JP2520104Y2 - トランス - Google Patents

トランス

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JP2520104Y2
JP2520104Y2 JP1990120164U JP12016490U JP2520104Y2 JP 2520104 Y2 JP2520104 Y2 JP 2520104Y2 JP 1990120164 U JP1990120164 U JP 1990120164U JP 12016490 U JP12016490 U JP 12016490U JP 2520104 Y2 JP2520104 Y2 JP 2520104Y2
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JP
Japan
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lead wire
metal foil
solder
lead
transformer
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JP1990120164U
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JPH0476019U (ja
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俊之 中田
宗計 佐藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は各種電子機器に使用されるトランスに関する
ものである。
従来の技術 従来この種のトランスは第6図,第7図,第8図に示
すような構造であった。まず、第6図において1はEE型
のフェライトコアからなる磁心、2は前記磁心1の中央
磁脚であり、3は金属箔コイルで、絶縁フィルム4と積
層し、中央磁脚2に巻回している。5はリード線で金属
箔コイル3と超音波溶接で接続され、複数個引き出され
ている。6はリード線5のリード部でプリント基板等に
挿入し、半田付を行う部分である。第7図は、金属箔コ
イル3とリード線5の接続を示す。第8図は、超音波溶
接時のリード線接続部の断面を示すものである。リード
部6は、プリント基板等に半田付するため、リード線5
は、半田めっき7を施し、半田のぬれ性を向上させた半
田めっき線であり、偏平部8は、プレス等で偏平加工し
たものである。第8図に示すように、金属箔コイル3と
リード線5の接続は、金属箔コイル3と偏平部8の間に
超音波振動子9により、超音波振動エネルギーを与え、
超音波溶接されていた。
考案が解決しようとする課題 このような従来の接続構造では、リード線5の偏平部
8にも半田めっきが施されているため、金属箔コイル3
と偏平部8の間に加えた超音波振動エネルギーは、半田
めっき7を振動させるために損失が生じ、金属箔コイル
3は金属素材10の接合に使用される超音波振動エネルギ
ーが不安定となり、超音波溶接部11の接合強度のバラツ
キが大きく引張り強度も低下し、電気,機械的特性に問
題があった。
本考案はこのような課題を解決するもので、金属箔コ
イルとリード線の超音波溶接の接合強度を高め、バラツ
キを小さくすることにより、トランスの電気的,機械的
特性の信頼性を向上させることを目的としたものであ
る。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために本考案は、閉磁路磁心の磁
脚に、金属箔にリード部のみに半田めっきを施したリー
ド線の金属素材からなる偏平部を超音波溶接で接続した
ものを巻回して構成される箔巻コイルを装着するように
構成したものである。
作用 この構成により、金属箔コイルとリード線の偏平部の
間に半田めっきが存在しないため、超音波溶接のエネル
ギー損失がなく、金属箔とリード線金属素材との接続に
超音波振動エネルギーを有効に利用でき、超音波溶接の
強度を高め、バラツキを小さくし、トランスの電気的,
機械的信頼性を向上させることができる。
実施例 以下、本考案の一実施例について図面を参照しながら
説明する。
第1図は本考案におけるトランスの分解斜視図、第2
図は同トランスのリード線接続部の拡大図、第3図は超
音波溶接時のリード線接続部の断面図を示すものであ
る。第1図に示す本考案の実施例の構成は、基本的に
は、第6図に示した従来のトランスと同じ構成であるの
で、同一構成部分には同一番号を付して詳細な説明を省
略する。
第1図において従来と大きく変わる部分は、金属箔コ
イル13に接続されるリード線15および、そのリード部16
であり、第2図,第3図にて詳細に説明する。第2図,
第3図において、13は金属箔コイル、15はリード線であ
り、リード部16のみ、半田めっき17が施されている。前
記リード線15の金属素材20からなる偏平部18を、超音波
溶接で金属箔コイル13と接続し構成している。
金属箔コイル13とリード線15の超音波溶接は、金属箔
コイル13と偏平部18の間に超音波振動子19によって、超
音波振動エネルギーを与え、金属箔コイル13と金属素材
20を接続し、接合部21を形成している。第4図,第5図
において、リード線15の加工方法について説明する。第
4図(a)の金属素材20を、第4図(b)に示すよう
に、偏平部18を加工し、リード部16のみに溶融めっき,
電気めっき等で、半田めっき17を施し、リード線15を形
成する。また、第5図(a)〜(c)に示すように、半
田めっき17を全体に施したリード線を第5図(b)のよ
うにリード部16のみ残して、半田めっきを剥離し金属素
材20を出して、第5図(c)に示すように偏平部18を加
工して、リード線15を形成することもできる。
以上のように構成することによって、第3図に示すよ
うに金属箔コイル13と偏平部18の金属素材20の間に半田
めっき17が存在しないため、超音波溶接のエネルギー損
失がなく、金属箔コイル13と偏平部18の金属素材20との
接続に超音波振動エネルギーを有効に利用でき、超音波
溶接部21のリード線引張り強さのバラツキが小さくなる
とともにリード線引張り強さが従来の技術に比べ約10〜
30%程度向上できる。またリード部16のプリント基板半
田付時の半田ぬれ性も良好であり、トランスの電気的,
機械的な信頼性も向上させるとともに、作業性も向上で
きる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、半田めっきされたリー
ド部と半田めっきされてない偏平部とで形成されるリー
ド線と、このリード線の半田めっきされてない偏平部で
超音波溶接によって接続する金属箔とで構成したので、
金属箔とリード線接続部のリード線引張り強さのバラツ
キが小さくできるとともに、リード線引張り強さも10〜
30%程度向上させることができ、また、リード部のプリ
ント基板半田付時の半田ぬれ性も良好であり、トランス
における電気的,機械的信頼性および作業性が大幅に向
上でき、工業的価値が非常に大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のトランスの一実施例を示す分解斜視
図、第2図は同トランスのリード線接続部の拡大図、第
3図は同トランスのリード線超音波溶接時の接続部の断
面図、第4図(a),(b)は同トランスに用いられる
リード線の加工例を示す平面図、第5図(a)〜(c)
は同トランスに用いるリード線の他の加工例を示す平面
図、第6図は従来のトランスの分解斜視図、第7図は同
トランスのリード線接続部の拡大図、第8図は同トラン
スのリード線超音波溶接時接続部の断面図である。 1……磁心、2……中央磁脚、13……金属箔コイル、15
……リード線、16……リード部、17……半田めっき、18
……偏平部、20……金属素材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実願 昭46−72754号(実開 昭48− 30321号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) 実願 昭63−162317号(実開 平2− 82015号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも半田めっきされたリード部と半
    田めっきされてない偏平部で形成された同一金属素材か
    らなるリード線と、超音波溶接で前記偏平部と接続され
    た金属箔と、この金属箔を巻回して箔巻コイルを形成す
    る閉磁路磁心の磁脚とで構成されるトランス。
JP1990120164U 1990-11-15 1990-11-15 トランス Expired - Lifetime JP2520104Y2 (ja)

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JPH0476019U JPH0476019U (ja) 1992-07-02
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69739156D1 (de) * 1996-10-24 2009-01-22 Panasonic Corp Drosselspule

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63162317A (ja) * 1986-12-26 1988-07-05 Nippon Denso Co Ltd 車両用空調装置

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JPH0476019U (ja) 1992-07-02

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