JP4820275B2 - エアブリーダスクリュ用キャップ - Google Patents

エアブリーダスクリュ用キャップ

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本発明は、液圧装置の空気抜き孔を塞ぐエアブリーダスクリュに被せるエアブリーダスクリュ用キャップに係り、特に液圧式ディスクブレーキに好適なエアブリーダスクリュ用キャップに関する。
車両の制動装置として、安定した大きな制動力が得られるところから、液圧式のディスクブレーキが多用されている。この液圧式ディスクブレーキは、車輪とともに回転するディスクロータを跨いで配設したキャリパに、ディスクロータの両側面に対面させて摩擦パッドを保持させ、キャリパに設けたシリンダで摩擦パッドをディスクロータに圧接するようになっている。シリンダは、ブレーキ液で作動する液圧装置を構成している。
ところで、ブレーキ液を液圧系に注入した際に、空気が混入する場合がある。空気は、圧縮性であるため、ブレーキペダルを踏み込んだときに圧縮され、制動遅れを生ずることや、いわゆるブレーキの利きを悪くすることがある。そこで、液圧式ディスクブレーキのキャリパには、液圧系に混入した空気を抜くための孔(エアブリーダ)を設けている。このエアブリーダは、通常、エアブリーダスクリュと呼ばれる弁体を螺入されてブレーキ液が漏れないように閉止されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。また、エアブリーダスクリュの頭部には、エアブリーダスクリュに設けた排気口に雨水や塵埃が侵入するのを防ぐために、ゴムなどからなるキャップを被せている(例えば、特許文献4、特許文献5)。
図3(1)は、従来のエアブリーダスクリュ用キャップの概略を示したものである。図3(1)において、キャリパ10には、空気抜き孔12が形成してある。この空気抜き孔12は、キャリパ10に設けたピストンを保持した液圧装置であるシリンダ(図示せず)の内部に連通しており、シリンダに供給される作動液であるブレーキ液に混入した空気を空気抜き孔12を介して外部に排出できるようにしてある。
空気抜き孔12は、外方(図の上方)に向けて拡開した円錐状の図示しない弁座を有するとともに、壁面に雌ねじが螺刻ある。そして、空気抜き孔12には、ブレーキ液が漏れるのを防止するエアブリーダスクリュ14が螺合させてある。エアブリーダスクリュ14は、例えばニードル弁を構成していて、先端に空気抜き孔12に設けた弁座に座着する円錐状の弁体(図示せず)を有している。そして、エアブリーダスクリュ14は、上部にスパナなどの工具を嵌合させる断面六角形状の締付け部16が形成してある。
また、エアブリーダスクリュ14は、中心部に空気排出孔18が設けてある。この空気排出孔18は、下端が弁体の周面に開口しているとともに、上端が締付け部16と上端のヘッド部20とを貫通し、ヘッド部20の上端に開口し、外部と連通している。そして、エアブリーダスクリュ14は、締付け部16を介して緩めることにより、空気排出孔18が下部開口を介してキャリパ10に設けた空気抜き孔12と連通し、ブレーキ液に混入した空気を外部に排出できるようになっている。
なお、ヘッド部20は、締付け部16の上部に、円錐台形状に形成してあって、締付け部16と一体に形成してある。そして、ヘッド部20には、ゴムや合成ゴムからなるキャップ22を被せるようにしている(図3(3)参照)。これにより、空気排出孔18へ雨水が浸入することや、ヘッド部20に塵埃が付着して空気排出孔18が目詰まりすることなどを防ぐことができる。
特開平11−82569号公報 特開2004−263855号公報 特開平11−82573号公報 特開2000−28022号公報 実用新案登録公報第2519818号
キャップ22は、エアブリーダスクリュ14に設けたヘッド部20を嵌入させる凹部24の径が、雨水や塵埃などの浸入を防ぐために、ヘッド部20の外径より小さく形成してある。そして、キャップ22をヘッド部20に被せる場合、キャップ22をヘッド部20に載せ、キャップ22の上端を押し下げる。これにより、キャップ22は、弾性変形して凹部24が部分的にヘッド部20に押し広げられ、凹部24の壁面がヘッド部20と摺接しつつ下降する。このため、凹部24がヘッド部20によって密閉された状態となり、キャップ22が下降するにしたがって、凹部24に存在していた空気が圧縮されて高圧となる。さらに、凹部24内の高圧の空気が、図3(2)の矢印26のように、空気排出孔18に残存しているブレーキ液28を押し下げるように作用する。このため、図3(3)のように、キャップ22を完全に押し下げてヘッド部20に嵌合させると、空気排出孔18に残存していたブレーキ液(作動液)28が空気排出孔18から押し出され、符号30のように、ねじ部の隙間からエアブリーダスクリュの周囲に滲み出てキャリパ10の表面を汚損する。
本発明は、上記従来技術の欠点を解消するためになされたもので、エアブリーダスクリュの周囲に作動液が滲み出るのを防止することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明に係るエアブリーダスクリュ用キャップは、弾性体により形成され、液圧装置の空気抜き孔を開閉するエアブリーダスクリュに冠着し、前記エアブリーダスクリュに設けた空気排出孔の開口部を覆うエアブリーダスクリュ用キャップであって、前記エアブリーダスクリュの頭部に嵌合させる凹部と、前記凹部の周面に設けられ、前記凹部の開口に連通した溝と、を有し、前記凹部の径は前記頭部の外形よりも小さく形成し、前記溝は、前記凹部の最大径部よりも外側に位置するように設けたことを特徴としている。
溝は前記凹部を前記頭部に冠着させた際の、前記頭部と前記凹部との接触位置よりも前記凹部の開口側に形成するとよい。
上記のごとく構成した本発明は、凹部の周壁に凹部の開口に連通する溝を形成したことにより、キャップをエアブリーダスクリュの頭部に冠着するときに、凹部が溝を介して外部と連通し、凹部内に存在する空気の圧力が高くなるのを防止することができる。このため、エアブリーダスクリュの空気排出孔に残存しているブレーキ液が空気排出孔から押し出されるのが防げ、エアブリーダスクリュの周囲に滲み出るのを防止することができる。
また、溝を凹部の開口側に形成し、キャップをエアブリーダスクリュの頭部に冠着したときに、エアブリーダスクリュの頭部によって、エアブリーダスクリュに設けた空気排出孔の開口部と凹部の周壁に設けた溝とが遮断されるように形成すると、空気排出孔の開口部に塵埃などが付着することによる、空気排出孔の目詰まりを防止することができる。
本発明に係るエアブリーダスクリュ用キャップの好ましい実施の形態を、添付図面に従って詳細に説明する。なお、前記背景技術において説明した部分に対応する部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図1は、本発明の実施の形態に係るエアブリーダスクリュ用キャップの断面図であって、(1)は縦断面図、(2)は(1)のA―A線に沿った断面図である。図1において、エアブリーダスクリュ用キャップ40は、ゴムや合成ゴムなどの弾性体から形成してあり、中央部にエアブリーダスクリュ14のヘッド部(頭部)20を嵌入させる断面円形の凹部24を備えている。エアブリーダスクリュ14は、締付け部16の上部にヘッド部20が一体に形成してある。また、エアブリーダスクリュ14は、締付け部16の下部外周面に、本図に図示しないキャリパに設けた空気抜き孔に螺合させる雄ねじ42が設けてある。
エアブリーダスクリュ用キャップ40の凹部24には、エアブリーダスクリュ14の締付け部16とヘッド部20との間に形成されたネック部と嵌合する小径部44が形成してある。そして、エアブリーダスクリュ用キャップ40は、凹部24の壁面の開口部46側に、複数(実施形態の場合、5つ)の溝48を有している。これらの溝48は、実施形態の場合、凹部24の軸線に沿って形成してある。また、これらの溝48は、ほぼ小径部44の上端部から開口部46にかけて形成してあって、凹部24の開口に連通している。
このように構成してあるエアブリーダスクリュ用キャップ40は、エアブリーダスクリュ14のヘッド部20に冠着するとき、ヘッド部20に載せ、上端を押下する。これにより、エアブリーダスクリュ用キャップ40は、ヘッド部20と接触している部分が弾性変形し、図2に示したように、凹部24の開口部46がヘッド部20によって押し広げられる。そして、ヘッド部20の上方の凹部24は、溝48を介して外部に連通する。このため、凹部24の内部に存在する空気が圧縮されて高圧になるのを避けることができる。したがって、エアブリーダスクリュ14の空気排出孔18に残存しているブレーキ液28が空気排出孔18から押し出され、エアブリーダスクリュ14の周囲に滲み出すのを防ぐことができ、キャリパ10の汚損を防止できる。また、溝48を複数形成したことにより、エアブリーダスクリュ用キャップ40の凹部24は、エアブリーダスクリュ14に対して曲がった(傾斜した)状態で押し下げられたとしても、いずれかの溝48を介して外部に連通し、凹部24内の圧力上昇を避けることができる。なお、図2のエアブリーダスクリュ用キャップ40は、小径部44を省略して示した。
しかも、エアブリーダスクリュ用キャップ40は、溝48が凹部24の開口側の端部にのみ形成してあるため、エアブリーダスクリュ14のヘッド部20に冠着した状態においては、図1(1)に示したように、ヘッド部20の上方の凹部24と溝48とがヘッド部20によって遮断される。このため、エアブリーダスクリュ14の空気排出孔18の上端開口部に塵埃などが侵入するのを防ぐことができる。したがって、空気排出孔18の上端開口部に塵埃などが付着するのを防止でき、空気排出孔18の目詰まりを確実に防ぐことができる。
なお、前記実施形態は、本発明の一態様であって、前記実施形態に限定されるものではない。例えば、前記実施形態においては、溝48を凹部24の軸線に沿って形成した場合について説明したが、溝48は凹部24の軸線と斜交させてもよい。また、前記実施形態においては、溝48の数が5つである場合を示したが、溝48の数は任意に設定することができる。そして、前記実施形態においては、ディスクブレーキのキャリパに設けたエアブリーダに取り付けるエアブリーダスクリュについて説明したが、エアブリーダスクリュはディスクブレーキのキャリパに取り付けるものだけでなく、一般液圧装置のエアブリーダスクリュに適用してもよい。また、エアブリーダスクリュ用キャップ40の凹部24に溝48を設ける代わりに、エアブリーダスクリュ14のヘッド部20に溝を設けてもよい。なお、ヘッド部20は、円錐台形状に限らず、単なる円筒であってもよい。
本発明の実施の形態に係るエアブリーダスクリュ用キャップの断面図である。 本発明の実施の形態に係るエアブリーダスクリュ用キャップの作用を説明する断面図である。 従来のエアブリーダスクリュ用キャップの作用を説明する断面図である
符号の説明
10………キャリパ、12………空気抜き孔、14………エアブリーダスクリュ、16………締付け部、18………空気排出孔、28………ブレーキ液、20………ヘッド部(頭部)、24………凹部、40………エアブリーダスクリュ用キャップ、44………小径部、46………開口部、48………溝。

Claims (2)

  1. 弾性体により形成され、液圧装置の空気抜き孔を開閉するエアブリーダスクリュに冠着し、前記エアブリーダスクリュに設けた空気排出孔の開口部を覆うエアブリーダスクリュ用キャップであって、
    前記エアブリーダスクリュの頭部に嵌合させる凹部と、
    前記凹部の周面に設けられ、前記凹部の開口に連通した溝と、を有し、
    前記凹部の径は前記頭部の外形よりも小さく形成し、前記溝は、前記凹部の最大径部よりも外側に位置するように設けたことを特徴とするエアブリーダスクリュ用キャップ。
  2. 請求項1に記載のエアブリーダスクリュ用キャップにおいて、
    前記溝は前記凹部を前記頭部に冠着させた際の、前記頭部と前記凹部との接触位置よりも前記凹部の開口側に形成したことを特徴とするエアブリーダスクリュ用キャップ。
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