JP2519818Y2 - キヤリパーのブリーダーキャップ - Google Patents
キヤリパーのブリーダーキャップInfo
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- JP2519818Y2 JP2519818Y2 JP1990005664U JP566490U JP2519818Y2 JP 2519818 Y2 JP2519818 Y2 JP 2519818Y2 JP 1990005664 U JP1990005664 U JP 1990005664U JP 566490 U JP566490 U JP 566490U JP 2519818 Y2 JP2519818 Y2 JP 2519818Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- retaining ring
- caliper
- needle valve
- skirt
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T11/00—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant
- B60T11/10—Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant transmitting by fluid means, e.g. hydraulic
- B60T11/28—Valves specially adapted therefor
- B60T11/30—Bleed valves for hydraulic brake systems
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K27/00—Construction of housing; Use of materials therefor
- F16K27/08—Guiding yokes for spindles; Means for closing housings; Dust caps, e.g. for tyre valves
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T137/00—Fluid handling
- Y10T137/6851—With casing, support, protector or static constructional installations
- Y10T137/7043—Guards and shields
- Y10T137/7058—Sanitary covers or shields
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10T137/7043—Guards and shields
- Y10T137/7062—Valve guards
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
- Valve Housings (AREA)
- Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
- Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
- Lift Valve (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野」 この考案は、ディスクブレーキのキャリパーのシリン
ダー部分に付設されたエアブリーダー、すなわち、キャ
リパーのシリンダー内の空気を排出するための一種のプ
ラグを保護する弾性キャップに関するものであって、ブ
リーダー全体についての防錆、防食、汚損防止を図るた
めに利用して有効なものである。
ダー部分に付設されたエアブリーダー、すなわち、キャ
リパーのシリンダー内の空気を排出するための一種のプ
ラグを保護する弾性キャップに関するものであって、ブ
リーダー全体についての防錆、防食、汚損防止を図るた
めに利用して有効なものである。
自動車のディスクブレーキにおいては、キャリパーの
シリンダーに空気が残留すると、いわゆるブレーキの効
きが悪化する。このためにキャリパーのシリンダーにエ
アブリーダーを付設し、このエアブリーダーによってシ
リンダー内の空気を排気するようになっている。このエ
アブリーダーは自動車の走行中に泥水を被り、ほこり等
によって汚損され、排気孔が目詰りを生じるので、これ
を防止するためにエアブリーダーキャップをエアブリー
ダー先端に装着している。エアキャップの紛失防止のた
めにエアブリーダーに可撓片を介して取り付けたものが
知られている。この従来のエアブリーダーキャップを第
１図を参照しつつ詳細に説明する。
シリンダーに空気が残留すると、いわゆるブレーキの効
きが悪化する。このためにキャリパーのシリンダーにエ
アブリーダーを付設し、このエアブリーダーによってシ
リンダー内の空気を排気するようになっている。このエ
アブリーダーは自動車の走行中に泥水を被り、ほこり等
によって汚損され、排気孔が目詰りを生じるので、これ
を防止するためにエアブリーダーキャップをエアブリー
ダー先端に装着している。エアキャップの紛失防止のた
めにエアブリーダーに可撓片を介して取り付けたものが
知られている。この従来のエアブリーダーキャップを第
１図を参照しつつ詳細に説明する。
キャリパーのシリンダーＣから突設したボス１にニー
ドル弁２を螺合させてあって、ボス１のねじ孔下端の弁
座３に弁体２先端の円錐部４を圧接させて、シリンダー
の排気ポートＰを閉じている。
ドル弁２を螺合させてあって、ボス１のねじ孔下端の弁
座３に弁体２先端の円錐部４を圧接させて、シリンダー
の排気ポートＰを閉じている。
ニードル弁２にはその先端に開口している排気孔５が
設けられていて、この排気孔の下端が弁体下端の小径部
６の外周面に開口している。
設けられていて、この排気孔の下端が弁体下端の小径部
６の外周面に開口している。
ニードル弁２は六角部７、円錐状のヘッド８、ネック
９を有している。六角部７にはスパナを掛けてニードル
弁を緩めると、その先端の円錐部４が弁座３から離間す
るので、ニードル弁の排気孔５がシリンダーＣの排気ポ
ートＰに連通し、シリンダーＣ内の空気が排出される。
９を有している。六角部７にはスパナを掛けてニードル
弁を緩めると、その先端の円錐部４が弁座３から離間す
るので、ニードル弁の排気孔５がシリンダーＣの排気ポ
ートＰに連通し、シリンダーＣ内の空気が排出される。
ニードル弁２のヘッド８に弾性キャップ10を嵌着させ
て、排気孔５の排気口８′の目詰りを防止する。この弾
性キャップの紛失防止のために、弾性キャップ10と可撓
片11、保持リング12を一体に設け、この保持リング12を
ニードル弁の六角部７の下部に嵌めて固定している。
て、排気孔５の排気口８′の目詰りを防止する。この弾
性キャップの紛失防止のために、弾性キャップ10と可撓
片11、保持リング12を一体に設け、この保持リング12を
ニードル弁の六角部７の下部に嵌めて固定している。
以上の従来のエアブリーダーキャップは、ニードル弁
２のヘッド８を被覆するものであるから、ヘッド８の保
護効果、排気口８′の目詰り防止効果はある。しかし、
このキャップを装着したニードル弁２は供用期間中にボ
ス１のねじ孔との螺合部に雨水、泥水が浸入して発錆、
腐食し、六角部が腐食して、著しく損傷するという問題
がある。
２のヘッド８を被覆するものであるから、ヘッド８の保
護効果、排気口８′の目詰り防止効果はある。しかし、
このキャップを装着したニードル弁２は供用期間中にボ
ス１のねじ孔との螺合部に雨水、泥水が浸入して発錆、
腐食し、六角部が腐食して、著しく損傷するという問題
がある。
本考案は、ニードル弁２の耐久性を向上させるために
キャップと保持リングとによってニードル弁およびニー
ドル弁のシリンダーとの螺合部を完全に被覆して密封す
ることをその課題とするものである。
キャップと保持リングとによってニードル弁およびニー
ドル弁のシリンダーとの螺合部を完全に被覆して密封す
ることをその課題とするものである。
〔課題解決のために講じた手段」 上記課題解決のために講じた手段は、「キャリパーに
取り付ける一端のねじ部と、他端のエア排出部と、これ
らの間の六角部とを有するニードル弁に装着されるキャ
リパーのブリーダーキャップであって、キャリパーと上
記六角部との間で圧縮される弾性体からなる保持リング
と上記ニードル弁のエア排出部に嵌着される弾性キャッ
プとを有する、上記ブリーダーキャップ」を前提とし
て、次ぎの要素（イ）〜（ハ）によって構成されるもの
である。
取り付ける一端のねじ部と、他端のエア排出部と、これ
らの間の六角部とを有するニードル弁に装着されるキャ
リパーのブリーダーキャップであって、キャリパーと上
記六角部との間で圧縮される弾性体からなる保持リング
と上記ニードル弁のエア排出部に嵌着される弾性キャッ
プとを有する、上記ブリーダーキャップ」を前提とし
て、次ぎの要素（イ）〜（ハ）によって構成されるもの
である。
（イ）保持リングを軸方向圧縮性の高い弾性リングとし
たこと、 （ロ）弾性キャップの下端部に円筒状のスカート部を設
けたこと、 （ハ）上記のスカート部で上記六角部を覆い、このスカ
ート部下端に保持リングの上端全周に圧接されるシール
リップを設けたこと。
たこと、 （ロ）弾性キャップの下端部に円筒状のスカート部を設
けたこと、 （ハ）上記のスカート部で上記六角部を覆い、このスカ
ート部下端に保持リングの上端全周に圧接されるシール
リップを設けたこと。
ニードル弁を閉じるために六角部を強く締めると、六
角部の下面とシリンダーのボス部上面との間に保持リン
グ23が挟圧される。保持リング23の軸方向圧縮性が高い
ので、六角部の下面が保持リング上端面に当接して後、
さらにニードル弁を締め込むことができる。この締め込
みによってニードル弁下端の円錐部が弁座に強く圧接さ
れて弁は確実に閉じられるとともに、保持リング下端面
がシリンダーのボスの上端面に強く押し付けられて、保
持リング下端面とボス上端面との間から雨水、泥水等の
浸入を確実に阻止する。
角部の下面とシリンダーのボス部上面との間に保持リン
グ23が挟圧される。保持リング23の軸方向圧縮性が高い
ので、六角部の下面が保持リング上端面に当接して後、
さらにニードル弁を締め込むことができる。この締め込
みによってニードル弁下端の円錐部が弁座に強く圧接さ
れて弁は確実に閉じられるとともに、保持リング下端面
がシリンダーのボスの上端面に強く押し付けられて、保
持リング下端面とボス上端面との間から雨水、泥水等の
浸入を確実に阻止する。
弾性キャップをニードル弁のヘッドに嵌着させると、
弾性キャップのスカート部が六角部を覆い、当該スカー
ト部の下端のシールリップが保持リングの上端全周に圧
接されるので、スカート部と保持リングとの間から雨
水、泥水が侵入することを確実に阻止する。
弾性キャップのスカート部が六角部を覆い、当該スカー
ト部の下端のシールリップが保持リングの上端全周に圧
接されるので、スカート部と保持リングとの間から雨
水、泥水が侵入することを確実に阻止する。
したがって、ニードル弁のヘッド、六角部およびシリ
ンダーのボスとの螺合部が、弾性キャップおよび保持リ
ングによって完全に被覆される。
ンダーのボスとの螺合部が、弾性キャップおよび保持リ
ングによって完全に被覆される。
次いで第２図、第３図を参照しつつ本考案の実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
弾性キャップ20の下端から下方に円筒状のスカート部
21を突設し、その下端を若干外方へ円錐状に広げてシー
ルリップ22を形成している。
21を突設し、その下端を若干外方へ円錐状に広げてシー
ルリップ22を形成している。
保持リング23はその高さを、閉弁時の六角部33下面と
シリンダーＣのボス１上面との間隔よりも若干高くし、
保持リング23の軸方向圧縮性を高くするために下面にΛ
型環状溝24を設けている。このΛ型環状溝24の存在によ
って保持リング23の下端部が軸方向に圧縮されやすく、
六角部33をスパナ等で回動させてニードル弁を閉めると
き、保持リング23の下端は軸方向に弾性変形してその弾
力によってボス１の上面に強く圧接される。
シリンダーＣのボス１上面との間隔よりも若干高くし、
保持リング23の軸方向圧縮性を高くするために下面にΛ
型環状溝24を設けている。このΛ型環状溝24の存在によ
って保持リング23の下端部が軸方向に圧縮されやすく、
六角部33をスパナ等で回動させてニードル弁を閉めると
き、保持リング23の下端は軸方向に弾性変形してその弾
力によってボス１の上面に強く圧接される。
弾性キャップ20をニードル弁２のヘッド８に嵌着させ
たとき、そのスカート部21が六角部33に被さり、スカー
ト部21下端のシールリップ22が保持リング23上端に圧接
される。
たとき、そのスカート部21が六角部33に被さり、スカー
ト部21下端のシールリップ22が保持リング23上端に圧接
される。
保持リング23の素材が高弾性のものであるときは、保
持リング23を軸方向に圧縮するための抵抗は小さいの
で、環状溝24を設ける必要はなく、またスカート部21の
下端を若干外方へ広げた円錐部にするだけでスカート部
21下端が保持リング23の上端に拡開されて被さり、その
内面が保持リング23外面に圧接されるので、スカート部
21下端を特に肉薄のリップにする必要はない。要はニー
ドル弁を閉じるとき、保持リング23によってこの弁の閉
め込みが阻害されることがないように、またこの閉め込
みによって保持リング23がボス１上面に強く圧接され
て、この圧接面のシールが確保されれば良く、またキャ
ップ20をヘッド８に嵌着させたとき、スカート部21の下
端が保持リング23に圧接されて、圧接面のシールが確保
されればよいのである。
持リング23を軸方向に圧縮するための抵抗は小さいの
で、環状溝24を設ける必要はなく、またスカート部21の
下端を若干外方へ広げた円錐部にするだけでスカート部
21下端が保持リング23の上端に拡開されて被さり、その
内面が保持リング23外面に圧接されるので、スカート部
21下端を特に肉薄のリップにする必要はない。要はニー
ドル弁を閉じるとき、保持リング23によってこの弁の閉
め込みが阻害されることがないように、またこの閉め込
みによって保持リング23がボス１上面に強く圧接され
て、この圧接面のシールが確保されれば良く、またキャ
ップ20をヘッド８に嵌着させたとき、スカート部21の下
端が保持リング23に圧接されて、圧接面のシールが確保
されればよいのである。
以上の要件を満たすものであれば、スカート部21下端
の「シールリップ22」、「保持リング23」の形状、構造
はどのような態様のものでもよい。
の「シールリップ22」、「保持リング23」の形状、構造
はどのような態様のものでもよい。
キャップ20のスカート部21の下端に、環状フランジ31
を設け、このフランジの下面にＶ型環状シールリップ32
を設けたものでもよい。この場合２つの環状リップ32、
32の間に嵌め込まれる環状シールリップ34を保持リング
23上面に突設すれば、フランジ31と保持リング23上面間
のシールはさらに確実になる。また、ニードル弁の閉め
込みストローク（弁全閉から弁全開までの弁のリフト
量）は微小であるので、保持リング23下面に２〜3mmの
高さの環状シールリップ35を突設すればこの環状シール
リップ35の上下方向圧縮によって保持リング23の軸方向
圧縮性を確保することもできる。
を設け、このフランジの下面にＶ型環状シールリップ32
を設けたものでもよい。この場合２つの環状リップ32、
32の間に嵌め込まれる環状シールリップ34を保持リング
23上面に突設すれば、フランジ31と保持リング23上面間
のシールはさらに確実になる。また、ニードル弁の閉め
込みストローク（弁全閉から弁全開までの弁のリフト
量）は微小であるので、保持リング23下面に２〜3mmの
高さの環状シールリップ35を突設すればこの環状シール
リップ35の上下方向圧縮によって保持リング23の軸方向
圧縮性を確保することもできる。
さらにまたキャップ20と保持リング23とを可撓片36で
一体に連結し、キャップの紛失等を防止できる。
一体に連結し、キャップの紛失等を防止できる。
以上のとおり、本考案はキャリパーのエアブリーダー
キャップについての新規な前記課題を解決して、エアブ
リーダーの防錆、防食を図り、その耐久性を著しく向上
させることができるものである。
キャップについての新規な前記課題を解決して、エアブ
リーダーの防錆、防食を図り、その耐久性を著しく向上
させることができるものである。
すなわち、ニードル弁の六角部とキャリパーとの間に
介在する保持リングが軸方向に圧縮性が高いものである
から、その弾発力によって保持リングの上端面が上記六
角部の下面に強く圧接され、この圧接力は供用期間中に
緩むことはない。したがって、これによって第１のシー
ルが形成され、そのシール性が長期間保持される。ま
た、弾性キャップの下端に円筒状のスカート部を設け、
上記のスカート部で上記六角部を覆い、このスカート部
下端に保持リングの上端全周に圧接されるシールリップ
を設けたことによって、スカート部と保持リング上端と
の間に第２のシールが形成される。したがって、六角部
下面と上記保持リング上面との間が二重にシールされる
ので、そのシールは確実であり、長期間保持される。万
一この二重シールの一方のシールが不完全になっても、
他方のシールが効いているので、六角部と保持リングの
上端から雨水、泥水が侵入してキャリパーのボス１のね
じ孔とニードル弁との螺合部が腐食されることは確実に
防止される。
介在する保持リングが軸方向に圧縮性が高いものである
から、その弾発力によって保持リングの上端面が上記六
角部の下面に強く圧接され、この圧接力は供用期間中に
緩むことはない。したがって、これによって第１のシー
ルが形成され、そのシール性が長期間保持される。ま
た、弾性キャップの下端に円筒状のスカート部を設け、
上記のスカート部で上記六角部を覆い、このスカート部
下端に保持リングの上端全周に圧接されるシールリップ
を設けたことによって、スカート部と保持リング上端と
の間に第２のシールが形成される。したがって、六角部
下面と上記保持リング上面との間が二重にシールされる
ので、そのシールは確実であり、長期間保持される。万
一この二重シールの一方のシールが不完全になっても、
他方のシールが効いているので、六角部と保持リングの
上端から雨水、泥水が侵入してキャリパーのボス１のね
じ孔とニードル弁との螺合部が腐食されることは確実に
防止される。
また、従来の保持リング12をシール材として利用し、
また弾性キャップにスカート部を付設するものであるか
ら、従来のものを少し改変するだけの極めて簡単な手段
の付加によって、ニードル弁２およびボス１との螺合部
を完全に密封できることが本考案の大きな利点である。
また弾性キャップにスカート部を付設するものであるか
ら、従来のものを少し改変するだけの極めて簡単な手段
の付加によって、ニードル弁２およびボス１との螺合部
を完全に密封できることが本考案の大きな利点である。
第１図は従来のブリーダーキャップの断面図、第２図は
本考案の一実施例の断面図、第３図は他の実施例の断面
図である。 １……ボス、２……ニードル弁、３……弁座、４……円
錐部、５……排気孔、６……小径部、７、33……六角
部、８……ヘッド、８′……排気口、９……ネック、1
0、20……キャップ、11、36……可撓片、12、23……保
持リング、21……スカート部、22……シールリップ、24
……Λ型環状溝、31……環状フランジ、32……Ｖ型環状
シールリップ、34、35……環状シールリップ、Ｃ……キ
ャリパーのシリンダー、Ｐ……シリンダーの排気ポート
である。
本考案の一実施例の断面図、第３図は他の実施例の断面
図である。 １……ボス、２……ニードル弁、３……弁座、４……円
錐部、５……排気孔、６……小径部、７、33……六角
部、８……ヘッド、８′……排気口、９……ネック、1
0、20……キャップ、11、36……可撓片、12、23……保
持リング、21……スカート部、22……シールリップ、24
……Λ型環状溝、31……環状フランジ、32……Ｖ型環状
シールリップ、34、35……環状シールリップ、Ｃ……キ
ャリパーのシリンダー、Ｐ……シリンダーの排気ポート
である。
Claims (2)
- 【請求項１】キャリパーのねじ孔に螺合されたねじ部
と、上端のエア排出部と、前記ねじ部とエア排出部との
間の六角部とを有するニードル弁に装着されるブリーダ
ーキャップであって、キャリパーと上記六角部との間で
圧縮される弾性体からなる保持リングと上記ニードル弁
のエア排出部に嵌着される弾性キャップとを有する、上
記キャリパーのブリーダーキャップにおいて、 保持リングを軸方向圧縮性の高い弾性リングとし、 弾性キャップの下端部に円筒状のスカート部を設け、 上記のスカート部が上記六角部を覆い、このスカート部
下端に保持リングの上端全周に圧接されるシールリップ
を設けた上記キャリパーのブリーダーキャップ。 - 【請求項２】上記保持リングと弾性キャップとを可撓片
によって一体に連結した請求項１記載のキャリパーのブ
リーダーキャップ。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990005664U JP2519818Y2 (ja) | 1990-01-26 | 1990-01-26 | キヤリパーのブリーダーキャップ |
| EP91100839A EP0441177B1 (en) | 1990-01-26 | 1991-01-23 | Bleed screw cap for hydraulic equipment |
| DE69106398T DE69106398T2 (de) | 1990-01-26 | 1991-01-23 | Entlüftungsschraubkappe für eine hydraulische Vorrichtung. |
| ES91100839T ES2069102T3 (es) | 1990-01-26 | 1991-01-23 | Tapon de tornillo de purga para equipo hidraulico. |
| US08/200,533 US5417247A (en) | 1990-01-26 | 1994-02-22 | Bleed screw cap for hydraulic equipment |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990005664U JP2519818Y2 (ja) | 1990-01-26 | 1990-01-26 | キヤリパーのブリーダーキャップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0398380U JPH0398380U (ja) | 1991-10-11 |
| JP2519818Y2 true JP2519818Y2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=11617373
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990005664U Expired - Lifetime JP2519818Y2 (ja) | 1990-01-26 | 1990-01-26 | キヤリパーのブリーダーキャップ |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5417247A (ja) |
| EP (1) | EP0441177B1 (ja) |
| JP (1) | JP2519818Y2 (ja) |
| DE (1) | DE69106398T2 (ja) |
| ES (1) | ES2069102T3 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20200051873A (ko) * | 2018-11-05 | 2020-05-14 | 주식회사 화승알앤에이 | 브레이크 장치 |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6003556A (en) * | 1995-10-06 | 1999-12-21 | Cobe Laboratories, Inc. | Hinged cap fluid connector |
| JP3279993B2 (ja) * | 1999-03-12 | 2002-04-30 | エスエムシー株式会社 | 誤操作防止用カバー付き流体圧機器 |
| WO2002050459A1 (en) | 2000-12-20 | 2002-06-27 | Freni Brembo S.P.A. | Cap for bleeding valve |
| US20050279578A1 (en) * | 2003-09-08 | 2005-12-22 | Stadeli Jay A | Grease zerk dust cap |
| US7575029B2 (en) * | 2007-05-29 | 2009-08-18 | Production Control Units, Inc. | Tool assembly for evacuating, vacuum testing and charging a fluid system through a bleeder valve |
| US20090281924A1 (en) * | 2008-02-29 | 2009-11-12 | Reliability Brands Llc | Label identification and management system for fluids |
| US8434597B2 (en) * | 2008-12-11 | 2013-05-07 | Fluid Defense Systems, Llc | Fitting cover |
| US8371337B2 (en) * | 2011-06-17 | 2013-02-12 | Mark Anthony Schomann | Quick release tire stem cap |
| DE102014114486B4 (de) * | 2014-10-07 | 2021-01-28 | Norma Germany Gmbh | Ablaufstutzen |
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