JP2519879B2 - 半導体レ―ザ装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体レ―ザ装置及びその製造方法Info
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- JP2519879B2 JP2519879B2 JP7144918A JP14491895A JP2519879B2 JP 2519879 B2 JP2519879 B2 JP 2519879B2 JP 7144918 A JP7144918 A JP 7144918A JP 14491895 A JP14491895 A JP 14491895A JP 2519879 B2 JP2519879 B2 JP 2519879B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電流狭窄効果と光導波
効果を有する半導体レーザに係わり、特に有機金属を用
いた化学気相成長法(以下MOCVD法と略記する)に
よる製造に適した半導体レーザ装置及びその製造方法に
関する。
効果を有する半導体レーザに係わり、特に有機金属を用
いた化学気相成長法(以下MOCVD法と略記する)に
よる製造に適した半導体レーザ装置及びその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、組成と膜厚の制御性と大面積に亙
る均一性の優れたMOCVD法を利用して作成した半導
体レーザが注目されており、これらの方法によって作成
した単一の基本横モードを有する種々の構造の半導体レ
ーザが報告されている。
る均一性の優れたMOCVD法を利用して作成した半導
体レーザが注目されており、これらの方法によって作成
した単一の基本横モードを有する種々の構造の半導体レ
ーザが報告されている。
【0003】図4に示す断面構造の素子は、MOCVD
法による選択的成長を利用して自己整合的に電流狭窄構
造と光導波構造を形成したものである。なお、図中31
はn−GaAs基板、32はn−GaAsバッファ層、
33はn−GaAlAsクラッド層、34はGaAs活
性層、35はp−GaAlAsクラッド層、36はp−
GaAsコンタクト層、37はn−GaAs電流阻止
層、38,39は金属電極を示している。この素子は、
設計の自由度,再現性に優れており、MOCVD法の優
れた制御性を生かしたものであり、有望な素子構造の一
つであるが、これまで信頼性等に関しては殆ど報告され
ていない。
法による選択的成長を利用して自己整合的に電流狭窄構
造と光導波構造を形成したものである。なお、図中31
はn−GaAs基板、32はn−GaAsバッファ層、
33はn−GaAlAsクラッド層、34はGaAs活
性層、35はp−GaAlAsクラッド層、36はp−
GaAsコンタクト層、37はn−GaAs電流阻止
層、38,39は金属電極を示している。この素子は、
設計の自由度,再現性に優れており、MOCVD法の優
れた制御性を生かしたものであり、有望な素子構造の一
つであるが、これまで信頼性等に関しては殆ど報告され
ていない。
【0004】本発明者等は、MOCVD法により形成し
たInGaAlP,GaAlAs,InGaAlAsを
利用した単一の基本横モードを有する半導体レーザの研
究を行ってきたが、その結果従来試みられてきた図4に
示す断面構造の素子では十分な信頼性を有する素子を作
成することが困難であることが判明した。即ち、図4に
示す如き層構造に作成した素子は、駆動電圧の素子間の
変動が大きく、突発的な劣化を生じるものが多く、寿命
的にも信頼性が乏しいものであった。
たInGaAlP,GaAlAs,InGaAlAsを
利用した単一の基本横モードを有する半導体レーザの研
究を行ってきたが、その結果従来試みられてきた図4に
示す断面構造の素子では十分な信頼性を有する素子を作
成することが困難であることが判明した。即ち、図4に
示す如き層構造に作成した素子は、駆動電圧の素子間の
変動が大きく、突発的な劣化を生じるものが多く、寿命
的にも信頼性が乏しいものであった。
【0005】これらの不良が生じる原因を調査したとこ
ろ、駆動電圧が高いものではコンタクト層36と電極3
8との間の接触抵抗が大きく、また突発的な劣化を生じ
た素子ではクラッド層35と電極38との間に汚れ若し
くは電極金属の変形によると見られる短絡が生じてい
た。また、クラッド層を途中までエッチングして凸部を
形成するプロセスの難しさ、さらにその上に形成する電
流阻止層の結晶性の低下が認められた。
ろ、駆動電圧が高いものではコンタクト層36と電極3
8との間の接触抵抗が大きく、また突発的な劣化を生じ
た素子ではクラッド層35と電極38との間に汚れ若し
くは電極金属の変形によると見られる短絡が生じてい
た。また、クラッド層を途中までエッチングして凸部を
形成するプロセスの難しさ、さらにその上に形成する電
流阻止層の結晶性の低下が認められた。
【0006】以上のように従来報告に述べられている図
4の構造の素子は、そのままでは信頼性に問題があるこ
とが明らかであり、何らかの対策が必要であった。一
方、最近の技術動向として、光通信用長波長レーザや光
記録用短波長レーザに使用する半導体材料として、より
長波長化や短波長化が可能なInGaAsP,InGa
AlAs,InGaAlPが注目されている。中でも、
V族元素が1種類のみで構成されるInGaAlP,I
nGaAlAsは気相成長に適したものである。しか
し、これらの材料はGaAlAsと異なり基板結晶との
格子整合のための条件が厳格なために、複雑な層構造の
作成が困難であり、これまで実用的な単一の基本横モー
ドを有するレーザの試作すら報告されていない。
4の構造の素子は、そのままでは信頼性に問題があるこ
とが明らかであり、何らかの対策が必要であった。一
方、最近の技術動向として、光通信用長波長レーザや光
記録用短波長レーザに使用する半導体材料として、より
長波長化や短波長化が可能なInGaAsP,InGa
AlAs,InGaAlPが注目されている。中でも、
V族元素が1種類のみで構成されるInGaAlP,I
nGaAlAsは気相成長に適したものである。しか
し、これらの材料はGaAlAsと異なり基板結晶との
格子整合のための条件が厳格なために、複雑な層構造の
作成が困難であり、これまで実用的な単一の基本横モー
ドを有するレーザの試作すら報告されていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来装置
では、単一の基本横モードを達成するために、電流狭窄
構造と光導波構造を自己整合的に製造しようとすると、
クラッド層に凸部を形成するプロセスの困難性や電流阻
止層の結晶性低下等の問題により、素子特性の劣化や信
頼性の低下等を招いていた。
では、単一の基本横モードを達成するために、電流狭窄
構造と光導波構造を自己整合的に製造しようとすると、
クラッド層に凸部を形成するプロセスの困難性や電流阻
止層の結晶性低下等の問題により、素子特性の劣化や信
頼性の低下等を招いていた。
【0008】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、その目的とするところは、電流狭窄構造と光導波構
造を自己整合的に形成することができ、且つクラッド層
の凸部形成プロセスの難しさや電流阻止層の結晶性低下
等の問題を解決し、素子特性の向上及び信頼性の向上を
はかり得る半導体レーザ装置を提供することにある。ま
た本発明の他の目的は、上記目的を達成する半導体レー
ザ装置の製造方法を提供することにある。
で、その目的とするところは、電流狭窄構造と光導波構
造を自己整合的に形成することができ、且つクラッド層
の凸部形成プロセスの難しさや電流阻止層の結晶性低下
等の問題を解決し、素子特性の向上及び信頼性の向上を
はかり得る半導体レーザ装置を提供することにある。ま
た本発明の他の目的は、上記目的を達成する半導体レー
ザ装置の製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、ストラ
イプ状リブ(凸部)を形成するクラッド層を3層構造と
し、第1,第3クラッド層間の第2クラッド層の組成を
第1,第3クラッド層の組成と変えたことにある。
イプ状リブ(凸部)を形成するクラッド層を3層構造と
し、第1,第3クラッド層間の第2クラッド層の組成を
第1,第3クラッド層の組成と変えたことにある。
【0010】即ち本発明は、半導体基板と、第1導電型
クラッド層,活性層及びストライプ状の凸部を有した第
2導電型クラッド層からなり、半導体基板上に形成され
たダブルヘテロ接合構造部と、このダブルヘテロ接合構
造部上に第2導電型クラッド層の凸部の少なくとも一部
を除いて形成された電流阻止層と、第2導電型クラッド
層上に形成された第2導電型コンタクト層とを具備した
半導体レーザ装置において、第2導電型クラッド層を、
活性層に接した第1クラッド層と、この第1クラッド層
上に形成された、該クラッド層よりもバンドギャップが
小さく活性層よりもバンドギャップが大きい第2クラッ
ド層と、この第2クラッド層上に選択的に形成されて凸
部を構成する、第2クラッド層よりもバンドギャップが
大きい第3クラッド層とから形成したことを特徴とす
る。
クラッド層,活性層及びストライプ状の凸部を有した第
2導電型クラッド層からなり、半導体基板上に形成され
たダブルヘテロ接合構造部と、このダブルヘテロ接合構
造部上に第2導電型クラッド層の凸部の少なくとも一部
を除いて形成された電流阻止層と、第2導電型クラッド
層上に形成された第2導電型コンタクト層とを具備した
半導体レーザ装置において、第2導電型クラッド層を、
活性層に接した第1クラッド層と、この第1クラッド層
上に形成された、該クラッド層よりもバンドギャップが
小さく活性層よりもバンドギャップが大きい第2クラッ
ド層と、この第2クラッド層上に選択的に形成されて凸
部を構成する、第2クラッド層よりもバンドギャップが
大きい第3クラッド層とから形成したことを特徴とす
る。
【0011】また本発明は、上記構造の半導体レーザ装
置を製造する方法において、半導体基板上に、第1導電
型クラッド層,活性層及び第2導電型クラッド層からな
るダブルヘテロ接合構造部と、第2導電型コンタクト層
とを有機金属を用いた化学気相成長法により上記順に連
続して成長形成する工程と、第2導電型コンタクト層上
にエッチングマスクを形成する工程と、次いでマスクを
用いてコンタクト層を選択エッチングし、且つ第2導電
型クラッド層の第3クラッド層を選択エッチングしてス
トライプ状の凸部を形成する工程と、次いでダブルヘテ
ロ接合構造部上及びコンタクト層の側面に有機金属を用
いた化学気相成長法により電流阻止層を成長形成する工
程と、次いでコンタクト層及び電流阻止層上に有機金属
を用いた化学気相成長法により再び第2導電型コンタク
ト層を成長形成する工程とを含むことを特徴とする。
置を製造する方法において、半導体基板上に、第1導電
型クラッド層,活性層及び第2導電型クラッド層からな
るダブルヘテロ接合構造部と、第2導電型コンタクト層
とを有機金属を用いた化学気相成長法により上記順に連
続して成長形成する工程と、第2導電型コンタクト層上
にエッチングマスクを形成する工程と、次いでマスクを
用いてコンタクト層を選択エッチングし、且つ第2導電
型クラッド層の第3クラッド層を選択エッチングしてス
トライプ状の凸部を形成する工程と、次いでダブルヘテ
ロ接合構造部上及びコンタクト層の側面に有機金属を用
いた化学気相成長法により電流阻止層を成長形成する工
程と、次いでコンタクト層及び電流阻止層上に有機金属
を用いた化学気相成長法により再び第2導電型コンタク
ト層を成長形成する工程とを含むことを特徴とする。
【0012】
【作用】上記の構造であれば、第2導電型クラッド層に
おいて第1クラッド層よりも第2クラッド層のバンドギ
ャップが小さいことから、第2クラッド層が一種の光ガ
イドとして機能し、活性層から凸部を構成する第3クラ
ッド層への光のしみ出しを良くする。このため、第3ク
ラッド層の凸部による光導波が良好になり、横モード制
御が容易となる。また、ダブルヘテロ構造接合部をIn
GaAlP系、電流阻止層をGaAsで形成した場合、
第2クラッド層のAlの組成比が第1クラッド層のそれ
よりも小さくなるので、第2クラッド層上に形成する電
流阻止層(GaAs)の結晶性が良くなる。このため、
電流阻止層におけるリーク電流を低減することが可能と
なる。さらに、第2クラッド層のバンドギャップが活性
層に近い場合、第2クラッド層が可飽和吸収体として作
用し、発振が超高速で断続する自励発振も生じる。この
ため、レーザ光の干渉性が低下し、戻り光によるモード
不安定性に起因する光強度変動を抑制できる。また、第
2クラッド層は第3クラッド層と組成が異なることか
ら、第3クラッド層をエッチングして凸部を形成する際
のエッチングストッパとして用いることができ、これに
より第2導電型クラッド層における凸部形成プロセスの
容易化をはかることが可能となる。
おいて第1クラッド層よりも第2クラッド層のバンドギ
ャップが小さいことから、第2クラッド層が一種の光ガ
イドとして機能し、活性層から凸部を構成する第3クラ
ッド層への光のしみ出しを良くする。このため、第3ク
ラッド層の凸部による光導波が良好になり、横モード制
御が容易となる。また、ダブルヘテロ構造接合部をIn
GaAlP系、電流阻止層をGaAsで形成した場合、
第2クラッド層のAlの組成比が第1クラッド層のそれ
よりも小さくなるので、第2クラッド層上に形成する電
流阻止層(GaAs)の結晶性が良くなる。このため、
電流阻止層におけるリーク電流を低減することが可能と
なる。さらに、第2クラッド層のバンドギャップが活性
層に近い場合、第2クラッド層が可飽和吸収体として作
用し、発振が超高速で断続する自励発振も生じる。この
ため、レーザ光の干渉性が低下し、戻り光によるモード
不安定性に起因する光強度変動を抑制できる。また、第
2クラッド層は第3クラッド層と組成が異なることか
ら、第3クラッド層をエッチングして凸部を形成する際
のエッチングストッパとして用いることができ、これに
より第2導電型クラッド層における凸部形成プロセスの
容易化をはかることが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の詳細を図示の実施例によって
説明する。図1は、本発明の一実施例に係わる半導体レ
ーザの概略構造を示す断面図である。図中11はn−G
aAs基板であり、この基板11上にはn−GaAsバ
ッファ層12及びn−InGaPバッファ層13が形成
されている。バッファ層13上には、n−InGaAl
Pクラッド層14,InGaP活性層15及びp−In
GaAlPクラッド層16,17,18からなるダブル
ヘテロ接合構造部が形成されている。ここで、クラッド
層17は低Al組成であり、後述のエッチング停止層と
して作用する。また、クラッド層18はストライプ状に
加工されており、これによりpクラッド層にストライプ
状リブが形成されている。
説明する。図1は、本発明の一実施例に係わる半導体レ
ーザの概略構造を示す断面図である。図中11はn−G
aAs基板であり、この基板11上にはn−GaAsバ
ッファ層12及びn−InGaPバッファ層13が形成
されている。バッファ層13上には、n−InGaAl
Pクラッド層14,InGaP活性層15及びp−In
GaAlPクラッド層16,17,18からなるダブル
ヘテロ接合構造部が形成されている。ここで、クラッド
層17は低Al組成であり、後述のエッチング停止層と
して作用する。また、クラッド層18はストライプ状に
加工されており、これによりpクラッド層にストライプ
状リブが形成されている。
【0014】クラッド層18上には、p−InGaAl
Pコンタクト層19及びp−GaAsコンタクト層20
が形成されている。ダブルヘテロ接合構造部及びコンタ
クト層20の側面には、n−GaAs電流阻止層21が
形成されている。コンタクト層20及び電流阻止層21
上には、p−GaAsコンタクト層22が形成されてい
る。そして、コンタクト層22の上面に金属電極23が
被着され、基板11の下面に金属電極24が被着されて
いる。
Pコンタクト層19及びp−GaAsコンタクト層20
が形成されている。ダブルヘテロ接合構造部及びコンタ
クト層20の側面には、n−GaAs電流阻止層21が
形成されている。コンタクト層20及び電流阻止層21
上には、p−GaAsコンタクト層22が形成されてい
る。そして、コンタクト層22の上面に金属電極23が
被着され、基板11の下面に金属電極24が被着されて
いる。
【0015】この構造では、電流狭窄はコンタクト層2
0と電流阻止層21により行われ、光導波はストライプ
状のメサに形成されたクラッド層18により行われる。
なお、バッファ層13はGaAs上に形成するInGa
AlP系結晶の品質向上のためである。
0と電流阻止層21により行われ、光導波はストライプ
状のメサに形成されたクラッド層18により行われる。
なお、バッファ層13はGaAs上に形成するInGa
AlP系結晶の品質向上のためである。
【0016】また、コンタクト層(中間コンタクト層)
19は、クラッド層18とコンタクト層20との電気抵
抗の低減を目的とするものであり、コンタクト層20よ
りもバンドギャップが大きく、且つクラッド層18より
もバンドギャップが小さいものであればよい。さらに、
中間コンタクト層19のバンギャップを、クラッド層1
8及びコンタクト層20に接する部分でこれらと同様に
し、クラッド層18からコンタクト層20まで徐々に変
化させるようにしてもよい。
19は、クラッド層18とコンタクト層20との電気抵
抗の低減を目的とするものであり、コンタクト層20よ
りもバンドギャップが大きく、且つクラッド層18より
もバンドギャップが小さいものであればよい。さらに、
中間コンタクト層19のバンギャップを、クラッド層1
8及びコンタクト層20に接する部分でこれらと同様に
し、クラッド層18からコンタクト層20まで徐々に変
化させるようにしてもよい。
【0017】次に、上記構成の半導体レーザの製造方法
について説明する。図2及び図3は実施例レーザの製造
工程を示す断面図である。まず、原料としてメタル系II
I 族有機金属(トリメチルインジウム,トリメチルガリ
ウム,トリメチルアルミニウム)と、V族水素化物(ア
ルシン,ホスフィン)とを使用した大気圧未満の圧力下
でのMOCVD法により、図2(a)に示す如く、面方
位(100)のn−GaAs基板11(Siドープ、3
×1018cm-3)上に、厚さ0.5μmのn−GaAs
第1バッファ層12(Seドープ,3×1018c
m-3)、厚さ0.5μmのn−InGaP第2バッファ
層13(Seドープ,3×1018cm-3)、厚さ1.5
μmのn−In0.5 Ga0.2 Al0.3 Pクラッド層13
(Seドープ,1×1018cm-3)、厚さ0.1μmの
In0.5 Ga0.5 P活性層15、厚さ0.1μmのp−
In0.5 Ga0.2 Al0.3 P第1クラッド層16(Mg
ドープ,2×1018cm-3)、エッチング停止層として
作用する厚さ0.02μmのp−In0.5 Ga0.4 Al
0.1 P第2クラッド17(Mgドープ,2×1018cm
-3)、厚さ1.4μmのp−In0.5 Ga0.2Al0.3
P第3クラッド層18(Mgドープ,2×1018c
m-3)、中間コンタクト層としての厚さ0.01μmの
p−In0.5 Ga0.4 Al0.1 P第1コンタクト層19
(Mgドープ,2×1018cm-3)及び厚さ0.5μm
のp−GaAs第2コンタクト層20(Mgドープ,2
×1018cm-3)を順次成長してダブルヘテロウェハを
形成した。続いて、第2コンタクト層20上に、シラン
ガスの熱分解と写真蝕刻により幅5μm、厚さ0.1μ
mのストライプ状にSiO2 膜26を形成した。
について説明する。図2及び図3は実施例レーザの製造
工程を示す断面図である。まず、原料としてメタル系II
I 族有機金属(トリメチルインジウム,トリメチルガリ
ウム,トリメチルアルミニウム)と、V族水素化物(ア
ルシン,ホスフィン)とを使用した大気圧未満の圧力下
でのMOCVD法により、図2(a)に示す如く、面方
位(100)のn−GaAs基板11(Siドープ、3
×1018cm-3)上に、厚さ0.5μmのn−GaAs
第1バッファ層12(Seドープ,3×1018c
m-3)、厚さ0.5μmのn−InGaP第2バッファ
層13(Seドープ,3×1018cm-3)、厚さ1.5
μmのn−In0.5 Ga0.2 Al0.3 Pクラッド層13
(Seドープ,1×1018cm-3)、厚さ0.1μmの
In0.5 Ga0.5 P活性層15、厚さ0.1μmのp−
In0.5 Ga0.2 Al0.3 P第1クラッド層16(Mg
ドープ,2×1018cm-3)、エッチング停止層として
作用する厚さ0.02μmのp−In0.5 Ga0.4 Al
0.1 P第2クラッド17(Mgドープ,2×1018cm
-3)、厚さ1.4μmのp−In0.5 Ga0.2Al0.3
P第3クラッド層18(Mgドープ,2×1018c
m-3)、中間コンタクト層としての厚さ0.01μmの
p−In0.5 Ga0.4 Al0.1 P第1コンタクト層19
(Mgドープ,2×1018cm-3)及び厚さ0.5μm
のp−GaAs第2コンタクト層20(Mgドープ,2
×1018cm-3)を順次成長してダブルヘテロウェハを
形成した。続いて、第2コンタクト層20上に、シラン
ガスの熱分解と写真蝕刻により幅5μm、厚さ0.1μ
mのストライプ状にSiO2 膜26を形成した。
【0018】次いで、図2(b)に示す如く、SiO2
膜26をマスクとして用い、GaAsの選択エッチャン
トにより第2コンタクト層20をエッチングして第1コ
ンタクト層19を露出させ、幅3μmのGaAsのスト
ライプ状メサ27を形成した。
膜26をマスクとして用い、GaAsの選択エッチャン
トにより第2コンタクト層20をエッチングして第1コ
ンタクト層19を露出させ、幅3μmのGaAsのスト
ライプ状メサ27を形成した。
【0019】次いで、図2(c)に示す如く、GaAs
ストライプ状メサ27をマスクとして用い、InGaA
lPの選択エッチャントにより、第2クラッド層17が
露出するまで第1コンタクト層19及び第3クラッド層
18をエッチングして、ストライプ状メサ28を形成し
た。
ストライプ状メサ27をマスクとして用い、InGaA
lPの選択エッチャントにより、第2クラッド層17が
露出するまで第1コンタクト層19及び第3クラッド層
18をエッチングして、ストライプ状メサ28を形成し
た。
【0020】このウェハをGaAsの選択エッチャント
にて処理することにより、第2コンタクト層20をエッ
チングしてその幅を狭くし、図3(d)に示す形状のス
トライプ状メサ29を形成した。なお、GaAsの選択
エッチャントは、28%アンモニア水、35%過酸化水
素及び水を1:30:9の割合で混合したものであり、
20℃にて使用した。また、InGaAlPの選択エッ
チャントは、硫酸或いは燐酸であり、40〜130℃の
温度にて使用した。
にて処理することにより、第2コンタクト層20をエッ
チングしてその幅を狭くし、図3(d)に示す形状のス
トライプ状メサ29を形成した。なお、GaAsの選択
エッチャントは、28%アンモニア水、35%過酸化水
素及び水を1:30:9の割合で混合したものであり、
20℃にて使用した。また、InGaAlPの選択エッ
チャントは、硫酸或いは燐酸であり、40〜130℃の
温度にて使用した。
【0021】次いで、トリメチルガリウムとアルシンを
原料として使用した減圧下でのMOCVD法により、図
3(e)に示す如くn−GaAs電流阻止層21(Se
ドープ、5×1018cm-3)を厚さ0.5μm成長し
た。このとき、成長は希釈ホスフィンガスを導入しつつ
700℃まで昇温した後、ホスフィンガス流をアルシン
ガス流に切換え、約1秒間待機した後、トリメチルガリ
ウム有機金属ガスを導入することにより行った。その結
果、前記SiO2 膜26上にはGaAsの成長は全く見
られず、図3(e)に示す断面形状のウェハが得られ
た。
原料として使用した減圧下でのMOCVD法により、図
3(e)に示す如くn−GaAs電流阻止層21(Se
ドープ、5×1018cm-3)を厚さ0.5μm成長し
た。このとき、成長は希釈ホスフィンガスを導入しつつ
700℃まで昇温した後、ホスフィンガス流をアルシン
ガス流に切換え、約1秒間待機した後、トリメチルガリ
ウム有機金属ガスを導入することにより行った。その結
果、前記SiO2 膜26上にはGaAsの成長は全く見
られず、図3(e)に示す断面形状のウェハが得られ
た。
【0022】次いで、SiO2 膜26を除去した後、図
3(f)に示す如く、MOCVD法により全面にp−G
aAs第3コンタクト層22(Mgドープ、5×1018
cm-3)を厚さ3μm成長した。その後、通常の電極付
け工程により、第3コンタクト層22上にAu/Zn電
極23を、基板11の下面にAu/Ge電極24を被着
することによって、前記図1に示す構造のレーザ用ウェ
ハを得た。
3(f)に示す如く、MOCVD法により全面にp−G
aAs第3コンタクト層22(Mgドープ、5×1018
cm-3)を厚さ3μm成長した。その後、通常の電極付
け工程により、第3コンタクト層22上にAu/Zn電
極23を、基板11の下面にAu/Ge電極24を被着
することによって、前記図1に示す構造のレーザ用ウェ
ハを得た。
【0023】かくして得られたウェハをへき開して、共
振器長250μmにレーザ素子を作成したところ、しき
い値電流90mA、微分量子効率片面当り20%と良好
な特性が得られた。光出力は駆動電流に従って20mW
以上まで直線的に増大し、キンクのない良好な電流−光
出力特性を示した。また、遠視野像、近視野像共に単峰
であり良好なモード制御が行われていることが判明し
た。
振器長250μmにレーザ素子を作成したところ、しき
い値電流90mA、微分量子効率片面当り20%と良好
な特性が得られた。光出力は駆動電流に従って20mW
以上まで直線的に増大し、キンクのない良好な電流−光
出力特性を示した。また、遠視野像、近視野像共に単峰
であり良好なモード制御が行われていることが判明し
た。
【0024】このように本実施例によれば、電流狭窄構
造及び光導波構造を自己整合的に形成することができ、
単一の横モードで良好な素子特性を示す半導体レーザを
実現することができる。しかも、電極23が第3コンタ
クト層22の平坦な面上に被着されているので、コンタ
クト層22と電極23との接触抵抗を十分小さくするこ
とができ、且つ電極23の変形を招くこともない。この
ため、素子特性及び信頼性の向上をはかり得る。また、
InGaAlP系の材料でレーザを実現できたことによ
り、光情報処理用光源として極めて有効である。
造及び光導波構造を自己整合的に形成することができ、
単一の横モードで良好な素子特性を示す半導体レーザを
実現することができる。しかも、電極23が第3コンタ
クト層22の平坦な面上に被着されているので、コンタ
クト層22と電極23との接触抵抗を十分小さくするこ
とができ、且つ電極23の変形を招くこともない。この
ため、素子特性及び信頼性の向上をはかり得る。また、
InGaAlP系の材料でレーザを実現できたことによ
り、光情報処理用光源として極めて有効である。
【0025】また、本実施例の製造方法によれば、通常
問題となる種々の困難が巧みに回避される。即ち、選択
エッチングによる光導波路の形成と減圧下でのMOCV
D法による電流狭窄構造の作成は、高度な微細加工技術
を用いることなく、良好な再現性を提供する。また、実
施例のようにInGaAlPとGaAs(GaAlAs
であってもよい)とを組合わせて光導波及び電流狭窄構
造を形成する場合、InGaAlP及びGaAsが同時
に露出した表面上への再成長が必要となるが、通常は昇
温時におけるPとAsの蒸発による結晶表面の損傷をI
nGaAlP及びGaAsの両者にて同時に抑制するこ
とは困難である。しかし、ここで採用した成長方法で
は、GaAs表面をSiO2 膜26にて被覆しているた
めに、上記のような問題は生じず、P雰囲気下にて昇温
することにより良好な成長が達成される。さらに、この
実施例では、ストライプ上のSiO2 膜26の幅5μm
に対して、第2コンタクト層20の頂部の幅は3μmと
狭められる。このため、GaAs電流阻止層21の成長
後の形状は前記図3(f)に示すようなものとなり、電
流流路を形成する第2コンタクト層20の周辺が平坦で
あるので、その上への電極形成が容易になる等の利点が
ある。
問題となる種々の困難が巧みに回避される。即ち、選択
エッチングによる光導波路の形成と減圧下でのMOCV
D法による電流狭窄構造の作成は、高度な微細加工技術
を用いることなく、良好な再現性を提供する。また、実
施例のようにInGaAlPとGaAs(GaAlAs
であってもよい)とを組合わせて光導波及び電流狭窄構
造を形成する場合、InGaAlP及びGaAsが同時
に露出した表面上への再成長が必要となるが、通常は昇
温時におけるPとAsの蒸発による結晶表面の損傷をI
nGaAlP及びGaAsの両者にて同時に抑制するこ
とは困難である。しかし、ここで採用した成長方法で
は、GaAs表面をSiO2 膜26にて被覆しているた
めに、上記のような問題は生じず、P雰囲気下にて昇温
することにより良好な成長が達成される。さらに、この
実施例では、ストライプ上のSiO2 膜26の幅5μm
に対して、第2コンタクト層20の頂部の幅は3μmと
狭められる。このため、GaAs電流阻止層21の成長
後の形状は前記図3(f)に示すようなものとなり、電
流流路を形成する第2コンタクト層20の周辺が平坦で
あるので、その上への電極形成が容易になる等の利点が
ある。
【0026】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではない。実施例ではp−InGaAlP第3ク
ラッド層をエッチングしてストライプ状リブを形成した
後、p−GaAs第2コンタクト層を再エッチングして
いるが、この再エッチング工程は必ずしも必要でない。
また、p−InGaAlPからなる第1〜第3クラッド
層は、単一の層で形成することも可能である。さらに、
p−InGaAlP第1コンタクト層(中間コンタクト
層)は必ずしも用いなくてもよい。
るものではない。実施例ではp−InGaAlP第3ク
ラッド層をエッチングしてストライプ状リブを形成した
後、p−GaAs第2コンタクト層を再エッチングして
いるが、この再エッチング工程は必ずしも必要でない。
また、p−InGaAlPからなる第1〜第3クラッド
層は、単一の層で形成することも可能である。さらに、
p−InGaAlP第1コンタクト層(中間コンタクト
層)は必ずしも用いなくてもよい。
【0027】また、本発明は実施例で述べた以外の材料
を利用したレーザにも同様に適用することができる。例
えば、GaAsを基板としたGaAlAs,InGaA
sP、或いはInPを基板としたInGaAlAs,I
nGaAsPを使用したレーザ等が考えられる。さら
に、実施例では第1導電型をn型、第2導電型をp型と
したが、これらを逆にしてもよいのは勿論のことであ
る。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変
形して実施することができる。
を利用したレーザにも同様に適用することができる。例
えば、GaAsを基板としたGaAlAs,InGaA
sP、或いはInPを基板としたInGaAlAs,I
nGaAsPを使用したレーザ等が考えられる。さら
に、実施例では第1導電型をn型、第2導電型をp型と
したが、これらを逆にしてもよいのは勿論のことであ
る。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変
形して実施することができる。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ス
トライプ状リブ(凸部)を形成する第2導電型クラッド
層を3層構造とし、第2クラッド層のバンドギャップを
第1,第3クラッド層のそれよりも小さくし、且つ活性
層のそれよりも大きくしているので、電流狭窄構造と光
導波構造を自己整合的に形成しながらも、クラッド層の
凸部形成プロセスの難しさや電流阻止層の結晶性低下等
の問題を解決し、素子特性の向上及び信頼性の向上をは
かることができる。
トライプ状リブ(凸部)を形成する第2導電型クラッド
層を3層構造とし、第2クラッド層のバンドギャップを
第1,第3クラッド層のそれよりも小さくし、且つ活性
層のそれよりも大きくしているので、電流狭窄構造と光
導波構造を自己整合的に形成しながらも、クラッド層の
凸部形成プロセスの難しさや電流阻止層の結晶性低下等
の問題を解決し、素子特性の向上及び信頼性の向上をは
かることができる。
【図1】本発明の一実施例に係わる半導体レーザの素子
構造を示す断面図。
構造を示す断面図。
【図2】図1の実施例レーザの製造工程の前半を示す断
面図。
面図。
【図3】図1の実施例レーザの製造工程の後半を示す断
面図。
面図。
【図4】従来レーザの素子構造を示す断面図。
11…n−GaAs基板 12…n−GaAsバッファ層 13…n−InGaPバッファ層 14…n−InGaAlPクラッド層(第1導電型クラ
ッド層) 15…InGaP活性層 16…p−InGaAlP第1クラッド層(第2導電型
クラッド層) 17…p−InGaAlP第2クラッド層(第2導電型
クラッド層) 18…p−InGaAlP第3クラッド層(第2導電型
クラッド層) 19…p−InGaAlPコンタクト層 20,22…p−GaAsコンタクト層 21…n−GaAs電流阻止層 23,24…電極 26…SiO2 膜
ッド層) 15…InGaP活性層 16…p−InGaAlP第1クラッド層(第2導電型
クラッド層) 17…p−InGaAlP第2クラッド層(第2導電型
クラッド層) 18…p−InGaAlP第3クラッド層(第2導電型
クラッド層) 19…p−InGaAlPコンタクト層 20,22…p−GaAsコンタクト層 21…n−GaAs電流阻止層 23,24…電極 26…SiO2 膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 正行 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝総合研究所内 (72)発明者 渡辺 幸雄 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝総合研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−166586(JP,A) 特開 昭61−74382(JP,A) 特開 昭61−67285(JP,A)
Claims (8)
- 【請求項1】半導体基板と、第1導電型クラッド層,活
性層及びストライプ状の凸部を有した第2導電型クラッ
ド層からなり、上記半導体基板上に形成されたダブルヘ
テロ接合構造部と、このダブルヘテロ接合構造部上に第
2導電型クラッド層の凸部の少なくとも一部を除いて形
成された電流阻止層と、前記第2導電型クラッド層上に
形成された第2導電型コンタクト層とを具備した半導体
レーザ装置において、 前記第2導電型クラッド層は、前記活性層に接した第1
クラッド層と、この第1クラッド層上に形成された、該
クラッド層よりもバンドギャップが小さく前記活性層よ
りもバンドギャップが大きい第2クラッド層と、この第
2クラッド層上に形成されて前記凸部を構成する、第2
クラッド層よりもバンドギャップが大きい第3クラッド
層とからなることを特徴とする半導体レーザ装置。 - 【請求項2】前記コンタクト層は、前記第2導電型クラ
ッド層と共に前記電流阻止層上に形成されていることを
特徴とする請求項1記載の半導体レーザ装置。 - 【請求項3】前記半導体基板及び各半導体層は、III −
V族半導体からなるものであることを特徴とする請求項
1記載の半導体レーザ装置。 - 【請求項4】前記半導体基板,電流阻止層及びコンタク
ト層はGaAs又はGaAlAsであり、前記ダブルヘ
テロ接合構造部はInx Ga1-x-y Aly P(0≦y≦
1)系であることを特徴とする請求項1記載の半導体レ
ーザ装置。 - 【請求項5】前記GaAs基板と第1導電型InGaA
lPクラッド層との間に、第1導電型InGaPバッフ
ァ層を設けてなることを特徴とする請求項4記載の半導
体レーザ装置。 - 【請求項6】前記コンタクト層と第2導電型クラッド層
との間に、該コンタクト層よりもバンドキャップが大き
く、該クラッド層よりもバンドギャップが小さい少なく
とも一層の第2導電型中間コンタクト層を設けてなるこ
とを特徴とする請求項1又は2記載の半導体レーザ装
置。 - 【請求項7】前記中間コンタクト層は、前記コンタクト
層に近い方でそのバンドギャップが小さく、前記第2導
電型クラッド層に近い方でそのバンギャップが大きく、
且つその間でバンドギャップが徐々に変化するものであ
ることを特徴とする請求項6記載の半導体レーザ装置。 - 【請求項8】半導体基板上に、第1導電型クラッド層,
活性層及び第2導電型クラッド層からなり、且つ第2導
電型クラッド層を活性層側から第1,第2,第3の3層
構造として、第2クラッド層のバンドギャップを第1,
第3クラッド層よりも小さく活性層よりも大きくしたダ
ブルヘテロ接合構造部と、第2導電型コンタクト層とを
有機金属を用いた化学気相成長法により上記順に連続し
て成長形成する工程と、上記第2導電型コンタクト層上
にエッチングマスクを形成する工程と、次いで上記マス
クを用いて前記コンタクト層を選択エッチングし、且つ
前記第2導電型クラッド層の第3クラッド層を選択エッ
チングしてストライプ状の凸部を形成する工程と、次い
で前記ダブルヘテロ接合構造部上及びコンタクト層の側
面に有機金属を用いた化学気相成長法により電流阻止層
を成長形成する工程と、次いで前記コンタクト層及び電
流阻止層上に有機金属を用いた化学気相成長法により再
び第2導電型コンタクト層を成長形成する工程とを含む
ことを特徴とする半導体レーザ装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7144918A JP2519879B2 (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 半導体レ―ザ装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7144918A JP2519879B2 (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 半導体レ―ザ装置及びその製造方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61042934A Division JPH0815228B2 (ja) | 1986-02-28 | 1986-02-28 | 半導体レ−ザ装置及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0856052A JPH0856052A (ja) | 1996-02-27 |
JP2519879B2 true JP2519879B2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=15373273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7144918A Expired - Lifetime JP2519879B2 (ja) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | 半導体レ―ザ装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2519879B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0722213B2 (ja) * | 1985-06-12 | 1995-03-08 | 三洋電機株式会社 | 半導体レーザ |
-
1995
- 1995-06-12 JP JP7144918A patent/JP2519879B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0856052A (ja) | 1996-02-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |