JP2519439B2 - アニオン性ゲル微粒子を含む水性塗料組成物 - Google Patents

アニオン性ゲル微粒子を含む水性塗料組成物

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【発明の詳細な説明】 本発明の背景および課題 本発明は、アニオン性ゲル微粒子を含む水性塗料組成
物、特に艶消しアニオン電着塗料組成物に関する。
従来、電着塗料に内部架橋したエチレン性不飽和単量
体の重合体よりなる微小樹脂粒子(ミクロゲル)を添加
することは公知である。特開昭58−93762および同56−4
9766参照。これらはミクロゲルの添加により塗膜表面に
凹凸をつくり、光の乱反射によって艶消し効果を得よう
とするものである。
しかしながらこれらミクロゲルは、電着に必要な電荷
を持たず、かつ水性媒体に不溶であり、塗膜の焼付温度
において熱融合しないため、単独では電着塗装すること
ができず、水溶性または水分散性の電着に必要な電荷を
持った水性樹脂と併用しなければならない。しかしなが
らその場合ミクロゲルは前記性質のため塗料貯蔵中ミク
ロゲルが沈降する傾向を有し、かつ充分な艶消し効果が
得られる量で添加すると電着作業性を害する傾向がみら
れる。
特開昭61−31199には、α,β−エチレン性不飽和ポ
リカルボン酸樹脂とアルコキシル化メチロールメラミン
との加熱反応生成物を中和し、水性分散とした艶消し電
着塗料が開示されている。この塗料は架橋した樹脂ゲル
微粒子を艶消し剤として使用するものではないので十分
な艶消し効果が得られにくく、また樹脂全体が均一に乳
化前に加熱されるのであまり加熱を進めると高分子とな
り樹脂の水溶化が困難となる。
そこで本発明は、コアは塗膜の焼付時に不溶不融であ
るが、シェルは電着に必要な負の電荷を持ち、かつ電着
で被塗装物に付着し電着塗膜を形成する水性樹脂よりな
る、アニオン性ゲル微粒子を含む水性塗料組成物を提供
する。
解決方法 本発明は、 固形分として、 (A)水中において負の電荷を有するマレイン化油およ
び/またはマレイン化ポリブタジエン樹脂100重量部、
および (B)縮合や付加反応により自己架橋および/または前
記樹脂(A)と架橋する水不溶性の熱硬化性架橋剤10〜
250重量部を含む樹脂組成物を水性媒体中において乳化
し、得られるエマルジョンを前記架橋剤(B)の架橋温
度以上の温度において加熱して得られるアニオン性ゲル
微粒子を含有することを特徴とする水性塗料組成物を提
供する。
本発明のアニオン性ゲル微粒子は、粒子自体が電着可
能な負の電荷を持っており、かつ親水性の水性樹脂がシ
ェルとなってコアを覆っているため、これを含む電着塗
料の電着作業性が損なわれることがなく、また塗料の貯
蔵安定性も害されない。
またシェルは電着で被塗物へ付着し電着膜を形成し、
コアは塗膜の焼付時に流動化することなく塗膜に微細な
凹凸を形成するので、すぐれた艶消し効果を発揮する。
本発明のアニオン性ゲル微粒子を含む水性塗料は、電着
のみならず、ディップ、スプレー等によって塗装し、艶
消し塗膜を形成することもできる。
好ましい実施態様 水中において負の電荷を有するマレイン化油および/
またはマレイン化ポリブタジエン樹脂(A)は、アニオ
ン型電着塗料の製造において皮膜形成性樹脂として使用
されている。それらは樹脂中にカルボキシル基を導入す
ることによって得られる樹脂である。これらの樹脂はそ
の酸基を塩基で中和し、水で希釈することによって水溶
液または分散液をつくる。
典型的なそのような樹脂は、マレイン化天然もしくは
合成乾性油,マレイン化ポリブタジエン樹脂,それらの
ハーフエステル,ハーフアミドなどである。
マレイン化油は、ヨウ素価100以上の天然もしくは合
成乾性油もしくは半乾性油100g当たり、無水マレイン酸
30〜300ミリモルを反応させることによって得られる。
マレイン化ポリブタジエンは、分子量500〜5000の液
状ポリブタジエン100g当たり、無水マレイン酸30〜300
ミリモルを反応させることによって得られる。
マレイン化油またはマレイン化ポリブタジエン樹脂
は、水、アルコール、1級または2級アミンと反応させ
てその酸無水物環の少なくとも一部を開裂し、ジカルボ
キシル酸型、ハーフエステル型またはハーフアミド型と
して用いることもできる。
縮合や付加反応により自己架橋および/または前記樹
脂(A)と架橋する水不溶性の熱硬化性架橋剤(B)の
典型例は、メラミン樹脂、メチロールフェノール類また
はエーテル化したメチロールフェノール類である。従っ
て炭素−炭素二重結合のラジカル重合によって架橋する
架橋剤は除かれる。
メラミン樹脂は、メラミン、ベンゾグアナミン、アセ
トグアナミンまたはそれらの混合物にホルムアルデヒド
を反応せしめて得られるメチロール化物や、該メチロー
ル基の一部または全部をC1-4低級アルカノールでエーテ
ル化したものであり、C1-4低級アルカノールは水不溶性
にさせるためC数は大きい方が好ましい。
メチロールフェノール類は、フェノール,p−クレゾー
ル,p−t−ブチルフェノール,アミルフェノール,p−フ
ェニルフェール,ビスフェノールAなどのフェノール類
と、ホルムアルデヒドとをアルカリ触媒の存在下で反応
させて得られる。エーテル化したメチロールフェノール
類は、メチロールフェノール類のフェノール性OH基を適
当なエーテル化剤、例えばRX(Rは−CH3,−CH2−CH=C
H2,−CH2C6H5, 等、Xはハロゲン)や、モノエポキシ化合物で一部また
は全部エーテル化することによって得ることができる。
エーテル化剤がモノエポキシ化合物である場合、エーテ
ル化したメチロールフェノール類はβ−ヒドロキシフェ
ノールエーテル化合物であり高反応性なため好ましい。
架橋剤(B)は、水不溶性でなければ水性媒体中でエ
マルジョンを形成し難いのでゲル微粒子のコアを形成し
ない。このためフェノール性OH基をエーテル化しないメ
チロールフェノール類は水溶性に近く、あまり好ましく
ない。
架橋剤(B)は水中で架橋反応を行うので、常圧で反
応させる場合は100℃以下の温度で架橋するものでなけ
ればならない。しかしながら反応をオートクレーブ中加
圧下で行う場合には、100℃以上の温度で反応する架橋
剤も使用することができる。
樹脂(A)や架橋剤(B)は粘度を下げ、エマルジョ
ン形成を容易にする為、有機溶剤を含むことができる。
そのような溶剤の例にはエチルセロソルブ,プロピルセ
ロソルブ,ブチルセロソルブ,メタノール,エタノー
ル,イソプロピルアルコール,n−ブタノール,イソブタ
ノール,エチレングリコールジメチルエーテル,ジアセ
トンアルコール,4−メトキシ−4−メチルペンタノン−
2,アセトン,メチルエチルケトン,メトキシブタノー
ル,ジオキサン,エチレングリコールモノエチルエーテ
ルアセテート等の水混和性の有機溶剤やキシレン,トル
エン,メチルイソブチルケトン,ヘキサン,四塩化炭
素,2−エチルヘキサノール,イソホロン,シクロヘキサ
ン,ベンゼン等の水不混和性の有機溶剤がある。
樹脂(A)や架橋剤(B)は架橋剤の反応を促進する
ため触媒を含むことができる。架橋剤がメラミン樹脂の
場合触媒としてジノニルナフタレンスルフォン酸,ジノ
ニルナフタレンジスルフォン酸などがある。
樹脂(A)や架橋剤(B)とを含む樹脂組成物を水性
媒体中において乳化し、エマルジョンを調製するには、
樹脂(A)中の酸基の少なくとも20モル%を塩基で中和
し、架橋剤(B)と、水性媒体とを加え乳化すればよ
い。樹脂(A)や架橋剤(B)の割合は、固形分換算で
前者100重量部あたり、後者10〜250重量部である。
樹脂(A)を中和する塩基としては、アンモニア,ジ
エタノールアミン,トリエタノールアミン,メチルエタ
ノールアミン,N,N−ジメチルエタノールアミン,N,N−ジ
エチルエタノールアミン,ジエチルアミン,トリエチル
アミン,モルホリン,水酸化カリウムなどがある。
水性媒体は水であり乳化を促進させる為界面活性剤を
含むことができる。ノニオン系界面活性剤の例には、ポ
リエチレングリコールアルキルフェニルエーテル,ポリ
エチレングリコールアルキルエーテル,ポリオキシアル
キレンアルキルエーテル,ポリエチレングリコールソル
ビタンモノステアレート,ポリプロピレングリコールポ
リエチレングリコールエーテル等がある。アニオン系界
面活性剤の例には、ポリオキシエチレンアルキルフェニ
ルエーテルサルフェートアンモニウム塩,ポリオキシエ
チレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩等
が挙げられる。
エマルジョン中の溶剤はエマルジョンを調製後加熱前
に共沸などによって除去することが望ましい。これによ
って架橋反応が促進される。
このようにして得られたエマルジョンは、架橋剤
(B)の架橋温度に応じ、常圧または加圧下、架橋温度
以上の温度において加熱すれば、目的とするコア/シェ
ル構造のアニオン性ゲル微粒子の水分散液が得られる。
本発明のコア/シエル型のエマルジョンは、同じ符号
の電荷の反撥力により水中に安定して分散しているため
熱安定性が良く、そのためエマルジョンの形において架
橋剤(B)の熱架橋反応が進行する。このようなエマル
ジョンの形における架橋反応は、加熱前後のエマルジョ
ンへテトラヒドロフランのような樹脂をとかす溶剤を多
量に加えることによって確かめることができる。架橋し
ていなければエマルジョンは溶媒中に透明に溶解し、架
橋していれば不溶性となり、溶剤が白濁する。またアニ
オン性ゲル微粒子の水分散液は風乾し減圧乾燥後電子顕
微鏡でその粒子を観察することができる。
このようにして得られたアニオン性ゲル微粒子分散液
は、水性塗料、特にアニオン電着塗料として使用するこ
とができる。塗料組成物は所望により水溶性または水分
散性のアニオン性フィルム形成樹脂を含むことができ、
また必要に応じ、そのアニオン性フィルム形成樹脂に二
酸化チタン,ベンガラ,カーボンブラック等の着色顔
料、ケイ酸アルミニウム,沈降性硫酸バリウム等の体質
顔料、およびリンモリブデン酸アルミニウム,クロム酸
ストロンチウム,塩基性ケイ酸鉛,クロム酸鉛等の防錆
顔料を添加することもできる。
塗料組成物は、不揮発分を10〜20%程度に調節し、乾
燥膜厚15〜30μに電着し、焼付けることにより硬化させ
ることができる。
以下に本発明の製造例、実施例および比較例を示す。
これらにおいて部および%は重量基準による。
製造例1 マレイン化ポリブタジエン樹脂 日石ポリブタジエンB−1500 *1) 1000 g アンチゲン6C *2) 10 g 無水マレイン酸 250 g 脱イオン水 20 g ジエチルアミン 0.5 g プロピレングリコール 100 g エチルセロソルブ 340 g *1)日本石油化学(株)製:Mn1500、ビニル65%,ト
ランス14%,シス16% *2)住友化学(株)製:N−メチル−N′−(1,3−ジ
メチルブチル)−p−フェニレンジアミン 冷却管付2コルベンに、日石ポリブタジエンB−15
00 1000gを仕込み、アンチゲン6C 10gと無水マレイン
酸250gを添加する。撹拌しながら、内温を190〜200℃に
保ちながらマレイン酸のポリブタジエンへの付加反応を
行う。昇温後約5時間でジメチルアニリン呈色反応で反
応が終了したことを確認した。その後内温を100℃まで
冷却し、脱イオン水20gとジエチルアミン0.5gの混合物
を約30分間で滴下する。さらに滴下終了の後約1時間撹
拌を続け、酸価、が140であることを確認した。その後
プロピレングリコール100gを添加し110℃で3時間反応
させ全酸価が125であることを確認した。その後エチル
セロソルブ340gを加え、80℃で約1時間撹拌した後、合
成を終了した。不揮発分80%。
製造例2 β−ヒドロキシフェノールエーテル化合物 タマノール722 *1) 60 部 ブチルグリシジルエーテル*2) 23 部 n−ブタノール 10 部 メトキシブタノール 10 部 ジメチルベンジルアミン 0.4 部 *1)荒川化学工業(株)製,レゾール型フェノール樹
脂 *2)東都化成(株)製,モノエポキシ化合物 反応容器にタマノール722を60部仕込み、n−ブタノ
ール10部とメトキシブタノール10部とを加え、さらにブ
チルグリシジルエーテル23部を加える。これを均一にか
きまぜながら100℃まで昇温したところで、ジメチルベ
ンジルアミン0.4gを添加する。発熱に注意しながら100
℃に保温し、十分な撹拌状態で3時間経過した後、反応
生成物のグリシジル基含有量を測定したところ、仕込み
量に対して5%以下となっていたので冷却た。得られた
化合物の分析の結果フェノール性OH基が消失し、メチロ
ール基と2級アルコール基を有するβ−ヒドロキシフェ
ノールエーテル化合物を得た。
実施例1 樹脂エマルジョンA 重量部 固形分 マレイン化ポリブタジエン樹脂 62.5 50 ユーバン22R *3) 100 50 ナフテン酸コバルト 1.67 1.67 トリエチルアミン 6.1 脱イオン水 338 *3)三井東圧化学工業(株)製,n−ブチル化メラミン
樹脂 製造例1のマレイン化ポリブタジエン樹脂62.5部に、
ユーバン22R100部、ナフテン酸コバルト1.67部、さらに
トリエチルアミン6.1部を加えて十分に撹拌し、脱イオ
ン水を加えて乳化し、さらに脱イオン水を追加しながら
減圧下で溶剤を除去し、樹脂エマルジョンAを得た。
その一部をとり、100倍量のテトラヒドロフランへ加
えたところ透明に溶解した。
次に樹脂エマルジョンAを95℃で3時間かきまぜなが
ら加熱し、冷却し、アニオン性ゲル微粒子分散液を得
た。
このものはテトラヒドロフラン中に透明に溶解せず、
白濁した。
次に不揮発分10%のゲル微粒子分散液にブリキ板をデ
ィップし、風乾し、室温で減圧乾燥後電子顕微鏡で観察
したところ、100nm以下の粒径の微粒子が観察された。
上で得たアニオン性ゲル微粒子分散液を用いて、被塗
物を陽極としてアニオン電着塗装を行い、140℃で20分
間焼付けて20μのクリヤー塗板を得た。テスト結果を表
−Iに示す。
実施例2 製造例1のマレイン化ポリブタジエン樹脂62.5部に、
製造例2のβ−ヒドロキシフェノールエーテル化合物7
3.5部、ナフテン酸コバルト1.67部、トリエチルアミン
6.1部を加えて十分撹拌し、脱イオン水を徐々に加えて
乳化し、さらに脱イオン水を追加しながら減圧下で溶剤
を除去し、樹脂エマルジョンBを得た。
その一部をとり、100倍量のテトラヒドロフランへ加
えたところ透明に溶解した。
次に樹脂エマルジョンBを55℃で1週間保温して冷却
し、アニオン性ゲル微粒子分散液を得た。
このものはテトラヒドロフラン中に透明に溶解せず、
白濁した。また電子顕微鏡で観察したところ100nm以下
の粒径の微粒子が観察された。
上で得たアニオン性ゲル微粒子分散液を用いて、被塗
物を陽極としてアニオン電着塗装を行い、170℃で20分
間焼付けて20μのクリヤー塗板を得た。テスト結果を表
−Iに示す。
製造例3 顔料ペースト 製造例1のマレイン化ポリブタジエン樹脂125gを秤取
し、これにトリエチルアミン13gを加え、次いで脱イオ
ン水250gを徐々に加え均一に溶解し、不揮発分約26%の
ワニスとする。
次に二酸化チタン150g,ケイ酸鉛50g,ストロンチウム
クロメート25g,カーボンブラック25gを加え、ディスパ
ーで約1時間混合撹拌する。
この混合物にガラスビーズを加えた後、サンドミルで
粒度20μ以下に分散し、ガラスビーズをロ別した後、脱
イオン水112gを加えて製造を終了した。不揮発分20% 実施例3 実施例1の樹脂エマルジョンA400gに、製造例3の顔
料ペースト100gを加えて95℃で3時間かきまぜながら加
熱し、冷却した。
これを被塗物を陽極としてアニオン電着塗装を行い、
140℃で20分間焼付けし、20μの塗板を得た。テスト結
果を表−Iに示す。
比較例1 樹脂エマルジョンAを加熱しないで用いるほかは実施
例1に同じ。
比較例2 樹脂エマルジョンBを加熱しないで用いるほかは実施
例2に同じ。
比較例3 製造例1の樹脂エマルジョンA400gに、製造例3の顔
料ペースト100gを加え、加熱することなく被塗物を陽極
としてアニオン電着塗装を行い、140℃で20分焼付けて2
0μ塗膜を得た。テスト結果を表−Iに示す。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固形分として、 (A)水中において負の電荷を有するマレイン化油およ
    び/またはマレイン化ポリブタジエン樹脂重量部、およ
    び (B)縮合や付加反応により自己架橋および/または前
    記樹脂(A)と架橋する水不溶性の熱硬化性架橋剤10〜
    250重量部を含む樹脂組成物を水性媒体中において乳化
    し、得られるエマルジョンを前記架橋剤(B)の架橋温
    度以上の温度において加熱して得られるアニオン性ゲル
    微粒子を含有することを特徴とする水性塗料組成物。
  2. 【請求項2】前記エマルジョンの加熱を常圧において行
    う第1項の水性塗料組成物。
  3. 【請求項3】前記エマルジョンの加熱を加圧下で行う第
    1項の水性塗料組成物。
  4. 【請求項4】前記エマルジョンは有機溶剤を含み、加熱
    前に有機溶剤を除去する工程を含む第1項ないし第3項
    のいずれかの水性塗料組成物。
  5. 【請求項5】前記架橋剤(B)がメラミン樹脂である第
    1項ないし第4項のいずれかの水性塗料組成物。
  6. 【請求項6】前記架橋剤(B)がメチロールフェノール
    類またはエーテル化したメチロールフェノール類である
    第1項ないし第4項のいずれかの水性塗料組成物。
  7. 【請求項7】エーテル化したメチロールフェノール類が
    β−ヒドロキシフェノールエーテル化合物である第6項
    の水性塗料組成物。
  8. 【請求項8】水性塗料組成物がアニオン電着塗料用であ
    る第1項ないし第7項のいずれかの組成物。
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