JP2519709Y2 - 成形装置のノズル - Google Patents

成形装置のノズル

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JP2519709Y2
JP2519709Y2 JP1991018001U JP1800191U JP2519709Y2 JP 2519709 Y2 JP2519709 Y2 JP 2519709Y2 JP 1991018001 U JP1991018001 U JP 1991018001U JP 1800191 U JP1800191 U JP 1800191U JP 2519709 Y2 JP2519709 Y2 JP 2519709Y2
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nozzle
heater
mounting hole
nozzle body
gate
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JP1991018001U
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富士男 村山
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Mitsubishi Materials Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業状の利用分野】本考案は、キャビティに溶融状態
の原料を供給するための成形装置のノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、成形機で溶融した原料をゲートま
で溶融状態を保ちながら成形サイクルの全時間にわたっ
て次の成形ができるように流路をホットな状態に保つ制
御手段として、ノズルの温度を調節する温度制御装置が
一般に知られている。この種のノズルの構造は、固定
型に取り付け孔を形成し、先端にゲートを設けたノズル
本体を前記取り付け孔に挿入し、このノズル本体の外側
にヒータを設け、このヒータの外側にはヒータカバーを
設けるようになっている。
【0003】さらに、前記ヒータカバーは高温状態のヒ
ータカバーによる熱影響を金型側が受けないようにする
ための空隙部を有して前記取り付け孔に嵌合されてい
る。このように成形装置においては原料の通路をホット
な状態に保つノズルは高温状態にし、固定金型を溶融状
態の原料が固化する低温状態にするためノズルのヒータ
カバーと固定金型の取り付け孔間には断熱作用を成すた
めの空隙部が必要であった。この空隙部を形成するため
に、前記ヒータカバーは角部を面取りして平面をほぼ正
方形に形成し、前記面取した角部を前記取り付け孔に嵌
合することによって、前記断熱作用を成す空隙部を形成
している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、角部を面取りして平面がほぼ正方形をなしたヒータ
カバーを取り付け孔に嵌合することによって断熱作用を
成す空隙部を形成していたことにより、ノズルを取り付
け孔に正確に取り付けることができなかった。このよう
に従来の成型装置ではヒータカバーの面取した角部を取
り付け孔に接触させてノズルを取り付け孔に同軸状に取
り付ける構造を有するので、両者の接触部分が限られて
いたため正確に取り付けることができない。特にノズル
は成形時に高温状態になって熱膨張するため、低温状態
の取り付け時においては予め所定のクリアランスを有し
て取り付ける必要があるが、このような際において従来
技術においては、ヒータカバーの接触部が限られている
ため、一層正確に取り付けることができなかった。そし
てゲートを開閉するバルブを備えたものでは、ノズルの
位置決めの不正確さから、バルブの作動不良をきたすお
それもあった。
【0005】本考案は、前記問題点を解決してノズルを
正確に取り付けることができる成形装置のノズルを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本考案の成形装置のノズルは、固定金型に形成した
内に設けられたリングと、前記リング内に形成された
ズル用取り付け孔に挿入され原料の通路を有すると共に
この通路に通じるゲートを先端部に有するノズル本体
と、前記ノズル本体の軸方向に移動して前記ゲートを開
閉するバルブと、前記ノズル本体の外側に設けられるヒ
ータと、前記ノズル本体の外側に設けられヒータ全体を
外側から覆うと共に前記取り付け孔に空隙部を有して嵌
合する筒状のヒータカバーとを具備した成形装置のノ
ズルにおいて、前記取り付け孔に嵌合する円環状のリブ
を前記ヒータカバーの外周のほぼ全体に渡って複数設け
るように構成したものである。
【0007】
【作用】本考案の成形装置のノズルにあっては、ノズル
本体に設けたヒータの外側に設けられるヒータカバーの
リブをリング内の取り付け孔に嵌合することによって、
同軸状にノズル本体を簡単に正確に取り付けることがで
きる。また成形時にはバルブがノズル本体の軸方向に移
動してゲートを開閉するが、前記リブが取り付け孔に嵌
合していてノズル本体が正確に位置決めされていること
により、バルブが確実に作動する。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1及び図2を用
いて具体的に説明する。
【0009】図1及び図2において、符号1は固定金型
であり、この固定金型1は受け板2、スペーサブロック
3を介して固定取り付け板4に取り付けられている。ま
た、前記固定金型1に対向して可動金型5が移動自在に
設けられ、この可動金型5は受け板6及びスペーサブロ
ック7を介して可動取り付け板8に取り付けられてい
る。さらに前記可動金型5に入れ子9が設けられ、そし
て前記固定金型1、可動金型5の入れ子9の対向面には
成形品を成形するためのキビティ10が設けられてい
る。
【0010】さらに、前記固定金型及び受け板2には
前記キャビティ10に臨んだノズル本体11が取り付け孔12
に設けられている。この取り付け孔12は受け板2に形成
した孔12Aに僅かなクリアランスを有してリング12Bが
設けられることによって形成されている。このノズル本
体11は、先端にゲート13を設けたキャップ14と、このキ
ャップ14に接続され前記ゲート13に連通した通路15を設
けたチップ16とを備えている。ノズル本体11内には、前
チップ16に貫通しノズル本体11の軸方向に移 動して
記ゲート13を開閉するバルブ17が設けられている。この
ノズル本体11の外側にはユニット状のヒータ18が設けら
ていると共に、このヒータ18全体を外側から覆うヒー
タカバ−19が設けられている。前記キャップ14及びチッ
プ16の先端は取り付け孔12の底部に設けられたゲートブ
ッシング20に嵌合しており、前記樹脂通路16の他端はマ
ニホールド21に形成されたホットランナー孔22に連通す
るようになっている。尚、前記ゲートブッシング20には
前記リング12Bが僅かなクリンアランスを有して嵌合し
ている。また前記バルブ17は駆動装置23により成形時の
射出時には上昇してゲート13を開き、射出完了と同時に
ゲート13を閉じるように設けられている。前記ヒータ18
は例えば熱電対(図示せず)などを備えたコイルユニッ
トなどからなり200〜400℃に加熱保温できるよう
になっている。さらに空隙部24を有して前記取り付け孔
12に嵌合するヒータカバー19は平面が円形の筒状を成し
ており、その筒状部19Aの外周には前記筒状部19Aの軸
線19Bの方向に円環状のリブ25が前記筒状部19Aと同軸
状に間隔をおいて多段に設けられている。これらリブ25
は筒状部19Aの外周のほぼ全体に渡って存在している。
そして前記ヒータカバー19を取り付け12に嵌合した際
前記取り付け孔12の内周面と前記筒状部19A間に空隙部
24が前記リブ25により形成されるようになっている。
【0011】尚、前記固定取り付け板4にはスプルーブ
ッシュ26に対向してロケートリング27が設けられ、また
可動金型5側にはエジェクタピン28が昇降可能に設けら
れており、このエジェクタピン28はエジェクプレート29
により作動される。また前記ヒータ18には前記筒状部19
Aの上端に形成した切欠部30を通してリード線31が接続
されている。
【0012】次に、前記構成についてその作用を説明す
る。
【0013】成形前にヒータ18が通電されることによ
り、ノズル本体11は原料が溶融状態を保持すべく所定温
度に加熱され、この後所定温度に保温される。次に押し
出し機(図示せず)から押し出されてきた溶融樹脂はス
プルーブッシュ26を介してホットランナー孔22へ導かれ
る。そして型締め状態においてバルブ17が上昇してゲー
ト13が開くと前記ヒータ18により溶融状態の樹脂がキャ
ビティ10に注入、充填された後、冷却固される。この
後、可動金型5が固定金型1より離れて型開きし、同時
にエジェクタピン28が成形品を突き上げて成形品を取り
出すことができる。この際ヒータ18によりヒータカバー
29は高温状態になるが、この熱は断熱作用を成す空隙部
24により断熱され、したがって固定金型1が高温状態に
ならず、成形品の冷却、固化が妨げられる事はない。
【0014】以上のように前記実施例においては、取り
付け孔12に空隙部24を設けて挿入されるノズル本体11の
ヒータカバー19の筒状部19Aの外周にリブ25を設けたこ
とにより、前記リブ25により空隙部24を確保できると共
に、前記リブ25によりノズル本体11を取り付け12に取
り付ける際に、その中心が一致しないようなことはなく
正確に取り付けることができる。
【0015】さらに前記リブ25はヒータカバー19の筒状
部19の軸方向に多段に設けられているためノズル本体
11の上部、下部いずれもその中心が狂うことがなく正確
に取り付けることができる。特に、ノズル本体11は固定
金型1が常温時に取り付けられるものであるためヒータ
カバー19と取り付け孔12、リング12Bと孔12、リング
12Bとゲートブッシング20は所定のクリアランスを有し
て取り付けることができる。したがってバルブ17の作動
の確実性も確保できる。
【0016】しかも前記リブ25は平面が円形であるため
高温状態になった場合、全周方向に膨脹するため均一な
空隙部24を形成することができる。
【0017】尚、本考案は前記実施例に限定されるもの
ではなく、例えばリブの外側を尖鋭に形成してリブと取
り付け孔の接触を線状にしたりするなどの変形が可能で
ある。
【0018】
【考案の効果】本考案は、固定金型に形成した孔内に設
けられたリングと、前記リング内に形成されたノズル用
取り付け孔に挿入され原料の通路を有すると共にこの通
路に通じるゲートを先端部に有するノズル本体と、前記
ノズル本体の軸方向に移動して前記ゲートを開閉するバ
ルブと、前記ノズル本体の外側に設けられるヒータと、
前記ノズル本体の外側に設けられヒータ全体を外側から
覆うと共に前記取り付け孔に空隙部を有して嵌合する
筒状のヒータカバーとを具備した成形装置のノズルにお
いて、前記取り付け孔に嵌合する円環状のリブを前記ヒ
ータカバーの外周のほぼ全体に渡って複数設けるように
構成したことにより、ノズル本体を所定の空隙部を確保
して正確に取り付け孔に取り付けることができ、バルブ
の作動の確実性も確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】本考案の一実施例を示すヒータカバーの斜視図
である。
【符号の説明】
1 固定金型 11 ノズル本体12 取り付け孔12A 孔 12B リング 13 ゲート 17 バルブ 18 ヒータ 19 ヒータカバー 24 空隙部 25 リブ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定金型に形成した孔内に設けられたリ
    ングと、前記リング内に形成されたノズル用取り付け孔
    に挿入され原料の通路を有すると共にこの通路に通じる
    ゲートを先端部に有するノズル本体と、前記ノズル本体
    の軸方向に移動して前記ゲートを開閉するバルブと、
    記ノズル本体の外側に設けられるヒータと、前記ノズル
    本体の外側に設けられヒータ全体を外側から覆うと共に
    前記取り付け孔に空隙部を有して嵌合する筒状のヒー
    タカバーとを具備した成形装置のノズルにおいて、前記
    取り付け孔に嵌合する円環状のリブを前記ヒータカバー
    の外周のほぼ全体に渡って複数設けるように構成したこ
    とを特徴とする成形装置のノズル。
JP1991018001U 1991-03-25 1991-03-25 成形装置のノズル Expired - Lifetime JP2519709Y2 (ja)

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JPH04113924U JPH04113924U (ja) 1992-10-06
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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1149569A (en) * 1981-03-20 1983-07-12 Jobst U. Gellert Edge gated injection molding system with hollow seals
JPS61152415U (ja) * 1985-03-13 1986-09-20
CA1274368A (en) * 1988-06-17 1990-09-25 Jobst Ulrich Gellert Injection molding system with insertable insulating ring

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JPH04113924U (ja) 1992-10-06

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