JP2520218Y2 - 入れ子型容器 - Google Patents

入れ子型容器

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JP2520218Y2
JP2520218Y2 JP1183790U JP1183790U JP2520218Y2 JP 2520218 Y2 JP2520218 Y2 JP 2520218Y2 JP 1183790 U JP1183790 U JP 1183790U JP 1183790 U JP1183790 U JP 1183790U JP 2520218 Y2 JP2520218 Y2 JP 2520218Y2
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JP
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elastic material
containers
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nestable
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昌夫 山田
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TAMAPACK Co.,Ltd.
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は容器に関し、特に、大きい容器の内側に他の
小さな容器を順次収容可能にする入れ子型容器に係る。
〔従来技術及びその問題点〕
一般に、弾力性材料、例えば、発泡ポリウレタン等を
打ち抜いて容器を形成する場合に容器の収容部(洞部)
となる部分にあった弾力性材料は不要な物として利用さ
れることなく捨てられていた。
そして、このような容器には、例えば、直方体の弾力
性材料の一面側から他面側に押し抜き具で前記弾力性材
料を打ち抜いて収容部が形成されていた。
しかしながら、前述の利用されることなく捨てられる
無駄をなくすべく、打ち抜き手法ではなく、初めから容
器の収容部を形成し得る金型を用いて射出成形などで前
記容器を製造すると、打ち抜きによって製作する場合に
比べ設備的にも作業的にも却って煩雑になり製造能率が
低下してしまう等の問題があった。
また、利用されることなく捨てられる前記弾力性材料
は難分解性又は防腐性のものが多く、燃やすと好ましく
ないガスを発する産業廃棄物となるため、こうした物を
廃棄することは環境破壊を引き起こし兼ねないといった
問題があった。
〔考案の目的〕
本考案は、前記従来の問題点に鑑みてなされたもので
あり、能率的に、且つ、省資源的に容器を製造すること
ができ、複数の容器が一纏めに収まり、省スペースを維
持させた状態で運搬することができ、しかも、産業廃棄
物を極力出さずに製造することができ、容器の購入者
は、それぞれの容器を分離して、それぞれの容器に適合
する物品を収納することができる入れ子型容器を提供す
ることを目的とする。
〔考案の要点〕
前記目的は、本考案によれば、発泡ポリウレタン、発
泡ポリエチレン、軟質プラスチックその他の弾力性材料
の立体を備え、該立体に大小複数の容器が入れ子状に形
成されるよう打ち抜き具で前記立体の一面から他面に打
ち抜き、前記大小複数の容器のそれぞれの底部を前記立
体を形成する弾力性材料と同様の弾力性材料板、紙その
他の板状体で閉塞し、その後に各容器を打ち抜いた当初
の状態に組み入れて形成される入れ子型容器を提供する
ことにより達成される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について図面を参照しながら詳
細に説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示す入れ子型容器の斜
視図である。
同図において、入れ子型容器1は、例えば、発泡ポリ
ウレタンや発泡ポリエチレン又は軟質プラスチック等の
弾力性材料で形成され、その全体の形状は、例えば、直
方体に形成されている。この入れ子型容器1の弾力性材
料は複数枚の弾力性材料板を積層し、相互に接着剤で接
着されている。このように積層接着された弾力性材料
を、板の上、或いは、台の上に置いて打ち抜き具で打ち
抜くと、最外縁側に容器2が形成される。容器2はその
後、底に底部2a(第2図(b))となる弾力性材料板を
貼付して完成される。前記打ち抜き作業によって、同時
に、前記容器2の内壁に接して二個の輪郭形状が矩形の
容器3、3が形成される。そして同時に、前記容器3、
3の更に内側に前記容器3、3の輪郭形状よりも一回り
小さい矩形の容器4、4が形成される。更に、前記打ち
抜き作業によって、前記容器4、4のほぼ中央部に、例
えば、ハート形の入れ子部材5、5が形成される。
第2図(a)、(b)は本実施例の入れ子型容器の各
容器をそれぞれ示した斜視図である。
これら第2図(a)、(b)において、入れ子型容器
1は前記第1図に示した輪郭形状の外形体が前記積層接
着された弾力性材料に形成されるよう打ち抜き具で一気
に打ち抜いて作られる。即ち、この打ち抜きによって、
例えば、4重層に積層された板状の弾力性材料から輪郭
形状が直方体の容器2、この容器2の収容部に2個収ま
る容器3、3これらの容器3、3の収納部にそれぞれ入
る容器4、4、そして、これらの容器4、4に収まる入
れ子部材5、5が分離可能に形成される。これらの各容
器等は、前記入れ子部材5、5を除き、それぞれが4重
層の底部のない状態に形成される。
前記構成の各容器の弾力性材料の一部は、それぞれの
容器の底部を形成するのに利用することができ、例え
ば、容器2の後述する底部2aは、容器3の最下層の弾力
性材料3bに容器4の最下層の弾力性材料4cと入れ子部材
5の最下層の弾力性材料5cをそれぞれ一連に組み込み、
これを容器2の最下層の弾力性材料に接着剤等で固定す
る。そして、容器3と同型の他方(二つの容器3のうち
のもう一方)の図示しない容器からも、前記と同様にし
て得られた板状の弾力性部材を容器2の最下層の弾力性
材料に固定することにより、底部2aを形成することがで
きる。要するに各容器の最下層の弾力性部材を利用し
て、それらを一連に接続すれば、底部2aを形成すること
ができる。
また、容器3の底部3aを形成するために、容器4の一
部である弾力性材料4bと入れ子部材5の一部である弾力
性材料5bとを一連に組み込んで、それを容器3の弾力性
材料3aに止着すれば、容器3の底部3aを形成することが
できる。
次に、容器4の底部4aを形成するために入れ子部材5
の一部である弾力性材料5aを容器4の弾力性材料4aに止
着すれば、同様に、容器4の底部4aを形成することがで
きる。
さらに、この容器4のほぼ中央部の収容部は平面輪郭
形状がハート形に打ち抜かれて、ここに、平面輪郭形状
がハート形の入れ子部材5が挿入されている。
前述した各容器の収容部の深さは、前記入れ子型容器
1を形成する弾力性材料板の厚さや、その積層枚数によ
って左右される。例えば、容器2には4重層に形成され
る板状の弾力性材料の最下層の1枚の弾力性材料板が底
部2aとして形成されているので、弾力性材料板の残る3
層分の長さが、前記容器2の深さを担っている。
同様に、容器4は2層の弾力性材料板で形成されてい
るため、下層側の弾力性材料板が底部4aになる。この容
器4の上層側の弾力性材料板は、その中央部が、例え
ば、ハート形に打ち抜かれる。そして、前記容器2に
は、例えば、前記容器3が2個収容される。また、前記
容器3、4は打ち抜き完了時点には前記容器3、4の底
部が、まだ、塞がれていないので、これらの容器3、4
を弾力性材料から打ち抜いた際に生ずる最下層の弾力性
材料板を各底部3a、4aとして容器3、4の下部に貼り付
けて閉塞するか、又は他の板状体、例えば、紙で塞ぐよ
うにしてもよい。なお、当然であるが、各容器の底部を
閉塞した後に元通り(打ち抜いた当初の状態)に組み入
れて、使用の際には各容器を分離して即刻、使用できる
状態にされる。
第3図は本実施例の入れ子型容器の平面形状を示す図
である。
同図において、入れ子型容器1の外郭を成す容器2の
平面輪郭形状は、略矩形に形成してある。この略矩形の
容器の四隅は丸みのある曲線で面取りしてある。また、
この容器2の内側には平面矩形状の容器3が収容されて
いる。この容器3の一辺の長さは、前記容器2の長手方
向の辺の長さのほぼ半分に形成してあるので、前記容器
2の内側には2個の容器3、3を収容することができ
る。そして、更に、これらの容器3、3の内側には輪郭
形状が前記容器3、3とほぼ同様な容器4、4を収容す
ることができるようにしてある。これらの容器4、4の
平面中央位置には、例えば、ハート形の入れ子部材5が
収容される。なお、容器2に収容される二つの容器3、
3は、それぞれの容器3、3の間を若干空けるようにし
てもよい。
前記本考案の入れ子型容器1は、例えば、収容物の大
きさに適応した収容部を有する容器を選び出して収容す
ることができる。即ち、ピアスのように形の小さな商品
は容器4に収容し、指輪などは容器3に納め、ネックレ
スかネクタイピンとカフスのセットのようなものは容器
2へ収納すると言ったように利用することが可能とな
る。
なお、容器4に収容する入れ子部材5は前述したハー
ト形(第4図(a))の他にも第4図(b)、(c)に
示すように、星形や木の立ち姿等の形状を有するもので
もよい。また、本実施例の入れ子型容器1は、板状体を
積層して形成したものを示したが、積層ではなく一体的
な弾力性材料で形成することもできる。
〔考案の効果〕
以上、詳細に説明したように、本考案によれば、容器
を製造する際に生じる無駄な部材を有効に利用すると共
に、容易に製造を行い得る入れ子型容器を提供すること
が可能となり、製造に伴って排出される産業廃棄物も極
めて少ない。また、前記入れ子型容器を購入して利用す
る者は、それぞれの容器を分離して、それぞれの容器に
適合する物品を収納して、それを陳列、販売することが
できる。そして、入れ子型容器は省スペース的に保存し
ておくことができ、省資源的に製造されることから割安
に購入することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す入れ子型容器の斜視
図、 第2図(a)、(b)は本実施例の入れ子型容器の各容
器のそれぞれを示した斜視図、 第3図は本実施例の入れ子型容器の平面形状を示す図、 第4図(a)〜(c)は本実施例の容器4を示す平面図
である。 1……入れ子型容器、 2……容器 2a……底部 3……容器 3a……底部 3b……弾力性材料 4……容器 4a……底部 4b……弾力性材料 4c……弾力性材料 5……入れ子部材 5a……弾力性材料 5b……弾力性材料 5c……弾力性材料

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】発泡ポリウレタン、発泡ポリエチレン、軟
    質プラスチックその他の弾力性材料の立体を備え、該立
    体に大小複数の容器が入れ子状に形成されるよう打ち抜
    き具で前記立体の一面から他面に打ち抜き、前記大小複
    数の容器のそれぞれの底部を前記立体を形成する弾力性
    材料と同様の弾力性材料板、紙その他の板状体で閉塞
    し、その後に各容器を打ち抜いた当初の状態に組み入れ
    て形成される入れ子型容器。
JP1183790U 1990-02-08 1990-02-08 入れ子型容器 Expired - Lifetime JP2520218Y2 (ja)

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JP1183790U JP2520218Y2 (ja) 1990-02-08 1990-02-08 入れ子型容器

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JPH03102426U JPH03102426U (ja) 1991-10-24
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UA91036C2 (ru) * 2004-12-08 2010-06-25 Филип Моррис Продактс С.А. Упаковка с откидной крышкой, открывающейся в сторону, и звуковой индикацией открытия и/или закрытия
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WO2008126208A1 (ja) * 2007-03-27 2008-10-23 Fujitsu Limited 製造システム、カセット、および装着カセット

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