JP2519851B2 - 基礎杭の施工法 - Google Patents

基礎杭の施工法

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JP2519851B2 JP3250984A JP25098491A JP2519851B2 JP 2519851 B2 JP2519851 B2 JP 2519851B2 JP 3250984 A JP3250984 A JP 3250984A JP 25098491 A JP25098491 A JP 25098491A JP 2519851 B2 JP2519851 B2 JP 2519851B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は構造物の構築に先立って
実施される基礎杭施工の方法に関する。
【0002】
【従来の技術】構造物の基礎杭施工の方法は種々知られ
ているが、その中に、施工位置における上部空間が比較
的狭い場合に都合のよい工法として、特開平2−586
26号公報に開示されている回転圧入機による工法があ
る。この工法は、オーガヘッドを既製杭先端に脱離可能
に配置し、該杭を、その外周を回転圧入機で掴持して回
転させ、且つ、該杭の回転にオーガヘッドを係合、従動
させて地中へ圧入掘進させる。また、オーガヘッドには
予め送液手段を接続しておき、杭体の圧入掘進時に必要
に応じ、その送液手段を介してオーガヘッドよりジエッ
ト水を噴射させ、また、杭体圧入完了後には、杭体先端
の根固めのため、セメントミルク等の硬化材の注入にも
利用する。
【0003】かかる送液手段は、前記根固めのあと、該
送液手段を介してオーガヘッドを操作することでオーガ
ヘッドと杭体先端との係合を解き、オーガヘッドと共に
地上に回収される。この工法によると、杭体及びオーガ
ヘッドは杭体外周を掴持する回転圧入機により回転駆動
されるので、杭体上部に杭体やオーガヘッドの回転駆動
手段を要しないことから、上部空間が比較的狭い位置で
の杭施工に有利である。また、オーガヘッド及び送液手
段が回収されるので、経済的でもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記工
法には次のような問題がある。 杭の地中への回転圧入時に、オーガヘッドで掘削さ
れた地盤土砂が杭の先端部内孔に侵入して密実に充満し
て閉塞状態となり、内孔断面積を大きく占めるオーガヘ
ッドは内孔土砂とせり合って抜くことが困難である。内
孔土砂中に礫や玉石が混入していると、前記せりはさら
に大きくなり、オーガヘッドの回収は不可能となる。 このような内孔土砂に抗してオーガヘッドを抜き出
すためには、オーガヘッドを回収するためのこれに連設
されている送液手段を強度の高い頑丈なものとしなけれ
ばならず、そうすると、自重の大きいヘッドに加え、重
い送液手段も同時に引き抜くことになり、回収作業が困
難となる。 オーガヘッドはあとで脱離可能なように杭先端に簡
易な機構で係合されるので、杭の回転圧入中に係合のガ
タつきでオーガヘッドが傾斜して掘削が困難となった
り、杭を垂直に回転圧入できない事態が生じることがあ
る。 さらに、杭の回転圧入中にオーガヘッドと杭先端の
係合が外れて杭の所定地盤までの圧入ができなくなるこ
ともある。
【0005】また、基盤杭の施工では、前述のような問
題とは別に、次のような問題もある。すなわち、一般
に、地盤に打設された基礎杭は、その上部に構築される
構造物に対する地震、風などによる水平力を支えるため
に、地盤の種類によって相違するが、杭の内孔に生コン
クリート等の補強充填材を投入し、杭の水平耐力、剛性
の増大が図られる。この場合、杭上端からの投入深さは
通常数m〜数10m程度であり、そのため、杭の打設
後、杭頭部より内孔へ受け皿等の支持部材を所定深さま
で吊り降ろし、そこへ充填材を投入する。しかし充填材
は重いため、充填材が硬化する前に受け皿の吊り具が切
れ、充填材が脱落して所定の耐力をもつ杭を造成できな
かったり、或いは、受け皿の吊り降ろし時、受け皿が傾
き、充分な投入ができない事態や、杭の内孔に侵入した
土砂や泥土のため受け皿を挿入できないといった事態が
発生する。
【0006】そこで本発明は、第1に、回転圧入機によ
る杭施工の利点、すなわち、施工の場所の上部空間が比
較的小さく済むという利点をそのまま生かし、送液手段
の一部を容易に回収することができ、杭を所定の方向に
精度良く、円滑に所定地盤まで圧入掘進させ得る基礎杭
の施工方法を提供することを課題とする。本発明は、第
2に、基礎杭内孔に補強充填材を所望深さまで正確に投
入することができる前記基礎杭の施工方法を提供するこ
とを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記第1の課題を解決す
る本発明基礎杭の施工法は、基礎杭を構成すべき1又は
2以上の既製杭のうち最初の既製杭の下端部に掘削刃を
設けた地盤掘削用シューを該杭の内孔へ掘削土砂の侵入
が可能な状態に溶接固定するとともに該シューに既製杭
の内部空間を通して送液手段を接続し、該最初の既製杭
を、その外周を地盤上に設置した回転圧入機で掴持して
該杭及び前記シューを一体的に共に回転させつつ地中へ
圧入掘進させる工程、2本以上の既製杭を用いるとき
は、あとの既製杭を順次先に圧入掘進させた杭に接続す
るとともに前記送液手段を接続延長して前記回転圧入機
で圧入掘進させる工程、及び1本の既製杭を用いるとき
はその杭の上端に、2本以上の既製杭を用いるときは最
後に接続した杭の上端に補助部材を回転及び上下動伝達
可能に、且つ、脱離可能に係合接続するとともに前記送
液手段を接続延長し、前記回転圧入機で該補助部材の外
周を掴持して該補助部材及びそれより下の杭及び前記シ
ューを一体的に共に回転させつつ地中へ圧入掘進させる
工程を経て全既製杭をそれぞれ所定地盤まで到達させた
のち、前記送液手段を予め定めたその途中位置で、予め
そこに設けた地上からの操作にて分離可能の継手手段に
おいて分離して該位置より上部を回収するとともに、前
記補助部材を前記回転圧入機の逆転にて杭から脱離させ
て地上に回収する工程を含むことを特徴とする。
【0008】前記シューは、掘削刃が設けられ、回転に
よって地盤掘削を行うことができ、送液手段の接続部を
有し、杭内孔への掘削土砂の侵入を許す状態で杭に溶接
できるものであれば特に限定はない。シューを杭内孔へ
の掘削土砂侵入を許す状態に 設けるのは、掘削土砂が杭
外周へ周り込み、それによって杭の回転圧入時の摩擦抵
抗が増大し、所定深度までの杭圧入に時間がかかり過ぎ
たり、不可能になることを避け、円滑に速く杭圧入を達
成するためである。前記送液手段は、杭の回転を妨げな
いものであればよいが、代表的には、シューに接続され
る送液パイプや送液ホースと、このパイプやホースに接
続されるスイベル装置(ロータリジョイント)を含むも
のが考えられる。
【0009】前記各既製杭の地中への圧入掘進時、これ
を容易にするため、必要に応じ、前記送液手段を介して
例えば水のような掘削液をシューへ供給し、これからジ
エット水として噴出させることができる。前記回転圧入
機は、杭施工する地盤上に設置でき、既製杭を、その外
周面を掴持して回転させつつ地中へ圧入できるだけでな
く、さらに、より円滑で速い杭施工を達成するため、回
転に加え上下動も加えつつ地中へ圧入できるものがよ
い。
【0010】前記送液手段の順次接続延長構成として
は、代表例として送液手段を構成するパイプやホースの
順次連結増しが考えられる。また、前記送液手段の分離
は、該分離すべき部分に、それを杭中へ挿入するに先立
って設けた分離可能の継手手段の操作にて行われる。該
継手手段としては、送液手段の地上部の操作等、地上か
らの操作にて分離を行えるものであれば特に制限は無
い。かかる継手手段の例として、送液手段の地上部の操
作により分離できるネジ継手を挙げることができ、ネジ
継手は送液手段にて送液するとき、液漏れが抑制される
点で望ましいものである。例えば、前記送液手段が前記
シューとの接続部分における継手手段及び前記地上から
の操作にて分離可能な継手手段を含め複数の継手手段に
より接続され、それら継手手段がネジ継手であり、その
うち前記地上からの操作にて分離可能なネジ継手が他の
ネジ継手と逆ネジ機構に構成されている場合が考えられ
る。これにより、簡単に送液手段を所定位置で分離でき
る。
【0011】また、分離位置としては、前記スイベル装
置と送液パイプやホースとの接続位置、送液パイプやホ
ースの途中の接続位置、送液パイプやホースとシューと
の接続位置等が考えられるが、杭の地中への進入を円滑
化、迅速化するために前記のように掘削土砂が杭内孔へ
進入できる状態で前記シューを設けるときは、その分離
位置は送液パイプやホースの途中の接続位置、すなわち
送液手段の途中位置とする。そしてその位置は、例え
ば、基礎杭施工に先立って行うボーリング時に判明した
地盤の土質や硬度、さらにはシューの形状等から予測さ
れる既製杭内孔への推定侵入土砂量から、侵入土砂によ
り地上への回収が不可能又は極めて困難となる下方の送
液手段部分より上側の位置に定めればよい。
【0012】前記補助部材としては、前記補助部材が施
工される既製杭と略同外径の円筒形状部材であって、前
記杭の圧入掘進のための方向に回動させることで前記回
転及び上下動伝達可能に該杭上端に係合し、逆転させる
ことで該杭から脱離する係合手段を設けたようなものが
考えられる。このように上下動伝達可能に杭上端に係合
させることで、回転圧入機による杭圧入に際し、杭圧入
の円滑化のために該圧入機によって補助部材を上下動さ
せるときでも、その動作が下の杭に伝達される。前述の
ように、全既製杭をそれぞれ所定地盤まで到達させたの
ち、前記送液手段回収前に、前記最初の既製杭の先端部
分を根固めする硬化材(セメントミルク、モルタル等)
を前記送液手段にて前記杭先端部に注入してもよい。ま
た、本発明の前記第2の課題を解決するため、前記送液
手段の予め定めた分離位置以下の部分に補強充填材を受
け支える部材を予め設けておき、前記送液手段回収後、
基礎杭内孔へ補給充填材を投入してもよい。なお、この
場合、該受け支え部材を設けた部分より下の部分はでき
るだけ剛性に富むことが望ましい。
【0013】かかる部材としては、鉄等の金属製、合成
樹脂製の受け皿形のもの、金属又は合成樹脂製の篭に
布、合成樹脂板やシートを敷いたもの等が考えられる。
【0014】
【作用】本発明方法によると、基礎杭を構成する1又は
2以上の既製杭が準備され、最初に地中へ入れる杭の下
端部には、該杭の内孔への掘削土砂侵入可能な状態に
盤掘削用のシューが固定される。また、該シューには送
液手段が接続される。かかる最初の杭は回転圧入機にて
杭外周面を掴持されて回され、且つ、該杭に固定された
シューも該杭と一体的に共に回されつつ地中へ圧入され
掘進する。1本の既製杭を用いて基礎杭を構築するとき
は、この最初の杭が所定地盤へ到達したのち、送液手段
が予め定めた位置で分離され、その位置より上部送液手
段部分が地上へ回収される。
【0015】既製杭が2本以上使用されるときは、あと
の杭が先に圧入された杭に溶接等適当な手段で順次連設
され、且つ、送液手段も順次接続延長構成され、順次各
あとの杭が回転圧入機にて掴持され、該あとの杭、それ
より先に圧入掘進された杭及び前記のシューが一体的に
共に回されつつ圧入され掘進する。全ての既製杭がそれ
ぞれの所定地盤に到達したのち、送液手段が予め定めた
位置の分離可能な継手手段において分離され、その位置
より上部送液手段部分が地上へ回収される。
【0016】但し、杭を最終的に所定地盤に到達させる
に先立ち、1本の既製杭を用いるときはその杭の上端
に、2本以上の既製杭を用いるときは最後に接続した杭
の上端に前記の補助部材を係合接続するとともに送液手
段をさらに接続延長し、回転圧入機で該補助部材の外周
を掴持して該補助部材及びそれより下の杭及びシューを
一体的に共に回転させつつ地中へ圧入掘進させる工程を
経る。そして、全既製杭が所定地盤まで到達したのち
は、この補助部材も回転圧入機の逆転操作にて杭から外
され、地上へ回収される。これにより全既製杭が所定地
盤に到達するとともに一番上の杭の上端が回転圧入機の
下に位置し、該回転圧入機を移動できるようになる。な
お、必要に応じ、送液手段の回収に先立って、該手段を
利用して最初の杭の先端へ硬化材を注入し、根固めがな
される。また、送液手段の予め定めた分離位置以下の部
分に補強充填材を受け支える部材を予め設けるときに
は、送液手段の回収のあと、基礎杭内孔へ補強充填材が
投入され、前記部材に支持される。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面参照して説明す
る。本実施例では2本のコンクリート製既製杭を用いて
基礎杭を構築する。先ず、図1に示すように、予め準備
した2本の既製杭のうち最初に打設する杭1を適当な場
所に横置きし、該杭の内孔11に送液用パイプ2を3本
通す。これらパイプは予め継手21によって1本に連結
しておき、中間のパイプ2には、このパイプとその上側
のパイプとの継手21(21a)の直下において、補強
充填材の受け皿3を周設しておく。なお、パイプ2の長
さは、任意であり、図示のものに限定されない。
【0018】各パイプ2及び受け皿3は鋼製で剛性に富
む。受け皿3は、図12の(A)に示すように、円盤形
であり、杭内孔11に丁度納まる外径を有する。なお、
受け皿3に代え、図12の(B)に示す金属製の剛性の
ある篭30を採用してもよい。篭30は側周部301と
パイプ2を貫通させた底部302とからなり、側周部3
01は杭の内孔11の内周面に一定の高さにわたって接
し、それにより傾斜を防止している。
【0019】継手21はネジ継手であり、図2の(A)
に示すように、隣合うパイプ2のうち上側のパイプ2の
下端に軸線を同じくして形成した雌ネジ部211と、下
側のパイプ2の上端に軸線を同じくして形成した雄ネジ
部212とからなり、これら両ネジ部211、212を
互いに螺合することで両パイプが接続される。なお、雄
ネジ部212にはパイプ内孔2aに連通する通液孔21
2aが貫通している。
【0020】また、雌ネジ部211にはピン孔211b
が、雄ネジ部212にはピン孔212bが設けてあり、
これらは両部が互いに螺合したとき相互に連通し、図示
しないピンを挿入することができ、それによってパイプ
相互の脱離を防止できる。換言すると、後述するパイプ
2の回収にあたり、杭1中に残すべきパイプ2とその上
のパイプ2との継手にこの種の継手が用いられたとき
は、前記ピン孔へピンを挿入せず、上側のパイプ2を逆
回転させれば下側のパイプ2から分離できるようにして
おく。いま、本実施例では図1の受け皿3の直ぐ上の継
手21aにはピンを挿入していない。すなわち、この継
手21aの位置を予め定めた分離位置とする。なお、こ
のような継手21は、予め各パイプ2の上端に雄ネジ部
212を、下端に雌ネジ部211を形成しておくことに
より容易に得られる。
【0021】継手21に代え、図2の(B)に示す継手
22を採用することも考えられる。この継手22は、上
側のパイプ2の下端に形成したソケット部221と、下
側のパイプ2の上端に形成したプラグ部222とからな
り、ソケット部221の内面にはボールプランジャ22
1aのボール221bがバネに押されて一部突出してい
る。プラグ部222には該ボールが係合する溝222b
を設けてある。この継手22によると、プラグ部222
をソケット部221に挿入し、プランジャボール221
bを溝222bに係合させることで上側パイプ2と下側
パイプ2が相互に接続される。
【0022】また、ソケット部221にはピン孔221
cが、プラグ部222にもピン孔222cが設けてあ
り、これらピン孔は両部を嵌合することで連通し、そこ
に図示しないピンを挿入することができ、このピンの挿
入により両パイプは相互に抜け止めされる。換言する
と、後述するパイプ2の回収にあたり、杭1中に残すべ
きパイプ2とその上のパイプ2との接続をこの種の継手
22で行うときは、前記ピン孔へピンを挿入せず、上側
のパイプを強く引き上げることで下側のパイプから分離
できるようにする。なお、ネジ継手21は液漏れを十分
抑制できる点で望ましく、一方、継手22は、剛性のあ
るパイプ2に代えて、可撓性のあるホースのように地上
からの操作で全体を回せないような管体を用いるとき、
分離するに都合がよい。
【0023】継手21、22におけるピンの挿入に替
え、溶接仮着という方法も考えられる。さらに、このよ
うな継手のほか、継手21のようなネジタイプの継手を
採用し、パイプ回収のために分離すべき継手と、それ以
外の継手とで、ネジ方向を逆にし、分離すべき継手以外
の継手については締めつける方向に回しつつ、分離すべ
き継手については分離方向に回せるようにしてもよい。
この場合、各継手において、前述のような脱離防止ピン
は省略できる。
【0024】以上説明したように杭内孔11に通した3
本のパイプ2のうち、一番下側のパイプ2の下端を地盤
掘削用のシュー4に接続する。シュー4は、図3に示す
ように、中心に軸管41を有し、その上端部にリング状
固定板42を、周囲に複数枚の掘削刃43を、下端部に
先掘刃44を備えたものである。軸管41は上端に雄ネ
ジ部45を、下端に液吐出口46を有する。ネジ部45
には通液孔45aが貫通している。
【0025】この雄ネジ部45に、下側パイプ下端の雌
ネジ部2bを螺合させることで、下側パイプ2をシュー
4に接続する。なお、ネジ部45、2bには、前記パイ
プ継手21におけるネジと逆ネジを刻設してある。これ
は、あとで説明するパイプの回収において、継手21a
より上側のパイプ2を回してそれより下のパイプ2と分
離させるとき、このシューとの接続部位ではネジが締ま
る方向に力が作用するようにして、この部位でのパイプ
とシューの接続を維持するためである。なお、ピンで係
止してもよい。
【0026】かくして下側パイプ2をシュー4と接続し
たのち、シュー4の固定板42を杭下端の端板金具12
に合わせて溶接し、固定する。この状態で、上側のパイ
プ2の上端は若干、杭上端より突出している。なお、シ
ュー4は前記のものに限定されず、例えば、図4や図5
に示すものを採用することもできる。
【0027】図4のシュー4Aは、倒立四角錐形の軸管
401の上端に円形固定板402を、下端部に液吐出口
403を、各側面に削刃404を備えたもので、固定
板402には通液孔を貫通させた雄ネジ部405を設け
てある。このシューでは、倒立四角錐形の軸管401の
各角部分も掘削に寄与する。また、このシューでは、固
定板402が杭1の下端を塞ぐので、杭の先端部内孔へ
の掘削土砂の侵入を防ぐことができ、従って、この固定
板に受け皿3のように補強充填材の支持部材を兼ねさせ
ることができる。
【0028】図5のシュー4Bは、軸管406の上端部
にリング形状の固定板407を嵌め、この固定板と軸管
側周面にわたって削刃408を固定し、軸管の上端に
は雄ネジ部409を下端には液吐出口410を設けたも
のである。図3、図5に示すシューでは、上部の固定板
42、407がリング状に形成されているので、これを
通して掘削土砂の一部が杭1の内孔へ侵入することがで
き、それだけ圧入掘進速度を上げることができる。ま
た、シュー4Bはシュー4Aより掘削刃を多く備えてい
るので、それだけ掘削速度が速い。
【0029】さて、以上の作業が終わると、この杭1を
図示しないクレーン等で吊り下げて図6に示すように、
回転圧入機5に建て込む。回転圧入機5は、予め図示し
ないクレーン等により、基礎杭施工位置における地盤上
のレール兼定規R上に載置され、該圧入機の下部台枠5
1における図示しない車輪を用いてレール兼定規R上を
移動させることで杭芯と位置合わせし、しかるのち、該
レール兼定規Rに固定して反力をとれるようにしてお
く。なお、レール兼定規Rは圧入機5の設置に先立って
施工地盤上に水平に設置し、反力がとれるように地盤L
にアンカー固定しておく。
【0030】回転圧入機5はそれ自体既に知られている
のもで、図6及び図7に示すように、前記台枠51、こ
の台枠51に油圧シリンダ52にて昇降可能に設けられ
た昇降枠53、昇降枠53中に設けた杭掴持用のチャッ
ク部54、チャック部54を回転駆動する駆動装置55
を備えている。チャック部54はリング状にピン連結さ
れたリンク541、542、543を含み、リンク54
1と543を油圧シリンダ544にて開閉できるもので
ある。駆動装置55はチャック部54を囲繞するリング
ギア551と、これに噛み合うピニオン552と、ピニ
オン駆動モータ553よりなる。
【0031】前述のようにパイプ2及びシュー4を付設
した最初の既製杭1をこの圧入機5のチャック部54内
に挿入し、これを締め付けることで圧入機に建て込む。
次いで、杭1の上端からやや突出したパイプ2にスイベ
ル装置6を接続する。装置6には送液用のホース61を
接続する。スイベル装置6とパイプ2の接続はネジ手段
等により脱離可能に行う。
【0032】しかるのち、圧入機においてチャック部5
4で杭1を掴み、杭1及びその下端に固定したシュー4
を一体的に共に回転させつつ昇降枠53を下降させるこ
とにより、該杭及びシューを地中へ圧入掘進させる。昇
降枠53がその下限まで下降しても未だ杭1を圧入すべ
き状態のときは、一旦チャック部による掴持を解き、昇
降枠53を上昇させ、再び杭1を掴持し直して回転圧入
する。このようにシリンダ52のストローク分ずつ圧入
掘進させる。なお、杭1の圧入掘進にあたり、圧入掘進
を円滑、迅速に行うために、必要に応じ、杭1を上下動
させることができる。
【0033】このようにして杭1の上端をチャック部5
4にて掴持できる限界まで圧入すると、スイベル装置6
を一旦外し、図8に示すように、杭1の上端に第2の杭
1をクレーン等で搬入、吊り下げする。そして、第2の
杭1中に通した送液パイプ2群の下端をスイベル装置6
を外したあとの第1の杭1の中のパイプ上端に接続す
る。この接続及び第2の杭1中のパイプ2相互の接続は
前記継手21によって行う。但し、これら継手にはピン
を挿入して、パイプ相互の脱離を防止する。次いで、第
2の杭1の下端を先の杭1の上端に合わせ、端板金具部
分で溶接連結するとともに、第2の杭1におけるパイプ
2中、一番上側のものの上端に再びスイベル装置を接続
したのち、該第2の杭1についても、第1の杭1と同様
に回転させつつ、また、必要に応じ、上下動させつつ
入掘進させる。
【0034】本例では、これら杭1の回転圧入掘進中、
スイベル装置6及びパイプ2を介してシュー4に送水
し、シュー4の軸管41の液吐出口46からジエット水
を噴出させ、圧入掘進を容易にする。第2の杭1を、圧
入機5による掴持限界まで圧入すると、再びスイベル装
置6を取り外し、図9に示すように、第2の杭1の上端
に矢床(ヤットコ)と通称されている杭1と同外径の円
筒形補助部材7を回転及び上下動伝達可能に、且つ、脱
離可能に接続し、また、必要に応じ、スイベル装置6を
取り外したあとの第2の杭1の中のパイプ2の上端にも
う一本のパイプ2又はそれより短いパイプ20を継手2
1にて接続して該パイプ2又は20の上端にスイベル装
置6を接続しなおし、そのあと、該補助部材7の外周を
回転圧入機5のチャック部54で掴持して該補助部材
7、それより下の杭1及びシュー4を一体的に回転させ
つつ、また必要に応じ上下動させつつ下降させること
により図10に示すように、第1及び第2の杭のそれぞ
れを所定地盤まで圧入掘進させるとともに一番上の杭1
の上端を回転圧入機5より下に位置させ、あとで説明す
るように補助部材7等を取り外したあと回転圧入機5が
杭1に触れることなく移動できるようにする。
【0035】前記補助部材7は、図13に示すように、
その下端に、第2の杭1の内孔11に嵌合できる小径部
71を有し、その外側に一対の半径方向突起部72を有
している。この小径部71を第2の杭の内孔11に嵌合
し、回動させることにより、予め第2の杭1の上端に設
けておいた一対の倒立L字形係合部73に突起部72が
係合し、この係合により、補助部材7を回転させて第2
の杭1を随転させることができるとともに、補助部材7
を上下動させてそれより下の杭を上下動させることがで
きる。補助部材を逆に回せば、突起部72と係合部73
の係合が解かれ、補助部材7を取り外せる。
【0036】このようにして各杭1が所定地盤に到達す
ると、図10に示すように、スイベル装置6及びパイプ
2、20を介して、シュー4の液吐出口46よりセメン
トミルク等の硬化材8を注入して吐出し、第1杭1の下
端を根固めする。かくして硬化材8が硬化すると、第1
及び第2の杭1からなる先端が根固めされた基礎杭10
が形成される。このあと、補助部材7を第2の杭1から
外し、スイベル装置6も取り外し、第1の杭1中のパイ
プ継手21aを分離させる方向に、該継手より上方のパ
イプ群を地上で回し、この継手21aを分離し、それよ
り上のパイプを地上へ抜き出す。この抜き出しに当たっ
ては、隣合うパイプ相互を接続している継手21が地上
に現れるごとに、該継手におけるピンを抜き取ることで
該継手を分離し、個々のパイプに分解していく。このよ
うにしてパイプを容易に回収できる。
【0037】パイプ回収後、第1の杭1中には、一番下
側のパイプ2に周設された受け皿3が残る。そこで、図
11に示すように、第2の杭上端から、第2及び第1の
杭1中へ生コンクリートのような補強充填材9を、この
受け皿3に支持させつつ投入充填し、次いで、回転圧入
機等を次の杭打設位置へ移動させ、基礎杭施工を完了す
る。その後、補強充填材9が硬化し、基礎杭10の水平
耐力を増大させる。補強充填材9は、剛性のある、しっ
かりと支持された受け皿3にて確実に支持されるので、
充填材9の充填を所定深さまで正確に行える。
【0038】以上説明した実施例よると、杭1及びシュ
ー4を共に回転圧入機5により回転させつつ圧入掘進さ
せるので、地上部において杭1の上端にアースオーガー
減速機等の大掛かりな駆動手段を設ける必要が無く、従
って、各杭1を回転圧入機5に建て込めるスペースとス
イベル装置設置スペースがあれば、基礎杭施工が可能で
ある。また、シュー4は杭1に固定されているので、杭
1の圧入掘進においてシュー4が脱落したり、姿勢が狂
ったりする恐れがなく、杭1を所定方向に正確に圧入掘
進させることができ、さらに、最後に接続した杭1に補
助部材7を接続し、これを回転圧入機5のチャック部5
4で掴持して回転させつつ圧入掘進させるので、全杭1
を所定地盤まで確実に進めることができ、これらにより
精度の高い基礎杭を構築することができる。また、一番
上の杭1の上端を回転圧入機5の下に位置させ、回転圧
入機5のその後の移動に支障がないようにできる。ま
た、最後の杭の上端面を地表面より下位置まで掘進させ
ることがあっても、補助部材7の採用により孔壁の崩壊
を防止できる。なお、当然のことであるが、施工する杭
が一本のときは、補助部材7は該杭の上端に接続され
る。
【0039】本実施例では予め定めた位置の継手21a
は第1の杭1の中の送水パイプの中間部に設けたが他の
箇所でもよく、第2の杭1の中の送水パイプの継手位置
等であってもよい。また、既製杭は鋼管杭、鋼管コンク
リート杭等であってもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、回
転圧入機による杭施工の利点、すなわち、施工の場所の
上部空間が比較的小さく済むという利点をそのまま生か
し、送液手段の一部を容易に回収することができ、杭を
所定の方向に精度良く、所定地盤まで、且つ、回転圧入
機のその後の移動の妨げにならない位置まで円滑に圧入
掘進させ得る基礎杭の施工方法を提供することができ
る。送液手段回収のために採用する分離可能の継手手段
としてネジ継手を採用するときは、該送液手段により送
液するにあたり、該継手における液漏れが十分抑制され
る。
【0041】また、送液手段回収前に、最初の既製杭の
先端部分を根固めする硬化材を送液手段にて該最初の杭
先端部に注入するときは、これにより、容易に、基礎杭
がしっかりと根固めされる。また、送液手段の予め定め
た分離位置以下の部分に補強充填材を受け支える部材を
予め設けるときには、送液手段の回収のあと、基礎杭内
孔に補強充填材を所望深さまで正確に投入することがで
き、基礎杭の水平耐力を確実に増加させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】最初に圧入すべき既製杭にシュー、送液パイ
プ、補強充填材の受け皿を付設する様子を示す図であ
る。
【図2】図(A)は送液パイプ継手の1例の説明図、図
(B)は送液パイプ継手の他の例の説明図である。
【図3】図(A)は最初に圧入する既製杭へのシューの
取りつけ及び該シューへの送液パイプの接続状態を示す
図であり、図(B)は該シューの平面図である。
【図4】シューの他の例を示す図で、図(A)はその側
面図、図(B)はその平面図である。
【図5】シューのさらに他の例を示す図で、図(A)は
その側面図、図(B)はその平面図である。
【図6】第1の既製杭を回転圧入機に建て込んだ状態の
側面図である。
【図7】回転圧入機の平面図である。
【図8】第2の既製杭を建て込んだ状態の側面図であ
る。
【図9】補助部材を建て込んだ状態の側面図である。
【図10】基礎杭を根固めする様子を示す図である。
【図11】基礎杭の内孔に補強充填材を充填する様子を
示す図である。
【図12】補強充填材を支持する受け皿及び篭の斜視図
である。
【図13】矢床と第2の杭上端との接続状態説明図であ
る。
【符号の説明】
1 既製杭 11 既製杭の内孔 2 送液パイプ 21、21a、22 送液パイプの継手 3 補強充填材の受け皿 30 補強充填材の受け篭 4、4A、4B シュー43、44、404、408 掘削刃 5 回転圧入機 6 スイベル装置 7 補助部材 20 補助パイプ 8 根固め材 9 補強充填材 L 地盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須見 光二 大阪市中央区高麗橋2丁目1番10号 株 式会社武智工務所内 (56)参考文献 特開 昭53−35208(JP,A) 特開 昭50−19206(JP,A) 特開 昭54−44307(JP,A) 実開 昭48−70402(JP,U) 特公 昭49−41845(JP,B1) 特公 昭49−49048(JP,B1) 特公 昭51−17204(JP,B2)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎杭を構成すべき1又は2以上の既製
    杭のうち最初の既製杭の下端部に掘削刃を設けた地盤掘
    削用シューを該杭の内孔へ掘削土砂の侵入が可能な状態
    溶接固定するとともに該シューに既製杭の内部空間を
    通して送液手段を接続し、該最初の既製杭を、その外周
    地盤上に設置した回転圧入機で掴持して該杭及び前記
    シューを一体的に共に回転させつつ地中へ圧入掘進させ
    る工程、2本以上の既製杭を用いるときは、あとの既製
    杭を順次先に圧入掘進させた杭に接続するとともに前記
    送液手段を接続延長して前記回転圧入機で圧入掘進させ
    る工程、及び1本の既製杭を用いるときはその杭の上端
    に、2本以上の既製杭を用いるときは最後に接続した杭
    の上端に補助部材を回転及び上下動伝達可能に、且つ、
    脱離可能に係合接続するとともに前記送液手段を接続延
    長し、前記回転圧入機で該補助部材の外周を掴持して該
    補助部材及びそれより下の杭及び前記シューを一体的に
    共に回転させつつ地中へ圧入掘進させる工程を経て全既
    製杭をそれぞれ所定地盤まで到達させたのち、前記送液
    手段を予め定めたその途中位置で、予めそこに設けた
    上からの操作にて分離可能の継手手段において分離して
    該位置より上部を回収するとともに、前記補助部材を
    記回転圧入機の逆転にて杭から脱離させて地上に回収す
    る工程を含むことを特徴とする基礎杭の施工法。
  2. 【請求項2】 既製杭を所定地盤まで到達させたのち、
    前記送液手段回収前に、前記最初の既製杭の先端部分を
    根固めするセメントミルク等の硬化材を前記送液手段に
    て前記最初の杭先端部に注入する請求項1記載の基礎杭
    の施工法。
  3. 【請求項3】 前記補助部材が施工される既製杭と略
    同外径の円筒形状部材であって、前記杭の圧入掘進のた
    めの方向に回動させることで前記回転及び上下動伝達可
    能に該杭上端に係合し、逆転させることで該杭から脱離
    する係合手段を設けたものである請求項1又は2記載の
    基礎杭の施工法。
  4. 【請求項4】 前記送液手段が前記シューとの接続部分
    における継手手段及び前記地上からの操作にて分離可能
    な継手手段を含め複数の継手手段により接続され、それ
    ら継手手段がネジ継手であり、そのうち前記地上からの
    操作にて分離 可能なネジ継手が他のネジ継手と逆ネジ機
    構に構成されている請求項1、2又は3記載の基礎杭の
    施工法。
  5. 【請求項5】 前記送液手段の予め定めた分離位置以下
    の部分に補強充填材を受け支える部材を予め設けてお
    き、前記送液手段回収後、基礎杭内孔へ補強充填材を投
    入する請求項1、2、3又は4記載の基礎杭の施工法。
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