JP2519537B2 - 弾性を有する全天候型の舗装材 - Google Patents

弾性を有する全天候型の舗装材

Info

Publication number
JP2519537B2
JP2519537B2 JP1173985A JP17398589A JP2519537B2 JP 2519537 B2 JP2519537 B2 JP 2519537B2 JP 1173985 A JP1173985 A JP 1173985A JP 17398589 A JP17398589 A JP 17398589A JP 2519537 B2 JP2519537 B2 JP 2519537B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
pavement
urethane binder
colored
pigment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1173985A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0339504A (ja
Inventor
哲郎 倉升
哲雄 寺戸
高志 植山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Gomu KK
Ube Corp
Original Assignee
Asahi Gomu KK
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Gomu KK, Ube Industries Ltd filed Critical Asahi Gomu KK
Priority to JP1173985A priority Critical patent/JP2519537B2/ja
Publication of JPH0339504A publication Critical patent/JPH0339504A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2519537B2 publication Critical patent/JP2519537B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、テニスコート、陸上競技場、ゴルフ場の歩
径路等の舗装に用いられる舗装材に関する。
本発明の舗装材を舗装した舗装面は全天候型であり、
且つ適度の弾性を有する。
〔従来の技術〕
テニスコートや陸上競技場、ゴルフ場の歩径路等は、
当初クレーやアンツーカー等の自然土で舗装されてい
た。このため、整備に人手を要するだけでなく雨が降る
と水が引きにくいという欠点があった。
このような自然土の欠点を解決するため、ウレタン等
の合成樹脂やゴムのシートをゴムアスファルト等の下地
に張りつけるシート張り付けタイプや、アスファルト系
舗装材等、各種の全天候型舗装材が開発されてきた。
アスファルト系舗装材は、着色が自在で安価という長
所がある。しかし、舗装面の弾性に劣るという欠点があ
る。
シート貼り付けタイプは、高コストであるにもかかわ
らず、クッション性が乏しいという欠点があった。又、
膨れ等のトラブルが多発する等、構造的にも不安定であ
るという問題点もあった。
これらの全天候型舗装材の問題点を解決すべく、廃タ
イヤを粉砕したゴムチップと弁柄等の顔料、及びウレタ
ンバインダーからなる舗装材が開発された。
この舗装材を下地の上に敷き表面を均して放置する
と、ウレタンバインダーが空気中の湿度でゴム状に硬化
し、下地と舗装材、及び舗装材中のゴムチップ同士が強
固に接着する。そして、空隙率10〜30%程度の多孔性の
着色された舗装面が得られる。
従って、降雨後の水捌けが良いので、温度の変化や進
入した水分の凍結による舗装面の変形や膨れ等のトラブ
ルもない。
又、放送面には適度の弾性があるので、ゴルフ場の歩
径路等に用いると、ソフトで芝生と同様の歩行感が得ら
れる。又、この舗装材で舗装したテニスコートや陸上ト
ラックは、クレーコートやアンツーカーと同様の弾力性
があるので、競技者が筋肉や関節を傷めることがない。
更に、表面の摩擦抵抗がアスファルト舗装面とほぼ同
程度なので、ゴム底の靴でも滑ることがない。
〔解決すべき課題〕
このように、上記の舗装材は全天候型舗装材としては
理想的と言える程、優れた特性を有している。又、アン
ツーカー等に極めて近い色感のものができるという特徴
もある。
しかし、この舗装材にも次に述べるような欠点があ
る。
舗装後年数が経つと、舗装面が磨耗し、ゴムチップが
露出するようになる。ゴムチップは通常黒色をしている
ので、ゴムチップが露出するようになると舗装面が黒っ
ぽくなり、外観が悪くなる。
このような欠点を解決するため、上記の舗装材におい
て、廃タイヤを粉砕したゴムチップの代わりに着色ゴム
チップを使用することが試みられてきた。
着色ゴムチップは、ゴムに直接顔料を混練して着色し
たものである。着色ゴムチップは、舗装後長い年月に渡
って様々な天候に曝されるので、良好な耐磨耗性や耐寒
性、反発弾性の他、高度の耐候性が要求される。
ブタジエンゴム等の汎用ゴムは、耐磨耗性や耐寒性、
反発弾性には優れているが、耐候性が充分ではない。
このため、着色ゴムチップに用いられるゴムとして
は、エチレン−プロピレンゴムやエチレン−プロピレン
−ジエン共重合体ゴム等に限られていた。
エチレン−プロピレンゴムやエチレン−プロピレン−
ジエン共重合体ゴムは、分子鎖中に二重結合を殆ど含ま
ないため、そのままでも充分な耐候性を有している。し
かし、これらのゴムは、汎用ゴムに比べ高価である上、
耐摩耗性や耐寒性、反発弾性等に劣っている。このた
め、着色ゴムチップにエチレン−プロピレンゴム等を用
いた舗装材を舗装した舗装面は、摩耗しやすく、歩行感
も固かった。
〔課題解決の為の技術的手段〕
本発明は、 老化防止剤を添加したゴムからなる着色ゴムチップ
と、ウレタンバインダー、及び顔料とを撹拌混合してな
る舗装材であって、 着色ゴムチップに添加された老化防止剤がジチオカル
バミン酸系老化防止剤であり、 着色ゴムチップのゴムが、ブタジエンゴム、スチレン
ブタジエンゴム、天然ゴムから選ばれた少なくとも一種
類のゴムからなり、且つ 着色ゴムチップ、ウレタンバインダー、及び顔料の割
合が、 着色ゴムチップ100重量部に対しウレタンバインダー1
0〜50重量部、及び、 ウレタンバインダー100重量部に対し顔料2.5〜20重量
部である、 前記舗装材、 に関する。
本発明の舗装材はブタジエンゴム、スチレンブタジエ
ンゴムまたは天然ゴムにジチオカルバミン酸系老化防止
剤を添加したものを、着色ゴムチップに用いている。従
って、本発明の舗装材から得られた舗装面は耐磨耗性や
耐寒性に優れ、適度な弾性を有している。そして、耐候
性も、廃タイヤのゴムチップを用いた舗装材に劣らな
い。
更に、ゴムチップ自体を舗装面と同様の色彩とするこ
とにより、舗装面が摩耗しても、その色感は殆ど変化し
ない。
又、廃タイヤのゴムチップを用いた舗装材で舗装した
舗装面と同様、多孔性で降雨後の水捌けが良い。更に、
表面の摩擦抵抗はアスファルト舗装面とほぼ同程度なの
で、ゴム底の靴でも滑ることがない。
本発明の舗装材の着色ゴムチップは、ブタジエンゴム
等のゴムに顔料及び特定の老化防止剤、更に必要に応じ
て、タルクやホワイトカーボン等の充填剤等を混練し、
チップ状に粉砕したものである。
着色ゴムチップの平均粒径は、10mm以下、中でも5mm
以下が好ましい。
ゴムとしては、耐磨耗性、耐寒性、及び基礎物性に優
れており、安価でもあるブタジエンゴム、スチレンブタ
ジエンゴム又は天然ゴムを用いる。
老化防止剤としては着色ゴムの耐候性を大幅に改善で
きる点、及び着色ゴムを汚染する程度が少ない点でジチ
オカルバミン酸系老化防止剤を使用する。中でも、ジブ
チルジチオカルバミン酸ニッケルの使用が特に好まし
い。
ウレタンバインダーは、常温で硬化しゴム状になるも
のが適当である。
加熱により硬化させるタイプは、現場施工が困難なの
で好ましくない。又、硬化後ゴム状になるものでないと
舗装面が硬くなり過ぎるので、テニスコートや陸上競技
場、ゴルフ場の歩径路等の施工に用いるには好ましくな
い。
常温で硬化するウレタンプレポリマーであれば、一液
型でも、二液型でも用いることができる。しかし現場施
工の容易な点で、一液型であって空気中の湿度で硬化す
るタイプが好ましい。
顔料は、ゴムの着色に通常用いられるものなら使用可
能である。この内、無機系顔料やフタロシアニン系顔料
が、耐光性、耐候性及び着色力に優れている点で好まし
い。例としては、弁柄、クロムグリーン、酸化亜鉛、リ
トボン、酸化チタン、チタン白、バライト、炭酸カルシ
ウム、フタロシアニングリーン、フタロシアニンブルー
等が挙げられる。着色ゴムチップに予め混練する顔料
と、撹拌混合時に加える顔料とは、同一でも異なったも
のでもよい。しかし、舗装面の磨耗後も舗装面の色彩の
変化が無いようにするには、同一の顔料を使用すること
が好ましい。
本発明の舗装材において、着色ゴムチップ、ウレタン
バインダー、顔料の割合は以下の範囲である。即ち、着
色ゴムチップ100重量部に対しウレタンバインダー10〜5
0重量部、ウレタンバインダー100重量部に対し、顔料は
2.5〜20重量部の範囲である。
着色ゴムチップ100重量部に対して、ウレタンバイン
ダーが10重量部よりも少ないと、ミキサーで撹拌混合を
行うのが難しくなる。
又、ウレタンバインダーが50重量部よりも多い場合、
着色ゴムチップ間の空隙がウレタンバインダーで埋めら
れ、舗装面の透水性が悪くなる。又、舗装面が硬くなり
過ぎ、テニスコート等の舗装には不適当である。このよ
うなテニスコート等でプレーすると、筋肉や関節を傷め
る恐れがあるからである。
又、ウレタンバインダー100重量部に対し顔料が2.5重
量部よりも少ないと、ウレタンバインダーの黄変を隠す
ことができないので好ましくない。顔料が20重量部より
も多いと、ウレタンバインダーが顔料の粉末に喰われて
しまい、着色ゴムチップと充分に接着しなくなる。
撹拌、混合は通常の工事用ミキサーを用いて行うこと
ができる。撹拌混合は、着色ゴムチップと顔料を撹拌混
合してからウレタンバインダーを加えるという手順で行
うことが好ましい。
本発明の舗装材を用いた施工法について、ゴルフ場の
歩径路を例に説明する。
先ず、アスファルトコンクリート或いはコンクリート
舗装の下地を清掃し、乾燥させる。
次いでプライマーを塗布し、本発明の舗装材を敷く。
舗装材を敷いた後、トンボや転圧ローラー等の舗装面を
平らに仕上げ、常温で放置してウレタンバインダーを硬
化させる。ウレタンバインダー硬化後、必要に応じてウ
レタン等のトップコート層を塗布してもよい。
本発明の舗装材を下地の上に敷き表面を均して放置す
ると、ウレタンバインダーが空気中の湿度でゴム状に硬
化し、下地と舗装材、及び舗装材中のゴムチップ同士が
強固に接着する。そして、空隙10〜30%程度の多孔性の
着色された舗装面が得られる。
下地はアスファルトコンクリート舗装やコンクリート
舗装の面に限定されない。砕石や鉄板等、ウレタンバイ
ンダーが強固に接着し得る面であればこの舗装材で舗装
できる。従って、テニスコートや陸上競技場、或いはゴ
ルフ場の歩径路以外に、遊歩道やジョギングコース、横
断歩道橋などの舗装にも用いることができる。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例を示す。
参考例 ブタジエンゴムに各種の老化防止剤を混練したものに
ついて、耐候性及び汚染性の大小を調べた。上記のゴム
をシートに成形し、促進劣化試験(サンシャインウェザ
ーメーター、1000時間)の前後の物性及び外観の変化を
調べ、耐候性を評価した。老化防止剤には、ジチオカル
バミン酸系(ジブチルジチオカルバミン酸ニッケル)、
非汚染性ワックス系、アミン系、ケトン系、芳香族2級
アミン系を用いた。
結果を表1及び表2に示す。
上記の結果から、老化防止剤として、ジチオカルバミ
ン酸系老化防止剤がブタジエンゴムの耐候性を最もよく
改善し、ゴムを黒く汚染する程度も少ないことが判っ
た。そこで、老化防止剤としてジチオカルバミン酸系老
化防止剤を選択することとした。
実施例1 (1)着色ゴムチップの調製 ブタジエンゴム、タルクやホワイトカーボン等の充填
剤、及び顔料や老化防止剤、加硫剤等を、下に示す割合
で混練した。尚、老化防止剤には、ジブチルジチオカル
バミン酸ニッケルを、顔料には弁柄を用いた。
ブタジエンゴム(UBEPOL BR) ・・・46.6% 充 填 剤 ・・・46.6%弁柄・老化防止剤・加硫剤 ・・・6.8% 合計量 100.0% この混練物を加硫し、加硫ゴムを粒径1〜3mmのチッ
プとした。
(2)舗装材の調製。
次に、上記の着色ゴムチップ、ウレタンバインダー、
及び顔料を以下の割合で撹拌・混合し、舗装材を調製し
た。
ウレタンバインダーには、トリレンジイソシアネート
含有量1〜3%、アミン当量420〜500の、トリレンジイ
ソシアネート系一液湿気硬化型ウレタンを使用した。
上記の舗装材の処方を以下に示す。
着色ゴムチップ・・・・・・40kg ウレタンバインダー・・・・10kg 顔 料・・・・・・・・・ 1.0kg (3)施工 上記の舗装材でゴルフ場の歩径路を舗装した。
舗装面の歩行感は、芝生と同様で、極めて良好であっ
た。
舗装後1年経過して、表層のウレタンバインダーが磨
耗したのちも、殆ど変色等は認められなかった。
実施例2 (1)着色ゴムチップの調製 スチレンブタジエンゴム、タルクやホワイトカーボン
等の充填材、及び顔料や老化防止剤、加硫剤等を、下に
示す割合で混練した。尚、老化防止剤、及び顔料は実施
例1と同様のものを用いた。
スチレンブタジエンゴム、充填剤、顔料、老化防止
剤、加硫剤等の割合も、実施例1と同様とした。
この混練物を加硫し、加硫ゴムを粒径1〜3mmのチッ
プとした。
(2)舗装材の調製 次に、上記の着色ゴムチップ、ウレタンバインダー、
及び顔料を、実施例1と同様にして撹拌・混合し、舗装
材を調製した。
舗装材の処方、及び用いたウレタンバインダーのタイ
プも、実施例1と同じである。
(3)施工 上記の舗装材でゴルフ場の歩径路を舗装した。
歩行感が極めて良好な点は、実施例1と同様であっ
た。
舗装後1年経過して、表層のウレタンバインダーが磨
耗したのちも、殆ど変色等は認められなかった。
実施例3 (1)着色ゴムチップの調製 天然ゴム、タルクやホワイトカーボン等の充填剤、及
び顔料や老化防止剤、加硫剤等を、実施例1と同様の割
合で混練した。充填剤、顔料、老化防止剤、及び加硫剤
は実施例1と同様のものを用いた。
この混練物を加硫し、加硫ゴムを粒径1〜3mmのチッ
プとした。
(2)舗装材の調製。
次に、上記の着色ゴムチップ、ウレタンバインダー、
及び顔料を、実施例1と同様にして撹拌・混合し、舗装
材を調製した。
舗装材の処方、及び用いたウレタンバインダーのタイ
プ及び顔料も、実施例1と同じである。
(3)施工 上記の舗装材でゴルフ場の歩径路を舗装した。
歩行感は極めて良好であった。
舗装後1年経過して、表層のウレタンバインダーが磨
耗したのちも、殆ど変色等は認められなかった。
実施例4 (1)舗装材の調製 実施例1で用いた着色ゴムチップ、ウレタンバインダ
ー、及び顔料を以下の割合で撹拌・混合し、舗装材を調
製した。
上記の舗装材の処方を以下に示す。
着色ゴムチップ・・・・・・40kg ウレタンバインダー・・・・ 6kg 顔 料・・・・・・・・・ 1.0kg (2)施工 上記の舗装材でゴルフ場の歩径路を舗装した。
舗装面の歩行感は、芝生と同様で、極めて良好であっ
た。
舗装後1年経過して、表層のウレタンバインダーが磨
耗したのちも、殆ど変色等は認められなかった。
実施例5 実施例1で用いた着色ゴムチップ、ウレタンバインダ
ー、及び顔料を以下の割合で撹拌・混合し、舗装材を調
製した。
上記の舗装材の処方を以下に示す。
着色ゴムチップ・・・・・・40kg ウレタンバインダー・・・・10kg 顔 料・・・・・・・・・ 0.25kg (3)施工 上記の舗装材でゴルフ場の歩径路を舗装した。
舗装面の歩行感は、極めて良好であり、芝生と同様で
あった。
舗装後1年経過して、表層のウレタンバインダーが磨
耗したのちも、殆ど変色等は認められなかった。
実施例6 実施例1で用いた着色ゴムチップ、ウレタンバインダ
ー、及び顔料を以下の割合で撹拌・混合し、舗装材を調
製した。
上記の舗装材の処方を以下に示す。
着色ゴムチップ・・・・・・40kg ウレタンバインダー・・・・10kg 顔 料・・・・・・・・・ 2.0kg (3)施工 上記の舗装材でゴルフ場の歩径路を舗装した。
舗装面の歩行感は、極めて良好であり、芝生と同様で
あた。
舗装後1年経過して、表層のウレタンバインダーが磨
耗したのちも、殆ど変色等は認められなかった。
実施例7 (1)舗装材の調製 実施例1で用いた着色ゴムチップ、ウレタンバインダ
ー、及び顔料を以下の割合で撹拌・混合し、舗装材を調
製した。
上記の舗装材の処方を以下に示す。
着色ゴムチップ・・・・・・40kg ウレタンバインダー・・・・16kg 顔 料・・・・・・・・・ 1.0kg (2)施工 上記の舗装材でゴルフ場の歩径路を舗装した。
舗装後の歩行感は、極めて良好であり、芝生に類似し
ていた。
舗装後1年経過して、表層のウレタンバインダーが磨
耗したのちも、殆ど変色等は認められなかった。
比較例1 (1)舗装材の調製。
廃タイヤを粉砕した黒色ゴムチップ、ウレタンバイン
ダー、及び顔料を、実施例1と同様にして撹拌・混合
し、舗装材を調製した。
舗装材の処方を以下に示す。
着色ゴムチップ・・・・・・40kg ウレタンバインダー・・・・ 6kg 顔 料・・・・・・・・・ 1.7kg (2)施工例 上記の舗装材でゴルフ場の歩径路を舗装した。
舗装後一年経過して、表層のウレタンバインダーが磨
耗、黒色ゴムチップが露出して舗装面が黒っぽくなっ
た。
〔本発明の硬化〕
本発明の舗装材は、着色ゴムチップにブタジエンゴム
等の汎用ゴムを用いているため、廃タイヤのゴムチップ
を用いた舗装材と同様、舗装面は適度の弾性を有し歩行
感が良好である。又、耐磨耗性や耐寒性にも優れる。着
色ゴムチップに添加された老化防止材により、耐候性
も、廃タイヤのゴムチップを用いた舗装材に劣らない。
更に、舗装面が摩耗してゴムチップが露出するようにな
っても、舗装面の色感の変化は殆どない。
ブタジエンゴム等の汎用ゴムは、エチレン−プロピレ
ンゴム等に比べ安価なので、舗装材そのもののコスト
も、従来の着色ゴムを用いた舗装材に比べ、ずっと安価
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−54102(JP,A) 特開 昭53−74725(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】老化防止剤を添加したゴムからなる着色ゴ
    ムチップと、ウレタンバインダー、及び顔料とを撹拌混
    合してなる舗装材であって、 着色ゴムチップに添加された老化防止剤がジチオカルバ
    ミン酸系老化防止剤であり、 着色ゴムチップのゴムが、ブタジエンゴム、スチレンブ
    タジエンゴム、天然ゴムから選ばれた少なくとも一種類
    のゴムからなり、且つ 着色ゴムチップ、ウレタンバインダー、及び顔料の割合
    が、 着色ゴムチップ100重量部に対しウレタンバインダー10
    〜50重量部、及び、 ウレタンバインダー100重量部に対し顔料2.5〜20重量部
    である、 前記舗装材。
JP1173985A 1989-07-07 1989-07-07 弾性を有する全天候型の舗装材 Expired - Lifetime JP2519537B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1173985A JP2519537B2 (ja) 1989-07-07 1989-07-07 弾性を有する全天候型の舗装材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1173985A JP2519537B2 (ja) 1989-07-07 1989-07-07 弾性を有する全天候型の舗装材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0339504A JPH0339504A (ja) 1991-02-20
JP2519537B2 true JP2519537B2 (ja) 1996-07-31

Family

ID=15970649

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1173985A Expired - Lifetime JP2519537B2 (ja) 1989-07-07 1989-07-07 弾性を有する全天候型の舗装材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2519537B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102852070B (zh) * 2012-09-28 2015-01-07 陕西速朗运动设施有限公司 一种红土网球场的建造方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5374725A (en) * 1976-12-15 1978-07-03 Mitsui Toatsu Chemicals Elastic paving method
JPS5854102A (ja) * 1981-09-25 1983-03-31 株式会社斉藤吉平商店 カラ−弾力性舗装体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0339504A (ja) 1991-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3272098A (en) Paving material and paving surfacing
JP2523842B2 (ja) スポ―ツ用サ―フェス
US7060334B2 (en) Infill material for synthetic-grass structures, corresponding synthetic-grass structure and process of preparation
US3869421A (en) Resilient oil-extended polyurethane surfaces
CN109736167A (zh) Stp单组分湿固化无溶剂聚氨酯健身步道
KR102020039B1 (ko) 스포츠 시설용 탄성 바닥재 및 이의 제조방법과 시공방법
US6960046B2 (en) Permeable and elastic pavement blocks
US7097382B2 (en) Elastic drainage pavement comprising waste polyurethane chips for use on existing roads and a paving method using the same
JP2519537B2 (ja) 弾性を有する全天候型の舗装材
JP2519559B2 (ja) 弾性舗装材と、それを用いた舗装用マット及び舗装用タイル
JPH06240611A (ja) 防根性を有する舗装材
US3846364A (en) Resilient oil extended polyurethane surfaces
US1967904A (en) Rubber surfacing material, method of producing same, and composition for use therein
US7125199B2 (en) Elastic permeable pavement comprising waste-polyurethane chips for use on new roads and a paving method using the same
JP2655387B2 (ja) 舗装用弾性ブロックおよびその製造法
JPS60895B2 (ja) 非加硫ゴム板
KR0172473B1 (ko) 폐타이어 재활용 고무보도블럭
CN107513919B (zh) 一种使用热塑性弹性体材料制备的跑道
JP3377437B2 (ja) 透水性弾性舗装用材料、透水性弾性舗装体、及び透水性弾性舗装用敷設板
KR100779230B1 (ko) 수용성 폴리머 탄성체 조성물 및 이를 이용한 도로포장방법
JPH0626002A (ja) 弾性舗装体およびその形成方法
JP2670214B2 (ja) 弾性舗装用ブロック
JP3983594B2 (ja) 弾性ブロック
JPH01207506A (ja) 弾性路面の舗装方法
KR100673055B1 (ko) 투수형 다목적 포장재