JP2519764Y2 - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JP2519764Y2 JP2519764Y2 JP327491U JP327491U JP2519764Y2 JP 2519764 Y2 JP2519764 Y2 JP 2519764Y2 JP 327491 U JP327491 U JP 327491U JP 327491 U JP327491 U JP 327491U JP 2519764 Y2 JP2519764 Y2 JP 2519764Y2
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- Japan
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- image forming
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- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、上部機体の下部機体に
対しての開閉動作に連動して移動自在とされる仕切り部
材を備える画像形成装置に関する。
対しての開閉動作に連動して移動自在とされる仕切り部
材を備える画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6及び図7に従来の画像形成装置の一
例を示す。同図において、画像形成装置P′は上部機体
UBが下部機体DBに対してヒンジ部Hを中心にして回
動自在なシェル構造とされ、該画像形成装置P′の略中
央部に回動自在に支承された像担持体としての感光体ド
ラム21は、矢印方向に所定速度で回動駆動される。感
光体ドラム21の周面近傍には、その回転方向に沿っ
て、感光体ドラム21の周面を所定の極性に一様に帯電
させる帯電器22、レンズ等の光学部材を備え画像情報
に応じた光信号を感光体ドラム21の周面に照射して静
電潜像を形成する印字ヘッド23、形成された静電潜像
にトナーを供給しトナー像を形成する現像器24、トナ
ー像を転写紙Tに転写する転写器25、さらに転写後、
転写されずに感光体ドラム21に残存するトナーを除去
するクリーナ26等が配設されている。
例を示す。同図において、画像形成装置P′は上部機体
UBが下部機体DBに対してヒンジ部Hを中心にして回
動自在なシェル構造とされ、該画像形成装置P′の略中
央部に回動自在に支承された像担持体としての感光体ド
ラム21は、矢印方向に所定速度で回動駆動される。感
光体ドラム21の周面近傍には、その回転方向に沿っ
て、感光体ドラム21の周面を所定の極性に一様に帯電
させる帯電器22、レンズ等の光学部材を備え画像情報
に応じた光信号を感光体ドラム21の周面に照射して静
電潜像を形成する印字ヘッド23、形成された静電潜像
にトナーを供給しトナー像を形成する現像器24、トナ
ー像を転写紙Tに転写する転写器25、さらに転写後、
転写されずに感光体ドラム21に残存するトナーを除去
するクリーナ26等が配設されている。
【0003】また、転写紙Tの搬送路には、転写紙Tが
積載収納された給紙カセット27、給紙カセット27か
ら転写紙Tを搬出する給紙コロ28、転写紙Tをターン
ガイド29に沿って搬送する搬送ロール30、転写後の
転写紙T上のトナー像を熱定着させる為の定着器31、
転写紙Tを機外へ排出する排紙ローラ33、排紙された
転写紙Tを積載する排紙部34等で構成されている。
積載収納された給紙カセット27、給紙カセット27か
ら転写紙Tを搬出する給紙コロ28、転写紙Tをターン
ガイド29に沿って搬送する搬送ロール30、転写後の
転写紙T上のトナー像を熱定着させる為の定着器31、
転写紙Tを機外へ排出する排紙ローラ33、排紙された
転写紙Tを積載する排紙部34等で構成されている。
【0004】上記の如き画像形成装置P′においては、
画像形成に係る殆どの部材を下部機体DBに配設し、印
字ヘッド23のみを上部機体UBに配設していた。この
ため、上部機体UBが比較的軽くできる点と、例えば感
光体ドラム部を一体化したドラムユニットとか現像器部
を一体化したトナーユニット等のプロセスユニットを画
像形成装置P′本体に着脱する際に操作性が良い等の点
で利点があった。
画像形成に係る殆どの部材を下部機体DBに配設し、印
字ヘッド23のみを上部機体UBに配設していた。この
ため、上部機体UBが比較的軽くできる点と、例えば感
光体ドラム部を一体化したドラムユニットとか現像器部
を一体化したトナーユニット等のプロセスユニットを画
像形成装置P′本体に着脱する際に操作性が良い等の点
で利点があった。
【0005】また、感光体ドラム21及び該感光体ドラ
ム21の周辺に配設される帯電器22,現像器24等を
含む画像形成部20の下流側には定着器31が配設され
るが、該定着器31は高熱発生源であり、この熱が上記
画像形成部20に伝わることは好ましくないので、通常
適宜なファン等を設けるとともに装置内部の空気を排気
或いは吸気するための空気通路を設けて、装置内部の温
度上昇を防止していた。ここで、コンパクトに設計され
ている装置では定着器31と感光体ドラム21等を含む
画像形成部20とが近接配置されるから、防熱の問題は
特に重要であった。そこで、突起部材35(図7に図
示)を設け防熱を図っていた。そして、該突起部材35
を下部機体DBに設けたのでは転写紙Tの搬送路の邪魔
となるため、上記機体UBに設けて、上部機体UBの開
成に伴い上方へ退避する構成としていた。
ム21の周辺に配設される帯電器22,現像器24等を
含む画像形成部20の下流側には定着器31が配設され
るが、該定着器31は高熱発生源であり、この熱が上記
画像形成部20に伝わることは好ましくないので、通常
適宜なファン等を設けるとともに装置内部の空気を排気
或いは吸気するための空気通路を設けて、装置内部の温
度上昇を防止していた。ここで、コンパクトに設計され
ている装置では定着器31と感光体ドラム21等を含む
画像形成部20とが近接配置されるから、防熱の問題は
特に重要であった。そこで、突起部材35(図7に図
示)を設け防熱を図っていた。そして、該突起部材35
を下部機体DBに設けたのでは転写紙Tの搬送路の邪魔
となるため、上記機体UBに設けて、上部機体UBの開
成に伴い上方へ退避する構成としていた。
【0006】
【従来技術の問題点】しかしながら、上述のような従来
の画像形成装置P′は上部機体UBに印字ヘッド23を
備える関係上、メンテナンス,ジャム処理等で上部機体
UBを開成した際に、印字ヘッド23(詳細にはレンズ
等の光学部材)に手やその他の部材をぶつけることがあ
り、印字ヘッド23を汚したり損傷させてしまうという
不都合がった。この場合、印字ヘッド23にカバーを設
けることも考えられるが、図7に示すように、上部機体
UBが閉成されると印字ヘッド23は感光体ドラム21
に極めて近接して対峙される関係から印字ヘッド23の
周辺は極めてスペースが狭く、好適なカバーを設けるこ
とができなかった。この為、カバー構造を採用するとス
ペースが広く要求されて画像形成装置P′が大型化し、
画像形成装置P′を大型化することなく無理にカバーを
設けるように設計しようとすると構造が複雑化し、カバ
ーを設けるだけのメリットがなくなってしまうという問
題があった。
の画像形成装置P′は上部機体UBに印字ヘッド23を
備える関係上、メンテナンス,ジャム処理等で上部機体
UBを開成した際に、印字ヘッド23(詳細にはレンズ
等の光学部材)に手やその他の部材をぶつけることがあ
り、印字ヘッド23を汚したり損傷させてしまうという
不都合がった。この場合、印字ヘッド23にカバーを設
けることも考えられるが、図7に示すように、上部機体
UBが閉成されると印字ヘッド23は感光体ドラム21
に極めて近接して対峙される関係から印字ヘッド23の
周辺は極めてスペースが狭く、好適なカバーを設けるこ
とができなかった。この為、カバー構造を採用するとス
ペースが広く要求されて画像形成装置P′が大型化し、
画像形成装置P′を大型化することなく無理にカバーを
設けるように設計しようとすると構造が複雑化し、カバ
ーを設けるだけのメリットがなくなってしまうという問
題があった。
【0007】また、上述した防熱のための突起部材35
も、上記印字ヘッド23と同様に上部機体の開成時、プ
ロセスユニットの着脱等の際において、手やその他の部
材とぶつかって突起部材35自身が損傷したり、プロセ
スユニット等のその他の部材を損傷させるという問題が
あった。
も、上記印字ヘッド23と同様に上部機体の開成時、プ
ロセスユニットの着脱等の際において、手やその他の部
材とぶつかって突起部材35自身が損傷したり、プロセ
スユニット等のその他の部材を損傷させるという問題が
あった。
【0008】
【考案の目的】本考案は、上記従来の欠点に鑑みなされ
たもので、シェルオープン時には印字ヘッドの遮蔽部材
となリ、シェルクローズ時には定着部で発生する熱の防
熱部材となる部材を備え、印字ヘッドの損傷を防止でき
るとともに装置内の温度上昇を防止できる画像形成装置
を提供することを目的とする。
たもので、シェルオープン時には印字ヘッドの遮蔽部材
となリ、シェルクローズ時には定着部で発生する熱の防
熱部材となる部材を備え、印字ヘッドの損傷を防止でき
るとともに装置内の温度上昇を防止できる画像形成装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【考案の要点】本考案は上記目的を達成するために、定
着部と少なくとも像担持体とを含む画像形成部を有する
第1機体と、前記像担持体に画像情報を記録する印字ヘ
ッドを有し前記第1機体に開閉自在な第2機体とを備え
る画像形成装置において、前記第2機体の閉成時に前記
定着部と前記画像形成部との間の第1の位置に収納さ
れ、前記第2機体の開成時に前記印字ヘッドを覆う第2
の位置に収納される、前記第1の位置と第2の位置間で
移動自在な仕切り部材を備えることを特徴とする。
着部と少なくとも像担持体とを含む画像形成部を有する
第1機体と、前記像担持体に画像情報を記録する印字ヘ
ッドを有し前記第1機体に開閉自在な第2機体とを備え
る画像形成装置において、前記第2機体の閉成時に前記
定着部と前記画像形成部との間の第1の位置に収納さ
れ、前記第2機体の開成時に前記印字ヘッドを覆う第2
の位置に収納される、前記第1の位置と第2の位置間で
移動自在な仕切り部材を備えることを特徴とする。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図面を参照
しながら詳述する。図2は本考案に係る画像形成装置の
一例の概略全体構成図であり、上部機体UBが下部機体
DBに対しヒンジ部Hを中心に開閉される途中の状態を
示す。尚、上記従来例と同一部材には同一符号を付して
重複説明を省略する。
しながら詳述する。図2は本考案に係る画像形成装置の
一例の概略全体構成図であり、上部機体UBが下部機体
DBに対しヒンジ部Hを中心に開閉される途中の状態を
示す。尚、上記従来例と同一部材には同一符号を付して
重複説明を省略する。
【0011】同図において、画像形成装置Pは仕切り部
材1と、上部機体UBのフレームに固定された一枚の板
状部材である内部カバー7と、装置本体のフレームに固
設される細長いくの字状に折り曲げられたスリット形状
のガイドレール6を備えている。
材1と、上部機体UBのフレームに固定された一枚の板
状部材である内部カバー7と、装置本体のフレームに固
設される細長いくの字状に折り曲げられたスリット形状
のガイドレール6を備えている。
【0012】図5(a)及び(b)を参照して上記仕切
り部材1及びガイドレール6を説明する。仕切り部材1
は、1対の仕切り板であるL仕切り板2及びR仕切り板
3から成り、支軸ピン4を中心に矢印M方向に回動自在
に該支軸ピン4に軸支され、該支軸ピン4に設けられる
ねじりバネ5により常時開く方向に付勢されている。L
仕切り板2のピン2aは内部カバー7(図2参照)に固
定される固定ピンであり、R仕切り板3のピン3aはガ
イドレール6に係合され、上部機体UBの開閉に従い、
ガイドレール6の第2端6bと第1端6a間をスライド
する移動ピンである。
り部材1及びガイドレール6を説明する。仕切り部材1
は、1対の仕切り板であるL仕切り板2及びR仕切り板
3から成り、支軸ピン4を中心に矢印M方向に回動自在
に該支軸ピン4に軸支され、該支軸ピン4に設けられる
ねじりバネ5により常時開く方向に付勢されている。L
仕切り板2のピン2aは内部カバー7(図2参照)に固
定される固定ピンであり、R仕切り板3のピン3aはガ
イドレール6に係合され、上部機体UBの開閉に従い、
ガイドレール6の第2端6bと第1端6a間をスライド
する移動ピンである。
【0013】また、支軸ピン4は下部機体DBのフレー
ム側板14に設けられたガイド溝15に、上部機体UB
が閉成されるに従い嵌入係合され、上部機体UBの閉状
態においてガイド溝15の底部15aに係止される。
ム側板14に設けられたガイド溝15に、上部機体UB
が閉成されるに従い嵌入係合され、上部機体UBの閉状
態においてガイド溝15の底部15aに係止される。
【0014】さらに、図3及び図4に示しように、画像
形成装置Pは、内部カバー7と、排紙部34を兼ねる上
部カバー8とによりエアダクトDを形成するエアガイド
板9,10を備え、該エアガイドDはファン11が設け
られる上部カバー排気口12で装置の外部へ通じてい
る。また、上部機体UBの側方フレームには、装置本体
内部に外気の導入を行うための上部カバールーバー1
3,13が設けられている。
形成装置Pは、内部カバー7と、排紙部34を兼ねる上
部カバー8とによりエアダクトDを形成するエアガイド
板9,10を備え、該エアガイドDはファン11が設け
られる上部カバー排気口12で装置の外部へ通じてい
る。また、上部機体UBの側方フレームには、装置本体
内部に外気の導入を行うための上部カバールーバー1
3,13が設けられている。
【0015】また、内部カバー7には、印字ヘッド23
の上方,帯電器22の上方及び定着器31の上方に各々
開口7x,7y及び7zが設けられていて、上記エアダ
クトDへの空気通路が設けられる。
の上方,帯電器22の上方及び定着器31の上方に各々
開口7x,7y及び7zが設けられていて、上記エアダ
クトDへの空気通路が設けられる。
【0016】このように、画像形成装置Pは、上部機体
UBの内部カバー7と上部カバー8とにより形成される
箱形筐体構造を有し、上部機体UBにエアフローのダク
トを集約させた構成である。
UBの内部カバー7と上部カバー8とにより形成される
箱形筐体構造を有し、上部機体UBにエアフローのダク
トを集約させた構成である。
【0017】上記のように構成される本実施例の作用を
説明する。図1(b)に示す上部機体が開かれた状態か
ら、シェルクローズされるに従い、まず仕切り部材1は
L仕切り板2,R仕切り板3が閉じられながらピン3a
はガイドフレーム6の第2端6bから図の左方にスライ
ドし始める(図2参照)。このとき、仕切り部材1は、
支軸ピン4に設けられるねじりバネ5の常時開く方向へ
の付勢力により完全に閉じられることはない。
説明する。図1(b)に示す上部機体が開かれた状態か
ら、シェルクローズされるに従い、まず仕切り部材1は
L仕切り板2,R仕切り板3が閉じられながらピン3a
はガイドフレーム6の第2端6bから図の左方にスライ
ドし始める(図2参照)。このとき、仕切り部材1は、
支軸ピン4に設けられるねじりバネ5の常時開く方向へ
の付勢力により完全に閉じられることはない。
【0018】さらに上部機体UBが閉成されると、図5
(b)に示すように支軸ピン4はガイド溝15に嵌入係
合され、その後ガイド溝15に案内されてガイド溝15
の底部15aに達し、ピン3aはガイドレール6に案内
されつつ図2の左方にスライドして第1端6aに達し、
仕切り部材1はねじりバネ5の付勢力に抗して折りたた
まれた状態で定着器31と画像形成部20間の第1の位
置に収納される(図1(a)参照)。
(b)に示すように支軸ピン4はガイド溝15に嵌入係
合され、その後ガイド溝15に案内されてガイド溝15
の底部15aに達し、ピン3aはガイドレール6に案内
されつつ図2の左方にスライドして第1端6aに達し、
仕切り部材1はねじりバネ5の付勢力に抗して折りたた
まれた状態で定着器31と画像形成部20間の第1の位
置に収納される(図1(a)参照)。
【0019】上部機体UBが閉成された後、装置が稼働
されると、図3及び図4に示すように上部カバールーバ
ー13,13から外気が導入され、導入された外気は印
字ヘッド23のヒートシンク部に沿って装置の中央部に
流れ、開口7xよりダクトDに向かう。a1 ,a2 はこ
の印字ヘッド23の冷却のエアフローを示す。定着器3
1で発生し器外へ漏れた熱は開口7zよりダクトDに向
かう。bは定着器31よりのエアフローを示す。帯電器
22で発生したオゾンを含む空気は開口7yよりダクト
Dに向かう。cは帯電器22よりのエアフローを示す。
dは転写紙Tの搬送路よりのオゾンを含む空気のエアフ
ローを示す。この図示されたエアフローb,dで分かる
ように、定着器31より発生した熱は画像形成部20の
方向に向かわない。つまり、仕切り部材1が上記第1の
位置に収納されることで、防熱部材の役割を担い、定着
器31と画像形成部20が効果的に熱的に分離される。
そして、a,b,c,dのエアフローはダクトDに集中
され、熱及びオゾンを含んだ空気は最終的にファン11
により吸引され排気口12より装置本体側に排出され
る。即ち、内部カバー7と上部カバー8との箱型筐体構
造により、装置内部のエアフローが総て制御される。
されると、図3及び図4に示すように上部カバールーバ
ー13,13から外気が導入され、導入された外気は印
字ヘッド23のヒートシンク部に沿って装置の中央部に
流れ、開口7xよりダクトDに向かう。a1 ,a2 はこ
の印字ヘッド23の冷却のエアフローを示す。定着器3
1で発生し器外へ漏れた熱は開口7zよりダクトDに向
かう。bは定着器31よりのエアフローを示す。帯電器
22で発生したオゾンを含む空気は開口7yよりダクト
Dに向かう。cは帯電器22よりのエアフローを示す。
dは転写紙Tの搬送路よりのオゾンを含む空気のエアフ
ローを示す。この図示されたエアフローb,dで分かる
ように、定着器31より発生した熱は画像形成部20の
方向に向かわない。つまり、仕切り部材1が上記第1の
位置に収納されることで、防熱部材の役割を担い、定着
器31と画像形成部20が効果的に熱的に分離される。
そして、a,b,c,dのエアフローはダクトDに集中
され、熱及びオゾンを含んだ空気は最終的にファン11
により吸引され排気口12より装置本体側に排出され
る。即ち、内部カバー7と上部カバー8との箱型筐体構
造により、装置内部のエアフローが総て制御される。
【0020】次に、上部機体が図1(a)に示す閉の状
態から開成されるに従い、ねじりバネ5の常時開く方向
への付勢力により仕切り部材1の各々の仕切り板2,3
は開かれながら、ガイドレール6の第1端6aに係止さ
れていたピン3aは同図の右方向へ案内されてスライド
し、一方支軸ピン4はガイド溝15に案内されて移動し
ガイド溝15との係合を解かれ、仕切り部材1は図2に
示す状態となる。
態から開成されるに従い、ねじりバネ5の常時開く方向
への付勢力により仕切り部材1の各々の仕切り板2,3
は開かれながら、ガイドレール6の第1端6aに係止さ
れていたピン3aは同図の右方向へ案内されてスライド
し、一方支軸ピン4はガイド溝15に案内されて移動し
ガイド溝15との係合を解かれ、仕切り部材1は図2に
示す状態となる。
【0021】さらに上部機体UBが開成されるに従い、
ピン3aがガイドレール6の第2端6bに至り、仕切り
部材1のL仕切り板2,R仕切り板3はより一層開かれ
た状態で印字ヘッド23を覆う第2の位置に達する(図
1(b)参照)。このとき、仕切り部材1は印字ヘッド
23の遮蔽部材となり、印字ヘッド23に設けられるレ
ンズ等の光学部材に埃等の汚れが付着すること或いは手
やその他の部材(プロセスユニットを含む)がぶつかり
損傷することを防止する。
ピン3aがガイドレール6の第2端6bに至り、仕切り
部材1のL仕切り板2,R仕切り板3はより一層開かれ
た状態で印字ヘッド23を覆う第2の位置に達する(図
1(b)参照)。このとき、仕切り部材1は印字ヘッド
23の遮蔽部材となり、印字ヘッド23に設けられるレ
ンズ等の光学部材に埃等の汚れが付着すること或いは手
やその他の部材(プロセスユニットを含む)がぶつかり
損傷することを防止する。
【0022】本実施例は上記のように構成されているの
で、シェルクローズ時においては、仕切り部材1は定着
器31と画像形成部20との間の第1の位置に収納され
て防熱部材の役割を担い、定着器31で発生した熱を画
像形成部20に伝えない。また、装置本体内に空気通路
を形成する役割をも担う。従って、装置本体内部の温度
上昇が防止され温度コントロールが行われる。
で、シェルクローズ時においては、仕切り部材1は定着
器31と画像形成部20との間の第1の位置に収納され
て防熱部材の役割を担い、定着器31で発生した熱を画
像形成部20に伝えない。また、装置本体内に空気通路
を形成する役割をも担う。従って、装置本体内部の温度
上昇が防止され温度コントロールが行われる。
【0023】また、上部機体UBが閉状態から開成され
た後のシェルオープン時においては、仕切り部材1は印
字ヘッド23を覆う第2の位置に移動されて遮蔽部材の
役割を担い、印字ヘッド23に手やその他の部材がぶつ
かることで、印字ヘッド23に設けられるレンズ等の光
学部材を、埃等を付着させて汚すこと或いは損傷するこ
とを防止する。
た後のシェルオープン時においては、仕切り部材1は印
字ヘッド23を覆う第2の位置に移動されて遮蔽部材の
役割を担い、印字ヘッド23に手やその他の部材がぶつ
かることで、印字ヘッド23に設けられるレンズ等の光
学部材を、埃等を付着させて汚すこと或いは損傷するこ
とを防止する。
【0024】その上、仕切り部材1は遮蔽部材としての
機能を果たすときには、上部機体UBの全く邪魔になら
ない位置に移動し、防熱部材としての機能を果たすとき
には、下部機体DB内の比較的広いスペースに、画像形
成部材の邪魔とならずに収納される。ゆえに、画像形成
装置を大型化させることもなく、設計上の無理も生じさ
せない。
機能を果たすときには、上部機体UBの全く邪魔になら
ない位置に移動し、防熱部材としての機能を果たすとき
には、下部機体DB内の比較的広いスペースに、画像形
成部材の邪魔とならずに収納される。ゆえに、画像形成
装置を大型化させることもなく、設計上の無理も生じさ
せない。
【0025】尚、仕切り部材の形状,構成は上記実施例
に示したものに限られることはない。
に示したものに限られることはない。
【0026】
【考案の効果】上記のように本考案によれば、上部機体
の開閉に伴い第1の位置と第2の位置との間を移動自在
な仕切り部材を備えることで、防熱部材及び遮蔽部材と
しての役割を担わせ印字ヘッドの損傷を防止できるとと
もに装置内の温度上昇を防止できる。
の開閉に伴い第1の位置と第2の位置との間を移動自在
な仕切り部材を備えることで、防熱部材及び遮蔽部材と
しての役割を担わせ印字ヘッドの損傷を防止できるとと
もに装置内の温度上昇を防止できる。
【図1】本考案の画像形成装置の要部の概略構成図であ
り、(a)は上部機体が閉成された状態を示し、(b)
は上部機体が開成された状態を示す。
り、(a)は上部機体が閉成された状態を示し、(b)
は上部機体が開成された状態を示す。
【図2】本考案の画像形成装置の概略全体構成図であ
り、上部機体が開閉される途中の状態を示す。
り、上部機体が開閉される途中の状態を示す。
【図3】本考案の画像形成装置のエアフローを示すため
の概略全体構成図である。
の概略全体構成図である。
【図4】図3を上方より見た概略構成図である。
【図5】本考案の仕切り部材の概略構成図である。
【図6】従来の画像形成装置の概略斜視図である。
【図7】従来の画像形成装置の概略全体構成図である。
1 仕切り部材 20 画像形成部 21 感光体ドラム 23 印字ヘッド 31 定着器 P 画像形成装置 UB 上部機体 DB 下部機体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 島也 辰美 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ電子工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−244062(JP,A) 特開 平3−81780(JP,A) 実開 平1−152349(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】定着部と少なくとも像担持体とを含む画像
形成部を有する第1機体と、前記像担持体に画像情報を
記録する印字ヘッドを有し前記第1機体に開閉自在な第
2機体とを備える画像形成装置において、前記第2機体
の閉成時に前記定着部と前記画像形成部との間の第1の
位置に収納され、前記第2機体の開成時に前記印字ヘッ
ドを覆う第2の位置に収納される、前記第1の位置と第
2の位置間で移動自在な仕切り部材を備えることを特徴
とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP327491U JP2519764Y2 (ja) | 1991-02-01 | 1991-02-01 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP327491U JP2519764Y2 (ja) | 1991-02-01 | 1991-02-01 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04101555U JPH04101555U (ja) | 1992-09-02 |
JP2519764Y2 true JP2519764Y2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=31732061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP327491U Expired - Fee Related JP2519764Y2 (ja) | 1991-02-01 | 1991-02-01 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2519764Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6977684B2 (ja) * | 2018-07-27 | 2021-12-08 | 沖電気工業株式会社 | 画像形成装置 |
-
1991
- 1991-02-01 JP JP327491U patent/JP2519764Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04101555U (ja) | 1992-09-02 |
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