JPH0227736Y2 - - Google Patents

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JPH0227736Y2
JPH0227736Y2 JP1985042690U JP4269085U JPH0227736Y2 JP H0227736 Y2 JPH0227736 Y2 JP H0227736Y2 JP 1985042690 U JP1985042690 U JP 1985042690U JP 4269085 U JP4269085 U JP 4269085U JP H0227736 Y2 JPH0227736 Y2 JP H0227736Y2
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  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は油圧機器等に使用されるエアブリーダ
装置に関する。
従来の技術 一般に、車両や産業用機械に用いられている油
圧ブレーキとか油圧シリンダには、エア抜き用の
エアブリーダ装置が設けられている。このエアブ
リーダ装置は弁部分とエアの排出通路を有し、油
圧機器等のエア抜き孔に形成されたねじ孔にねじ
部を介して螺合されるようになつており、前記排
出通路のエア抜き口を有する先端部は取付け面か
ら突出されるようになつている。ところで、前記
エア抜き口部分は通常キヤツプにより覆われ、雨
水、埃等が進入されるのが防止されるようになつ
ている。
しかし前記ねじ部から雨水が進入すると該ねじ
部が錆付いてしまうため、当該ねじ部をシールす
る必要がある。
そこで、従来は実開昭55−122575に示すよう
に、エア抜き口部分をキヤツプ本体で覆うと共
に、ねじ部の突出部分をキヤツプ基部で被覆する
ようにしたものが存在する。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、かかる実開昭55−122575に示す
エアブリーダ装置は、ねじ部をキヤツプ基部で被
覆したとしても、このキヤツプ基部はエア抜き口
を覆うキヤツプ本体と離隔しており、これらキヤ
ツプ基部とキヤツプ本体間には切れ間が設けられ
ている。従つて、この切れ間から前記先端部の一
部が剥き出しになり、この剥き出し部分から雨水
等が進入して錆が発生し、延いては長年の後には
前記ねじ部にまで錆が進行し、やはり該ねじ部が
錆付いてしまう。こうした錆付を防止するため、
先端部及びねじ部に対して表面処理を施すことが
挙げられるが、長期間の使用に耐え、かつ、配管
系内の作動液に耐える処理でなければならず、特
に、車両等の場合には、塩害に対して有効なもの
でなければならず、例えば、クロームメツキとい
つたかなり高価な処理にならざるを得ないという
問題点があつた。
そこで本考案は、キヤツプ本体とキヤツプ基部
とを圧接させることにより、取付面から突出され
る先端部全体がキヤツプで覆われ、雨水の進入を
完全に遮断するようにしたエアブリーダ装置を提
供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 かかる目的を達成するために本考案は、油圧機
器等のエア抜き孔に形成されたねじ孔にねじ部を
介して螺合され、かつエア抜き口が形成された先
端部が取付面から突出されるようになつたエアブ
リーダ装置において、前記先端部から該先端部外
周に形成された工具係合用の係止部の下側を覆つ
て係脱可能に嵌着されるキヤツプ本体と、前記ね
じ部の突出部分外周に前記係止部との間に適宜間
隔を設けて嵌着され、一端が前記取付面に当接さ
れるキヤツプ基部とを備え、これらキヤツプ本体
とキヤツプ基部とが接続帯を介して連結されるキ
ヤツプを設け、キヤツプ本体の嵌着状態で該キヤ
ツプ本体がキヤツプ基部の他端に全周に亘つて液
密的に圧接されるようにし、キヤツプ本体とキヤ
ツプ基部で前記先端部を被覆することにより構成
してある。
作 用 以上の構成により本考案のエアブリーダ装置に
あつては、キヤツプ本体の嵌着状態では該キヤツ
プ本体がキヤツプ基部に圧接されて先端部が完全
に被覆されるため、雨水、埃等の進入が完全に遮
断され、先端部に錆が発生するのが防止される。
また、キヤツプ本体がキヤツプ基部の他端部に圧
接されることにより該キヤツプ基部は圧縮され、
このキヤツプ基部の一端が当接する取付面との間
のシール性が更に向上されることになる。更に、
キヤツプ基部と工具係合用の係止部との間に間隔
が設けられているため、ねじ部を締め付け又は緩
める際に、該係止部に係合される工具が該キヤツ
プ基部に接触されて、該キヤツプ基部に傷が付く
のを防止することができ、爾後、キヤツプ本体と
キヤツプ基部との間のシール性が悪化されてしま
うのを防止することができる。
実施例 以下、本考案の実施例を図に基づいて詳細に説
明する。
即ち、第1図は本考案の第1実施例を示すエア
ブリーダ装置1で、2は油圧機器等の側壁を示
し、この側壁2にはエア抜き孔3が形成されてい
る。このエア抜き孔3の開口部には大径のねじ孔
4が形成されている。前記エアブリーダ装置1
は、取付端部(図中下端部)に前記ねじ孔4に螺
合されるねじ部5が形成され、先端部にはスパナ
等の締付工具を係合する非円形突部6(たとえば
六角状)が鍔状に突設され、この非円形突部6は
後述するキヤツプ本体11の係止部として用いら
れる。前記エアブリーダ装置1の取付端部側(図
中下方側)先端にはテーパ部7が形成され、この
テーパ部7と前記ねじ孔4の終端のエア抜き孔
3、開口3aとで弁部8が構成されている。ま
た、エアブリーダ装置1の中心軸部には下端がT
字状に分岐されるエア排出路9が形成されてい
る。そして、前記エアブリーダ1のねじ部5を前
記ねじ孔4に螺合して、前記テーパ部7を前記開
口3aに対向させ、ねじ部5を締付けてテーパ部
7を開口3aに圧接することによりエア抜き孔3
は閉塞されると共に、ねじ部5を緩めて開口3a
からテーパ部7を離すことによりエア抜き孔3は
連通され、油圧機器内のエアはエア排出通路9を
通つてエア抜き口9aから外方に放出されるよう
になつている。
10はゴム等の弾性部材で形成されるキヤツプ
で、このキヤツプ10はキヤツプ本体11とキヤ
ツプ基部12とで構成されている。キヤツプ本体
11は袋状に形成され、その内周には開口側が縮
径される段部13が設けられている。そして、キ
ヤツプ本体11をエアブリーダ装置1の先端部に
形成されるエア抜き口9aを覆つて嵌着すること
により、前記段部13は前記非円形突部6に係止
され、キヤツプ本体11の抜脱が防止されるよう
になつている。一方、前記キヤツプ基部12は環
状に形成され、前記キヤツプ本体11に接続帯1
4を介して一体に連結されている。そして、該キ
ヤツプ基部12はその一端が取付面2aに当接さ
れると共に、内周が該取付面2aから突出される
ねじ部5に圧入して嵌合されている。更に、該キ
ヤツプ基部12と前記非円形突部6との間には、
前記キヤツプ本体11の段部13が形成された縮
径部分を嵌合するために適宜間隔が設けられると
共に、該キヤツプ基部12の上端面にはねじ部5
を中心とする環状突起15を一体に突設し、この
環状突起15先端は前記キヤツプ本体11の取付
状態で、該キヤツプ本体11下端に圧接されるよ
うになつている。
以上の構成により本実施例のエアブリーダ装置
1にあつては、キヤツプ本体11を先端部に嵌着
した際、該キヤツプ本体11の下端が環状突起1
5に圧接され、キヤツプ本体11とキヤツプ基部
12との間が密閉される。従つて、取付面2aか
ら突出するエアブリーダ装置1の先端部はキヤツ
プ本体11、キヤツプ基部12によつて完全に被
覆され、当該先端部内に雨水、埃等が進入される
のが防止される。尚、キヤツプ本体11による環
状突起15への押圧力は、段部13が非円形突部
6に係止されているためキヤツプ本体11の嵌着
状態で持続され、キヤツプ本体11、環状突起1
5間のシール性は確保される。更に、前記キヤツ
プ本体11による環状突起15の押圧力は、キヤ
ツプ基部12の圧縮力として作用し、該キヤツプ
基部12は取付面2aに圧接される。従つて、こ
れらキヤツプ基部12と取付面2a間のシール性
は大幅に向上し、キヤツプ基部12、取付面2a
間を伝つて進入する雨水を遮断する。このよう
に、本実施例ではキヤツプ本体11、キヤツプ基
部12間およびキヤツプ基部12、取付面2a間
のシール性が確保されることにより、キヤツプ1
0内に進入する雨水が完全に遮断され、エアブリ
ーダ装置1の突出先端部およびねじ部5に錆が発
生するのが防止され、エアブリーダ装置1が側壁
2に錆付いてしまうのが防止される。また、エア
抜き孔3の開閉は非円形突部6に工具を係合させ
てねじ部5を締め付け又は緩めることにより行な
われるが、該非円形突部6とキヤツプ基部12と
の間には間隔が設けられているため、該非円形突
部6に工具を係合する際に該工具が該キヤツプ基
部12に接触されて、該キヤツプ基部12が傷付
いてしまうのを防止することができ、爾後、キヤ
ツプ本体11が嵌着された際に、該キヤツプ本体
11とキヤツプ基部12との間のシール性が悪化
されてしまうのを防止することができる。
尚、キヤツプ本体11を取り外す時は、該キヤ
ツプ本体11から突出されるつまみ部11aを引
張つて外すことにより、キヤツプ本体11の段部
13は非円形突部16から離脱してキヤツプ本体
11の取外しが行なわれる。一方、キヤツプ本体
11の取付け時には該キヤツプ本体11を上から
押圧することにより、前記段部13は非円形突部
6に係止されてキヤツプ本体11の嵌着が行なわ
れる。
第2図は本考案の第2実施例を示し、前記実施
例と同一構成部分に同一符号を付して重複する説
明を省略して述べる。
即ち、この実施例はキヤツプ基部12の他端部
(図中上方)にねじ部5を中心とするテーパ状突
部20を形成すると共に、キヤツプ本体11の開
口端部には前記テーパ状突部20の外側に圧接嵌
合される凹部21を形成してある。
従つて、この実施例にあつてはキヤツプ本体1
1を先端部に嵌着した際、該キヤツプ本体11側
の凹部21がキヤツプ基部12側のテーパ状突部
20に圧接嵌合されるため、キヤツプ本体11、
キヤツプ基部12間のシール性は更に向上され
る。尚、この実施例にあつてもテーパ状突部20
と凹部21間の圧接力がキヤツプ基部12の一端
面に作用し、該キヤツプ基部12、取付面2a間
のシール性は確保されると共に、該キヤツプ基部
12と非円形突部6との間に適宜間隔が設けられ
て、工具により該キヤツプ基部12に傷付いてし
まうのが防止されるようになつている。
考案の効果 以上説明したように本考案のエアブリーダ装置
にあつては、キヤツプ本体を嵌着した際に該キヤ
ツプ本体がキヤツプ基部に圧接されるようになつ
ているので、これらキヤツプ本体、キヤツプ基部
間のシール性が確保されると共に、キヤツプ基部
がキヤツプ本体によつて押圧されることにより、
キヤツプ基部と取付面間のシール性をも確保され
ることになる。従つて、エアブリーダ装置の突出
先端部はキヤツプ本体、キヤツプ基部によつて全
体が覆われることになり、かかる突出先端部およ
びキヤツプ基部が嵌合するねじ部に雨水が進入す
るのが防止され、前記先端部およびねじ部の錆付
きを防止することができる。また、このように先
端部等に対して表面処理を施す際、雨水等に接触
しないことから、耐作動液性を確保出来ればよ
く、例えば、四三酸化鉄皮膜等を形成するといつ
た処理でよく、安価になる。更に、キヤツプ基部
と工具係合用の係止部との間に適宜間隔が設けら
れるため、該係止部に工具を係合した際に、該工
具によりキヤツプ基部が傷付いてしまうのを防止
することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のエアブリーダ装置の一実施例
を示す断面図、第2図は本考案の他の実施例を示
す断面図である。 1……エアブリーダ装置、8……エア抜き孔、
4……ねじ孔、5……ねじ部、6……非円形突部
(係止部)、10……キヤツプ、11……キヤツプ
本体、12……キヤツプ基部、14……接続帯、
15……環状突部、20……テーパ状突部、21
……凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油圧機器等のエア抜き孔に形成されたねじ孔に
    ねじ部を介して螺合され、かつエア抜き口が形成
    された先端部が取付面から突出されるようになつ
    たエアブリーダ装置において、前記先端部から該
    先端部外周に形成された工具係合用の係止部の下
    側を覆つて係脱可能に嵌着されるキヤツプ本体
    と、前記ねじ部の突出部分外周に前記係止部との
    間に適宜間隔を設けて嵌着され、一端が前記取付
    面に当接されるキヤツプ基部とを備え、これらキ
    ヤツプ本体とキヤツプ基部とが接続帯を介して連
    結されるキヤツプを設け、キヤツプ本体の嵌着状
    態で該キヤツプ本体がキヤツプ基部の他端に全周
    に亙つて液密的に圧接されるようにし、キヤツプ
    本体とキヤツプ基部とで前記先端部を被覆したこ
    とを特徴とするエアブリーダ装置。
JP1985042690U 1985-03-25 1985-03-25 Expired JPH0227736Y2 (ja)

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JP1985042690U JPH0227736Y2 (ja) 1985-03-25 1985-03-25

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JPS61157762U JPS61157762U (ja) 1986-09-30
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JP2513269Y2 (ja) * 1989-11-20 1996-10-02 山武ハネウエル株式会社 ブリ―ド孔用キヤツプ

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