JP2520418Y2 - 格子桁橋 - Google Patents

格子桁橋

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JP2520418Y2
JP2520418Y2 JP40190290U JP40190290U JP2520418Y2 JP 2520418 Y2 JP2520418 Y2 JP 2520418Y2 JP 40190290 U JP40190290 U JP 40190290U JP 40190290 U JP40190290 U JP 40190290U JP 2520418 Y2 JP2520418 Y2 JP 2520418Y2
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昇 渡辺
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昇 渡辺
豊平製鋼株式会社
村田 勝弘
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、鋼床版橋の改善技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】鋼床版を用いた橋梁型式は従来、図4〜
図8に横断面を示すようなI桁橋、箱桁橋、トラス橋で
あった。図4〜図8はそれぞれ上路式鋼床版I桁橋2
1、下路式鋼床版I桁橋22、上路式鋼床版箱桁橋2
3、下路式鋼床版箱桁橋24、鋼床版トラス桁橋25の
模式横断面図である。これらはいずれも、桁高Hが高
く、例えば橋の下面と水面との間の間隙が制約されるよ
うな条件の河川橋とか、橋下に空間を要する道路橋に対
しては不都合であった。
【0003】そこで本出願人らは実願平1−78844
号にて「低い桁高の多主桁箱断面鋼床板格子桁橋」を提
案した。この提案は図9に示すような横断面の主桁32
を図10に示すように幅方向に連接し、これに横桁(図
示省略)を組合わせて格子状とした桁橋である。この桁
橋は、実施例として例えば図9の寸法を a=640mm b=320mm t1 ≧12mm t2 =2t1 程度とすると適切であり垂直補剛材が不要で、軽量で強
い合理的な経済設計となるものであった。この格子桁橋
はこのようなすぐれた特性を有するものであるが、次の
改善点があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】すなわち、 主桁と主桁の相互間距離33が320mm程度のた
め、製作時に溶接作業が容易でない。 支間長に限界がある。本考案者はこの点にさらに改善
を加えた格子桁橋を開発した。本考案はこのような技術
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、桁高の等しい
箱型の主桁と横桁とを格子状に配設してなる格子桁橋に
おいて、橋の地覆部に底面が主桁と同一平面をなす外桁
を設けると共に、主桁の下フランジの幅W1 (mm)、
主桁の中心距離W2 (mm)を、 W2 =W1 +(400〜600) としたことを特徴とする格子桁橋である。外桁は底面が
主桁と同一平面であるが、上面は地覆の高さ(通常橋面
上面から上方へ250mm)とすることができ、桁幅も
主桁より広くとることができるから、主桁より大形とす
ることができ、曲げ剛性が大きい。また本考案の格子桁
橋の箱型主桁はその断面形状を矩形としてもよく、台形
としてもよい。
【0006】
【作用】主桁の中心距離W2 を主桁の下フランジ幅W1
+(400〜600)としたので、主桁の下フランジの
相互間隔が400〜600mmとなり、製作時の溶接作
業が容易となり、作業性が向上し、溶接の品質が向上
し、信頼度が高くなる。下フランジの相互間隔は400
mm未満では溶接作業性の向上が困難であり600mm
を越えると桁高を高くする必要が生じ部材も大きくなる
ので、鋼材使用量が却って増加するので好ましくない。
一方主桁の相互間距離を拡げたので、主桁の下フランジ
の厚さを調整して主桁断面の中立軸を桁高のほぼ中央に
なるようにすると好ましい。これによって上下フランジ
の曲げ応力度が平均化する。さらに、箱型主桁の下フラ
ンジの相互間距離を上のように定めたことにより、本考
案の格子桁高のスパン方向の曲げ剛性の減少を補うため
外桁を地覆断面内に設けた。
【0007】また、外桁の下面は主桁と同高さとする。
このように大断面の外桁を設けることにより、本考案の
格子桁橋は桁高が一定の場合適用支間長を大きくするこ
とができ、また同一支間長に対しては桁高を低くとるこ
とができる。例えば、有効幅員6500mmの鋼床板橋
において、幅320mmの主桁を10列配列し、幅60
0mの外桁を設けた本考案の格子桁橋Aと外桁位置に同
じ主桁を配列した格子桁橋Bについて比較した結果を表
1、表2に示す。
【0008】
【表1】
【0009】
【表2】
【0010】
【実施例】図1〜図3に本考案の実施例を示した。図1
は本考案の実施例の格子桁橋1の横断面図を示すもの
で、図2はその部分拡大図である。実施例の格子桁橋1
は有効幅員Wが6500mm、支間長23mに対して、
矩形断面の主桁2を6個と外桁3を2個の合計8個の桁
を配設してある。この例では主桁2は、 桁高H=450mm、 主桁の下フランジの幅W1 =550mm、 主桁の中心距離W2 =1000mm、 下フランジ相互間隔W3 =450mm、 上フランジ厚=19mm、 下フランジ厚=38mm となっており、外桁3は 幅=600mm、 桁高=780mm となっている。図3は本考案の別の実施例の格子桁橋1
1の別の部分横断面を示すものである。その具体例を示
すと、 有効幅員W=6500mm、 支間長=22m、 主桁12の数=10個、 外桁13の数=2個、 桁高H=450mm、 主桁の中心距離W2 =640mm、 主桁の下フランジ幅W1 =240mm、 主桁の下フランジ相互間隔W3 =400mm、 主桁の下フランジ厚=38mm、 主桁の上フランジ厚=16mm、 外桁の幅=600mm、 外桁の高さ=780mm である。
【0011】
【考案の効果】本考案は実願平1−78844号の技術
にさらに改善を加えたもので、従来の格子桁橋の利点を
すべて受継ぎ、これに加えて製作が容易で省力的であ
り、製作工期の短縮、コストの低減に寄与する。さら
に、桁高が同一でも長支間の架橋が可能となり、同一支
間では桁高を低くすることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の格子桁橋の実施例の横断面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】別の本考案の格子桁橋の実施例の横断面図であ
る。
【図4】上路式鋼床版I桁橋の模式横断面図である。
【図5】下路式鋼床版I桁橋の模式横断面図である。
【図6】上路式鋼床版箱桁橋の模式横断面図である。
【図7】下路式鋼床版箱桁橋の模式横断面図である。
【図8】鋼床版トラス桁橋の模式横断面図である。
【図9】従来の格子桁橋の主桁の横断面図である。
【図10】従来の格子桁橋の横断面図である。
【符号の説明】
1、11、31 格子桁橋 2、12、32 主桁 3、13 外桁 4、14 主桁の上フランジ 5、15 主桁の下フランジ 21 上路式鋼床版I桁橋 22 下路式鋼床版I桁橋 23 上路式鋼床版箱桁橋 24 下路式鋼床版箱桁橋 25 鋼床版トラス桁橋 33 主桁と主桁の相互間距離 W 橋の有効幅員 W1 主桁の下フランジの幅 W2 主桁の中心距離 W3 主桁の下フランジ相互間隔 H 桁高
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−70313(JP,U)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 桁高の等しい箱型主桁と横桁とを格子状
    に配設してなる格子桁橋において、橋の地覆部に底面が
    主桁と同一平面をなす外桁を設けると共に、主桁の下フ
    ランジの幅W1 (mm)、主桁の中心距離W2 (mm)
    を、W2 =W1 +(400〜600)としたことを特徴
    とする格子桁橋。
  2. 【請求項2】 箱型主桁の断面が矩形である請求項1記
    載の格子桁橋。
  3. 【請求項3】 箱型主桁の断面が台形である請求項1記
    載の格子桁橋。
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