JP2520234Y2 - ソレノイドバルブ - Google Patents

ソレノイドバルブ

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JP2520234Y2
JP2520234Y2 JP11356890U JP11356890U JP2520234Y2 JP 2520234 Y2 JP2520234 Y2 JP 2520234Y2 JP 11356890 U JP11356890 U JP 11356890U JP 11356890 U JP11356890 U JP 11356890U JP 2520234 Y2 JP2520234 Y2 JP 2520234Y2
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JP
Japan
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armature
solenoid
shim
stator
solenoid valve
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JP11356890U
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文夫 本田
弥清 石原
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Nachi Fujikoshi Corp
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Nachi Fujikoshi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は小型軽量かつ高速反復動作が要求される自動
車のオートマチックトランスミッション用等のソレノイ
ドバルブに関する。
[従来の技術] 第4図に示すように、この種のノーマルクローズ(ソ
レノイド断のときPポート閉)タイプのソレノイドで
は、ソレノイドコイル7の通電が断たれたとき、残留磁
気による吸引力を除去してポペット3を即座に下方に移
動させるため、アーマチュア4とステータ6の間に非磁
性体製の薄いシム(スペーサ)18を介在させていた。代
表的な例としては特公昭61-25953号公報に記載されたも
のがある。さらにまた、このシム18を単にフリーで介在
させるばかりでなく、第5図に示すようにソレノイドの
ステータ6とアーマチュア4との間に張設させた復元用
のコイルスプリング17により、アーマチュア4の上端面
に押し付けているものも提案されている。
[考案が解決しようとする課題] 自動車用オートマチックトランスミッションに使用さ
れる油圧ソレノイドバルブは、最近の制御の多様化に伴
いDuty弁が採用されているが、これは30〜50Hzと切換頻
度が高く、しかも耐久性は3億〜7億回と従来のオン・
オフ弁に較べて100倍以上が要求されている。また、自
動車に搭載されるため常時あるレベルでの振動影響下に
置かれている。
高頻度切換と振動の影響で、従来あまり問題とされな
かった部位での摩耗や破損が発生し、作動不良に至るこ
とが判明してきている。
このような情勢下において、第4図の従来技術は残留
磁気による吸引力除去用のシム18がフリーの場合を示し
ているが、あるレベルの振動が加えられている状態でソ
レノイドバルブに高頻度の切換作動を行わせると、シム
18に踊りが発生しシム自身の摩滅および相手部品すなわ
ちアーマチュア4、ステータ6の摩耗をひき起す。ま
た、第5図の従来技術はシム18がスプリング17によりア
ーマチュア4の上端面に押し付けられている構造を示し
ているが、これも振動影響下で高頻度の切換作動を行わ
せると、スプリング17に共振を起してシム18に踊りを生
じることは避け難い。このようにシムに踊りが生じる
と、長時間の運転により摩損したシムは破片化して、ソ
レノイドバルブ内の可動部に入り込み可動部の動きを阻
害し、作動不良に至るおそれがある。
本考案はこれら従来技術の欠点を解消するものであ
る。
[課題を解消するための手段] このため本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載し
た構成のソレノイドバルブを提供することにより、従来
技術の課題を解決した。
[実施例] 第1図および第2図に本考案の一実施例を示す。磁気
枠となる磁性体製で底付円筒形のボディ1はその内部に
ソレノイドを構成する各部品を収納し、底部下面より垂
下した環状部でフィルタ25を支持するフィルタカバー24
をOリング26を挾んで周辺からかしめて固定している。
ボディ1の内部にはソレノイドコイル7を巻き付けた中
央孔を有する絶縁体製ボビン8、その中央孔内部上半の
非磁性体製のチューブ10、チューブ10の下端と油密に接
し下方の段部でソレノイドコイル7を支持する磁性体製
のスリーブ9、チューブ10内に入り込んでいて上端がエ
ンドカバーを兼ねるステータ6、および円筒形のポペッ
ト3と一体に固着されたアーマチュア4を有している。
また、ボディ1の上端周縁はステータ6のエンドカバー
部分周縁とかしめて固着されており、ステータ6にはコ
イルスプリング17を納める中心穴20が設けられている。
ステータ6の下端はチューブ10の下端より上方に位置
し、従ってステータ6下端面、チューブ10の下端部およ
びスリーブ9に囲まれた内側は空洞となっている。この
空洞にはボディ1の底部中心の入口ポート穴11に固着さ
れ上方に立上ったガイド棒13が位置するとともに、この
ガイド棒13に設けられた上下二個所のランド部の外側に
油密摺動可能に嵌合された円筒形のポペット3が位置し
ている。ガイド棒13の根元には円錐状当り面を有する弁
シート12が形成されており、また、入口ポート穴11から
ガイド棒13内を通って根元寄のランド部の下方に開口す
る連通路15を有している。フィルタカバー24の下部中央
には入口孔27があり、ボディ1の底部側面にはポペット
3が弁シート12に着座することにより入口ポート穴11と
遮断される出口ポート穴14が設けられている。
ポペット3の上部には中心に貫通穴を有する磁性体製
のアーマチュア4が固着され、アーマチュア4上端面上
のシム18aはその中心穴に挿通された非磁性体製のスプ
リング受16の段部16aによって押えられ、さらにアーマ
チュア4下面でスプリング受16の下端をかしめて拡げる
こととにより固定される。このスプリング受の段部16a
とステータ6の中心穴20の上部にねじ込まれたアジャス
タ19との間には、圧縮コイルスプリング17が張設され、
アジャスタ19はスプリング力の調節を行った後にステー
タ6にかしめて固定される。また、スプリング受16とア
ジャスタ19とは共に中心部に油を逃がすための通孔を有
している。
なお、波板ばね23はチューブ10およびボビン8を押圧
して熱膨張に対処しており、ソレノイドコイル7に給電
を行うハーネス22はクランプ21に支持されている。そし
てこのソレノイドバルブ組立体はスナップリング30で係
止されたブラケット29により、フィルタカバー24の入口
部外側溝部に挿入されたOリング31を介してトランスミ
ッションケースに取付けられる。
作用については、ソレノイドコイル7に通電されると
アーマチュア4がステータ6に吸引され、ポペット3が
弁シート12から離脱して圧油が入口ポート11から出口ポ
ート14に流出する。次にソレノイドコイル7の通電が断
たれるとアーマチュア4はコイルスプリング17に押され
て、ポペット3が弁シート12に着座し圧油の流れを遮断
する。このようにアーマチュア4はステータ6に吸着と
離脱を繰返すため、両者の間に挾まれたシム18は打撃力
を反復して受けることになる。しかし、このシム18はア
ーマチュア4の上端面に固定されているため踊りを生じ
ることはなく、アーマチュア4と同じ上下運動を行う。
[考案の効果] 本考案においては、ソレノイドの残留吸引力を除去す
るためのシムを、アーマチュアの中心穴に挿通したスプ
リング受を介してかしめて固定しているので、振動影響
下で高頻度の切換動作を行うソレノイドバルブに使用し
てもシムに踊りを生じることはなく、シムの摩損および
アーマチュア、ステータの摩耗が最小に押えられ、ソレ
ノイドバルブの故障を防止し寿命を延長することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第2図は第
1図の実施例におけるポペット組立体の拡大縦断面図、
第3図は第1図の実施例におけるシムの拡大平面図、第
4図および第5図は従来技術を示す要部縦断面図、第6
図は第4図の従来技術におけるシムの拡大平面図であ
る。 1……ボディ、3……ポペット、4……アーマチュア、
6……ステータ、16……スプリング受、16a……スプリ
ング受段部、17……コイルスプリング、18,18a……シ
ム。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気枠で囲まれた円筒形コイルの中央孔の
    上部にステータがあり、その下部の空洞部には上下動自
    在に配置されたアーマチュアを有するソレノイドであっ
    て、前記アーマチュアにあけられた中心穴に挿通したス
    プリング受を介してかしめることにより、前記アーマチ
    ュアの上端面に固定された非磁性体薄板製のシムを持つ
    ソレノイドを備えたことを特徴とするソレノイドバル
    ブ。
JP11356890U 1990-10-31 1990-10-31 ソレノイドバルブ Expired - Lifetime JP2520234Y2 (ja)

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JPH0474780U JPH0474780U (ja) 1992-06-30
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6472400B2 (ja) * 2016-02-26 2019-02-20 三菱重工業株式会社 油圧機械の診断システム及び診断方法、油圧機械、並びに再生可能エネルギー型発電装置

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JPH0474780U (ja) 1992-06-30

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