JP2520333Y2 - パレット治具のコレットチャック締め付け力検出装置 - Google Patents

パレット治具のコレットチャック締め付け力検出装置

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JP2520333Y2
JP2520333Y2 JP7745090U JP7745090U JP2520333Y2 JP 2520333 Y2 JP2520333 Y2 JP 2520333Y2 JP 7745090 U JP7745090 U JP 7745090U JP 7745090 U JP7745090 U JP 7745090U JP 2520333 Y2 JP2520333 Y2 JP 2520333Y2
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亮 加々見
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、パレット治具のコレットチャックにワーク
が確実に把持されているか否かを検知するに好適なパレ
ット治具のコレットチャック締め付け力検出装置に関す
る。
[従来の技術] 加工機械において、ワークは、パレット治具内に設け
られたコレットチャックに把持され、搬出入装置等によ
り機械内の所定位置に搬入位置決めされ、加工完了後に
搬出される。
パレット治具内に設けられるコレットチャックとして
は、ワークを直接把持するスリット溝入りの把持具のテ
ーパに、該把持具を囲んで配設されるリング状部材のテ
ーパを当接係合し、該リング状部材を軸線方向に沿って
移動させて前記把持具を半径方向に縮径させるように構
成されるものが採用される。前記リング状部材の移動は
油圧モータおよびそれに連結する移動機構によって行わ
れ、締め付け力は油圧モータ側に設けられた油圧検出装
置(油圧ゲージ)の油圧力の値を検知することにより判
断するものが従来より採用されている。
[考案が解決しようとする課題] 油圧ゲージの油圧力によりコレットチャックの締め付
け力は一応確認されるが、次のような問題点がある。
すなわち、把持具とリング状部材とは、それぞれに形
成されるテーパを当接係合させるように配設されている
が、仮りに両テーパ間にセリが生じたり、テーパ間に切
粉等のゴミが介入した場合でも油圧ゲージは高い油圧力
を表示し、あたかもコレットチャックがワークを十分に
把持したと誤認する場合が生ずる。すなわち、前記リン
グ状部材が所定量だけ前進せず、前記テーパが密接係合
しない状態で、締め付けが完了したと誤認する問題点が
生ずる。そのため、締め付け力不足の状態で加工が進め
られ、加工不良が発生する問題点が生ずる。
本考案は、以上の問題点を解決するもので、ワークが
確実に、かつ所定の締め付け力で把持されているか否か
を確実に検知出来、ワークの不良発生を防止する簡便構
造のパレット治具のコレットチャック締め付け力検出装
置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は、以上の目的を達成するため、機械内に搬出
入されるパレット治具内に軸線方向の移動を拘束されて
収納されるワーク把持用のコレットチャックのワーク締
め付け力を検出する検出装置であって、前記コレットチ
ャックの外周のテーパ部に当接するテーパ部をその内面
に形成すると共に前記パレット治具内に軸線方向に沿っ
て摺動可能に支持されるリング状部材と、該リング状部
材の一端側にその軸線方向に沿って外方に突出して連結
されるロッドと、該ロッドと相対向する位置において前
記パレット治具側に固定され前記リング状部材の所定の
移動量を検出する検出手段と、前記リング状部材の外周
に螺合すると共に前記パレット治具内に軸線方向の移動
を拘束されて回転可能に収納されるウォームホイールお
よびこれに噛合するウォームギャと、該ウォームギャの
駆動用の油圧モータの油圧力を検出する油圧ゲージを設
けてなるパレット治具のコレットチャック締め付け力検
出装置をその手段とするものである。
[作用] パレット治具が機械の所定位置に搬入されると油圧モ
ータが回転し、ウォームギャおよびウォームホイールを
介してリング状部材が回転する。リング状部材はパレッ
ト治具内に摺動可能に支持され、前記ウォームホイール
はその軸線方向の移動を拘束されてパレット治具内に収
納される。そのためウォームホイールの回転によりリン
グ状部材が軸線方向に移動する。そのためリング状部材
のテーパ部に当接するコレットチャックのテーパ部が押
され、コレットチャックがワークを把持する方向に縮径
する。油圧モータの油圧ゲージはコレットチャックによ
るワークの把持力を油圧力として検出する。一方、リン
グ状部材の移動に伴ってそれに連結するロッドが移動す
る。検出手段はロッドが所定の移動量だけ移動すると検
出信号を出力する。以上により、検出手段の検出信号と
前記油圧力を観察することによりコレットチャックによ
りワークが正しく把持されたか否かを検出することが出
来る。例えば前記リング状部材とコレットチャックとの
間にゴミ等が介在している場合には前記動作によって油
圧力が所定値まで上昇してもリング状部材およびロッド
が所定量だけ移動しない。従って、コレットチャックに
よりワークが正しく把持されていないことが簡単にわか
る。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。
第1図に示すように、パレット治具1のパレット本体
2の上方側にはコレットチャック3が装着される。コレ
ットチャック3はワーク4を直接把持する把持具5とこ
れに囲むリング状部材6とから構成される。把持具5は
その内孔でワーク4を直接把持すると共に外径にはテー
パ部7が形成される。また、スリット8により縮径可能
に構成される。リング状部材6は把持具5のテーパ部7
に当接係合するテーパ部9を内周に形成すると共に、そ
の外周にねじ部10を形成する。また、リング状部材7は
パレット治具1のパレット本体2に摺動可能に支持され
る。
移動機構の1つであるウォームホイール11はリング状
部材6のねじ部10に螺合する内ねじを形成するものから
なり、パレット本体2とパレット本体2に固定されるカ
バ12とによりスラスト支持され、軸線方向の移動のみを
拘束される。なお、把持具5もカバ12に固定されて軸線
方向の移動を拘束される。
リング状部材6の一端側にはロッド13が固定される。
ロッド13はカバ12の貫通孔14を貫通して外部に突出し、
その突出端側に検出手段15の検出具16が固定される。ま
た、パレット本体2には検出具16と無接点で係合するセ
ンサ17が固定される。センサ17は検出装置18に連結され
る。なお、センサ17は検出具16がある距離だけ近接した
際に検知信号を発するように構成されるものである。パ
レット治具1は機械の固定側のクランプ具19により所定
位置に固定されると共に、ガイドローラ20に案内され紙
面直角方向に沿って移動可能に支持される。
次に、第1図乃至第3図により油圧モータおよび移動
機構を説明する。
パレット治具1の所定の搬入位置には固定側21に固持
された油圧モータ22が設けられ、油圧モータ22には油圧
力を表示する油圧ゲージ23が付設される。油圧モータ22
のカップリング部24(第3図)は駆動ロッド25の嵌合部
26と着脱可能に係合する。駆動ロッド25には傘歯車27が
固定され、傘歯車27は第2図に示すように駆動軸28の一
端側に固定される傘歯車29に噛合する。駆動軸28は第2
図に明示されていないが、パレット本体2に枢支され
る。駆動軸28のほぼ中心部にはウォームホイール11に噛
合するウォームギヤ30が設けられている。
次に、本実施例の作用を図面により更に詳細に説明す
る。
パレット治具1が機械の所定位置に搬入され、クラン
プ装置19により固定されると、油圧モータ22のカップリ
ング部24が駆動ロッド25の嵌合部26と嵌合する。従っ
て、油圧モータ22の回転力が駆動ロッド25側に伝動され
る。油圧モータ22による駆動ロッド25の回転は傘歯車2
7,29を介し駆動軸28側に伝わり、ウォームギャ30を介し
てウォームホイール11が回転される。コレットチャック
3の把持具5とリング状部材6のテーパ部7,9間にセリ
等がなく、かつ切粉等のゴミが介入されていない場合に
は、ウォームホイール11の回転によりリング状部材6が
その軸線方向に移動し、テーパ部9により把持具5のテ
ーパ部7を押圧し、把持具5を縮径させ、ワーク4を把
持するように作用する。リング状部材6の移動に伴っ
て、それに固定されているロッド13および検出具16が移
動するため、検出具16が所定量だけ移動することとな
る。センサ17から検出信号が発生し、検出装置18に表示
される。一方、把持具5とリング状部材6との圧接によ
り、油圧モータ22側の油圧力は上昇し、その値が油圧ゲ
ージ23に表示される。従って、油圧ゲージ23の表示およ
び検出装置18の表示により、コレットチャック3がワー
ク4を正しく、かつ確実に把持したことが確認される。
仮りに、把持具5とリング状部材6との間にセリ等があ
ったり、切粉等が介入している場合には、リング状部材
6が所定の移動量だけ移動しないため、検出装置18は表
示せず油圧ゲージ23のみが表示することになる。そのた
め、ワーク4が十分にクランプされていないことが確実
に検知される。
本実施例において、検出手段15を無接点のセンサ17を
使用したが、それに限定されるものでない。また、移動
機構も図示のものに限定されない。
[考案の効果] 本考案によれば、次のような効果が上げられる。
1)検出手段により検出信号と油圧モータによる油圧力
との両方の表示のある場合にのみコレットチャックがワ
ークを確実に把持したことになるため、ワークが常に確
実に、かつ強力に把持されることになる。
2)コレットチャックに異物が付着したり、セリ等が生
じた場合にはその異常が検知され、誤認が防止される。
3)本考案はコレットチャックのリング状部材に検出手
段を設けるだけの簡便構造のものから構成され、容易
に、かつ安価に実施することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の軸断面図と構成図、第2図
は第1図のII−II線概要断面図、第3図は移動機構と油
圧モータとの連結状態を示すための第2図のIII矢視の
軸断面図である。 1……パレット治具、2……パレット本体、3……コレ
ットチャック、5……把持具、6……リング状部材、7,
9……テーパ部、8……スリット溝、10……ねじ部、11
……ウォームホイール、12……カバ、13……ロッド、14
……貫通孔、15……検出手段、16……検出具、17……セ
ンサ、18……検出装置、19……クランプ装置、20……ロ
ーラ、21……固定側、22……油圧モータ、23……油圧ゲ
ージ、24……カップリング部、25……駆動ロッド、26…
…嵌合部、27,29……傘歯車、28……駆動軸、30……ウ
ォームギャ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機械内に搬出入されるパレット治具内に軸
    線方向の移動を拘束されて収納されるワーク把持用のコ
    レットチャックのワーク締め付け力を検出する検出装置
    であって、前記コレットチャックの外周のテーパ部に当
    接するテーパ部をその内面に形成すると共に前記パレッ
    ト治具内に軸線方向に沿って摺動可能に支持されるリン
    グ状部材と、該リング状部材の一端側にその軸線方向に
    沿って外方に突出して連結されるロッドと、該ロッドと
    相対向する位置において前記パレット治具側に固定され
    前記リング状部材の所定の移動量を検出する検出手段
    と、前記リング状部材の外周に螺合すると共に前記パレ
    ット治具内に軸線方向の移動を拘束されて回転可能に収
    納されるウォームホイールおよびこれに噛合するウォー
    ムギャと、該ウォームギャの駆動用の油圧モータの油圧
    力を検出する油圧ゲージを設けることを特徴とするパレ
    ット治具のコレットチャック締め付け力検出装置。
JP7745090U 1990-07-23 1990-07-23 パレット治具のコレットチャック締め付け力検出装置 Expired - Lifetime JP2520333Y2 (ja)

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DE102009003802A1 (de) * 2009-04-20 2010-10-21 Röhm Gmbh Spannfutter

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