JP2519814Y2 - パイロット弁 - Google Patents

パイロット弁

Info

Publication number
JP2519814Y2
JP2519814Y2 JP1989052867U JP5286789U JP2519814Y2 JP 2519814 Y2 JP2519814 Y2 JP 2519814Y2 JP 1989052867 U JP1989052867 U JP 1989052867U JP 5286789 U JP5286789 U JP 5286789U JP 2519814 Y2 JP2519814 Y2 JP 2519814Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
push rod
cam
port
pressure port
casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1989052867U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02143581U (ja
Inventor
義雄 富樫
紀元 吉田
慎也 渡辺
久昭 西宗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Jukogyo KK filed Critical Kawasaki Jukogyo KK
Priority to JP1989052867U priority Critical patent/JP2519814Y2/ja
Publication of JPH02143581U publication Critical patent/JPH02143581U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2519814Y2 publication Critical patent/JP2519814Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Servomotors (AREA)
  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は可変容量形ポンプ、制御弁等をパイロット圧
によつて作動制御するためのパイロット弁に関する。
〔従来の技術〕
この種のパイロット弁はその出力ポートに操作レバー
の操作角度に応じたパイロット圧を生ぜしめるようにし
ている。これを例えば第2図に示す従来弁について説明
する。ケーシング1にパイロット圧源に接続する高圧ポ
ート2とタンクポート3と二つの出力ポート4,4を設け
ると共に、高圧ポート2とタンクポート3に対する出力
ポートの連通状態を変えるスプール5,5を左右対称に縦
設する。ケーシング1の頂部中央には軸8でカム7を傾
動自在に取付けると共に、ケーシング1の頂部の両端お
よびカム7の両端部には、カム傾動量を規制するための
ストッパ部40,41を設ける。ケーシング1の頂部に固着
されたプラグ9,9のスプール5軸線上にはプッシュロッ
ド10,10を摺動可能に配設する。このプッシュロッド10,
10の頂部は球面状となし、これに軸8両側のカム部分に
下向きに螺合して所定長突き出た調整ねじ11,11の下端
平面を当接する。尚、調整ねじ11はナット27でカム7に
ロックされている。プッシュロッド10の下端部には凹部
12を形成し、この凹部12にスプール5の頂部13を移動可
能に嵌挿する。そして、頭部13の下端に当板14を介して
当接するばね座15とケーシング1のばね室16との間にば
ね17を介装してプッシュロッド10の下端部に突設した鍔
部18をプラグ9の下端面に当接すると共に、ばね座15と
スプール5の中間段部との間にばね19を介装して、操作
レバー6が中立位置をとる図示状態においてスプール5
の環状溝20が高圧ポート2との連通を断つてタンクポー
ト3に連通するようにしている。尚、環状孔20は通孔2
1,22を介して常時出力ポート4に連通している。
いま、カム7に取付けた操作レバー6を図において右
方向に傾けていくと、右側の調整ねじ11で右側のプッシ
ュロッド10がばね17に抗して押し下がる。環状溝20が高
圧ポート2に開口する位置まで下降すると、右側の出力
ポート4に高圧ポート2から圧油が供給され、パイロッ
ト圧が上昇する。このパイロット圧はスプール5の出力
ポート4側の端面に作用しているため、該端面の受圧面
積にパイロット圧を乗じたスプール押付力でばね19を圧
縮してスプール5を押し上げ環状溝20を高圧ポート2と
の連通を断つてタンクポート3に連通しようとする。と
ころが、プッシュロッド10はばね19を介してスプール5
を押し下げようとするから、ばね19は挟圧されて次第に
ばね荷重が増大し、一方、スプール押上げ力はパイロッ
ト圧の上昇によつて増大してばね荷重と対抗する。即
ち、出力ポート4に導かれたパイロット圧は操作レバー
6の操作角度に比例する形で上昇する。さらに操作レバ
ー6を右方向に傾けていくと、ケーシング1の頂部右端
のストッパ部40とカム7の右端のストッパ部41が当り、
操作レバー6の傾動量を所定の大きさに規定すると共
に、操作レバー6からの過大な荷重がプッシュロッド10
以下の部品に掛かるのを防いでいる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、頂部が球面状となるプッシュロッド10を下
端が平面となる調整ねじ11が傾きながら押し下げていく
ので、プッシュロッド10は横荷重をうけて傾きプッシュ
ロッド案内面29の上下エッジにそれぞれ片当たりする。
このため、無視できない摩擦力で操作フィーリングが悪
くなる。又、エッジ部の摩耗による摩耗粉で摺動面の摩
耗が促進されると共に、摩耗粉がオイルシール30のシー
ルリップ部に侵入しシールリップの密着性を損なつたり
シールリップ部が傷付きシール機能が損なわれるという
不都合があつた。これに対し、第3図に示すパイロット
弁(実公昭61−26693号公報)は、操作レバー6中立状
態でカム51に調整ねじ52を斜めに取付け、その下端の平
面をプッシュロッド53の球面部に当接していたから、カ
ム51の傾転と共にプッシュロッド53を押し下げる調整ね
じ52の下端面は水平に近付き、前記横荷重を次第に減少
させることができる。しかし、横荷重が最初からなくな
るのではないから前記の不都合を解消したことにはなら
ない。又、カム51に斜めのねじを削設するのでコストア
ップとなり、さらに、斜め取付けの調整ねじが中心側の
ブラケット54等と干渉しないように調整ねじ52,52の間
隔を広げる等の問題が生じ、好ましくない。
本考案は前記の点に鑑みてなされたもので、簡潔な手
段により操作フィーリングの改善とオイルシールの耐久
性の向上を図つたパイロット弁の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため本考案のパイロット弁におい
ては、高圧ポート、低圧ポート及び出力ポートを有する
ケーシングと、操作レバーを備え且つケーシングに揺動
自在に設けたカムと、このカムの両翼にあつてカムの揺
動によつて互に逆方向に移動する複数のプッシュロッド
と、このプッシュロッドの移動により高圧ポートと低圧
ポートに対する出力ポートの連通状態を変えるスプール
を有し、出力ポートに操作レバーの操作角度に応じたパ
イロット圧を生ぜしめるようにしたパイロット弁におい
て、プッシュロッドの頂面をプッシュロッド軸線と直角
の平面となし、カムにプッシュロッドの頂面と接する球
面状の突起を設けたことを特徴とするものである。
〔作用〕
操作レバーを中立位置から傾けていくと、カムの球面
状の突起が一貫してプッシュロッドをその軸線と平行に
押下げていくので、プッシュロッドには横荷重が作用し
ない。
〔実施例〕
本考案においては、プッシュロッド10の頂面をプッシ
ュロッド軸線26と直角の平面となし、カム7にはプッシ
ュロッドの頂面と接する球面状の突起を設けている。
球面状の突起は、カム7と一体に形成してもよく、ま
た、加工上あるいは組立時の利便を考え、別部材として
成形後、カム7に結合してもよい。実施例では第1図に
示すように、カム7に螺合した調整ねじ11の下端面を球
面状となし、ロックナット27でカム7に固定している。
尚、調整ねじ11は押圧変形を防止するため硬質金属材で
形成してある。
第1図に示す構成は、カム7に取付ける調整ねじ11の
下端部の形状と、調整ねじ11によつて移動されるプッシ
ュロッド10の頂面部の形状以外は、第2図に示す構成と
同じである。
尚、図中、28はケーシング1とカム7に取付けて外部
からのダストがプッシュロッド案内面29へ侵入するのを
防ぐ伸縮自在のカバーである。
〔考案の効果〕
本考案は、以上説明したように構成されているので、
下記するような効果を奏する。
プッシュロッドはカムの球面状突起で押下げられる際
横荷重をうけないため、プッシュロッドとプッシュロッ
ド案内面との摩擦力が軽減され、操作フィーリングを改
善することができ、又、オイルシールの耐久性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の縦断面図、第2図及び第3図
はそれぞれ従来弁の縦断面図である。 1……ケーシング、2……高圧ポート、3……低圧ポー
ト、4……出力ポート、5……スプール、6……操作レ
バー、7……カム、10……プッシュロッド、11……調整
ねじ、17,19……ばね、26……プッシュロッド軸線、29
……プッシュロッド、30……オイルシール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 西宗 久昭 兵庫県神戸市西区櫨谷町松本234番地 川崎重工業株式会社西神戸工場内 (56)参考文献 特開 昭59−86113(JP,A) 実開 昭62−172878(JP,U) 実開 昭62−187324(JP,U) 実開 昭59−39379(JP,U) 実開 昭48−104678(JP,U) 実開 昭49−79823(JP,U) 実開 昭54−66223(JP,U) 実開 昭63−15379(JP,U) 実公 昭32−10965(JP,Y1) 実公 昭58−41422(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】高圧ポート、低圧ポート及び出力ポートを
    有するケーシングと、操作レバーを備え且つケーシング
    に揺動自在に設けたカムと、このカムの両翼にあつてカ
    ムの揺動によつて互に逆方向に移動する複数のプッシュ
    ロッドと、このプッシュロッドの移動により高圧ポート
    と低圧ポートに対する出力ポートの連通状態を変えるス
    プールを有し、出力ポートに操作レバーの操作角度に応
    じたパイロット圧を生ぜしめるようにしたパイロット弁
    において、プッシュロッドの頂面をプッシュロッド軸線
    と直角の平面となし、カムにプッシュロッドの頂面と接
    する球面状の突起を設けたことを特徴とするパイロット
    弁。
JP1989052867U 1989-05-08 1989-05-08 パイロット弁 Expired - Fee Related JP2519814Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989052867U JP2519814Y2 (ja) 1989-05-08 1989-05-08 パイロット弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989052867U JP2519814Y2 (ja) 1989-05-08 1989-05-08 パイロット弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02143581U JPH02143581U (ja) 1990-12-05
JP2519814Y2 true JP2519814Y2 (ja) 1996-12-11

Family

ID=31573546

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989052867U Expired - Fee Related JP2519814Y2 (ja) 1989-05-08 1989-05-08 パイロット弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2519814Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019060418A (ja) * 2017-09-27 2019-04-18 コベルコ建機株式会社 油圧パイロットバルブ

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08159331A (ja) * 1994-12-08 1996-06-21 Komatsu Ltd 油圧パイロット弁

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5841422U (ja) * 1981-09-14 1983-03-18 三洋電機株式会社 調理器
JPS62172878U (ja) * 1986-04-22 1987-11-02
JPS62187324U (ja) * 1986-05-20 1987-11-28

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019060418A (ja) * 2017-09-27 2019-04-18 コベルコ建機株式会社 油圧パイロットバルブ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02143581U (ja) 1990-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6098971A (en) Pedal module with variable hysteresis
US7129428B2 (en) Joystick controller
US5678945A (en) Detent mechanism
US6109228A (en) Valve lifter
JP2519814Y2 (ja) パイロット弁
US5517724A (en) Hinge for pieces of furniture
US4709126A (en) Pressure switch with rolling diaphragm
EP0432270A1 (en) Pilot valve
US4537566A (en) Valve assembly for a compressor
JP3442442B2 (ja) 圧力応答電気スイッチ
JPH071381U (ja) 方向制御弁
JPS6141484Y2 (ja)
JP2556599Y2 (ja) リモコン弁の操作杆位置決め機構
JPS6126693Y2 (ja)
JPH0254260B2 (ja)
JPH0747659Y2 (ja) パイロット弁
JPS5916550Y2 (ja) ポンプ制御装置
US4744608A (en) Braking corrector
JPH0586822A (ja) 内燃機の少なくとも一つの弁のリフト機構を制御する装置
JP2003044154A (ja) 操作レバー装置
JPH0320563Y2 (ja)
JP3493338B2 (ja) 油圧操作弁
JPH0755355Y2 (ja) ポンプの吐出特性制御装置
JPH0235141Y2 (ja)
JP3532344B2 (ja) スプール弁

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees