は永久磁石、3は磁性鉄板、4はスリットである。
Claims (1)
- 【請求項1】円板を使用最大極数である2n個に等配に分
割して扇状体を形成し、各扇状体を隣接する扇状体間に
スリットを形成しつつ回転軸まわりに永久磁石を介して
配置し、使用極数に相当する数で等配の位置に配置され
たスリットには空隙のままの状態、永久磁石、及び非磁
性体の少なくともひとつを介在させ、上記使用極数が上
記使用最大極数でない場合の残りのスリットには着磁さ
れていない磁性体を介在させたことを特徴とする三相同
期電動機の回転子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990090650U JP2520563Y2 (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | 三相同期電動機の回転子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990090650U JP2520563Y2 (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | 三相同期電動機の回転子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0451045U JPH0451045U (ja) | 1992-04-30 |
JP2520563Y2 true JP2520563Y2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=31825584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990090650U Expired - Fee Related JP2520563Y2 (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | 三相同期電動機の回転子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2520563Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58136258A (ja) * | 1982-02-08 | 1983-08-13 | Hitachi Ltd | 永久磁石回転子 |
JPS5959056A (ja) * | 1982-09-27 | 1984-04-04 | Fanuc Ltd | 同期機のロ−タ構造 |
-
1990
- 1990-08-31 JP JP1990090650U patent/JP2520563Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0451045U (ja) | 1992-04-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4682067A (en) | Synchronous electric motor having a disc-shaped permanent magnet rotor | |
GB1456546A (en) | Brushless dc motors | |
US4897603A (en) | Arrangement for determining the speed and rotor position of an electric machine | |
JPS63501918A (ja) | 単一段階の2相または4相の同期電気モ−タ | |
US4725752A (en) | 1-phase self starting disk-type brushless motor with cogging element | |
JP2520563Y2 (ja) | 三相同期電動機の回転子 | |
TW339422B (en) | Electromagnetic motor with two coaxial rotors | |
JP2019041530A (ja) | モータ | |
JPS63140644A (ja) | 回転電機の永久磁石付き回転子 | |
JPH04133637A (ja) | 永久磁石形回転子 | |
JPH01157253A (ja) | 永久磁石付き回転子 | |
US5099165A (en) | Brushless d.c. motor | |
JPH0116382Y2 (ja) | ||
JP2000245084A (ja) | 永久磁石電動機 | |
JPH0386051A (ja) | 電動機のヨーク | |
JPS61176977U (ja) | ||
JPS55147966A (en) | Commutatorless motor | |
JPS61116956A (ja) | 磁石回転型電動機のロ−タ | |
JPH0429529Y2 (ja) | ||
JPH0541357U (ja) | 永久磁石回転子および電動機 | |
JPH059149U (ja) | 永久磁石回転子 | |
JPS589504Y2 (ja) | 永久磁石電動機 | |
JPH01174263A (ja) | 磁性構造部材の製作方法 | |
JPS61210857A (ja) | 永久磁石同期モータ | |
JP2000278894A (ja) | モータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |